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第3章 対抗戦編
52. 大将、任せるわ
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ジャンが心配で追いかけてきたら、なんか弟くんと喧嘩してた。
ダンがジャンに殴りかかっていたから、身体強化使って割り込んでみた。
「俺の友達に手ぇ出したら、ぶっ飛ばすぞ?」
最近、ジャンから主人公感が出てたけど、やっぱり主人公は俺だな。
ヒーローはヒロインを救ってなんぼでしょ。
ってことはこの状況、ジャンがヒロインってこと?
え、ジャンって実は女の子だった?
いや、そんなわけないか。
もしかして、BL世界のゲームだった!?
うん、それもないな。
学園に美少女が多い時点で、BLではないと思う。
たぶん……きっと。
「てめぇはさっきの……」
「その節はどうも」
「アラン・フォードと言ったか?」
え、俺自己紹介したっけ?
してないよな?
なんで俺のこと知ってるの?
「学園のやつらが噂してやがった。一年で最強はてめぇだとよぉ」
「それは嬉しい噂だね」
「噂など当てにならんがな」
「だったらここで証明してやろうか?」
「んな必要ねぇよ」
ダンが無理やり俺の手を振りほどいてきた。
むむ……。
身体強化使って、強く握ってたはずなんだけど、簡単に解かれた。
貴様は……なかなかやりおるのぉ。
「この続きは新人戦でやってやるよ」
ダンはそういって去っていく。
喧嘩になると思ってたけど、意外とあっけなく引かれた。
俺の強さに恐れをなしたか?
ってわけではないだろうな。
まあでも、こんなところでやり合わなくて良かった。
さすがに他校の生徒とやりあったら問題になる。
新人戦の出場停止もありうる。
学園を代表してる身として、出場停止は避けたい。
オリヴィアあたりにこっぴどく怒られそうだし。
ジャンがじーっと俺を見てきた。
え、なに?
まさか俺に惚れちゃった?
やめて、俺はストレートだから。
BLとか興味ないんです、ごめんなさい。
「どうしてお前がいる?」
「お前が思い詰めた顔して、会場出てったからだよ。心配になるだろうが」
俺とクラリスが仲良くしてたから、ジャンが拗ねたと思った。
なんだよ、俺の杞憂だったのかよ。
「そうか……すまん」
「にしてもお前、弟と仲が悪いんだな」
まあ俺も人のことは言えんけど。
テトラとは仲良くなったけど、兄たちとは全然仲良くできていない。
まだイアンとは仲良くできる気がするんだけどな。
今度どっかで話してみよっかな。
「嫌なところを見せてしまった」
「俺が勝手に追いかけてきただけだ。それよりも大丈夫か?」
「なにがだ?」
なにがってお前……。
「弟との関係についてだよ」
「大丈夫……とは言い難いな。今に始まったことではないが」
「かなり難あるもんな。お前の弟」
まるで昔の俺を見ているようだった。
まさかジャンが俺を嫌っていたのって、弟のダンに似てるから?
いや、普通に俺の性格が悪かったせいか……。
「問題は俺にもある。俺にもう少しが才能あれば、ダンもあそこまで捻くれなかったと思う」
「それは違うだろ。てか、才能なんて努力だけじゃあどうしようもない部分だし」
むしろ普通は、弟のほうが才能あったら兄の性格が歪むはずだ。
それも似た顔の弟が自分よりも才能があるなんて、かなりのコンプレックスになると思う。
え、じゃあイアンとかコンプレックスの塊じゃん。
俺みたいな才能人を弟に持ってるんだから。
いや、むしろ逆か。
イアンのようなデキる兄がいたから、過去の俺はあんなにも性格が歪んでしまったんだろうな。
「才能か……それをアランに言われるとキツイな」
ジャンが苦笑いをする。
「いや別に嫌味を言いたいわけじゃなくて……」
「わかってる。事実だからキツイってことだ」
「……うん。なんかごめん」
「別に気にしてない。それよりもアランに相談がある」
「また相談?」
なんだろう?
てか最近、ジャンからの相談が多いな。
兄弟関係についての相談なら、答えられる自信ないぞ。
むしろ俺が相談したいくらいだし。
「俺に大将を任せてくれないか?」
あ、そっちか。
「弟と戦うためか?」
ジャンが頷く。
「俺はダンと戦って勝ちたい」
なるほど。
ジャンは弟に勝つために、特訓をしてきたわけか。
てっきりクラリスにかっこいいところ見せるためだと思っていた。
いやジャンのことなら、それももちろん理由にあるんだろうけど。
こいつスケベで、ムッツリで女好きだし。
「わかった。大将はお前に任せる」
「ありがとう」
「ただし、副将で勝負が決まっても文句は言うなよ?」
副将の時点で勝敗が決まってしまった場合、大将戦は行われない。
「美味しいところを残しとく気はないのか?」
「無理だな。勝負に負けるとオリヴィアに怒られるし。あの人、マジで怖いから」
「知ってるよ。俺もこってり絞られたし」
「また絞られる気はない?」
「まだ風紀委員に戻るつもりはない」
まだか……。
ってことはいつか戻ってくるつもりなんだよな?
期待してるからな。
「あ、そうだジャン。脈がないかもしれんけど……がんばれよ」
「え? あ、うん……なんのこと?」
クラリスからの脈はなさそうだけど、ここで活躍すればワンチャンあるかもしれん。
頑張れ、ジャン!
応援してるからな!
お前のムッツリパワーを見せてやれ!
ダンがジャンに殴りかかっていたから、身体強化使って割り込んでみた。
「俺の友達に手ぇ出したら、ぶっ飛ばすぞ?」
最近、ジャンから主人公感が出てたけど、やっぱり主人公は俺だな。
ヒーローはヒロインを救ってなんぼでしょ。
ってことはこの状況、ジャンがヒロインってこと?
え、ジャンって実は女の子だった?
いや、そんなわけないか。
もしかして、BL世界のゲームだった!?
うん、それもないな。
学園に美少女が多い時点で、BLではないと思う。
たぶん……きっと。
「てめぇはさっきの……」
「その節はどうも」
「アラン・フォードと言ったか?」
え、俺自己紹介したっけ?
してないよな?
なんで俺のこと知ってるの?
「学園のやつらが噂してやがった。一年で最強はてめぇだとよぉ」
「それは嬉しい噂だね」
「噂など当てにならんがな」
「だったらここで証明してやろうか?」
「んな必要ねぇよ」
ダンが無理やり俺の手を振りほどいてきた。
むむ……。
身体強化使って、強く握ってたはずなんだけど、簡単に解かれた。
貴様は……なかなかやりおるのぉ。
「この続きは新人戦でやってやるよ」
ダンはそういって去っていく。
喧嘩になると思ってたけど、意外とあっけなく引かれた。
俺の強さに恐れをなしたか?
ってわけではないだろうな。
まあでも、こんなところでやり合わなくて良かった。
さすがに他校の生徒とやりあったら問題になる。
新人戦の出場停止もありうる。
学園を代表してる身として、出場停止は避けたい。
オリヴィアあたりにこっぴどく怒られそうだし。
ジャンがじーっと俺を見てきた。
え、なに?
まさか俺に惚れちゃった?
やめて、俺はストレートだから。
BLとか興味ないんです、ごめんなさい。
「どうしてお前がいる?」
「お前が思い詰めた顔して、会場出てったからだよ。心配になるだろうが」
俺とクラリスが仲良くしてたから、ジャンが拗ねたと思った。
なんだよ、俺の杞憂だったのかよ。
「そうか……すまん」
「にしてもお前、弟と仲が悪いんだな」
まあ俺も人のことは言えんけど。
テトラとは仲良くなったけど、兄たちとは全然仲良くできていない。
まだイアンとは仲良くできる気がするんだけどな。
今度どっかで話してみよっかな。
「嫌なところを見せてしまった」
「俺が勝手に追いかけてきただけだ。それよりも大丈夫か?」
「なにがだ?」
なにがってお前……。
「弟との関係についてだよ」
「大丈夫……とは言い難いな。今に始まったことではないが」
「かなり難あるもんな。お前の弟」
まるで昔の俺を見ているようだった。
まさかジャンが俺を嫌っていたのって、弟のダンに似てるから?
いや、普通に俺の性格が悪かったせいか……。
「問題は俺にもある。俺にもう少しが才能あれば、ダンもあそこまで捻くれなかったと思う」
「それは違うだろ。てか、才能なんて努力だけじゃあどうしようもない部分だし」
むしろ普通は、弟のほうが才能あったら兄の性格が歪むはずだ。
それも似た顔の弟が自分よりも才能があるなんて、かなりのコンプレックスになると思う。
え、じゃあイアンとかコンプレックスの塊じゃん。
俺みたいな才能人を弟に持ってるんだから。
いや、むしろ逆か。
イアンのようなデキる兄がいたから、過去の俺はあんなにも性格が歪んでしまったんだろうな。
「才能か……それをアランに言われるとキツイな」
ジャンが苦笑いをする。
「いや別に嫌味を言いたいわけじゃなくて……」
「わかってる。事実だからキツイってことだ」
「……うん。なんかごめん」
「別に気にしてない。それよりもアランに相談がある」
「また相談?」
なんだろう?
てか最近、ジャンからの相談が多いな。
兄弟関係についての相談なら、答えられる自信ないぞ。
むしろ俺が相談したいくらいだし。
「俺に大将を任せてくれないか?」
あ、そっちか。
「弟と戦うためか?」
ジャンが頷く。
「俺はダンと戦って勝ちたい」
なるほど。
ジャンは弟に勝つために、特訓をしてきたわけか。
てっきりクラリスにかっこいいところ見せるためだと思っていた。
いやジャンのことなら、それももちろん理由にあるんだろうけど。
こいつスケベで、ムッツリで女好きだし。
「わかった。大将はお前に任せる」
「ありがとう」
「ただし、副将で勝負が決まっても文句は言うなよ?」
副将の時点で勝敗が決まってしまった場合、大将戦は行われない。
「美味しいところを残しとく気はないのか?」
「無理だな。勝負に負けるとオリヴィアに怒られるし。あの人、マジで怖いから」
「知ってるよ。俺もこってり絞られたし」
「また絞られる気はない?」
「まだ風紀委員に戻るつもりはない」
まだか……。
ってことはいつか戻ってくるつもりなんだよな?
期待してるからな。
「あ、そうだジャン。脈がないかもしれんけど……がんばれよ」
「え? あ、うん……なんのこと?」
クラリスからの脈はなさそうだけど、ここで活躍すればワンチャンあるかもしれん。
頑張れ、ジャン!
応援してるからな!
お前のムッツリパワーを見せてやれ!
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【誤字報告】47.ストーカーは、、、
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