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第9章 旦那様(善吉編)
第24話 腰の痛み
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この日、善吉は黒峰健太郎《くろみね けんたろう》子爵と碁盤を挟んで向き合っていた。
健太郎はあぐら、善吉は正座。
静かな屋敷の中で、2人が互いに石を碁盤に打ち付ける音が響く。
既に盤面は白黒の石でほとんど埋まっている。
「うーむ、負けたな」
健太郎がうなり声をあげる。
「ありがとうございました」
善吉が頭を下げた。
黒峰子爵家に来て以来、善吉は碁や将棋にも堪能な健太郎から両方を教わっている。将棋はルールを知っているくらいで、碁は全く知らなかったが、健太郎の熱心さが移ったのか、どちらも急速に力量を伸ばしていた。
「強くなったなあ」
「いえ、まだ6つも石を置いているので」
つまり勝ったと言っても健太郎にかなりのハンデを貰っての対戦で、むしろ指導と表現する方が妥当なものだった。
健太郎は茶を飲もうとして、湯呑も土瓶も空になっているのに気づく。
「持ってきます」
「うむ」
台所から戻った善吉は湯を満たした土瓶とともに、ふたのついた木製の器を持ってきた。
「こちらを奥様が」
「うん?」
健太郎がふたを開けると、色とりどりの金平糖が入っていた。
「おお!」
健太郎の好物のひとつ。
戦国時代にヨーロッパから日本へ伝わったとされる金平糖。
江戸時代までは手作業で作られることがほとんどで、非常に高価な食べ物だった。
明治期に入ると、次第に自動化されたことで大量生産も可能になり、安価なものになってきた。
健太郎はおおざっぱに手づかみすると、そのまま口に放り込む。ガリガリとかみ砕いて食べていく。
「うむ、甘い!」
健太郎は「ほら」とばかりに器を善吉に向ける。
善吉は1つだけつまんで口に入れた。
アンコともミツとも違う甘みが善吉の口の中に広がった。
「遠慮せず、どーんと行け!」
「はい」
善吉が3つつまむと、健太郎は「はははっ」と笑った。
「ところで善吉」
「はい?」
健太郎は首を左右に曲げ伸ばししながら、肩を叩いた。
「春代に聞いたが、何でも整体術とやらがあるんだとか?」
「ええ、あまり知られてはいませんが」
あの日以降、春代夫人の求めに応じて整体を施している。もちろん道具を使った“整体”だ。
善吉は内心で動揺しながらも、努めて冷静に応じた。
「どうも背中や腰の調子が悪くてな」
「はあ」
善吉の心配は杞憂のようで、どうやら健太郎は単に体をほぐす術と思っている様子がうかがえた。
「よろしければ、見てみましょうか?」
「ああ、頼む」
善吉は健太郎の背後に回ると、両肩に手を置いた。
どちらの肩も張っているのが善吉の手のひらに伝わった。
「旦那様、随分と凝っていますね」
「ああ、分かるか」
首筋から二の腕までを揉んだ善吉は健太郎に言った。
「背中から腰まで揉んでみましょうか?」
「おお、頼む」
「では、長襦袢になってもらえますか?」
「そうだな」
善吉は座布団を4枚並べて「こちらに」と伝える。
着物を脱いだ健太郎は適当に畳んで傍らに置くと、座布団にうつ伏せになった。
「それでは、始めます」
「うむ」
春代夫人の時よりも、わずかに強めの力で首筋から背中、腰、そして太ももからふくらはぎまで揉んでいく。
「うーむ、そこそこ」
時折、健太郎が声をもらした。
さらに足裏も丁寧、かつ強く指で押すと、健太郎が「ぐーむ」とうなり声をあげた。
「背中から腰を、もう少し揉んでいきます」
「ああ」
手ごたえのあった背中から腰を集中して揉んでいく。
特にこりがひどいと思われたところでは、拳を垂直に当ててジワジワと押していく。
自然に健太郎の口から「むーん」と声がもれてくる。
善吉は『これ以上は痛みが勝るな』と感じた寸前で拳を押すのを止める。
すると、健太郎の口から「ふーっ」と大きく息が吐かれた。
これを何度も繰り返していると、健太郎の口から規則正しい呼吸音が聞こえてくる。いつの間にか健太郎は眠りに落ちていた。
善吉は眠りを妨げない程度に背中から腰を揉んでいく。
3回往復したところで、「旦那様」と声をかけた。
「うん?」
健太郎は目を覚ますと、うつ伏せのまま大きく背伸びをする。
「寝てしまったか?」
「ほんの30分程でしょう」
「そうか…、いやあ、気持ち良かった」
健太郎は起き上がって大きく両腕を引きつつ胸を反らした。
「いかがですか?」
「いつ以来だろうなあ?こーんなに体が軽いのは」
健太郎は立ち上がると、その場で両腕を振りつつ腰を回す。
「善吉!」
「はいっ!」
いきなり声をかけられた善吉は背筋を伸ばしたが、「見事なり!」と言われて吹き出してしまう。
「こんな技を隠しておいてはいかんぞ!」
2人して大笑いした。
ひとしきり笑い終えたところで、健太郎が座布団に腰を据える。
「ところでな善吉…」
「はい」
「お前を男と見込んで相談がある」
「何でしょう」
健太郎が手招きすると、善吉がにじり寄る。
「もっとだ」
さらに顔を寄せた善吉の耳を健太郎は引っ張った。
「まらは何とかならんか?」
善吉は耳を疑った。
「まら、ですか?」
「まらだ」
「まらと言うのは、あのまらですか?」
「他にどんなまらがある?」
「女子が地面につく…」
「そりゃ毬だ」
「とげのある花は…」
「うむ、バラだな」
「平城京の…」
「奈良…いい加減にせんか!」
笑いながら健太郎が善吉の股間をグッと握った。
「善吉、お主、なーかなか立派なものをもっておるな」
「はいっ!ほぼ毎日、春奈お嬢様に“まら勉強”として、まらをこすってもらっています!」のようなことは、口が割れても明かさないのが使用人の務め。
「はあ、ありがとうございます」
「で、どうなのだ?」
善吉は少し考えると、健太郎に向かって口を閉じるようなしぐさをしつつ立ち上がる。
まずは庭に面する障子を開けると、誰もいないのを確認して静かに障子を閉めた。
そして次の間につながるふすまを開けて、同様に誰もいないのを確認する。
ゆっくり戻ってきた善吉は健太郎の側で正座した。
「旦那様、まらが立たない、と言うことでよろしいですか?」
善吉は春代夫人の言葉を思い出す。
「旦那様と…ないのよ。最後は…もう3年も前になるかしら」
間違いないと思いつつ善吉が尋ねると、健太郎は深刻な表情でうなずいた。
「3年前だったか、腰や背中の張りが気になってしまってな…」
健太郎が語ったのは次の通り。
3年前までは肉棒は立っていた。
しかし腰や背中の張りが気になって、上手く出し入れできなかった。
何度も中断しているうちに、肉棒が萎えてしまった。
やがて肉棒が反応しなくなった。
「そうでしたか…」
「善吉の整体で何とかならんか」
善吉は真剣な表情で健太郎に顔を近づける。
「実は馬立流柔術の整体には、いくつかの秘伝がございます」
善吉の言葉を聞いて、健太郎は「おお!」と叫んだ。
健太郎はあぐら、善吉は正座。
静かな屋敷の中で、2人が互いに石を碁盤に打ち付ける音が響く。
既に盤面は白黒の石でほとんど埋まっている。
「うーむ、負けたな」
健太郎がうなり声をあげる。
「ありがとうございました」
善吉が頭を下げた。
黒峰子爵家に来て以来、善吉は碁や将棋にも堪能な健太郎から両方を教わっている。将棋はルールを知っているくらいで、碁は全く知らなかったが、健太郎の熱心さが移ったのか、どちらも急速に力量を伸ばしていた。
「強くなったなあ」
「いえ、まだ6つも石を置いているので」
つまり勝ったと言っても健太郎にかなりのハンデを貰っての対戦で、むしろ指導と表現する方が妥当なものだった。
健太郎は茶を飲もうとして、湯呑も土瓶も空になっているのに気づく。
「持ってきます」
「うむ」
台所から戻った善吉は湯を満たした土瓶とともに、ふたのついた木製の器を持ってきた。
「こちらを奥様が」
「うん?」
健太郎がふたを開けると、色とりどりの金平糖が入っていた。
「おお!」
健太郎の好物のひとつ。
戦国時代にヨーロッパから日本へ伝わったとされる金平糖。
江戸時代までは手作業で作られることがほとんどで、非常に高価な食べ物だった。
明治期に入ると、次第に自動化されたことで大量生産も可能になり、安価なものになってきた。
健太郎はおおざっぱに手づかみすると、そのまま口に放り込む。ガリガリとかみ砕いて食べていく。
「うむ、甘い!」
健太郎は「ほら」とばかりに器を善吉に向ける。
善吉は1つだけつまんで口に入れた。
アンコともミツとも違う甘みが善吉の口の中に広がった。
「遠慮せず、どーんと行け!」
「はい」
善吉が3つつまむと、健太郎は「はははっ」と笑った。
「ところで善吉」
「はい?」
健太郎は首を左右に曲げ伸ばししながら、肩を叩いた。
「春代に聞いたが、何でも整体術とやらがあるんだとか?」
「ええ、あまり知られてはいませんが」
あの日以降、春代夫人の求めに応じて整体を施している。もちろん道具を使った“整体”だ。
善吉は内心で動揺しながらも、努めて冷静に応じた。
「どうも背中や腰の調子が悪くてな」
「はあ」
善吉の心配は杞憂のようで、どうやら健太郎は単に体をほぐす術と思っている様子がうかがえた。
「よろしければ、見てみましょうか?」
「ああ、頼む」
善吉は健太郎の背後に回ると、両肩に手を置いた。
どちらの肩も張っているのが善吉の手のひらに伝わった。
「旦那様、随分と凝っていますね」
「ああ、分かるか」
首筋から二の腕までを揉んだ善吉は健太郎に言った。
「背中から腰まで揉んでみましょうか?」
「おお、頼む」
「では、長襦袢になってもらえますか?」
「そうだな」
善吉は座布団を4枚並べて「こちらに」と伝える。
着物を脱いだ健太郎は適当に畳んで傍らに置くと、座布団にうつ伏せになった。
「それでは、始めます」
「うむ」
春代夫人の時よりも、わずかに強めの力で首筋から背中、腰、そして太ももからふくらはぎまで揉んでいく。
「うーむ、そこそこ」
時折、健太郎が声をもらした。
さらに足裏も丁寧、かつ強く指で押すと、健太郎が「ぐーむ」とうなり声をあげた。
「背中から腰を、もう少し揉んでいきます」
「ああ」
手ごたえのあった背中から腰を集中して揉んでいく。
特にこりがひどいと思われたところでは、拳を垂直に当ててジワジワと押していく。
自然に健太郎の口から「むーん」と声がもれてくる。
善吉は『これ以上は痛みが勝るな』と感じた寸前で拳を押すのを止める。
すると、健太郎の口から「ふーっ」と大きく息が吐かれた。
これを何度も繰り返していると、健太郎の口から規則正しい呼吸音が聞こえてくる。いつの間にか健太郎は眠りに落ちていた。
善吉は眠りを妨げない程度に背中から腰を揉んでいく。
3回往復したところで、「旦那様」と声をかけた。
「うん?」
健太郎は目を覚ますと、うつ伏せのまま大きく背伸びをする。
「寝てしまったか?」
「ほんの30分程でしょう」
「そうか…、いやあ、気持ち良かった」
健太郎は起き上がって大きく両腕を引きつつ胸を反らした。
「いかがですか?」
「いつ以来だろうなあ?こーんなに体が軽いのは」
健太郎は立ち上がると、その場で両腕を振りつつ腰を回す。
「善吉!」
「はいっ!」
いきなり声をかけられた善吉は背筋を伸ばしたが、「見事なり!」と言われて吹き出してしまう。
「こんな技を隠しておいてはいかんぞ!」
2人して大笑いした。
ひとしきり笑い終えたところで、健太郎が座布団に腰を据える。
「ところでな善吉…」
「はい」
「お前を男と見込んで相談がある」
「何でしょう」
健太郎が手招きすると、善吉がにじり寄る。
「もっとだ」
さらに顔を寄せた善吉の耳を健太郎は引っ張った。
「まらは何とかならんか?」
善吉は耳を疑った。
「まら、ですか?」
「まらだ」
「まらと言うのは、あのまらですか?」
「他にどんなまらがある?」
「女子が地面につく…」
「そりゃ毬だ」
「とげのある花は…」
「うむ、バラだな」
「平城京の…」
「奈良…いい加減にせんか!」
笑いながら健太郎が善吉の股間をグッと握った。
「善吉、お主、なーかなか立派なものをもっておるな」
「はいっ!ほぼ毎日、春奈お嬢様に“まら勉強”として、まらをこすってもらっています!」のようなことは、口が割れても明かさないのが使用人の務め。
「はあ、ありがとうございます」
「で、どうなのだ?」
善吉は少し考えると、健太郎に向かって口を閉じるようなしぐさをしつつ立ち上がる。
まずは庭に面する障子を開けると、誰もいないのを確認して静かに障子を閉めた。
そして次の間につながるふすまを開けて、同様に誰もいないのを確認する。
ゆっくり戻ってきた善吉は健太郎の側で正座した。
「旦那様、まらが立たない、と言うことでよろしいですか?」
善吉は春代夫人の言葉を思い出す。
「旦那様と…ないのよ。最後は…もう3年も前になるかしら」
間違いないと思いつつ善吉が尋ねると、健太郎は深刻な表情でうなずいた。
「3年前だったか、腰や背中の張りが気になってしまってな…」
健太郎が語ったのは次の通り。
3年前までは肉棒は立っていた。
しかし腰や背中の張りが気になって、上手く出し入れできなかった。
何度も中断しているうちに、肉棒が萎えてしまった。
やがて肉棒が反応しなくなった。
「そうでしたか…」
「善吉の整体で何とかならんか」
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