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第一章
9話
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「さあ、新入生の諸君、これから教室に移動するぞ。俺たちの後についてきてくれ。」
そう言ってエリザたちの目の前に現れたのは……
(あれって、ゴイル先輩?!)
「ねえねえ、あの先輩かっこよくない?」
マリンは興奮気味に小声でエリザに囁く。
「うん、かっこいいと思う!実は食堂でちょっと話したことあるんだけどすごい親切な人だったよ!」
思わずエリザも囁き返した。
「そうなの?ちょっと、今度紹介してよ!」
エリザたちが話しながら移動しているといつの間にか教室に到着していたようだ。
「席順はこっちでランダムに決めさせてもらった。黒板に書いてあるとおりに座ってくれ。」
ゴイル先輩が生徒たちに手渡しでプリントを配っている。
生徒はプリントを見て次々に席に着く。
その際、エリザに気づいたゴイルはこっそりウインクをしてみせた。エリザも笑顔で頭を下げる。
「みんな座ったかな?俺は2年B組の学級長をしているゴイルだ。人数の少ない学校だから何かと関わる機会もあるとは思うが気軽にゴイル先輩と呼んでくれ。席に着いてもらって早々に悪いんだか荷物は自分の座席においてホールに集まって貰えないか?そろそろ入学式が始まるんだ。」
ゴイルの言葉を聞いて生徒は各々席を立ち、再びゴイルの案内に従ってホールを目指すことになった。
そう言ってエリザたちの目の前に現れたのは……
(あれって、ゴイル先輩?!)
「ねえねえ、あの先輩かっこよくない?」
マリンは興奮気味に小声でエリザに囁く。
「うん、かっこいいと思う!実は食堂でちょっと話したことあるんだけどすごい親切な人だったよ!」
思わずエリザも囁き返した。
「そうなの?ちょっと、今度紹介してよ!」
エリザたちが話しながら移動しているといつの間にか教室に到着していたようだ。
「席順はこっちでランダムに決めさせてもらった。黒板に書いてあるとおりに座ってくれ。」
ゴイル先輩が生徒たちに手渡しでプリントを配っている。
生徒はプリントを見て次々に席に着く。
その際、エリザに気づいたゴイルはこっそりウインクをしてみせた。エリザも笑顔で頭を下げる。
「みんな座ったかな?俺は2年B組の学級長をしているゴイルだ。人数の少ない学校だから何かと関わる機会もあるとは思うが気軽にゴイル先輩と呼んでくれ。席に着いてもらって早々に悪いんだか荷物は自分の座席においてホールに集まって貰えないか?そろそろ入学式が始まるんだ。」
ゴイルの言葉を聞いて生徒は各々席を立ち、再びゴイルの案内に従ってホールを目指すことになった。
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