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第84話 アリィの診察
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「診察が終わりました」
呼びに来たパルマについて、カルトメリとアラーナ(タルバン)が部屋に入る。
衣服を整えた侍女のアリィ(アラーナ)のそばに王都でも数少ない女医が立っている。
もちろんカルトメリが「ぜひに」と呼び寄せた医師だ。
「どうだ?」
「私の見たところ、体に異常は見当たりませんでした。やはり心の問題かと思います」
女医がカルトメリに説明した。
「それはどう思う?」
クリスパ領の医師であるガッサンの診断書を指さした。
女医は改めて診断書を手に取る。
「詳しく書かれていますね」
アラーナ(タルバン)が「クリスパ領の医師です」と告げる。
「そうですか。私の見解も同じです」
「ふむ」
「大きなショックで元に戻るかもしれませんが…」
「なるほど」
「さらに悪化する可能性を考えると、それは避けるべきでしょう」
「では時間をかけて、と」
「はい、ゆっくり確実に、です」
カルトメリとアラーナ(タルバン)はうなずいた。
「分かった。ご苦労だった」
「また何かございましたら、お呼びください」
「ああ」
パルマが女医を部屋から送り出した。
気落ちした顔を見せるアリィ(アラーナ)に近寄ったカルトメリは、その肩に手を置いた。
「気にするな。少しずつ治していこう」
【ありがとうございます】
アリィ(アラーナ)もカルトメリの手に触れた。
顔を近づけたカルトメリはアラーナに口づけする。
いつものように、アラーナ(タルバン)は視線を反らし、パルマは横を向いた。
しばらく待っていたアラーナ(タルバン)が咳払いしたところで、ようやくカルトメリが顔を上げる。
「閣下、午後の予定もありますので」
「そうか、衣装直しだったな」
【結婚式の衣装もあります】
「おお!そちらも楽しみだ」
「もちろん着替えは見られませんよ」
「それは…残念だ」
カルトメリが大げさに嘆くと、アリィ(アラーナ)に笑顔が戻った。
呼びに来たパルマについて、カルトメリとアラーナ(タルバン)が部屋に入る。
衣服を整えた侍女のアリィ(アラーナ)のそばに王都でも数少ない女医が立っている。
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「どうだ?」
「私の見たところ、体に異常は見当たりませんでした。やはり心の問題かと思います」
女医がカルトメリに説明した。
「それはどう思う?」
クリスパ領の医師であるガッサンの診断書を指さした。
女医は改めて診断書を手に取る。
「詳しく書かれていますね」
アラーナ(タルバン)が「クリスパ領の医師です」と告げる。
「そうですか。私の見解も同じです」
「ふむ」
「大きなショックで元に戻るかもしれませんが…」
「なるほど」
「さらに悪化する可能性を考えると、それは避けるべきでしょう」
「では時間をかけて、と」
「はい、ゆっくり確実に、です」
カルトメリとアラーナ(タルバン)はうなずいた。
「分かった。ご苦労だった」
「また何かございましたら、お呼びください」
「ああ」
パルマが女医を部屋から送り出した。
気落ちした顔を見せるアリィ(アラーナ)に近寄ったカルトメリは、その肩に手を置いた。
「気にするな。少しずつ治していこう」
【ありがとうございます】
アリィ(アラーナ)もカルトメリの手に触れた。
顔を近づけたカルトメリはアラーナに口づけする。
いつものように、アラーナ(タルバン)は視線を反らし、パルマは横を向いた。
しばらく待っていたアラーナ(タルバン)が咳払いしたところで、ようやくカルトメリが顔を上げる。
「閣下、午後の予定もありますので」
「そうか、衣装直しだったな」
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「おお!そちらも楽しみだ」
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