13 / 23
Page.13 「姉の願い、弟の思い、そして次へ。」
しおりを挟む
冒険11日目。イブ滞在4日目。
「姉ちゃん・・・。」
「ビーナ・・・。」
『話したい事があるんだ。』
一方、そのころリヒンたちは・・・。
「どうするんだ?」
「ん?なにが?出発についてか?」
「そうだ。もうここにいる理由もないんじゃないか?」
「まぁそうなるわね。明日の朝にでもここを出ておきましょう。私たちは流れとはいえ二度も国のトップを倒してしまってるからね?」
「そうだな。明日には出よう。」
「お?終わったか?」
「あぁ、姉さんなら向こうにいるから。」
「了解した。」
「俺は向こうで片づけを手伝ってくるよ。」
俺たちは、ドルトスの方に向かった。
「けがはないか?」
「うん、とくにないよ。みんな、あの時はごめんね。」
「うん、まあとくに気にしないさ。俺から言いたいことはドルトス、俺らと旅に出るか?」
「え?私が?」
「そうさ。俺らと一緒に旅に出ないか?」
「すまないが私には婚約者がいるんだ・・・。そいつを置いてはいけないさ。」
「そうだったのか。じゃあ、残念だ。」
「代わりと言ったらなんだけどビーナを旅についてってあげてくれないか?」
「ビーナを?」
「そうそう。あの子は私を家族を守るためずっと働いてた。だからこそ、旅に出て行ってくれば気持ちも晴れるかなと。」
「なるほどな。わかった検討してみるよ。」
「ありがとう。」
俺らはその場を後にして宿に戻り話し合いをした。
そして、、、
冒険12日目。イブ滞在5日目。
「もうでるんだな。お前らへの礼は船に詰め込んである。」
「あぁ、そのことなんだがビーナ。お前、俺の船に乗るか?」
「はぁ?俺はここで姉を支えないといけないんだ。船には乗らない。」
「だとよ?ドルトス」
「いや、いいわ。ビーナあなたはリヒンについて行きなさい。」
「え?でも姉さん?いいのか。これから俺たち家族でこの国家の立て直しをする予定じゃ・・・。」
「ううん、いいわ。あなたが帰ってくるまで私がやっておくわ。あなたは十分に楽しみつつこの国で役に立つことを持って帰ってきてちょうだい。」
「うん・・・。・・・。わかった!絶対に姉ちゃんに役に立つ男になってくる!」
「いってらっしゃい!」
こうして、オウド・ビーナは仲間になった。
船を出て、次の目的地を決めるのをやめてドルトスに聞いてみた。
「そうね。確か数日くらいでつくのが砂漠の大陸【トラトス】と黒土の大陸【ジョージル】との境界に位置する通称バケモノの国と呼ばれる都市:トレスがあるらしいわね。」
「バケモノの国?なんだその国。」
「わからないけど、そこは大陸の境だからいいかもしれないわ。」
「そうか。じゃあ、そのトレスに向かおう。」
『おう~。』
イブを出てから翌日。
「オレズノート・リヒン率いる小旅団についてですが、団長オレズノート・リヒンは5,000万ペンズ、団員のマーク・タイカは3,500万ペンズ、ウーヌス・エノは2,000万ペンズ、オウド・ビーナは3,000万ペンズの賞金首とする。」
「姉ちゃん・・・。」
「ビーナ・・・。」
『話したい事があるんだ。』
一方、そのころリヒンたちは・・・。
「どうするんだ?」
「ん?なにが?出発についてか?」
「そうだ。もうここにいる理由もないんじゃないか?」
「まぁそうなるわね。明日の朝にでもここを出ておきましょう。私たちは流れとはいえ二度も国のトップを倒してしまってるからね?」
「そうだな。明日には出よう。」
「お?終わったか?」
「あぁ、姉さんなら向こうにいるから。」
「了解した。」
「俺は向こうで片づけを手伝ってくるよ。」
俺たちは、ドルトスの方に向かった。
「けがはないか?」
「うん、とくにないよ。みんな、あの時はごめんね。」
「うん、まあとくに気にしないさ。俺から言いたいことはドルトス、俺らと旅に出るか?」
「え?私が?」
「そうさ。俺らと一緒に旅に出ないか?」
「すまないが私には婚約者がいるんだ・・・。そいつを置いてはいけないさ。」
「そうだったのか。じゃあ、残念だ。」
「代わりと言ったらなんだけどビーナを旅についてってあげてくれないか?」
「ビーナを?」
「そうそう。あの子は私を家族を守るためずっと働いてた。だからこそ、旅に出て行ってくれば気持ちも晴れるかなと。」
「なるほどな。わかった検討してみるよ。」
「ありがとう。」
俺らはその場を後にして宿に戻り話し合いをした。
そして、、、
冒険12日目。イブ滞在5日目。
「もうでるんだな。お前らへの礼は船に詰め込んである。」
「あぁ、そのことなんだがビーナ。お前、俺の船に乗るか?」
「はぁ?俺はここで姉を支えないといけないんだ。船には乗らない。」
「だとよ?ドルトス」
「いや、いいわ。ビーナあなたはリヒンについて行きなさい。」
「え?でも姉さん?いいのか。これから俺たち家族でこの国家の立て直しをする予定じゃ・・・。」
「ううん、いいわ。あなたが帰ってくるまで私がやっておくわ。あなたは十分に楽しみつつこの国で役に立つことを持って帰ってきてちょうだい。」
「うん・・・。・・・。わかった!絶対に姉ちゃんに役に立つ男になってくる!」
「いってらっしゃい!」
こうして、オウド・ビーナは仲間になった。
船を出て、次の目的地を決めるのをやめてドルトスに聞いてみた。
「そうね。確か数日くらいでつくのが砂漠の大陸【トラトス】と黒土の大陸【ジョージル】との境界に位置する通称バケモノの国と呼ばれる都市:トレスがあるらしいわね。」
「バケモノの国?なんだその国。」
「わからないけど、そこは大陸の境だからいいかもしれないわ。」
「そうか。じゃあ、そのトレスに向かおう。」
『おう~。』
イブを出てから翌日。
「オレズノート・リヒン率いる小旅団についてですが、団長オレズノート・リヒンは5,000万ペンズ、団員のマーク・タイカは3,500万ペンズ、ウーヌス・エノは2,000万ペンズ、オウド・ビーナは3,000万ペンズの賞金首とする。」
0
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる