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第1章 瓜二つ
第5話 のぞき見(H描写あり)
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「あっ、見えますね」
福が善吉の部屋に入った時、ふすまを指一本分開けておいた。言うまでもなく、わざとである。
そこから覗くのは藩主である善久と、福の娘である恵。
「うむ、よく見える」
善久も恵も男と女の交わりについては、それなりに知っている。
ただしいずれも話で聞いたり、書物や枕絵で見たりしたのみ。
善吉と福が交わるのを許したうえで、善久は「見てみたい」と福に告げた。
「ふふっ、かしこまりました」
岡岳の屋敷を訪れた善久は、そのまま泊ると告げて近習には帰るように命じた。
子供の頃も藩主となってからもよくあること。
その夜、恵と共に福の後に付いて善吉の部屋の隣まで訪れる。
そして指一本開けた隙間から部屋を覗き見た。
「明るさも十分だな」
「ええ」
福が部屋の行燈を明るめにしたのも、2人への学びを考えての行為。
チュパッ
1間半(約2.7メートル)ほど先で、善吉と福が口を吸い合うのを見る。
それだけでも善久と恵の体の芯が熱くなってきた。
福が善吉のふんどしを解いた。
「まあ!」
「あれが…」
善吉のたくましい肉棒が天井を向いていた。
肉棒や割れ目を強調して描いた枕絵ほどには大きくはない。
しかし初めて肉棒を目にした善久と恵には、異様な化け物にも思えた。
『あれが、ここに入るのか』
善久が太ももをこすり合わせる。
割れ目から漏れ出た愛液がヌルリと滑った。
「あんなものが入るのでしょうか?」
似たようなことを思ったのか、恵が尋ねてくる。
「おそらく…入るのだろう…が、信じられんな」
2人が覗き見する前で、善吉の肉棒が暴発した。
「おおっ!飛んだぞ!」
恵が小声で「たーまやー!」と掛け声を上げると、善久は噴き出しそうになる。善久とともに恵は笑いをかみ殺す。
紙で精液をぬぐい取った福は、覗き見している2人の方に紙を丸めて転がした。
そして福は襦袢や腰巻を脱ぐ。
「うーむ、乳が大きいな」
「ええ、尻も」
一糸まとわぬ姿になった福。
いくらか垂れているとは言え、乳房と尻肉の豊かさは善久も恵も敵わない。
福が布団に座り足を広げたかと思うと、善吉が股間に顔を埋めるのを見る。
「善吉は“ほと”を舐めているのですね」
「いや、違うな。どうやら見ているだけだ」
「でも、あんなに間近で」
「おそらく善吉が望んだのだろう」
「でしょうけど…」
「恵、善吉から“ほと”を見たいと言われたらどうする?」
聞かれた恵は答えに困った。恵の腰巻の中では割れ目が潤い始めている。
すぐ先で足を広げている母が自分の姿に重なる。そこに顔を近づける善吉。
とても考えられない状況ながら、実際にそれが目の前にある。
「おっ!」
そうこうしているうちに善吉が仰向けになる。
頭を善久らの方に向けているため、起立した肉棒の先が2人の方を向いた。
「さっき出したばかりなのに、もう固くなるのですね」
「うーむ、男のまらとは不思議なものだ」
2人が首を傾げていると、福が立ち上がって肉棒に腰を降ろそうとしているのが見えた。
「何っ!」
「まさか!」
2人が見つめる前で福の割れ目に善吉の肉棒が埋まっていく。
到底収まりそうにないと思えた肉棒だったが、福は気持ちよさそうに腰を下げ切った。
「入ったな」
「本当に」
2人が目を離せないでいると、すぐに善吉が腰を突き上げるのが見えた。
福がとろけそうな表情を見せつつ善吉に覆いかぶさる。
チュッ、チュパン、チュッ…
善吉が福の乳房を吸う音が聞こえる。
恵はつかまるものを求めて、善久の袂をつかんだ。つかまれた善久は恵の顔を見る。
ゆっくりと顔を近づけて互いの唇を吸い合った。
「恵」
「と、殿」
その場を去ろうとしたところで、ふと思いだした恵がふすまの隙間を少し広げる。
そこから手を伸ばして丸まった紙を拾うと、袂に入れた後、ふすまを閉めた。
善久と恵は互いにつかまってふらふらと歩き、黒峰家で善久向けに用意された寝所にたどり着く。
「お殿様ぁ」
「恵」
敷かれた布団になだれ込んだ2人は先ほど以上に強く互いの唇を吸い合う。
ブチュッ、チュバッ、クチュッ…
恵の口を吸いつつ善久は恵の胸元に手を入れる。
もどかしさから強引に手を差し込んで乳房に触れた。
「あう!」
善久は恵の着物や襦袢の胸元をはだける。
露わになった乳房に強く吸い付いた。
「あう、善久様…」
恵は快感に浸りながらも自分で襦袢と腰巻を脱ぐと、手探りで善久の着物を脱がす。次は肌襦袢、最後にふんどしを解いていく。善久にも恵と変わらず豊かな乳房と陰毛があった。
恵が善久の下の毛を探る。
すでにたっぷりの愛液が割れ目から内ももに流れ出ていた。
「殿、すごい」
「恵も…」
善久も恵の股間に手を触れる。
下の毛は愛液で濡れそぼっており、善久の指が割れ目に滑り込んだ。
「ここに善吉のまらが入るのか?」
「そうでしょうけど…」
善久は割れ目に中指をめり込ませる。
「あうっ!」
わずかな痛みに恵は眉をひそめた。
「と、殿、あまり…」
「うむ、すまんな」
善久は中指を抜くと、割れ目を撫でるだけに留める。
それでも恵には十分な快感だった。
「あはん」
腰の奥で気持ち良さを感じつつ、恵も善久の陰毛をかき分けて割れ目に触れた。
その指が偶然ながら肉芽に触れたことで、善久の全身がしびれたようになる。
「おほっ!」
ぼんやりとしながらも恵は善久の乳首に吸い付く。
「あうっ、そこ、いいっ」
恵が左右の乳首を交互に吸うと、善久は快感に腰をくねらせた。
「殿様」
「恵」
善久を仰向けに寝かせた恵は軽く唇を吸った後、少し顔を離して善久を見る。
頭にあるのは男の髷ながら、その下には乳房が膨らんでおり、さらに下には男にあるはずの肉棒が無かった。
「善久様は女子なのですね」
「ふ…、当たり前だ」
善久は悲しそうに微笑んで恵を引き寄せる。
2人は何度も唇を重ねつつ、乳房や腰を擦り付けた。
「お殿様、こうして…」
「うん?」
恵に誘われて横向きに抱き合った2人は、互いの股間に太ももを差し込む。
「こう…か?」
「はい」
腰や足を動かすことで、太ももが相手の割れ目をこすって刺激する。
最初はぎこちなかったが、何度も繰り返していると良い具合に割れ目をこするようになってくる。
さらに割れ目から湧いて出た愛液が太ももを濡らして、一層滑りを良くした。
「殿様、そのまま…」
「うむ、恵も…」
調子よく刺激が繰り返せるようになったところで、またも相手の唇を吸い合った。
「あう…」
「むぐう…」
そこから先は言葉がない。
思うがままに口を吸い合い、乳房をすり合わせ、太ももで割れ目をこすり合った。
やがて善久も恵も腰から全身を震わせる。
「い、いくっ!」
「余もいくぞっ!」
互いにより強く抱きしめ合うと、2人の割れ目から愛液が噴き出した。
どちらもしばらく体を硬直させていたが、大きく息を吐いてぐったりと布団に沈んだ。
荒い息を繰り返す中で、善久がつぶやく。
「何があったのだ?」
「分かりませんが、男女が交わるとこうなるのでしょう」
「…女同士でもか?」
「…そうでしたね」
ようやく起き上がった恵が布団をかき上げて善久と自分にかける。
「申し訳ありません。こんなことを…」
「いや、余と恵の仲だ」
「…はい」
そこで善久は「うらやましいな」ともらす。
「どうしてですか?」
善久は恵の頬に触れた。
「福は気持ちよさそうにしておったろう」
「はい」
「恵、そなたもいずれ善吉にそうして貰えると思ったので、な」
「そうですけど…」
恵は善久を見つめる。善久の悲しそうな顔を何とかしたいと思った。
「では、お殿様も善吉に抱いてもらえばよろしいのでは?」
「何?」
いきなりとんでもないことを言い出した恵を善久は不審がる。
しかし、恵は「良いことを考え付いた」と言いたげに、顔を明るくする。
「そうですよ。お殿様も女子に戻って、わらわのようになれば良いのです」
「そなたのように?つまり善吉の側室か?」
「ええ、ご正室は変えられませんでしょうけど、お殿様の側室が1人から2人に増えても問題ないでしょう」
「しかし…な…」
納得しない善久に恵が畳みかける。
「では、善久様はどうなさるおつもりだったのですか?善吉に藩主を譲った後は」
「うーむ、まあ、母上のように尼にでもなろうかと…」
恵は「いけません!」と大きく首を振った。
「それではお殿様の人生が終わったも同然ではございませんか!」
「まあ、それは、そう…だ…が。仕方あるまい、後々に藩を騒がせないためにも…」
「いいえ!」
恵は起き上がって善久を引っ張り起こす。
恵が善久の乳房を揉むと、善久は薄目になって「あう」と声をもらす。
「女同士でも、こんなに気持ち良かったんですもの、男に、善吉にしてもらえば、もっと気持ち良くなれるはずです」
「福のように、か」
「ええ!それを諦めるのですか!?」
恵は両方の乳房を揉んでいく。
善久の背中が反った。
「ですから、善久様も側室になれば良いのですよ」
「そう簡単に行くとは…、第一、身分はどうする?」
「その辺りは岡岳様にお任せすれば、適当な身分を見つけてくれますって」
「まあ、それもそうか」
「善久様が、このまま尼になってその身を終えることを考えれば、岡岳様も反対はしないでしょう」
「そう…かも…しれないな」
不安げだった善久の表情がいくらか明るくなってくる。
恵は善久の乳房から手を放すと優しく善久を抱きしめた。
善久は背中を撫でる手を温かく感じる。
しばらく体を預けていた善久だったが、体を放すと恵の唇を軽く吸った。
「しかし、恵、そなた…しぶといな」
「殿、男の格好ばかりしていて忘れましたか?女子は、とーってもしぶといのですよ」
恵がにんまりと笑う。善久もつられて笑みを浮かべた。
「そうだな。女に戻って、しぶとく生きてみるか」
「ええ、それに…」
何か言いかけて、恵は口をふさぐ。
「どうした?」
「いえ、何も…」
「何か言いかけただろうが…」
ためらっていた恵は善久に促されて口を開く。
「殿と2人で善吉に抱かれるのも面白いかと…」
善久が「プッ」と噴き出す。
「そんなことを考えていたのか?」
「ちょっと思いついただけです」
「ふむ…」
善久も考える。
「いっそのこと、福も合わせて4人で楽しんでみるか?」
「殿様!」
「善吉もよろこぶだろうな」
「よろこぶでしょうか?」
「いや、我らでよろこばせてやるのだ」
「…ですね」
話が落ち着いたところで、恵は着物を引き寄せて袂から丸まった紙を取り出す。
「それは、あの時の…」
「ええ」
恵は紙に鼻を近づけると顔をしかめる。
そのまま善久の顔の前に持って行くと、善久も顔をしかめた。
「これが男の臭いか」
「母上が男臭いと言うのが分かりませんでしたが、こうするとよく分かります」
「そうだな」
恵が紙を広げた。紙の中には白くべたついた粘液が糸を引いている。
恵は小指の先に粘液を付けると鼻に近づけた後、舌先で舐める。
「美味いのか?」
恵は激しく首を振る。
「いいえ、全く、でも…」
「でも?」
恵は小指をすっぽりと口に入れる。
「体の芯が熱くなるような…」
「…ふむ」
善久も人差し指で粘液をすくって舌先に付ける。舌を口の中に戻したところで、先ほど以上に顔をしかめた。
「まずいな」
「ええ」
「しかし、体の芯が熱くなるのは、……分からんでもない」
善久は人差し指に残った粘液を恵の鼻の頭に付ける。
「殿様、何を…」
善久はニヤリと笑って恵の鼻に吸い付いた。
「殿様ったら」
恵も真似をして善久の頬に粘液を付けると、舌でペロリと舐める。
互いの鼻に、頬に、額に、あごに、そして唇に善吉の精液を付けて回ると、交互に舌で舐めとり、唇で吸い取っていく。
体の中で起こった熱は我慢できないほどに燃え盛っていた。
「殿」
「恵」
微笑みつつ抱き合った2人は、その後も思う存分に2人で快感の波を味わった。
------------------------------------------------------------
次回は善吉と福のムニャムニャに戻ります。
福が善吉の部屋に入った時、ふすまを指一本分開けておいた。言うまでもなく、わざとである。
そこから覗くのは藩主である善久と、福の娘である恵。
「うむ、よく見える」
善久も恵も男と女の交わりについては、それなりに知っている。
ただしいずれも話で聞いたり、書物や枕絵で見たりしたのみ。
善吉と福が交わるのを許したうえで、善久は「見てみたい」と福に告げた。
「ふふっ、かしこまりました」
岡岳の屋敷を訪れた善久は、そのまま泊ると告げて近習には帰るように命じた。
子供の頃も藩主となってからもよくあること。
その夜、恵と共に福の後に付いて善吉の部屋の隣まで訪れる。
そして指一本開けた隙間から部屋を覗き見た。
「明るさも十分だな」
「ええ」
福が部屋の行燈を明るめにしたのも、2人への学びを考えての行為。
チュパッ
1間半(約2.7メートル)ほど先で、善吉と福が口を吸い合うのを見る。
それだけでも善久と恵の体の芯が熱くなってきた。
福が善吉のふんどしを解いた。
「まあ!」
「あれが…」
善吉のたくましい肉棒が天井を向いていた。
肉棒や割れ目を強調して描いた枕絵ほどには大きくはない。
しかし初めて肉棒を目にした善久と恵には、異様な化け物にも思えた。
『あれが、ここに入るのか』
善久が太ももをこすり合わせる。
割れ目から漏れ出た愛液がヌルリと滑った。
「あんなものが入るのでしょうか?」
似たようなことを思ったのか、恵が尋ねてくる。
「おそらく…入るのだろう…が、信じられんな」
2人が覗き見する前で、善吉の肉棒が暴発した。
「おおっ!飛んだぞ!」
恵が小声で「たーまやー!」と掛け声を上げると、善久は噴き出しそうになる。善久とともに恵は笑いをかみ殺す。
紙で精液をぬぐい取った福は、覗き見している2人の方に紙を丸めて転がした。
そして福は襦袢や腰巻を脱ぐ。
「うーむ、乳が大きいな」
「ええ、尻も」
一糸まとわぬ姿になった福。
いくらか垂れているとは言え、乳房と尻肉の豊かさは善久も恵も敵わない。
福が布団に座り足を広げたかと思うと、善吉が股間に顔を埋めるのを見る。
「善吉は“ほと”を舐めているのですね」
「いや、違うな。どうやら見ているだけだ」
「でも、あんなに間近で」
「おそらく善吉が望んだのだろう」
「でしょうけど…」
「恵、善吉から“ほと”を見たいと言われたらどうする?」
聞かれた恵は答えに困った。恵の腰巻の中では割れ目が潤い始めている。
すぐ先で足を広げている母が自分の姿に重なる。そこに顔を近づける善吉。
とても考えられない状況ながら、実際にそれが目の前にある。
「おっ!」
そうこうしているうちに善吉が仰向けになる。
頭を善久らの方に向けているため、起立した肉棒の先が2人の方を向いた。
「さっき出したばかりなのに、もう固くなるのですね」
「うーむ、男のまらとは不思議なものだ」
2人が首を傾げていると、福が立ち上がって肉棒に腰を降ろそうとしているのが見えた。
「何っ!」
「まさか!」
2人が見つめる前で福の割れ目に善吉の肉棒が埋まっていく。
到底収まりそうにないと思えた肉棒だったが、福は気持ちよさそうに腰を下げ切った。
「入ったな」
「本当に」
2人が目を離せないでいると、すぐに善吉が腰を突き上げるのが見えた。
福がとろけそうな表情を見せつつ善吉に覆いかぶさる。
チュッ、チュパン、チュッ…
善吉が福の乳房を吸う音が聞こえる。
恵はつかまるものを求めて、善久の袂をつかんだ。つかまれた善久は恵の顔を見る。
ゆっくりと顔を近づけて互いの唇を吸い合った。
「恵」
「と、殿」
その場を去ろうとしたところで、ふと思いだした恵がふすまの隙間を少し広げる。
そこから手を伸ばして丸まった紙を拾うと、袂に入れた後、ふすまを閉めた。
善久と恵は互いにつかまってふらふらと歩き、黒峰家で善久向けに用意された寝所にたどり着く。
「お殿様ぁ」
「恵」
敷かれた布団になだれ込んだ2人は先ほど以上に強く互いの唇を吸い合う。
ブチュッ、チュバッ、クチュッ…
恵の口を吸いつつ善久は恵の胸元に手を入れる。
もどかしさから強引に手を差し込んで乳房に触れた。
「あう!」
善久は恵の着物や襦袢の胸元をはだける。
露わになった乳房に強く吸い付いた。
「あう、善久様…」
恵は快感に浸りながらも自分で襦袢と腰巻を脱ぐと、手探りで善久の着物を脱がす。次は肌襦袢、最後にふんどしを解いていく。善久にも恵と変わらず豊かな乳房と陰毛があった。
恵が善久の下の毛を探る。
すでにたっぷりの愛液が割れ目から内ももに流れ出ていた。
「殿、すごい」
「恵も…」
善久も恵の股間に手を触れる。
下の毛は愛液で濡れそぼっており、善久の指が割れ目に滑り込んだ。
「ここに善吉のまらが入るのか?」
「そうでしょうけど…」
善久は割れ目に中指をめり込ませる。
「あうっ!」
わずかな痛みに恵は眉をひそめた。
「と、殿、あまり…」
「うむ、すまんな」
善久は中指を抜くと、割れ目を撫でるだけに留める。
それでも恵には十分な快感だった。
「あはん」
腰の奥で気持ち良さを感じつつ、恵も善久の陰毛をかき分けて割れ目に触れた。
その指が偶然ながら肉芽に触れたことで、善久の全身がしびれたようになる。
「おほっ!」
ぼんやりとしながらも恵は善久の乳首に吸い付く。
「あうっ、そこ、いいっ」
恵が左右の乳首を交互に吸うと、善久は快感に腰をくねらせた。
「殿様」
「恵」
善久を仰向けに寝かせた恵は軽く唇を吸った後、少し顔を離して善久を見る。
頭にあるのは男の髷ながら、その下には乳房が膨らんでおり、さらに下には男にあるはずの肉棒が無かった。
「善久様は女子なのですね」
「ふ…、当たり前だ」
善久は悲しそうに微笑んで恵を引き寄せる。
2人は何度も唇を重ねつつ、乳房や腰を擦り付けた。
「お殿様、こうして…」
「うん?」
恵に誘われて横向きに抱き合った2人は、互いの股間に太ももを差し込む。
「こう…か?」
「はい」
腰や足を動かすことで、太ももが相手の割れ目をこすって刺激する。
最初はぎこちなかったが、何度も繰り返していると良い具合に割れ目をこするようになってくる。
さらに割れ目から湧いて出た愛液が太ももを濡らして、一層滑りを良くした。
「殿様、そのまま…」
「うむ、恵も…」
調子よく刺激が繰り返せるようになったところで、またも相手の唇を吸い合った。
「あう…」
「むぐう…」
そこから先は言葉がない。
思うがままに口を吸い合い、乳房をすり合わせ、太ももで割れ目をこすり合った。
やがて善久も恵も腰から全身を震わせる。
「い、いくっ!」
「余もいくぞっ!」
互いにより強く抱きしめ合うと、2人の割れ目から愛液が噴き出した。
どちらもしばらく体を硬直させていたが、大きく息を吐いてぐったりと布団に沈んだ。
荒い息を繰り返す中で、善久がつぶやく。
「何があったのだ?」
「分かりませんが、男女が交わるとこうなるのでしょう」
「…女同士でもか?」
「…そうでしたね」
ようやく起き上がった恵が布団をかき上げて善久と自分にかける。
「申し訳ありません。こんなことを…」
「いや、余と恵の仲だ」
「…はい」
そこで善久は「うらやましいな」ともらす。
「どうしてですか?」
善久は恵の頬に触れた。
「福は気持ちよさそうにしておったろう」
「はい」
「恵、そなたもいずれ善吉にそうして貰えると思ったので、な」
「そうですけど…」
恵は善久を見つめる。善久の悲しそうな顔を何とかしたいと思った。
「では、お殿様も善吉に抱いてもらえばよろしいのでは?」
「何?」
いきなりとんでもないことを言い出した恵を善久は不審がる。
しかし、恵は「良いことを考え付いた」と言いたげに、顔を明るくする。
「そうですよ。お殿様も女子に戻って、わらわのようになれば良いのです」
「そなたのように?つまり善吉の側室か?」
「ええ、ご正室は変えられませんでしょうけど、お殿様の側室が1人から2人に増えても問題ないでしょう」
「しかし…な…」
納得しない善久に恵が畳みかける。
「では、善久様はどうなさるおつもりだったのですか?善吉に藩主を譲った後は」
「うーむ、まあ、母上のように尼にでもなろうかと…」
恵は「いけません!」と大きく首を振った。
「それではお殿様の人生が終わったも同然ではございませんか!」
「まあ、それは、そう…だ…が。仕方あるまい、後々に藩を騒がせないためにも…」
「いいえ!」
恵は起き上がって善久を引っ張り起こす。
恵が善久の乳房を揉むと、善久は薄目になって「あう」と声をもらす。
「女同士でも、こんなに気持ち良かったんですもの、男に、善吉にしてもらえば、もっと気持ち良くなれるはずです」
「福のように、か」
「ええ!それを諦めるのですか!?」
恵は両方の乳房を揉んでいく。
善久の背中が反った。
「ですから、善久様も側室になれば良いのですよ」
「そう簡単に行くとは…、第一、身分はどうする?」
「その辺りは岡岳様にお任せすれば、適当な身分を見つけてくれますって」
「まあ、それもそうか」
「善久様が、このまま尼になってその身を終えることを考えれば、岡岳様も反対はしないでしょう」
「そう…かも…しれないな」
不安げだった善久の表情がいくらか明るくなってくる。
恵は善久の乳房から手を放すと優しく善久を抱きしめた。
善久は背中を撫でる手を温かく感じる。
しばらく体を預けていた善久だったが、体を放すと恵の唇を軽く吸った。
「しかし、恵、そなた…しぶといな」
「殿、男の格好ばかりしていて忘れましたか?女子は、とーってもしぶといのですよ」
恵がにんまりと笑う。善久もつられて笑みを浮かべた。
「そうだな。女に戻って、しぶとく生きてみるか」
「ええ、それに…」
何か言いかけて、恵は口をふさぐ。
「どうした?」
「いえ、何も…」
「何か言いかけただろうが…」
ためらっていた恵は善久に促されて口を開く。
「殿と2人で善吉に抱かれるのも面白いかと…」
善久が「プッ」と噴き出す。
「そんなことを考えていたのか?」
「ちょっと思いついただけです」
「ふむ…」
善久も考える。
「いっそのこと、福も合わせて4人で楽しんでみるか?」
「殿様!」
「善吉もよろこぶだろうな」
「よろこぶでしょうか?」
「いや、我らでよろこばせてやるのだ」
「…ですね」
話が落ち着いたところで、恵は着物を引き寄せて袂から丸まった紙を取り出す。
「それは、あの時の…」
「ええ」
恵は紙に鼻を近づけると顔をしかめる。
そのまま善久の顔の前に持って行くと、善久も顔をしかめた。
「これが男の臭いか」
「母上が男臭いと言うのが分かりませんでしたが、こうするとよく分かります」
「そうだな」
恵が紙を広げた。紙の中には白くべたついた粘液が糸を引いている。
恵は小指の先に粘液を付けると鼻に近づけた後、舌先で舐める。
「美味いのか?」
恵は激しく首を振る。
「いいえ、全く、でも…」
「でも?」
恵は小指をすっぽりと口に入れる。
「体の芯が熱くなるような…」
「…ふむ」
善久も人差し指で粘液をすくって舌先に付ける。舌を口の中に戻したところで、先ほど以上に顔をしかめた。
「まずいな」
「ええ」
「しかし、体の芯が熱くなるのは、……分からんでもない」
善久は人差し指に残った粘液を恵の鼻の頭に付ける。
「殿様、何を…」
善久はニヤリと笑って恵の鼻に吸い付いた。
「殿様ったら」
恵も真似をして善久の頬に粘液を付けると、舌でペロリと舐める。
互いの鼻に、頬に、額に、あごに、そして唇に善吉の精液を付けて回ると、交互に舌で舐めとり、唇で吸い取っていく。
体の中で起こった熱は我慢できないほどに燃え盛っていた。
「殿」
「恵」
微笑みつつ抱き合った2人は、その後も思う存分に2人で快感の波を味わった。
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次回は善吉と福のムニャムニャに戻ります。
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その時、快晴で雲一つ無い空が急変し、突如、周囲に濃い霧に包まれる。
危険を感じた阿宮は自転車を押して帰ることにした。そして徒歩で歩き、喉も乾いてきた時、運良く喫茶店の看板を発見する。
彼は霧が晴れるまでそこで休憩しようと思い、扉を開く。そこには女性の店員が一人居るだけだった。
初めは男装だと考えていた女性の店員、阿宮と会話していくうちに彼が男性だということに気がついた。そして同時に阿宮も世界の常識がおかしいことに気がつく。
そして話していくうちに貞操逆転世界へ転移してしまったことを知る。
警察へ連れて行かれ、戸籍がないことも発覚し、家もない状況。先が不安ではあるが、戻れないだろうと考え新たな世界で生きていくことを決意した。
これはひょんなことから貞操逆転世界に転移してしまった阿宮が高身長女子と関わり、関係を深めながら貞操逆転世界を謳歌する話。
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