23 / 23
Page.23 「料理人探し、レストラン、そして拒絶。」
しおりを挟む
冒険21日目、トレス出発7日目
「よし、タイカ。ビーナ。エノ。デール。エウルブ。ニールグ。」
「どうした?改まって。」
「俺はお前らと会えてとてもうれしい。だが!一つ分かったことがある。」
「なんだ?」
「料理人がいない!」
「りょうりにん?」
「だって、エノがいるじゃん?」
「エノの料理美味しいよ?」
「違うんだ。エノは俺らの身の回りのことをほとんどやってくれてるだろう?」
「まぁ、わたしもそれがやりたいって思ってるけど。」
「そうなんだが、やはり負担が多い。だからこそ、次の町では絶対に料理人を見つけるんだ。」
「そうか。じゃあ、レストランとかで探してみるか。」
「ねぇねぇ?」
「レストランで」
「おいしいものを食べてもいいの?」
「あぁ、いいぞ。その土地のものを食わないと損だからな。」
「好きなものをいっぱい食べていいからね。」
『は~い』
「あと、潮の流れでおそらく明日の午後にはカルテットには着けそうよ。」
「そうなのか。楽しみだな。」
冒険22日目、トレス出発8日目
「ねぇ!みんなこっち来て!」
「どうしたんだ?」
「大陸が見えてきたよ!」
「お?ほんとか?ついに見えてきたか?」
「じゃあ、みんな!降りる準備をしてね!」
「わかった!よぉし、何をもっていこうかな」
数時間後、俺たちは芸術の国:カルテットに到着した。
「ここが、芸術の国:カルテットか。さてとどうするか・・・。」
「その名前にふさわしいくらい音楽だとかがあるんだな。俺は、デールたちの武器でも見てこようと思う。」
「じゃあ、私もついて行くよ。3人はリヒンとビーナと一緒にご飯屋さんでも行って来たら?お腹すいたでしょ?」
『うん!そうする!』
ということで、俺らはレストラン探しに向かった。
タイカとエノは・・・。
「ここが武器屋かな?」
「そうみたいだな。あいつらが持っても大丈夫そうなやつだもんな。」
「やっぱり剣がいいのかな?それともほかの武器かな・・・。」
「お?あんたらいい武器持ってるじゃないか。特に旦那、それは結構いい刀だが他をお望みか?」
「いや。俺らの仲間がいるんだがまだ武器を持っていなくてな。」
「ほう?あんたら旅人か。だから見たことない顔だと思った。使ってる属性は?」
「獣人の三つ子なんだが。それぞれ、火炎魔素、氷結魔素、風流魔素だ。」
「今なんて言った?獣人だと?」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「この町ではあまり『獣人』は・・・。少し嫌味を言われるかもしれない。」
「どういうことなんだ?」
「詳しく聞かせてください。」
「あぁ、俺もあまり思い出したくないが・・・。」
一方そのころ、リヒン・ビーナ・デール・エウルブ・ニールグは・・・。
レストラン:オリンピアに来ていた。
「ここがおそらくいいんじゃないか?」
「確かにおいしそうだな。おまえらここでいいか?」
『うん!ここがとてもいいと思う!全部おいしそう。』
「じゃあ、ここにしよう。入るぞ。」
「わかった。」
『おー!』
「大人2人に、子供3人、あと二人来るが席空いてるか?」
「よそ者には、半分の量で二倍の値段。獣人はお断りだ。それでもいいなら二人は入れ。」
「どういうことだ?ちゃんと説明してくれ。」
「なぜ、こいつらが入ったらいけないんだ?」
「すべて説明はしないが、とにかくここのルールだ。それが守れないならほかをあたってくれ。いけるならな。」
「ここでも獣人は・・・。」
「リヒン・ビーナ!おいしいもの食べてきて!」
「アタシたち、船でご飯食べてくるから!」
「帰ってきたら何食べたかは教えてね!」
「ちょっと待て。」
「三人とも。」
『うん?』
「「たのむ!こいつらにだけでもいい!食べ終わったらすぐにここを出るからうまいもんを食わせてやってくれ!」」
俺とビーナはシェフたちの前で土下座をして頼み込んだ。
『ちょっと!二人ともやめて!エノが作ったご飯でいいよ!』
「だめだ!お前らが食べたいものを食べれないならこの町に着た意味はない。」
「でも!ここであたし達だけで食べえないよ!」
「そういうことだ。駄目なものはだめだ。営業の邪魔だ。」
そういって、シャフたちは店の門を閉めた。
しばらくすると、タイカとエノが走って戻ってきた。
「その様子じゃ一歩遅かったか・・・。」
「ごめんね。いやな思いさせちゃったね。三人とも。」
『ううん!あたし達よりも・・・。二人が・・・。』
「・・・。そうか。じゃあ、いったんどうするか・・・。」
「リヒン・・・?」
「もう出るぞ。こんな町。船に戻るぞ。」
「ちょっと待って!あなたたち!うちの家に来てよ!」
「よし、タイカ。ビーナ。エノ。デール。エウルブ。ニールグ。」
「どうした?改まって。」
「俺はお前らと会えてとてもうれしい。だが!一つ分かったことがある。」
「なんだ?」
「料理人がいない!」
「りょうりにん?」
「だって、エノがいるじゃん?」
「エノの料理美味しいよ?」
「違うんだ。エノは俺らの身の回りのことをほとんどやってくれてるだろう?」
「まぁ、わたしもそれがやりたいって思ってるけど。」
「そうなんだが、やはり負担が多い。だからこそ、次の町では絶対に料理人を見つけるんだ。」
「そうか。じゃあ、レストランとかで探してみるか。」
「ねぇねぇ?」
「レストランで」
「おいしいものを食べてもいいの?」
「あぁ、いいぞ。その土地のものを食わないと損だからな。」
「好きなものをいっぱい食べていいからね。」
『は~い』
「あと、潮の流れでおそらく明日の午後にはカルテットには着けそうよ。」
「そうなのか。楽しみだな。」
冒険22日目、トレス出発8日目
「ねぇ!みんなこっち来て!」
「どうしたんだ?」
「大陸が見えてきたよ!」
「お?ほんとか?ついに見えてきたか?」
「じゃあ、みんな!降りる準備をしてね!」
「わかった!よぉし、何をもっていこうかな」
数時間後、俺たちは芸術の国:カルテットに到着した。
「ここが、芸術の国:カルテットか。さてとどうするか・・・。」
「その名前にふさわしいくらい音楽だとかがあるんだな。俺は、デールたちの武器でも見てこようと思う。」
「じゃあ、私もついて行くよ。3人はリヒンとビーナと一緒にご飯屋さんでも行って来たら?お腹すいたでしょ?」
『うん!そうする!』
ということで、俺らはレストラン探しに向かった。
タイカとエノは・・・。
「ここが武器屋かな?」
「そうみたいだな。あいつらが持っても大丈夫そうなやつだもんな。」
「やっぱり剣がいいのかな?それともほかの武器かな・・・。」
「お?あんたらいい武器持ってるじゃないか。特に旦那、それは結構いい刀だが他をお望みか?」
「いや。俺らの仲間がいるんだがまだ武器を持っていなくてな。」
「ほう?あんたら旅人か。だから見たことない顔だと思った。使ってる属性は?」
「獣人の三つ子なんだが。それぞれ、火炎魔素、氷結魔素、風流魔素だ。」
「今なんて言った?獣人だと?」
「あぁ、それがどうかしたか?」
「この町ではあまり『獣人』は・・・。少し嫌味を言われるかもしれない。」
「どういうことなんだ?」
「詳しく聞かせてください。」
「あぁ、俺もあまり思い出したくないが・・・。」
一方そのころ、リヒン・ビーナ・デール・エウルブ・ニールグは・・・。
レストラン:オリンピアに来ていた。
「ここがおそらくいいんじゃないか?」
「確かにおいしそうだな。おまえらここでいいか?」
『うん!ここがとてもいいと思う!全部おいしそう。』
「じゃあ、ここにしよう。入るぞ。」
「わかった。」
『おー!』
「大人2人に、子供3人、あと二人来るが席空いてるか?」
「よそ者には、半分の量で二倍の値段。獣人はお断りだ。それでもいいなら二人は入れ。」
「どういうことだ?ちゃんと説明してくれ。」
「なぜ、こいつらが入ったらいけないんだ?」
「すべて説明はしないが、とにかくここのルールだ。それが守れないならほかをあたってくれ。いけるならな。」
「ここでも獣人は・・・。」
「リヒン・ビーナ!おいしいもの食べてきて!」
「アタシたち、船でご飯食べてくるから!」
「帰ってきたら何食べたかは教えてね!」
「ちょっと待て。」
「三人とも。」
『うん?』
「「たのむ!こいつらにだけでもいい!食べ終わったらすぐにここを出るからうまいもんを食わせてやってくれ!」」
俺とビーナはシェフたちの前で土下座をして頼み込んだ。
『ちょっと!二人ともやめて!エノが作ったご飯でいいよ!』
「だめだ!お前らが食べたいものを食べれないならこの町に着た意味はない。」
「でも!ここであたし達だけで食べえないよ!」
「そういうことだ。駄目なものはだめだ。営業の邪魔だ。」
そういって、シャフたちは店の門を閉めた。
しばらくすると、タイカとエノが走って戻ってきた。
「その様子じゃ一歩遅かったか・・・。」
「ごめんね。いやな思いさせちゃったね。三人とも。」
『ううん!あたし達よりも・・・。二人が・・・。』
「・・・。そうか。じゃあ、いったんどうするか・・・。」
「リヒン・・・?」
「もう出るぞ。こんな町。船に戻るぞ。」
「ちょっと待って!あなたたち!うちの家に来てよ!」
0
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
あるフィギュアスケーターの性事情
蔵屋
恋愛
この小説はフィクションです。
しかし、そのようなことが現実にあったかもしれません。
何故ならどんな人間も、悪魔や邪神や悪神に憑依された偽善者なのですから。
この物語は浅岡結衣(16才)とそのコーチ(25才)の恋の物語。
そのコーチの名前は高木文哉(25才)という。
この物語はフィクションです。
実在の人物、団体等とは、一切関係がありません。
ちょっと大人な体験談はこちらです
神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない
ちょっと大人な体験談です。
日常に突然訪れる刺激的な体験。
少し非日常を覗いてみませんか?
あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ?
※本作品ではGemini PRO、Pixai.artで作成した生成AI画像ならびに
Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。
※不定期更新です。
※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。
上司、快楽に沈むまで
赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。
冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。
だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。
入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。
真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。
ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、
篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」
疲労で僅かに緩んだ榊の表情。
その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。
「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」
指先が榊のネクタイを掴む。
引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。
拒むことも、許すこともできないまま、
彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。
言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。
だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。
そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。
「俺、前から思ってたんです。
あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」
支配する側だったはずの男が、
支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。
上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。
秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。
快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。
――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる