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第二章
25 一度目の祈り
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静寂と、時折小さな水音と。
祈りを捧げる前のお清めは、神殿の一室に湧く泉に浸かるだけという簡素さだった。
石造りの壁の高いところにある小窓から日の光が幾筋も差し込んできている。ヒナリは煌めく水面を見渡しつつ、手で水を掻いてそっと波立たせた。
(綺麗な場所だなあ)
足の届く水底に歩を進めて泉の中央に立ち、目を閉じる。広い空間でたったひとり、全裸でいるというのは何とも落ち着かない。しかし心に沁み入る静けさと冷たすぎない水が、少しずつ心を穏やかにさせていく。
(さすがに泳いじゃダメだよね……)
ヒナリは今朝起きたときから朝食が喉を通らないほどに緊張していた。にもかかわらず、泉に浸かるうちに、そんなゆるいことを考え出せる程度には平常心を取り戻せたのだった。
ふたりのメイドがヒナリの身繕いをしていく。
今回の下着は降臨直後のようなセクシーな下着ではなく、純白の生地でできたごくシンプルなものだった。
その上から滑らかな肌触りのローブを着せられれば、たちまち姿見の中に崇高なる聖女ができあがる。
ヒナリがすっかり落ち着いた一方で、ヒナリの長い銀髪を懸命に梳いているミュリエルとレイチェルは揃って硬い表情をしていた。
「ふたりとも緊張してる?」
口元を微笑ませて尋ねれば、鏡越しにミュリエルが小さく頷く。
「はい……。この日のために長年準備をして参ったものですからどうしても……。申し訳ございません、ヒナリ様の緊張を少しでも解きほぐして差し上げるべき立場であるにもかかわらず、我々の方が固くなってしまって」
「ううん、気にしないで。さっきお清めの泉に浸かってたら、いつの間にか緊張がほぐれてたの」
ふたりのメイドがほっと息をつく。
鏡の中で目を見合わせたあと、レイチェルがヒナリを見て笑顔を輝かせた。
「それは大変良うございました。ヒナリ様の御心が安らいだなら、我々も望外の喜びです」
身支度を終えて貴賓室から出ると、四人の賢者が待ち構えていた。皆揃いの白いローブをまとっている。
普段の賢者たちの服装とは違う神々しい装いに、ヒナリは思わずにこにことしてしまった。
「みんなそのローブとっても良く似合ってる! 本当に素敵……!」
イケメンが清楚な出で立ちをしたならそれはもはや見栄えがするどころの騒ぎではない。
いいものを見ちゃったなとヒナリが喜んでいると、アルトゥールが歯を見せて笑った。
「ヒナリ、緊張しているかと思ったが大丈夫そうだな」
「うん、お清めの泉に浸かってたら緊張感がどっか行っちゃった」
『それは何よりだ』とアルトゥールが何度も頷く一方で、クレイグが眼鏡を上げ直して金色の目を鋭くした。
「ヒナリ、自覚していない緊張ほどたちが悪いものはありませんよ。これから大勢が見守る中、あなたが先頭に立って聖壇まで歩いていくのですからね」
「そ、それはっ、わかってるけど……!」
事前に段取りを聞いてはいたものの、その光景を思い描いた途端に体が固まってしまった。静まっていたはずの心臓が、にわかに騒ぎ出す。
直後、ベルトランが向きになった口調でクレイグを咎め出した。
「クレイグ、君ねえ! せっかく落ち着いていたヒナリをまた緊張させるなんて、無神経にもほどがあるでしょう」
「賢者がすべきことではない、ということだけは確かだね」
白け顔のダリオが続く。
「くっ……! 余計なことを言ってしまって申し訳ございませんでした、ヒナリ」
ふたりの賢者に責められて気まずげな表情に変わったクレイグが、胸に手を当ててヒナリに頭を下げる。
「ううん、大丈夫だよクレイグ、心配してくれてありがとう」
笑みを浮かべてみせれば、たちまちクレイグの顔が紅潮する。
その赤面を他の賢者たちにからかわれる様子を見るうちに、よみがえりかけた緊張感は再び和らいでいったのだった。
◇◇◆◇◇
巨大な扉が開かれて、祈りの間に踏み込む。
神殿に勤める人々と王族、そして高位貴族たちが一斉にヒナリを見た。
参列者の期待のまなざしを浴びた瞬間、心臓が一度強く脈打ち、全身が凍り付いた。
慎重に息を吸い込み、自身を奮い立たせる。
(大丈夫、賢者のみんながついていてくれてるんだから)
そう自分に強く言い聞かせて、赤い絨毯の上を一歩一歩進んでいく。後ろから聞こえる四人の足音に頼もしさを覚える。
人々の居並ぶ座席を通り過ぎると、聖壇前の階段まで延びる絨毯の両側には聖騎士団の十人が左右に分かれて立っていた。剣を縦に構えて直立不動の姿勢を取っている。
ヒナリたちが彼らの前を通り過ぎた途端に揃った金属音が聞こえてきた。その場に膝を突いたのだろう。
事前に聞いた話によると、聖女が初めておこなう浄化の際、彼らの身にまとう鎧に聖女の加護が付与されるという。
聖壇に続く階段の前で、今度は賢者たちが立ち止まり、膝を突く。ここから先は、ひとりで進まなければならない。
女神像の前に立つ。見上げた石像は、つい先日出会った女神とよく似てはいたが、率直に言って目を見張るほどの美貌ではなかった。
(本物の方が美人だったな)
などと呑気に思いながら、胸の前で手を組み合わせる。
ここまで来て、自分でも驚くほどに緊張感が解けていることに気付く。
(女神様がリラックスさせてくれたのかな? ありがたいな)
ヒナリは口元を微笑ませると、頭の中に祈りの言葉を思い浮かべた。
この言葉を一度女神像に向けて発したあと、心の中で願い事を繰り返し、願いが届いたと実感できる瞬間まで唱え続ける。それが祈りの儀における聖女の役割だという。
祈りの言葉は発音が難しかった。賢者たちに何度も言ってもらったが、賢者たちにとってもその独特な言葉は言いづらかったらしく、滑らかに発音できるようになるまで五人で丸一日かけて練習したのだった。
(みんな、練習に付き合ってくれて本当にありがとう)
女神と賢者とに感謝の気持ちを抱けば、たちまち胸にぬくもりが湧いてくる。
ヒナリは口元を微笑ませながらゆっくりと息を吸い込むと、祈りの言葉を聖壇に響かせた。
「――エトゥンピラオス・エァミプレリー・アングタ・エス」
女神ポリアンテスよ、我が祈りを叶えたまえ――!
そして、まぶたを下ろして心の中で強く祈る。
広大な大地から不浄なものが溶け出し霧散していくイメージを思い浮かべる。その光景が何の意味を持つかは知らないが、それが浄化そのものであると教えられたままに、大地が清められていく様子を一心に思い描く。
それを続けるうちに、体に異変が起こった。
(体が熱い……!?)
呼吸が乱れるほどの灼熱に襲われて、意識が霞みそうになる。祈った際に体温が上がるだろうと事前に聞いてはいたものの、想像以上の熱さだった。
今は倒れちゃだめ――奥歯を噛み締めて、頭の中でたったひとつの願いに縋り付くように、浄化の光景だけを脳裏に描き出す。
次の瞬間。
(わわっ!?)
下ろしたまぶた越しに強い光が見えて、咄嗟に目を開く。するとヒナリの胸の中心から目映い光が溢れ出ていた。
おお、と背後からどよめきが聞こえる。
その光は徐々に範囲を広げていき、祈りの間の床と壁、そして天井全体を明るく染め上げ――光の粒となり、聖壇と、人々の頭上に降り注いでいった。
ずっと組み合わせていた手を下ろせば、汗がどっと吹き出す。
ふらつきそうになる足元を見つめつつ、壇上でゆっくりと振り返ったその瞬間。
万雷の拍手に包まれた。
祈りを捧げる前のお清めは、神殿の一室に湧く泉に浸かるだけという簡素さだった。
石造りの壁の高いところにある小窓から日の光が幾筋も差し込んできている。ヒナリは煌めく水面を見渡しつつ、手で水を掻いてそっと波立たせた。
(綺麗な場所だなあ)
足の届く水底に歩を進めて泉の中央に立ち、目を閉じる。広い空間でたったひとり、全裸でいるというのは何とも落ち着かない。しかし心に沁み入る静けさと冷たすぎない水が、少しずつ心を穏やかにさせていく。
(さすがに泳いじゃダメだよね……)
ヒナリは今朝起きたときから朝食が喉を通らないほどに緊張していた。にもかかわらず、泉に浸かるうちに、そんなゆるいことを考え出せる程度には平常心を取り戻せたのだった。
ふたりのメイドがヒナリの身繕いをしていく。
今回の下着は降臨直後のようなセクシーな下着ではなく、純白の生地でできたごくシンプルなものだった。
その上から滑らかな肌触りのローブを着せられれば、たちまち姿見の中に崇高なる聖女ができあがる。
ヒナリがすっかり落ち着いた一方で、ヒナリの長い銀髪を懸命に梳いているミュリエルとレイチェルは揃って硬い表情をしていた。
「ふたりとも緊張してる?」
口元を微笑ませて尋ねれば、鏡越しにミュリエルが小さく頷く。
「はい……。この日のために長年準備をして参ったものですからどうしても……。申し訳ございません、ヒナリ様の緊張を少しでも解きほぐして差し上げるべき立場であるにもかかわらず、我々の方が固くなってしまって」
「ううん、気にしないで。さっきお清めの泉に浸かってたら、いつの間にか緊張がほぐれてたの」
ふたりのメイドがほっと息をつく。
鏡の中で目を見合わせたあと、レイチェルがヒナリを見て笑顔を輝かせた。
「それは大変良うございました。ヒナリ様の御心が安らいだなら、我々も望外の喜びです」
身支度を終えて貴賓室から出ると、四人の賢者が待ち構えていた。皆揃いの白いローブをまとっている。
普段の賢者たちの服装とは違う神々しい装いに、ヒナリは思わずにこにことしてしまった。
「みんなそのローブとっても良く似合ってる! 本当に素敵……!」
イケメンが清楚な出で立ちをしたならそれはもはや見栄えがするどころの騒ぎではない。
いいものを見ちゃったなとヒナリが喜んでいると、アルトゥールが歯を見せて笑った。
「ヒナリ、緊張しているかと思ったが大丈夫そうだな」
「うん、お清めの泉に浸かってたら緊張感がどっか行っちゃった」
『それは何よりだ』とアルトゥールが何度も頷く一方で、クレイグが眼鏡を上げ直して金色の目を鋭くした。
「ヒナリ、自覚していない緊張ほどたちが悪いものはありませんよ。これから大勢が見守る中、あなたが先頭に立って聖壇まで歩いていくのですからね」
「そ、それはっ、わかってるけど……!」
事前に段取りを聞いてはいたものの、その光景を思い描いた途端に体が固まってしまった。静まっていたはずの心臓が、にわかに騒ぎ出す。
直後、ベルトランが向きになった口調でクレイグを咎め出した。
「クレイグ、君ねえ! せっかく落ち着いていたヒナリをまた緊張させるなんて、無神経にもほどがあるでしょう」
「賢者がすべきことではない、ということだけは確かだね」
白け顔のダリオが続く。
「くっ……! 余計なことを言ってしまって申し訳ございませんでした、ヒナリ」
ふたりの賢者に責められて気まずげな表情に変わったクレイグが、胸に手を当ててヒナリに頭を下げる。
「ううん、大丈夫だよクレイグ、心配してくれてありがとう」
笑みを浮かべてみせれば、たちまちクレイグの顔が紅潮する。
その赤面を他の賢者たちにからかわれる様子を見るうちに、よみがえりかけた緊張感は再び和らいでいったのだった。
◇◇◆◇◇
巨大な扉が開かれて、祈りの間に踏み込む。
神殿に勤める人々と王族、そして高位貴族たちが一斉にヒナリを見た。
参列者の期待のまなざしを浴びた瞬間、心臓が一度強く脈打ち、全身が凍り付いた。
慎重に息を吸い込み、自身を奮い立たせる。
(大丈夫、賢者のみんながついていてくれてるんだから)
そう自分に強く言い聞かせて、赤い絨毯の上を一歩一歩進んでいく。後ろから聞こえる四人の足音に頼もしさを覚える。
人々の居並ぶ座席を通り過ぎると、聖壇前の階段まで延びる絨毯の両側には聖騎士団の十人が左右に分かれて立っていた。剣を縦に構えて直立不動の姿勢を取っている。
ヒナリたちが彼らの前を通り過ぎた途端に揃った金属音が聞こえてきた。その場に膝を突いたのだろう。
事前に聞いた話によると、聖女が初めておこなう浄化の際、彼らの身にまとう鎧に聖女の加護が付与されるという。
聖壇に続く階段の前で、今度は賢者たちが立ち止まり、膝を突く。ここから先は、ひとりで進まなければならない。
女神像の前に立つ。見上げた石像は、つい先日出会った女神とよく似てはいたが、率直に言って目を見張るほどの美貌ではなかった。
(本物の方が美人だったな)
などと呑気に思いながら、胸の前で手を組み合わせる。
ここまで来て、自分でも驚くほどに緊張感が解けていることに気付く。
(女神様がリラックスさせてくれたのかな? ありがたいな)
ヒナリは口元を微笑ませると、頭の中に祈りの言葉を思い浮かべた。
この言葉を一度女神像に向けて発したあと、心の中で願い事を繰り返し、願いが届いたと実感できる瞬間まで唱え続ける。それが祈りの儀における聖女の役割だという。
祈りの言葉は発音が難しかった。賢者たちに何度も言ってもらったが、賢者たちにとってもその独特な言葉は言いづらかったらしく、滑らかに発音できるようになるまで五人で丸一日かけて練習したのだった。
(みんな、練習に付き合ってくれて本当にありがとう)
女神と賢者とに感謝の気持ちを抱けば、たちまち胸にぬくもりが湧いてくる。
ヒナリは口元を微笑ませながらゆっくりと息を吸い込むと、祈りの言葉を聖壇に響かせた。
「――エトゥンピラオス・エァミプレリー・アングタ・エス」
女神ポリアンテスよ、我が祈りを叶えたまえ――!
そして、まぶたを下ろして心の中で強く祈る。
広大な大地から不浄なものが溶け出し霧散していくイメージを思い浮かべる。その光景が何の意味を持つかは知らないが、それが浄化そのものであると教えられたままに、大地が清められていく様子を一心に思い描く。
それを続けるうちに、体に異変が起こった。
(体が熱い……!?)
呼吸が乱れるほどの灼熱に襲われて、意識が霞みそうになる。祈った際に体温が上がるだろうと事前に聞いてはいたものの、想像以上の熱さだった。
今は倒れちゃだめ――奥歯を噛み締めて、頭の中でたったひとつの願いに縋り付くように、浄化の光景だけを脳裏に描き出す。
次の瞬間。
(わわっ!?)
下ろしたまぶた越しに強い光が見えて、咄嗟に目を開く。するとヒナリの胸の中心から目映い光が溢れ出ていた。
おお、と背後からどよめきが聞こえる。
その光は徐々に範囲を広げていき、祈りの間の床と壁、そして天井全体を明るく染め上げ――光の粒となり、聖壇と、人々の頭上に降り注いでいった。
ずっと組み合わせていた手を下ろせば、汗がどっと吹き出す。
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