20 / 53
第1章 異世界転生編
19. 憎しみ
しおりを挟む
古い記憶。
ミーアの隣には父がいる。
ミーアは二人に連れられて町を歩く。
「仲良しさんですね」
近所のおばちゃんがミーアたちに笑いかける。
「ははっ。僕の大切な娘です。可愛いでしょ」
父が笑う。
嬉しそうな笑顔だ。
楽しかった。
父といる時間が幸せだった。
なのに……ぐにゃり。
突然、視界が潰れる。
「なあミーア」
そして次の瞬間、父の歪んだ顔がみえた。
「お前なんて生まれて来なければよかった」
そこに優しかった父の面影はない。
「なんで……」
――なんでそんなこと言うの?
「お前のせいで僕の人生は台無しだ」
「違う」
「お前がいたから母さんは死んだ。全部、お前が壊したんだ」
「違う!」
ミーアは父から逃げた。
◇ ◇ ◇
気がつくと、ミーアは女子寮の前に来ていた。
「うわっ、魔族の子よ」
「穢らわしい」
見慣れたはずの視線がミーアに突き刺さる。
――なんで私だけこんな目に遭うの?
みんな毎日楽しく学園生活を送っている。
友人がいて、家族に愛されて、何不自由なく生きている。
それなのにミーアだけが不幸だった。
魔族の血を引くというだけで、ミーアは差別される。
「気味が悪いわね」
聞き慣れた言葉がミーアの耳に届く。
「こっち見てきた。なにあの目。やっぱり卑しい魔族だわ」
赤い目が忌み嫌われている。
ずっとそうだった。
幼いからずっとミーアの居場所はなかった。
誰も手を差し伸べてくれなかった。
石を投げられて、白い目で見られて、暴言を浴びせられて。
それでもミーアは耐えてきた。
自分が耐えれば、すべてが丸く収まると思った。
だが限界だった。
――だって、こんなにも世界は不公平で……醜いんだから。もう我慢する必要なんてないよね?
心の奥底から憎悪が溢れ出す。
「みんな死ねばいいんですよ」
ミーアの体から大量の魔力が流れ出た。
そして――
「――風の暴走」
次の瞬間、彼女を中心として、荒く激しい風が吹き始めた。
まるで何もかもを拒絶するかのように……。
◇ ◇ ◇
黒いフードを被った女が、遠くからこっそりとミーアの様子を伺っている。
認識阻害を使って性別の誤認させるのは、彼女の常套手段だ。
そうすることで、自分の正体がよりバレにくくなる。
女はミーアが殺意と暴風を撒き散らす様子を冷静な目で観察していた。
「魔族とは本当に穢らわしい存在ですね。ですが良い実験体でもあります」
ミーアに刺した短剣には、精神と魔法領域の両方に影響を与える特殊な術式が施されていた。
簡単にいえば、感情と魔力を暴走させる術式だ。
一般的に負の感情が強いほど、魔法のコントロールが効きにくくなると言われている。
ミーアは今まで差別されて生きてきた。
蓄積されてきた負の感情は相当なものだろう、と女は考えていた。
短剣に組み込まれた術式によって、感情が暴走し、魔力暴走を起こす。
彼女の目論見通り、ミーアの力は解放された。
「すでに暴走状態に達しています……が、まだまだ足りません。彼女ならもう1段階解放できるはずです」
女の目的は、魔法道具の効果を測ること。
心を操り、魔力を暴走させ、意のままに操れる兵隊を作ることが、この実験の最終目標である。
ただし、あくまでもそれは実験の目標であって彼女の目的は別にある。
と、それはさておき。
実験体として、ミーアのような少女は最適であった。
豊富な魔力量に魔族としての壊れにくい体。
魔力量や耐久力などを測るのに、魔族ほどちょうど良い素材はない。
しかし、推定していたほどの暴走に達していないことが気がかりであった。
「予想の範囲内ではありますが……やはり少ないですね」
誤差というよりは何かしらの原因があるとみるべきだろう。
ただそれでも、今のミーアを止められる人物は学園にはほとんどいない。
相当な被害が出るだろう、と女は見込んでいる。
実験に犠牲はつきものと考えている彼女からすれば、多少被害が出たところで全く気にしない。
それよりも研究が進むことのほうがよっぽど重要であった。
そんな彼女の視線の先で、ふとミーアの動きが止まる。
「ん、どうしました?」
すでにミーアの力は暴走している。
発現している魔力量から推定すると、すでにミーアが自我を失っていてもおかしくない。
何もかもを破壊するだけの道具へと変貌しているはずだ。
だからこそ「止まる」という行動に違和感を覚えた。
女はミーアの視線の先を見る。
そこには――
「アラン・フォードですか」
茶髪の小太りな少年がミーアを見つめて佇んでいた。
「所詮、フォード家の落ちこぼれ。大したことないでしょう」
すでに短剣の術式は起動している。
暴走が止まるまで短剣は引き抜けないようにできている。
そして短剣が引き抜けるときは術者が死んだ時。
そもそも風の暴走はかなり強力な魔法である。
無能と呼ばれるアランでは近づくことさえ無理だろう。
女はミーアとアランの行方を冷徹な目で見つめていた。
◇ ◇ ◇
ふふふんふふん。
スキップ、スキップ、ランランラン。
今からエロゲーのイベンドが待ってるなんて最高だな。
期待に胸が膨らむぜ。
ようやく俺にも春が来たってことか。
ここまでの道のりは長かった。
デブに転生(憑依?)して、周りから白い目を向けられながら、必死に頑張ってきた。
俺、頑張ったんだんよ。
だから、報われてもいいはずだ。
エロゲ主人公ルート突っ走るぜ!
心臓がバクバク言い始める。
俺の第六感が今から起こることを告げているようだ。
フハハハは!
今からゆくぞ、このアラン・フォード様が!
待っておれよ、エロゲイベント!
「ん? なんか悲鳴が聞こえてくるんだけど」
まさか、ハードなエロゲだった?
俺、そういうのあんまり好きじゃないんだよね。
てか、女子寮の様子おかしくね?
びゅんびゅんと風が吹いてるし。
ちょっと嫌な予感がしてきた。
女子寮にたどり着く。
「マジか……。なんか知らんけど、ヤバいことになってる」
女の子たちがバッタバッタ倒れてた。
あ~、なるほどね。
そういうことね。
うん。
事情はわからんけど、これだけは理解できる。
エロゲイベントじゃないわ、これ。
俺の期待を返してくれ!
ミーアの隣には父がいる。
ミーアは二人に連れられて町を歩く。
「仲良しさんですね」
近所のおばちゃんがミーアたちに笑いかける。
「ははっ。僕の大切な娘です。可愛いでしょ」
父が笑う。
嬉しそうな笑顔だ。
楽しかった。
父といる時間が幸せだった。
なのに……ぐにゃり。
突然、視界が潰れる。
「なあミーア」
そして次の瞬間、父の歪んだ顔がみえた。
「お前なんて生まれて来なければよかった」
そこに優しかった父の面影はない。
「なんで……」
――なんでそんなこと言うの?
「お前のせいで僕の人生は台無しだ」
「違う」
「お前がいたから母さんは死んだ。全部、お前が壊したんだ」
「違う!」
ミーアは父から逃げた。
◇ ◇ ◇
気がつくと、ミーアは女子寮の前に来ていた。
「うわっ、魔族の子よ」
「穢らわしい」
見慣れたはずの視線がミーアに突き刺さる。
――なんで私だけこんな目に遭うの?
みんな毎日楽しく学園生活を送っている。
友人がいて、家族に愛されて、何不自由なく生きている。
それなのにミーアだけが不幸だった。
魔族の血を引くというだけで、ミーアは差別される。
「気味が悪いわね」
聞き慣れた言葉がミーアの耳に届く。
「こっち見てきた。なにあの目。やっぱり卑しい魔族だわ」
赤い目が忌み嫌われている。
ずっとそうだった。
幼いからずっとミーアの居場所はなかった。
誰も手を差し伸べてくれなかった。
石を投げられて、白い目で見られて、暴言を浴びせられて。
それでもミーアは耐えてきた。
自分が耐えれば、すべてが丸く収まると思った。
だが限界だった。
――だって、こんなにも世界は不公平で……醜いんだから。もう我慢する必要なんてないよね?
心の奥底から憎悪が溢れ出す。
「みんな死ねばいいんですよ」
ミーアの体から大量の魔力が流れ出た。
そして――
「――風の暴走」
次の瞬間、彼女を中心として、荒く激しい風が吹き始めた。
まるで何もかもを拒絶するかのように……。
◇ ◇ ◇
黒いフードを被った女が、遠くからこっそりとミーアの様子を伺っている。
認識阻害を使って性別の誤認させるのは、彼女の常套手段だ。
そうすることで、自分の正体がよりバレにくくなる。
女はミーアが殺意と暴風を撒き散らす様子を冷静な目で観察していた。
「魔族とは本当に穢らわしい存在ですね。ですが良い実験体でもあります」
ミーアに刺した短剣には、精神と魔法領域の両方に影響を与える特殊な術式が施されていた。
簡単にいえば、感情と魔力を暴走させる術式だ。
一般的に負の感情が強いほど、魔法のコントロールが効きにくくなると言われている。
ミーアは今まで差別されて生きてきた。
蓄積されてきた負の感情は相当なものだろう、と女は考えていた。
短剣に組み込まれた術式によって、感情が暴走し、魔力暴走を起こす。
彼女の目論見通り、ミーアの力は解放された。
「すでに暴走状態に達しています……が、まだまだ足りません。彼女ならもう1段階解放できるはずです」
女の目的は、魔法道具の効果を測ること。
心を操り、魔力を暴走させ、意のままに操れる兵隊を作ることが、この実験の最終目標である。
ただし、あくまでもそれは実験の目標であって彼女の目的は別にある。
と、それはさておき。
実験体として、ミーアのような少女は最適であった。
豊富な魔力量に魔族としての壊れにくい体。
魔力量や耐久力などを測るのに、魔族ほどちょうど良い素材はない。
しかし、推定していたほどの暴走に達していないことが気がかりであった。
「予想の範囲内ではありますが……やはり少ないですね」
誤差というよりは何かしらの原因があるとみるべきだろう。
ただそれでも、今のミーアを止められる人物は学園にはほとんどいない。
相当な被害が出るだろう、と女は見込んでいる。
実験に犠牲はつきものと考えている彼女からすれば、多少被害が出たところで全く気にしない。
それよりも研究が進むことのほうがよっぽど重要であった。
そんな彼女の視線の先で、ふとミーアの動きが止まる。
「ん、どうしました?」
すでにミーアの力は暴走している。
発現している魔力量から推定すると、すでにミーアが自我を失っていてもおかしくない。
何もかもを破壊するだけの道具へと変貌しているはずだ。
だからこそ「止まる」という行動に違和感を覚えた。
女はミーアの視線の先を見る。
そこには――
「アラン・フォードですか」
茶髪の小太りな少年がミーアを見つめて佇んでいた。
「所詮、フォード家の落ちこぼれ。大したことないでしょう」
すでに短剣の術式は起動している。
暴走が止まるまで短剣は引き抜けないようにできている。
そして短剣が引き抜けるときは術者が死んだ時。
そもそも風の暴走はかなり強力な魔法である。
無能と呼ばれるアランでは近づくことさえ無理だろう。
女はミーアとアランの行方を冷徹な目で見つめていた。
◇ ◇ ◇
ふふふんふふん。
スキップ、スキップ、ランランラン。
今からエロゲーのイベンドが待ってるなんて最高だな。
期待に胸が膨らむぜ。
ようやく俺にも春が来たってことか。
ここまでの道のりは長かった。
デブに転生(憑依?)して、周りから白い目を向けられながら、必死に頑張ってきた。
俺、頑張ったんだんよ。
だから、報われてもいいはずだ。
エロゲ主人公ルート突っ走るぜ!
心臓がバクバク言い始める。
俺の第六感が今から起こることを告げているようだ。
フハハハは!
今からゆくぞ、このアラン・フォード様が!
待っておれよ、エロゲイベント!
「ん? なんか悲鳴が聞こえてくるんだけど」
まさか、ハードなエロゲだった?
俺、そういうのあんまり好きじゃないんだよね。
てか、女子寮の様子おかしくね?
びゅんびゅんと風が吹いてるし。
ちょっと嫌な予感がしてきた。
女子寮にたどり着く。
「マジか……。なんか知らんけど、ヤバいことになってる」
女の子たちがバッタバッタ倒れてた。
あ~、なるほどね。
そういうことね。
うん。
事情はわからんけど、これだけは理解できる。
エロゲイベントじゃないわ、これ。
俺の期待を返してくれ!
16
あなたにおすすめの小説
美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
友人(勇者)に恋人も幼馴染も取られたけど悔しくない。 だって俺は転生者だから。
石のやっさん
ファンタジー
パーティでお荷物扱いされていた魔法戦士のセレスは、とうとう勇者でありパーティーリーダーのリヒトにクビを宣告されてしまう。幼馴染も恋人も全部リヒトの物で、居場所がどこにもない状態だった。
だが、此の状態は彼にとっては『本当の幸せ』を掴む事に必要だった
何故なら、彼は『転生者』だから…
今度は違う切り口からのアプローチ。
追放の話しの一話は、前作とかなり似ていますが2話からは、かなり変わります。
こうご期待。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
大好きな幼なじみが超イケメンの彼女になったので諦めたって話
家紋武範
青春
大好きな幼なじみの奈都(なつ)。
高校に入ったら告白してラブラブカップルになる予定だったのに、超イケメンのサッカー部の柊斗(シュート)の彼女になっちまった。
全く勝ち目がないこの恋。
潔く諦めることにした。
悪役顔のモブに転生しました。特に影響が無いようなので好きに生きます
竹桜
ファンタジー
ある部屋の中で男が画面に向かいながら、ゲームをしていた。
そのゲームは主人公の勇者が魔王を倒し、ヒロインと結ばれるというものだ。
そして、ヒロインは4人いる。
ヒロイン達は聖女、剣士、武闘家、魔法使いだ。
エンドのルートしては六種類ある。
バットエンドを抜かすと、ハッピーエンドが五種類あり、ハッピーエンドの四種類、ヒロインの中の誰か1人と結ばれる。
残りのハッピーエンドはハーレムエンドである。
大好きなゲームの十回目のエンディングを迎えた主人公はお腹が空いたので、ご飯を食べようと思い、台所に行こうとして、足を滑らせ、頭を強く打ってしまった。
そして、主人公は不幸にも死んでしまった。
次に、主人公が目覚めると大好きなゲームの中に転生していた。
だが、主人公はゲームの中で名前しか出てこない悪役顔のモブに転生してしまった。
主人公は大好きなゲームの中に転生したことを心の底から喜んだ。
そして、折角転生したから、この世界を好きに生きようと考えた。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
戦場帰りの俺が隠居しようとしたら、最強の美少女たちに囲まれて逃げ場がなくなった件
さん
ファンタジー
戦場で命を削り、帝国最強部隊を率いた男――ラル。
数々の激戦を生き抜き、任務を終えた彼は、
今は辺境の地に建てられた静かな屋敷で、
わずかな安寧を求めて暮らしている……はずだった。
彼のそばには、かつて命を懸けて彼を支えた、最強の少女たち。
それぞれの立場で戦い、支え、尽くしてきた――ただ、すべてはラルのために。
今では彼の屋敷に集い、仕え、そして溺愛している。
「ラルさまさえいれば、わたくしは他に何もいりませんわ!」
「ラル様…私だけを見ていてください。誰よりも、ずっとずっと……」
「ねぇラル君、その人の名前……まだ覚えてるの?」
「ラル、そんなに気にしなくていいよ!ミアがいるから大丈夫だよねっ!」
命がけの戦場より、ヒロインたちの“甘くて圧が強い愛情”のほうが数倍キケン!?
順番待ちの寝床争奪戦、過去の恋の追及、圧バトル修羅場――
ラルの平穏な日常は、最強で一途な彼女たちに包囲されて崩壊寸前。
これは――
【過去の傷を背負い静かに生きようとする男】と
【彼を神のように慕う最強少女たち】が織りなす、
“甘くて逃げ場のない生活”の物語。
――戦場よりも生き延びるのが難しいのは、愛されすぎる日常だった。
※表紙のキャラはエリスのイメージ画です。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる