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第8章 旦那様(千寿編)
第21話 腰の痛み
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この日、垂水伸太郎《たるみ しんたろう》子爵は自室で書き物をしていた。
とある出版社から、酒についての随筆を頼まれていたからだ。
「そりゃ無理だ」
「気ままに書いてくれれば良いから」
「うーむ」
茶会で旧知の人から依頼されただけに無下に断ることもできず、渋々引き受けた。
そろばんを弾いたり、商いの駆け引きをするのは得意な伸太郎ながら、「気まま」であっても書き物となると、なかなか筆が進まなかった。
「ふぅ」
万年筆を転がすと、椅子から立ち上がって背伸びをする。
子爵邸は思いのほか静かだった。
妻の綾香夫人は在宅のようだが、何かと騒々しい息子の伸佑は外出している。
庭で作業をすることの多い源太郎も別の仕事をしているのか、窓から見渡せる場にはいなかった。
伸太郎は呼び鈴のひもを引く。
すぐに扉の向こうでスリッパの足音がしたかと思うと、ノックをする音が聞こえた。
「どうぞー」
「失礼いたします」
部屋に入ってきたのは千寿だった。
伸太郎は首の筋を左右に伸ばしながら頼む。
「すまんが、お茶を、そうだな…ほうじ茶を入れてくれ。それと何か菓子を」
「かしこまりました」
千寿が一礼して出て行った。
しばらく後に扉の向こうから「お待たせしました」と千寿の声がかかる。
伸太郎が「うむ」と応えると、千寿が扉を開けて入ってきた。
「おお!かりんとうか!」
「はい」
千寿は綾香夫人のおつかいで昨日買いに行ったことを説明した。
中国から伝わった唐菓子を元に、江戸時代以前からあったかりんとう。明治に入って甘い蜜を絡めたものが考え出されると、瞬く間に広まり各地で作られるようになっていた。
「そうか」
伸太郎はかりんとうをひとつつまんで口に放り込む。
「うむ、甘い!」
伸太郎はおいしそうにうなずくも「しかし…」と続ける。
「ちょっと多いな」
茶わんや急須と共にかりんとうが皿に山盛りとなっている。
伸太郎は5、6本を皿に残すと、残りは半紙に包んで千寿に渡した。
「手が空いたら食べると良いだろう」
「ありがとうございます」
千寿はうれしそうに袂に入れると頭を下げた。
「そう言えば千寿…」
「はい?」
部屋を出て行こうとした千寿に伸太郎が声をかける。
何かの用事と思った千寿は背筋を伸ばしたものの、伸太郎は「あんまが…」と言いかける。
「綾香に聞いたが、千寿はあんまが得意なのか?」
「え、あ…、は、はい」
あの日以降、綾香夫人に頼まれて千寿はあんまを務めている。もちろん道具を使った“あんま”だ。
「どうも背中や腰の調子が悪くてな」
「はあ」
しかし千寿が伸太郎の様子を見たところ、単なるあんまと思っていることが分かって安心した。
「少し見てみましょうか?」
「うむ、頼めるか?」
伸太郎は椅子を回して、千寿に背中を向ける。
千寿は伸太郎の肩を揉んだ。
「確かに硬くなっていますね」
「あはは、慣れないことはするものじゃないな」
伸太郎が笑うと、千寿も微笑む。
いくらか肩を揉んだ千寿だったが、「よろしければ」と伸太郎に語り掛ける。
「お洋服を脱いでベッドにうつ伏せになっていただけますか?」
「あ、ああ、ズボンもか?」
「はい、腰が肝心ですので」
「ふーむ」
伸太郎はネルシャツとスボンを脱ぐと、下着のシャツとふんどし姿でベッドにうつ伏せになる。
腰が伸びたことで「うーん」とうなり声が出た。
「まず、軽く手を置いていきますね」
「ああ」
千寿の10本の指がきめ細かく動いて、伸太郎の首筋から背中、そして腰まで撫でていく。
わずかに触れただけの感覚に伸太郎は頼りなく思ったが、千寿が「それでは本格的に」と言ったことで、もうしばらく任せることにした。
「おっ!」
10本の指が軽めに皮膚を刺激しつつ、場所によっては指を立てて押してくる。
押しのひとつひとつが伸太郎のコリを解消していくように感じた。
「うーん」
「おほう」
「むむむっ」
ひと押しするごとに伸太郎の口からうめき声があがり、大きく息が吐かれる。
千寿の両手が首から腰まで3往復したところで、千寿は両手を放した。
「旦那様、いかがですか?」
ベッドから身を起こした伸太郎は大きく両手を回す。
「これは…凄いなぁ」
さらにベッドから降りて何度も腰をひねった。
「こんなに体が軽く感じたのは何年振りか」
伸太郎は千寿を睨む。
「千寿!」
「はいっ!」
何を言われるかと戸惑った千寿ながら、次の伸太郎の言葉で吹き出してしまう。
「もっと早うに言ってくれんと困るぞ」
2人して大笑いした。
ひとしきり笑い終えたところで、伸太郎が少し悩まし気な顔を見せる。
「ところでな千寿…」
「はい」
「あー、そのなぁ。いや、何と言って良いか…」
「何でしょうか?」
「うーむ、つまりだ。その…だな…」
言い淀む伸太郎だったが、千寿にも伸太郎の言いたいことは分からない。
「そのあんまでだな…。いや、その、男を…だな」
伸太郎の口から「男」の言葉が出たことで、千寿にはピンとくるものがあった。
「もう3年、いいえ4年かしら、旦那様とあれがなくって」
先日の綾香夫人の言葉も思いだした。
「旦那様、奥様との…ことでしょうか?」
「う、いや、その、うーん、まあ、いやあ…」
当てられても言い淀んでいた伸太郎だったが、やがて「そうだ」と認める。
「3年ほど前だったか。夜の時に綾香と、あー、まあ、そうなった時にだな…」
「はあ」
話の進みが遅かったものの、千寿の聞いたところでは次の通り。
3年ほど前に綾香夫人と交わろうとして腰が痛くなった。
その時は腰を休めて交わることなく過ごした。
その後に交わろうとすると腰が気になってしまう。
やがて肉棒が反応しなくなった。
「千寿のあんまで何とかならんものだろうか」
「…はあ」
「ほぼ毎日でも、ご褒美を求めてくるお坊ちゃまに、半分か四半分でも元気を分けていただくのはいかがでしょうか?」などとよけいなことは言わないのも奉公人の心がけ。
「効果があるかは分かりませんが…」
千寿が口を開くと、伸太郎の顔が明るくなった。
とある出版社から、酒についての随筆を頼まれていたからだ。
「そりゃ無理だ」
「気ままに書いてくれれば良いから」
「うーむ」
茶会で旧知の人から依頼されただけに無下に断ることもできず、渋々引き受けた。
そろばんを弾いたり、商いの駆け引きをするのは得意な伸太郎ながら、「気まま」であっても書き物となると、なかなか筆が進まなかった。
「ふぅ」
万年筆を転がすと、椅子から立ち上がって背伸びをする。
子爵邸は思いのほか静かだった。
妻の綾香夫人は在宅のようだが、何かと騒々しい息子の伸佑は外出している。
庭で作業をすることの多い源太郎も別の仕事をしているのか、窓から見渡せる場にはいなかった。
伸太郎は呼び鈴のひもを引く。
すぐに扉の向こうでスリッパの足音がしたかと思うと、ノックをする音が聞こえた。
「どうぞー」
「失礼いたします」
部屋に入ってきたのは千寿だった。
伸太郎は首の筋を左右に伸ばしながら頼む。
「すまんが、お茶を、そうだな…ほうじ茶を入れてくれ。それと何か菓子を」
「かしこまりました」
千寿が一礼して出て行った。
しばらく後に扉の向こうから「お待たせしました」と千寿の声がかかる。
伸太郎が「うむ」と応えると、千寿が扉を開けて入ってきた。
「おお!かりんとうか!」
「はい」
千寿は綾香夫人のおつかいで昨日買いに行ったことを説明した。
中国から伝わった唐菓子を元に、江戸時代以前からあったかりんとう。明治に入って甘い蜜を絡めたものが考え出されると、瞬く間に広まり各地で作られるようになっていた。
「そうか」
伸太郎はかりんとうをひとつつまんで口に放り込む。
「うむ、甘い!」
伸太郎はおいしそうにうなずくも「しかし…」と続ける。
「ちょっと多いな」
茶わんや急須と共にかりんとうが皿に山盛りとなっている。
伸太郎は5、6本を皿に残すと、残りは半紙に包んで千寿に渡した。
「手が空いたら食べると良いだろう」
「ありがとうございます」
千寿はうれしそうに袂に入れると頭を下げた。
「そう言えば千寿…」
「はい?」
部屋を出て行こうとした千寿に伸太郎が声をかける。
何かの用事と思った千寿は背筋を伸ばしたものの、伸太郎は「あんまが…」と言いかける。
「綾香に聞いたが、千寿はあんまが得意なのか?」
「え、あ…、は、はい」
あの日以降、綾香夫人に頼まれて千寿はあんまを務めている。もちろん道具を使った“あんま”だ。
「どうも背中や腰の調子が悪くてな」
「はあ」
しかし千寿が伸太郎の様子を見たところ、単なるあんまと思っていることが分かって安心した。
「少し見てみましょうか?」
「うむ、頼めるか?」
伸太郎は椅子を回して、千寿に背中を向ける。
千寿は伸太郎の肩を揉んだ。
「確かに硬くなっていますね」
「あはは、慣れないことはするものじゃないな」
伸太郎が笑うと、千寿も微笑む。
いくらか肩を揉んだ千寿だったが、「よろしければ」と伸太郎に語り掛ける。
「お洋服を脱いでベッドにうつ伏せになっていただけますか?」
「あ、ああ、ズボンもか?」
「はい、腰が肝心ですので」
「ふーむ」
伸太郎はネルシャツとスボンを脱ぐと、下着のシャツとふんどし姿でベッドにうつ伏せになる。
腰が伸びたことで「うーん」とうなり声が出た。
「まず、軽く手を置いていきますね」
「ああ」
千寿の10本の指がきめ細かく動いて、伸太郎の首筋から背中、そして腰まで撫でていく。
わずかに触れただけの感覚に伸太郎は頼りなく思ったが、千寿が「それでは本格的に」と言ったことで、もうしばらく任せることにした。
「おっ!」
10本の指が軽めに皮膚を刺激しつつ、場所によっては指を立てて押してくる。
押しのひとつひとつが伸太郎のコリを解消していくように感じた。
「うーん」
「おほう」
「むむむっ」
ひと押しするごとに伸太郎の口からうめき声があがり、大きく息が吐かれる。
千寿の両手が首から腰まで3往復したところで、千寿は両手を放した。
「旦那様、いかがですか?」
ベッドから身を起こした伸太郎は大きく両手を回す。
「これは…凄いなぁ」
さらにベッドから降りて何度も腰をひねった。
「こんなに体が軽く感じたのは何年振りか」
伸太郎は千寿を睨む。
「千寿!」
「はいっ!」
何を言われるかと戸惑った千寿ながら、次の伸太郎の言葉で吹き出してしまう。
「もっと早うに言ってくれんと困るぞ」
2人して大笑いした。
ひとしきり笑い終えたところで、伸太郎が少し悩まし気な顔を見せる。
「ところでな千寿…」
「はい」
「あー、そのなぁ。いや、何と言って良いか…」
「何でしょうか?」
「うーむ、つまりだ。その…だな…」
言い淀む伸太郎だったが、千寿にも伸太郎の言いたいことは分からない。
「そのあんまでだな…。いや、その、男を…だな」
伸太郎の口から「男」の言葉が出たことで、千寿にはピンとくるものがあった。
「もう3年、いいえ4年かしら、旦那様とあれがなくって」
先日の綾香夫人の言葉も思いだした。
「旦那様、奥様との…ことでしょうか?」
「う、いや、その、うーん、まあ、いやあ…」
当てられても言い淀んでいた伸太郎だったが、やがて「そうだ」と認める。
「3年ほど前だったか。夜の時に綾香と、あー、まあ、そうなった時にだな…」
「はあ」
話の進みが遅かったものの、千寿の聞いたところでは次の通り。
3年ほど前に綾香夫人と交わろうとして腰が痛くなった。
その時は腰を休めて交わることなく過ごした。
その後に交わろうとすると腰が気になってしまう。
やがて肉棒が反応しなくなった。
「千寿のあんまで何とかならんものだろうか」
「…はあ」
「ほぼ毎日でも、ご褒美を求めてくるお坊ちゃまに、半分か四半分でも元気を分けていただくのはいかがでしょうか?」などとよけいなことは言わないのも奉公人の心がけ。
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千寿が口を開くと、伸太郎の顔が明るくなった。
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