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ハルファティカの記憶
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ポロポロと溢れる涙を、アンリはキスで舐めとってしょっぱいって笑った。もう目覚めても、須藤あかりに戻ることはないと分かっていた。
「大丈夫?」
アンリは私の身体を気遣ってくれている。
「うん、アンリが優しくしてくれたから。それから」
「それから…?」
「私記憶が戻ったみたい」
ハルファティカ姫が残した数多の記憶は私の脳裏に刻まれていた。
「そうか」
「聞かないの?」
拍子抜けして、私はアンリに問いかける。
「どちらでも。君がどこの誰でも俺にとってはミアだから」
そう、私はハルファティカではない。
彼が名付けてくれたミアという大事な名前。私だけの大事な宝物の名前がある。
「うん」
「だから、話したかったら聞くけど、無理に聞くつもりはないよ」
「じゃあ、今夜はミアをいっぱい抱いて」
明日からはハルファティカとして運命に争わなければいけない事があることが分かっていた。アンリにも伝える話がある。
ただ、今このときは、ただのアンリとミアで良かった。
「アンリを愛してるの」
「俺もミアを愛してる」
言葉は消えても、記憶は消えない。
刻まれた気持ちは赤い薔薇のように白い肌に咲いた。
「大丈夫?」
アンリは私の身体を気遣ってくれている。
「うん、アンリが優しくしてくれたから。それから」
「それから…?」
「私記憶が戻ったみたい」
ハルファティカ姫が残した数多の記憶は私の脳裏に刻まれていた。
「そうか」
「聞かないの?」
拍子抜けして、私はアンリに問いかける。
「どちらでも。君がどこの誰でも俺にとってはミアだから」
そう、私はハルファティカではない。
彼が名付けてくれたミアという大事な名前。私だけの大事な宝物の名前がある。
「うん」
「だから、話したかったら聞くけど、無理に聞くつもりはないよ」
「じゃあ、今夜はミアをいっぱい抱いて」
明日からはハルファティカとして運命に争わなければいけない事があることが分かっていた。アンリにも伝える話がある。
ただ、今このときは、ただのアンリとミアで良かった。
「アンリを愛してるの」
「俺もミアを愛してる」
言葉は消えても、記憶は消えない。
刻まれた気持ちは赤い薔薇のように白い肌に咲いた。
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