愛弟日記4

けい兄たん

文字の大きさ
222 / 262

4-223 香水の日

しおりを挟む
4-223 香水の日

俺:   明日は今年最後の精神科行きだからいつものルーティンとしての単語帳学習今日の課題と明日の分までやって、なんの気無しにラジオつけたらNHKラジオ第二で、ステップアップ中国語が始まるトコロだったんだから、これは
「クリスマス・イヴの奇跡」だよーなんて思ったよ

火曜日のステ中※、すっかり忘れてたのに

愛弟:   勉強熱心で感心な子じゃ…と俺のマネをする愛弟ちゃん

俺:   へへへ 笑顔

ラジオ講座がおわったからコーヒー飲もうぜ、ミルク入れて

きょうはイヴなんだから一年に一度の変わったコトしようぜ

愛弟:   兄さん にこにこ〕

俺:   イタリア🇮🇹の香水ブルガ⚪︎社のアクアマリ⚪︎をつけてみようや

俺はブルーの容器を本箱の隅から取り出してプシュプシュと手首につけてみた

それを愛弟に渡すと彼もつけた

愛弟:   コレいつ買ったの?まだ少しあるけど

俺:   2015年、昔の友達の勧めで買ったやつだ

愛弟:   青いステキなブルーの容器がきれいだね 笑顔

俺:   ああ、普段つけないから9年経ってもまだあるんだ

愛弟ちゃんは香水をつけた手首に鼻を近づけて香りを嗅いで堪能していた

甘くていい匂い❤️

にいちゃんの匂いと
コーヒーの匂いと
香水の匂いと……

特別なイヴに乾杯❤️

にっこりと笑う愛弟ちゃんの顔は輝いていた

外は雪が止んで青空が見えていた

ストーヴが静かに鳴っていた

愛弟:   ロマンチックなイヴだね、にいちゃん

キスして

ふたり:   キス💋

-----
※ステ中

NHKラジオ講座
ステップアップ中国語







しおりを挟む

あなたにおすすめの小説

吊るされた少年は惨めな絶頂を繰り返す

五月雨時雨
BL
ブログに掲載した短編です。

後宮の男妃

紅林
BL
碧凌帝国には年老いた名君がいた。 もう間もなくその命尽きると噂される宮殿で皇帝の寵愛を一身に受けていると噂される男妃のお話。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

チョコのように蕩ける露出狂と5歳児

ミクリ21
BL
露出狂と5歳児の話。

【完結】  同棲

蔵屋
BL
 どのくらい時間が経ったんだろう 明るい日差しの眩しさで目覚めた。大輝は 翔の部屋でかなり眠っていたようだ。 翔は大輝に言った。  「ねぇ、考えて欲しいことがあるんだ。」  「なんだい?」  「一緒に生活しない!」 二人は一緒に生活することが出来る のか?  『同棲』、そんな二人の物語を  お楽しみ下さい。

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

執着

紅林
BL
聖緋帝国の華族、瀬川凛は引っ込み思案で特に目立つこともない平凡な伯爵家の三男坊。だが、彼の婚約者は違った。帝室の血を引く高貴な公爵家の生まれであり帝国陸軍の将校として目覚しい活躍をしている男だった。

久々に幼なじみの家に遊びに行ったら、寝ている間に…

しゅうじつ
BL
俺の隣の家に住んでいる有沢は幼なじみだ。 高校に入ってからは、学校で話したり遊んだりするくらいの仲だったが、今日数人の友達と彼の家に遊びに行くことになった。 数年ぶりの幼なじみの家を懐かしんでいる中、いつの間にか友人たちは帰っており、幼なじみと2人きりに。 そこで俺は彼の部屋であるものを見つけてしまい、部屋に来た有沢に咄嗟に寝たフリをするが…

処理中です...