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第一章 乙女ゲームの世界に生まれて
17 婚約者ができました(白目)
「ヴァイス!聞いているのかい?」
自分の世界に入りすぎてて、父の話を聞いていなかった。なんだっけ?子供同士あっちに行ってなさい?
残念だなお父様。今さっきかかわらないって決めたんだよ。
「いこうか!」
俺の手がマローネ様に引っ張られた。現段階で無力な俺は、マローネ様と関わらない誓いを開始5分と立たずに破られ、お茶をする事となった。ちくしょう。
まぁいい。今だけだ、ゲームではいつ婚約するか知らないが、俺とマローネ様が関わることはこの場を持って終了だ。俺は男だと思われているからな!
男装して生きる事への手応えに、笑いが止まらないぜ。
アハハハとヴァイスは額に手をあて、悪役ポーズで高笑いしていた。ヴァイスとマローネが去った後、父親達の会話でヴァイスとしてではなく、リディアとして、婚約する事になるとも知らずに…。
息子達がいなくなったのを確認してから、レシオールはラマールに秘密を打ち明けた。
「はっ?女の子!?」
「そうなんだよ。本当はリディアと言うのだが…最近男装する。男になると言い出してね」
「なんで止めないんだよ」
「ちょっと前に1ヶ月の家出されてね。やっと見つけ出したらこれだよ…。聞いてくれなきゃ家を出ると言われてね」
「1ヶ月って…どうやって過ごしてたんだよ。あの髪じゃ無理だろ」
レシオールは肩をすくめた。どうしようもなかったんだと言わんばかりに。
「それが…若い冒険者と暮らしてて、参っちゃうよ」
そんなレシオールを見てラマールはピューと口笛を吹いた。
「やるねぇ」
「冗談でもやめろ」
「はいはい。あ、そうだ、ヴァイスが女の子なら婚約者としてマローネにくれよ」
ラマールがいい事思いついたと手を叩きながら喜ぶ。
「はぁ?何をいってるんだい」
「いいだろ。弟が今の所マローネだけにロワの名前をやったから、狙われやすいんだよ」
そう、ロワとは次期王候補の印となる。普通は16~18ぐらいで貰うのだ。その後王の引退発言とともに次の世代を決めていく。
しかし、マローネは息子と言う理由で8歳にして王から、ロワと言う名前をさずかっていた。それは、喜ばしい事ではあるのだが、自分の息子を王にと、思っている人からしたら面白くないものである。
「ヴァイスじゃなくていい。リディアを婚約者にくれよ。ヴァイスとリディアは同じ髪の毛とか言っとけば、あの色を嫌がる貴族連中はマローネは王を諦めたと思うだろう」
「しかし、リディアはヴァイスとして、公の場に出てきてしまった。今更無理だ」
「大丈夫さ、お前のとこは上が双子だし、活発なヴァイスと違い、リディア嬢は部屋に閉じこもっているらしいとでも言っておけば下も双子だと思うだろう」
こうして、リディアは婚約者ができたのだった。
当の本人リディアこと、ヴァイスが家に帰ってからその話を聞き、絶叫するのはもう少し後のことである。
自分の世界に入りすぎてて、父の話を聞いていなかった。なんだっけ?子供同士あっちに行ってなさい?
残念だなお父様。今さっきかかわらないって決めたんだよ。
「いこうか!」
俺の手がマローネ様に引っ張られた。現段階で無力な俺は、マローネ様と関わらない誓いを開始5分と立たずに破られ、お茶をする事となった。ちくしょう。
まぁいい。今だけだ、ゲームではいつ婚約するか知らないが、俺とマローネ様が関わることはこの場を持って終了だ。俺は男だと思われているからな!
男装して生きる事への手応えに、笑いが止まらないぜ。
アハハハとヴァイスは額に手をあて、悪役ポーズで高笑いしていた。ヴァイスとマローネが去った後、父親達の会話でヴァイスとしてではなく、リディアとして、婚約する事になるとも知らずに…。
息子達がいなくなったのを確認してから、レシオールはラマールに秘密を打ち明けた。
「はっ?女の子!?」
「そうなんだよ。本当はリディアと言うのだが…最近男装する。男になると言い出してね」
「なんで止めないんだよ」
「ちょっと前に1ヶ月の家出されてね。やっと見つけ出したらこれだよ…。聞いてくれなきゃ家を出ると言われてね」
「1ヶ月って…どうやって過ごしてたんだよ。あの髪じゃ無理だろ」
レシオールは肩をすくめた。どうしようもなかったんだと言わんばかりに。
「それが…若い冒険者と暮らしてて、参っちゃうよ」
そんなレシオールを見てラマールはピューと口笛を吹いた。
「やるねぇ」
「冗談でもやめろ」
「はいはい。あ、そうだ、ヴァイスが女の子なら婚約者としてマローネにくれよ」
ラマールがいい事思いついたと手を叩きながら喜ぶ。
「はぁ?何をいってるんだい」
「いいだろ。弟が今の所マローネだけにロワの名前をやったから、狙われやすいんだよ」
そう、ロワとは次期王候補の印となる。普通は16~18ぐらいで貰うのだ。その後王の引退発言とともに次の世代を決めていく。
しかし、マローネは息子と言う理由で8歳にして王から、ロワと言う名前をさずかっていた。それは、喜ばしい事ではあるのだが、自分の息子を王にと、思っている人からしたら面白くないものである。
「ヴァイスじゃなくていい。リディアを婚約者にくれよ。ヴァイスとリディアは同じ髪の毛とか言っとけば、あの色を嫌がる貴族連中はマローネは王を諦めたと思うだろう」
「しかし、リディアはヴァイスとして、公の場に出てきてしまった。今更無理だ」
「大丈夫さ、お前のとこは上が双子だし、活発なヴァイスと違い、リディア嬢は部屋に閉じこもっているらしいとでも言っておけば下も双子だと思うだろう」
こうして、リディアは婚約者ができたのだった。
当の本人リディアこと、ヴァイスが家に帰ってからその話を聞き、絶叫するのはもう少し後のことである。
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