【R18】おのぼりさんが帝都の貴族屋敷で奉公することになりました【完結】

県田 星

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第8章 旦那様(千寿編)

第22話 腰への刺激(H描写あり)

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「何かいい方法があるのか?」

伸太郎が意気込む一方、千寿は渋い顔をする。

「直接効く訳では無いのですが…」
「うん?」
「あんまをすると、血の巡りが良くなります」
「ふむ」
「それを腰や、その、あの、あれの辺りに集中して行えば血の巡りが良くなって、それも良くなる…かも、と」
「ははあ、なるほど」

伸太郎はうなずくと、さっさとベッドにうつ伏せになる。

「うむ、それでいい、やってくれ」
「はあ」

促されて千寿はベッドに上がる。

一度は腰に手を当てたが、意を決してシャツを背の部分を上にずらす。
ふんどしを締めた中年男の尻が露わになったところで、改めて腰に両手を当てた。

先ほどと同様に強くは押さない。
むしろ撫でるように指を滑らしつつ、急所に当たるところでようやく指先を立てて強めに押す。これを何度も繰り返していく。

「ぐーむ」

時々、伸太郎がうなり声をあげる。
伸太郎からすれば、押される感触はかすかなものだったが、体の奥底まで届くような感じがした。
そして何度も指先で押されるうちに体の芯に響いてくる。

「むむぅ」

腰を中心に体がほてり、腰回りから背中、太もものあたりにうっすらと汗がにじむようになる。

「旦那様、仰向けになってください」
「うん?」

体を起こした伸太郎は仰向けになって寝ころがろうとした。
いくらかシャツを引き上げようとしたところで、千寿が「シャツも脱いでください」と声をかけた。

「あ、ああ」

千寿に対してそこまで肌を晒すのには抵抗を感じた伸太郎。
しかし、額にうっすらと汗を浮かべた千寿の真剣な顔を見ると、思い切ってシャツを脱いだ。

「シャツはこちらへ」

シャツを受け取った千寿は四つ折りに畳んで傍らに置いた。

ふんどし一丁となった伸太郎がベッドに仰向けとなって寝転がる。
下腹こそやや出かけていたものの、40代半ばにしては、まだまだ若々しく思える肉体の張りがある。

「始めます」
「うむ」

その下腹から千寿は指を当てていく。
やはりこちらでも急所に当たるところで指先を立てて強めに押した。

「うーん」

伸太郎のうなり声は変わらないが、グッと握りしめた両手の甲に青筋が浮かんだ。

やがて千寿の両手の指が両足の付け根に集中する。
ふんどしを締めたぎりぎりに10本の指が触れると、伸太郎は目をギュッと閉じてするように任せた。
ここでも千寿は、ところどころで指を立てて押していく。

これを何度も何度も繰り返していると…

「うんっ!?」

伸太郎が気合を入れるように背筋を反らす。
千寿は思わず両手を放した。

「こ、これは…」

伸太郎のふんどしの前が大きく張ってくる。
明らかに肉棒が大きくなっている証拠だ。

「ち、ち、ち、千寿っ!」
「は、は、は、はいっ!」

呼ばれた千寿はベッドから降りて直立する。

「綾香を、綾香を呼んでくれ!」
「は?」
「早く!今すぐだ!」
「はいっ、ただちに!」

千寿はベッドから降りると、スリッパも履かずに、伸太郎の部屋を飛び出して行った。

ベッドに膝立ちとなって伸太郎はふんどしを外す。

「おおっ!」

空気にさらした肉棒は、およそ3年ぶりに雄々しく直立していた。



「奥様っ!」

居間で午後のティータイムを過ごしていた綾香夫人は本から顔を上げた。
それほどまでに飛び込んできた千寿の勢いは凄かった。

「あら、千寿、どうしたの?」
「奥様、あの、その…」

さすがに「およろこびください!3年ぶりに旦那様のまらが立ちました!」とは報告できない。

「あの、あんまで…」

千寿の口から「あんま」と聞いて、綾香夫人は頬を赤らめる。
2人の間では「あんま」と言えば、例の道具を使ったそう言うことになっているからだ。

「もう、千寿ったら…」
「いいえ、奥様、そうではないのです」

千寿は綾香夫人の手を取った。

「旦那様が一大事です!」
「ええっ!」

千寿に手を引かれるままに綾香夫人は立ち上がる。
読んでいた本が膝から落ちたが、それを拾う間もなく、千寿は綾香夫人を引っ張っていった。

「どうしたの?一大事って旦那様が?」
「その、あの、とにかく一大事なんです」
「はあ」

2人は伸太郎の部屋の前まで来る。

「旦那様、お連れしました!」

ノックをすることなく部屋に入った千寿と綾香夫人。
全裸で仁王立ちとなった伸太郎がそこに居た。

「きゃあっ!」

千寿は両手で顔を塞ぐ。もっとも指の隙間から見てはいたが。

「あなたっ!」

綾香夫人は千寿を抱えつつ、伸太郎を睨む。
ただ、そそり立つ肉棒を見ると、綾香夫人も顔を手で顔を覆いたくなった。
それができないため、顔を反らしつつ説明を求めた。

「あ、旦那様、それは…」
「うむ、千寿のあんまで血のめぐりが良くなったみたいでな」

ようやく綾香夫人は納得した。確かにある意味で「一大事」だ。

「それはようございました」
「おい、綾香、何を言っとるんだ?」
「えっ!」
「お前をよろこばせてこそのいちもつだろう」
「あの、それはどういう…」

伸太郎は数歩進んで綾香夫人の手を取った。
綾香夫人は夫である伸太郎の意を悟る。

「でも、まだ、日が高いですし…」
「昼間にまぐわってはいかんとの家訓でもあったか?」
「いえ、まさか、そんな…」

伸太郎に手を引き寄せられた綾香夫人は、千寿を腕の中から放すと、伸太郎の胸に抱きしめられた。

「いいな」
「でも、その…」
「いいな!」
「…はい」

伸太郎は力強く綾香夫人を抱き上げると、そのままベッドに倒れ込む。
激しく綾香夫人の唇をすった伸太郎は、その後にいきなり綾香夫人スカートをまくり上げる。

「ああっ!旦那様、そんな…」
「許せ!とにかく、いち物をはめたくてな」
「…はい、どうぞお好きに…」

伸太郎はズロースを降ろすと、綾香夫人の割れ目に吸い付く。綾香夫人も抵抗することなく両足を開いた。
割れ目をたっぷりと唾液で濡らした後、伸太郎はそそり立った肉棒を荒々しく突き立てる。

「あうううっ!」

パタン

物音を立てずに後ずさった千寿が、ようやく伸太郎の部屋から出ることができた。
扉が閉まる音が小さく響いたものの、伸太郎も綾香夫人も気づかなかった。

扉を背にして千寿は大きく息を吐きだす。

「ふぅ」

途中までとは言え、肉棒が割れ目に入ったところを見たのは千寿にとって初めて。

扉から離れると、そこからも極力足音を立てないようにして廊下を歩いて行った。やはり裸足で。

台所までたどり着いた千寿は、水道の蛇口から水を汲んでひと口飲む。
あんまで汗をかいたこともあり、体の隅々まで染み込んでいくように感じた。
さらにたもとから、貰ったかりんとうを取り出すと、ひとつかじった。

「あまーい」

故郷ではあまり縁の無かった甘味。垂水子爵家たるみししゃくけに来てから、様々な甘味を知ったのは千寿の幸せのひとつ。

「そうだ!」

2つまで食べたところで、かりんとうをたもとにしまう。
千寿は伸太郎らが使う湯殿に向かった。

使用人らが使う湯殿よりも広く立派な湯殿。

千寿の目から見れば、使用人向けの湯殿も十分に立派だ。
しかし、伸太郎らが使う湯殿はさらに広いうえに湯船も大きめに作られている。

湯船に使用しているタイルはひとつひとつに花鳥風月が描かれている。
湯船のふたや手桶は拭き漆、ひのき製の腰かけは飾り彫りが施してある。
入り口以外の三方の出窓には、獅子の銅像、京焼の壷、玉の香炉が飾られている。

どのひとつをとっても、千寿の賃金の何年、いや何十年分もしそうだ。

「旦那様や奥様向けの湯殿や湯船はもっと立派さ」

この湯殿で掃除や湯船の支度をするたびに、幸の言葉を実感した。

湯船をザッときれいにすると、ガスに火を点けて湯を溜めていく。
伸太郎と綾香夫人の交わりが終わった後に、風呂に入りたくなるのではないかと考えたからだ。

「このこくらいで良いか」

十分に湯が溜まったのを確認して湯船のふたを閉めた千寿は、再び台所に戻ってかりんとうを口にした。

「おいしい」

白湯さゆを飲みつつ、かりんとうを食べる。
賑やかな女達の声が聞こえた。

「あら、おいしそう」
「皆さんも、どうぞ」
「じゃあ、呼ばれるわね」

掃除や洗濯を終えた通いの女中達が台所に戻って来た。

「さっき、奥様を連れて行ったけど、何かあったの?」
「旦那様に呼ばれまして…」
「ふーん」

千寿は内心で焦りながらも答えたが、女中達は何も気づいていないようだ。
日常話に花が咲いている内に、呼び鈴が鳴らされる。出元は伸太郎の部屋。

千寿が「私が…」と立ち上がる。
女中達も、すっかり時間が過ぎていることに気づく。

「私達は帰るわね」
「はい、お疲れ様でした」

女中達を見送った千寿は湯殿を確認した後、伸太郎の部屋に急ぐ。
部屋の前で呼吸を落ち着けた後、「千寿です」と声をかけてノックする。

「入ってくれ」

伸太郎の声を聞いて千寿が扉を開ける。
伸太郎はベッドに腰かけていたが、綾香夫人は横になってシーツを被っていた。

「すまんな。風呂の支度を頼む」
「すぐに入れます」

千寿が微笑むと、伸太郎が「おお!」と驚きつつ綾香夫人の体を揺する。

「…だそうだ」
「そう」

綾香夫人がベッドから起き上がる。
胸元までシーツで隠していたものの、首筋や肩に赤黒いあざがついているのが見えた。

「じゃあ、先にいただこうかしら」
「すぐに私も行くさ」
「もう、あなたったら…」

綾香夫人は伸太郎の頬に口づけすると、ベッドから降りる。
何も身に着けていない豊満な肢体が露わになった。

下腹部や太ももにも赤黒いあざを見つけた千寿は、自分の割れ目が熱くなるのを感じる。

綾香夫人はドレスだけを手早く身に着けて湯殿へと急ぐ。部屋からでる際、千寿の頭を撫でて「ありがとね」とささやいた。

千寿は無言で微笑みつつ頭を下げた。

「ああ、千寿」
「はい」

シーツを巻いただけの伸太郎が手招きする。伸太郎は千寿の手に1枚の札を握らせた。

「お駄賃だ」
「ありがとうございます」

千寿は素直に受け取る。

「どころで…な。あの…、その…だな…」

伸太郎の意をくみ取って、千寿が口を開く。

「あまり体に障ってはいけませんので、週に1、2度くらいであれば…」
「そうか!」

伸太郎の顔がパッと明るくなる。

「うんうん、じゃあ、後は頼むぞ」
「かしこまりました」

伸太郎はシャツとズボンだけを身に着けて部屋を出て行った。

部屋に残された千寿は残していたスリッパを履くとベッドに向かう。
しわがよったシーツには、大きなしみがいくつもできていた。
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