転生ちびっ子の魔物研究所〜ほのぼの家族に溢れんばかりの愛情を受けスローライフを送っていたら規格外の子どもに育っていました〜

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2章3〜4歳

食べたーー!?

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―side アクシア―


「ただいまー!」
「あら、アクシア。おかえりなさい」
「おかえりー」
 

 白虎さんに乗って帰ったらママとフィル兄が出迎えてくれた。


「これー、お土産」
「あら!私が好きなミノタウロスの干し肉!」

 
 お土産で買ってきた魔物食をプレゼントするとママが目をキラキラさせて喜ぶ。
 珍しいから買ってきたのだけど、ママは知っていたのか。


「昔、冒険者をしていた時に良く食べていたわ!お酒に合うスナックなのよねえ」
「へー」
 

 そっかー。ママもパパも昔冒険者をしていたこともあるって言ってたっけ?だったら、確かに珍しい魔物食とかもよく食べていたのかもしれない。
 家で出てくる料理は中高価格帯の食品を使ったのが多いけど、この喜び方……、本当はこういうB級グルメの方が好きな可能性が高そうだよねえ。収支報告書の提案を通すにあたってはママを味方につけなければいけないから、これは良さげな貢物だ。賄賂大事。うっしっし。


「ふーん。いい賄賂じゃない。でかしたわ!アクシア!」
「ふぇっ!?バ、バレてる!?」
「バレバレよ。その顔見たら。全く……今度は何を企んでいるのやら」


 ど、どうやらバレバレだったようだ。ぐぬぬぬ……やはり母上……一筋縄ではいかないな。俺が汚い子どもだと言うことはお見通しなようだ。誤魔化して逃げよう。退散退散。

 
「それはお土産だから後でみんなで食べて!」
「わかったわ!ありがとう!」
「そ、それじゃ!秘密基地に行くから、バイバーイ!」
「えっ!?もう行くの!?夕飯までには戻ってくるのよ~!」
「はーい!」


 ♢  ♢  ♢  ♢  ♢
 

「アクシア。言われていた素材を出してきたぞ」
「ありがとー!」


 秘密基地に着くと、青龍さんが光と空調を研究するのに必要な素材をとってきてくれていた。
 ドラゴンはキラキラしているものが大好きだ。なので、暗闇でも発光するような魔石、魔鉱石や植物などコレクションの中から実験に使えそうなないかと尋ねたところ、快諾してくれたのだ。
 良さげなものが沢山ある。

  
「よーっし!研究スタート!」


 とはいえ、これだけ素材があると何から手をつけていいかがわからなくなる。
 だから、まずはこの研究を始める前に決めていた2つの目的を整理したいと思う。何かを始めるときは目標から逆算していった方が効率がいいからね!
 ①目の前にあるの素材を使って、どうやったら省エネで効率よく光を必要なところに届け、空調を快適に管理しつつ、使われている魔鉱石のコストを安く管理することができるのか研究し、維持費削減に貢献すること。
 ②町で使われている物でリサイクル可能なものや、自領内で生産可能なものをある程度炙り出して富が領外へ流出することを防ぐこと。
 こんな感じだ。もちろん、自国内で全て生産するのは余計にコストがかかってしまうため、消費者にとってあまり良くない場合も多い。だから、あくまでも経済的にある程度合理的であること、また、手間がかからないことを大事にしたい。あまり、大人の手を借りず、自分だけの力でできるくらいがちょうどいい。
 

「ふむふむ。まずは魔鉱石から研究しようかなー」


 ――ポヨンポヨン!


「おっ!スラさんもこれ、気になる?」


 ――ポヨンポヨン!


「……?どーぞ!」


 ――パクッ!


「……って!食べたーー!?」


 そういえば、スラさんって雑食だったーー!



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