26 / 56
1章⭐︎リオンシュタット初心者編⭐︎
オークの村
しおりを挟む
-side オーウェン-
「シルフ。なるべくなら、俺から離れないでくれるとありがたい」
『分かっている。主人の命が何よりも大事だからな』
「キューーン!キューーン!」
「フェルも戦いたい?そうだなー」
実は、フェルも弱くは無い。
ステータスを見る限り、攻撃力は結構高いし、スキルも優秀。進化前とはいえ、一般の冒険者よりは全然強いだろう。
◯ステータス◯
名前: フェル
種族: リトルフェンリル
年齢: 5歳
基本ステータス:
- レベル: 30
- HP (体力): 500
- MP (魔力): 50
- 攻撃力: 120
- 防御力: 80
- 知識: 30
特殊スキル:
1. かみつき: 鋭い歯と強力な噛みつき攻撃を行う能力。
2. 高速移動: 高速で移動し、敵の攻撃をかわす能力。
3. 狼の嗅覚: 臆せぬ嗅覚で敵や獲物を探し出す能力。
4. 自然の連携: 自然界との強力なつながりを持ち、森林や自然の力を利用できる。
装備:
1. 鋭い牙と爪: 強力な攻撃力を持つ天然の武器。
2. 優れた毛皮: 防御に役立つしっかりとした毛皮を持つ。
◯END◯
だが、オークはBランクの魔物だ。まだ子供のフェルに勝てるだろうか?万が一、傷付いたらと思うと、不安も残る。少し考える。
『心配になる主人の気持ちもわかるよ。フェルは愛らしいからね』
「ああ」
『そんな迷える君に、僕が結界魔法をかけてあげる!これなら、安全に戦えるよ!』
「そ、そんなことも出来るのか」
『うん!主人とラムとレムにもかけてあげるよ!多分、オークキングの攻撃でも、3回くらいは耐えられるんじゃ無いかな?』
それは、すごいし、ありがたい。
もっと早くに聞いていれば、よかった。
知っていれば、迷わず、頼んでいただろう。
シルフに風の結界を張ってもらってから、オークの村への戦闘を仕掛ける。
奇襲する時のセオリーとして、最初に攻撃をする相手は、なるべく強い魔物がいい。不意を突いて、1撃で倒す。
理由は、強い魔物ほど、真正面から倒すのは大変で、弱い魔物は、奇襲しなくても簡単に倒しやすいからである。
というわけで、今回は、今見えている範囲で一番強い敵、2匹いたオークジェネラルをシルフと俺が狙うことにした。
『オークジェネラルが2匹いるということは、オークキングがいる可能性がかなり高いだろうね。気を抜かないように』
「分かった」
やはり、いるのか。オークキング。
さっき、探査をした時に1匹だけ、桁違いに強い反応を感知した。おそらく、それがオークキングだろう。
開始の合図とともに、オークジェネラルに奇襲をかける。
『[ウィンド]』
「[身体強化]」
--ビュオオオオオ!と風が吹き荒れ、オークたちを襲う。明らかに、[ウィンド]の威力では無い風に、オークたちが、目を瞑っているうちに、オークジェネラルを倒す。
オークジェネラルを失い、混乱しているうちに、トムとレムが、オークナイトとオークマジシャンを倒していく。
フェルは高速移動というスキルを発動して、俊敏性を生かし、相手を翻弄してくれている。俺にとってはある意味一番助かっている助っ人かもしれない。
「順調だな」
『ああ……、そろそろ出てきても、おかしくは無い頃だが……』
「ああ。意外と部下がこれだけやられても出てこないものなんだな」
もう既に8割方オークの村は壊滅している。
念のため、特別に、参戦してくれた、トムとレムの仕事が思った以上に早かったからな。流石Aランクの冒険者だ。
『……っと噂をすればお出ましか』
--ドシンドシンと、大きな音を立てて、オークキングはやってきた。
確かに、あれは、オークジェネラルとは比べ物にならないくらい強いだろう。王者の風格を漂わせる。
--グオオオオオオオオオ!
俺たちと、倒れている部下たちを見て、オークキングは怒り出す。おそらく、デバフ系の威圧スキルを持っているのだろうか?若干体が重くなる。
「シルフ!」
『分かっている![ストーム]!]
--ゴオオオオオオオ!
ストーム。風の上級魔法。
上級魔法なんて、使っている生き物、生まれて初めて見た。
空が曇り始める。
ん??あれ……。おかしい。
どう考えても、おかしい。天気を操作しているように思える。魔法で天候変えれるは普通に考えてやばく無いか?
グア?
ほら、さっきまでの威勢はどこへやら?オークキングも混乱しているし。
逃げる反応が遅れて、死を悟った雰囲気を出している。
--ゴゴゴゴゴゴ!
そのまま、オークキングを飲み込んで行った。その後に雨が吹き荒れる。
事前に結界を張っていたおかげで、俺たちは大丈夫だった。
というか、普通に、やばすぎるだろ。上級魔法。
今ので、完全に放心状態のオーク達を倒して、終了した。
「討伐完了だな!」
『ああ。すまない……、デバフのせいで、手加減ができず、オークキングの素材を無駄にしてしまったかもしれない』
どうやら、オークキングのデバフはシルフにとって逆効果だったようだ。御愁傷様。
「貴重な上級魔法も見れたし、いいって事よ!」
「そうですね!あんなすごい大技を見たのは、久しぶりです!」
久しぶり……って事は、他にも使える存在がいるんだ……。怖すぎるだろ。魔境、リオンシュタット。
それから、オークの素材を回収した。
幸いにも、オークキングの素材も半分くらいは武器だったので、回収できた。
あの風で無事って、オークキングも中々頑丈なようだ。もしも、自分で戦うことになった際には、それも頭に入れておこう。
そんな事を考えながら、その日は今までの素材を買い取ってもらうために、一旦、リオンシュタットの冒険者ギルドに、素材を提出しに帰るのだった。
--------------------------
「シルフ。なるべくなら、俺から離れないでくれるとありがたい」
『分かっている。主人の命が何よりも大事だからな』
「キューーン!キューーン!」
「フェルも戦いたい?そうだなー」
実は、フェルも弱くは無い。
ステータスを見る限り、攻撃力は結構高いし、スキルも優秀。進化前とはいえ、一般の冒険者よりは全然強いだろう。
◯ステータス◯
名前: フェル
種族: リトルフェンリル
年齢: 5歳
基本ステータス:
- レベル: 30
- HP (体力): 500
- MP (魔力): 50
- 攻撃力: 120
- 防御力: 80
- 知識: 30
特殊スキル:
1. かみつき: 鋭い歯と強力な噛みつき攻撃を行う能力。
2. 高速移動: 高速で移動し、敵の攻撃をかわす能力。
3. 狼の嗅覚: 臆せぬ嗅覚で敵や獲物を探し出す能力。
4. 自然の連携: 自然界との強力なつながりを持ち、森林や自然の力を利用できる。
装備:
1. 鋭い牙と爪: 強力な攻撃力を持つ天然の武器。
2. 優れた毛皮: 防御に役立つしっかりとした毛皮を持つ。
◯END◯
だが、オークはBランクの魔物だ。まだ子供のフェルに勝てるだろうか?万が一、傷付いたらと思うと、不安も残る。少し考える。
『心配になる主人の気持ちもわかるよ。フェルは愛らしいからね』
「ああ」
『そんな迷える君に、僕が結界魔法をかけてあげる!これなら、安全に戦えるよ!』
「そ、そんなことも出来るのか」
『うん!主人とラムとレムにもかけてあげるよ!多分、オークキングの攻撃でも、3回くらいは耐えられるんじゃ無いかな?』
それは、すごいし、ありがたい。
もっと早くに聞いていれば、よかった。
知っていれば、迷わず、頼んでいただろう。
シルフに風の結界を張ってもらってから、オークの村への戦闘を仕掛ける。
奇襲する時のセオリーとして、最初に攻撃をする相手は、なるべく強い魔物がいい。不意を突いて、1撃で倒す。
理由は、強い魔物ほど、真正面から倒すのは大変で、弱い魔物は、奇襲しなくても簡単に倒しやすいからである。
というわけで、今回は、今見えている範囲で一番強い敵、2匹いたオークジェネラルをシルフと俺が狙うことにした。
『オークジェネラルが2匹いるということは、オークキングがいる可能性がかなり高いだろうね。気を抜かないように』
「分かった」
やはり、いるのか。オークキング。
さっき、探査をした時に1匹だけ、桁違いに強い反応を感知した。おそらく、それがオークキングだろう。
開始の合図とともに、オークジェネラルに奇襲をかける。
『[ウィンド]』
「[身体強化]」
--ビュオオオオオ!と風が吹き荒れ、オークたちを襲う。明らかに、[ウィンド]の威力では無い風に、オークたちが、目を瞑っているうちに、オークジェネラルを倒す。
オークジェネラルを失い、混乱しているうちに、トムとレムが、オークナイトとオークマジシャンを倒していく。
フェルは高速移動というスキルを発動して、俊敏性を生かし、相手を翻弄してくれている。俺にとってはある意味一番助かっている助っ人かもしれない。
「順調だな」
『ああ……、そろそろ出てきても、おかしくは無い頃だが……』
「ああ。意外と部下がこれだけやられても出てこないものなんだな」
もう既に8割方オークの村は壊滅している。
念のため、特別に、参戦してくれた、トムとレムの仕事が思った以上に早かったからな。流石Aランクの冒険者だ。
『……っと噂をすればお出ましか』
--ドシンドシンと、大きな音を立てて、オークキングはやってきた。
確かに、あれは、オークジェネラルとは比べ物にならないくらい強いだろう。王者の風格を漂わせる。
--グオオオオオオオオオ!
俺たちと、倒れている部下たちを見て、オークキングは怒り出す。おそらく、デバフ系の威圧スキルを持っているのだろうか?若干体が重くなる。
「シルフ!」
『分かっている![ストーム]!]
--ゴオオオオオオオ!
ストーム。風の上級魔法。
上級魔法なんて、使っている生き物、生まれて初めて見た。
空が曇り始める。
ん??あれ……。おかしい。
どう考えても、おかしい。天気を操作しているように思える。魔法で天候変えれるは普通に考えてやばく無いか?
グア?
ほら、さっきまでの威勢はどこへやら?オークキングも混乱しているし。
逃げる反応が遅れて、死を悟った雰囲気を出している。
--ゴゴゴゴゴゴ!
そのまま、オークキングを飲み込んで行った。その後に雨が吹き荒れる。
事前に結界を張っていたおかげで、俺たちは大丈夫だった。
というか、普通に、やばすぎるだろ。上級魔法。
今ので、完全に放心状態のオーク達を倒して、終了した。
「討伐完了だな!」
『ああ。すまない……、デバフのせいで、手加減ができず、オークキングの素材を無駄にしてしまったかもしれない』
どうやら、オークキングのデバフはシルフにとって逆効果だったようだ。御愁傷様。
「貴重な上級魔法も見れたし、いいって事よ!」
「そうですね!あんなすごい大技を見たのは、久しぶりです!」
久しぶり……って事は、他にも使える存在がいるんだ……。怖すぎるだろ。魔境、リオンシュタット。
それから、オークの素材を回収した。
幸いにも、オークキングの素材も半分くらいは武器だったので、回収できた。
あの風で無事って、オークキングも中々頑丈なようだ。もしも、自分で戦うことになった際には、それも頭に入れておこう。
そんな事を考えながら、その日は今までの素材を買い取ってもらうために、一旦、リオンシュタットの冒険者ギルドに、素材を提出しに帰るのだった。
--------------------------
101
あなたにおすすめの小説
家族転生 ~父、勇者 母、大魔導師 兄、宰相 姉、公爵夫人 弟、S級暗殺者 妹、宮廷薬師 ……俺、門番~
北条新九郎
ファンタジー
三好家は一家揃って全滅し、そして一家揃って異世界転生を果たしていた。
父は勇者として、母は大魔導師として異世界で名声を博し、現地人の期待に応えて魔王討伐に旅立つ。またその子供たちも兄は宰相、姉は公爵夫人、弟はS級暗殺者、妹は宮廷薬師として異世界を謳歌していた。
ただ、三好家第三子の神太郎だけは異世界において冴えない立場だった。
彼の職業は………………ただの門番である。
そして、そんな彼の目的はスローライフを送りつつ、異世界ハーレムを作ることだった。
二月から週二回更新になります。お気に入り・感想、宜しくお願いします。
3点スキルと食事転生。食いしん坊の幸福無双。〜メシ作るために、貰ったスキル、完全に戦闘狂向き〜
幸運寺大大吉丸◎ 書籍発売中
ファンタジー
伯爵家の当主と側室の子であるリアムは転生者である。
転生した時に、目立たないから大丈夫と貰ったスキルが、転生して直後、ひょんなことから1番知られてはいけない人にバレてしまう。
- 週間最高ランキング:総合297位
- ゲス要素があります。
- この話はフィクションです。
最強の赤ん坊! 異世界に来てしまったので帰ります!
カムイイムカ(神威異夢華)
ファンタジー
病弱な僕は病院で息を引き取った
お母さんに親孝行もできずに死んでしまった僕はそれが無念でたまらなかった
そんな僕は運がよかったのか、異世界に転生した
魔法の世界なら元の世界に戻ることが出来るはず、僕は絶対に地球に帰る
転生者は力を隠して荷役をしていたが、勇者パーティーに裏切られて生贄にされる。
克全
ファンタジー
第6回カクヨムWeb小説コンテスト中間選考通過作
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門日間ランキング51位
2020年11月4日「カクヨム」異世界ファンタジー部門週間ランキング52位
転生者のブルーノは絶大な力を持っていたが、その力を隠してダンジョンの荷役として暮らしていた。だが、教会の力で勇者を騙る卑怯下劣な連中に、レットドラゴンから逃げるための生贄として、ボス部屋に放置された。腐敗した教会と冒険者ギルドが結託て偽の勇者パーティーを作り、ぼろ儲けしているのだ。ブルーノは誰が何をしていても気にしないし、自分で狩った美味しいドラゴンを食べて暮らせればよかったのだが、殺されたブルーノの為に教会や冒険者ギルドのマスターを敵対した受付嬢が殺されるのを見過ごせなくて・・・・・・
無限に進化を続けて最強に至る
お寿司食べたい
ファンタジー
突然、居眠り運転をしているトラックに轢かれて異世界に転生した春風 宝。そこで女神からもらった特典は「倒したモンスターの力を奪って無限に強くなる」だった。
※よくある転生ものです。良ければ読んでください。 不定期更新 初作 小説家になろうでも投稿してます。 文章力がないので悪しからず。優しくアドバイスしてください。
改稿したので、しばらくしたら消します
平凡な村人だと思われていた俺、実は神々が恐れる最強存在でした〜追放されたけど、無自覚チートで気づけば世界の頂点〜
にゃ-さん
ファンタジー
平凡な村人・レオンは、勇者パーティの荷物持ちとして蔑まれ、ある日「役立たず」として追放される。
だが、彼の正体は神々が恐れ、世界の理を超越する“創世の加護”を持つ唯一の存在だった。
本人はまったくの無自覚——それでも歩くたび、出会うたび、彼によって救われ、惹かれていく者たちが増えていく。
裏切った勇者たちは衰退し、彼を捨てた者たちは後悔に沈む。
やがて世界は、レオン中心に回り始める。
これは、最弱を装う最強が、知らぬ間に神々を超える物語。
田舎娘、追放後に開いた小さな薬草店が国家レベルで大騒ぎになるほど大繁盛
タマ マコト
ファンタジー
【大好評につき21〜40話執筆決定!!】
田舎娘ミントは、王都の名門ローズ家で地味な使用人薬師として働いていたが、令嬢ローズマリーの嫉妬により濡れ衣を着せられ、理不尽に追放されてしまう。雨の中ひとり王都を去ったミントは、亡き祖母が残した田舎の小屋に戻り、そこで薬草店を開くことを決意。森で倒れていた謎の青年サフランを救ったことで、彼女の薬の“異常な効き目”が静かに広まりはじめ、村の小さな店《グリーンノート》へ、変化の風が吹き込み始める――。
【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら
七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中!
※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります!
気付いたら異世界に転生していた主人公。
赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。
「ポーションが不味すぎる」
必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」
と考え、試行錯誤をしていく…
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる