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第三章
60 魔法薬学研究所へ
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東方の小国からの訪問者が帰国した数日後のこと。
ヒナリが図書館から借りてきた旅行記を自室で読んでいると、クレイグが部屋を訪ねてきた。
ソファーの向かいに腰掛けたクレイグが、表情を引き締める。
「ヒナリ。もしよろしければ魔法薬学研究所にご同行願えませんか?」
「もちろんいいけど。急にどうしたの?」
「貴女とは既に三回儀式をおこなわせていただき、その度に私の調合した薬を試させていただいておりますが。毎度、私の想定より薬効が強いことは、貴女も身をもって感じていらっしゃいますよね」
「う、うん」
クレイグいわく、儀式の際に使う魔法薬は少しずつ薬効を弱めていっているとのことだった。しかしなぜか、どうしてもクレイグの想定を越えてしまうらしく、魔法薬で高ぶったヒナリの方からクレイグに襲い掛かる形となってしまっている。
前回もまたクレイグの上に跨がり淫らに腰を振ってしまったことを思い出してしまい、瞬時に顔が燃え上がる。
クレイグもそれを思い描いているのか頬が赤らんでいる。しかしすぐに顔を逸らして咳払いすると、正面に向き直った。
「魔法薬学研究所には、魔法薬を使用した際どの程度人体に魔力が作用しているかを測定できる、特別な魔道具があるのです。それを使い、薬の持つ魔力がどの程度貴女の体に働いているかを調べさせていただきたいと思いまして。しかし測定器は希少な魔道具のため、持ち出し禁止となっているのです」
「なるほど。それで私が行く必要があるんだね」
「ええ。さらに申しますと、貴女は三度目の祈りの儀で魔力を放出したあとまだ賢者の誰とも儀式をおこなっていませんから、今がまさに測定に適した時期なのです。ご協力願えますか?」
「もちろんだよ。それに、クレイグがお仕事をしてるところって見てみたかったし」
眼鏡の向こう側の目が見開かれる。
しかしクレイグはすぐさま表情を引き締め直すと、ぶっきらぼうに言い放った。
「そんな大したことはしていませんよ」
一週間後の午後。ヒナリは聖騎士団の騎士ふたりを伴い、クレイグと共に馬車に乗り込み王都の中心地へと向かった。
ダリオの実家に同行した際は、騒ぎになるからとカーテンを開けさせてもらえなかった。しかしこの日は何も言われなかったため、カーテンを開けた状態で王都入りしたのだった。
城下町に入った途端、前世の旅行動画で見たような歴史を感じさせる街並みが広がった。
「わ、素敵……!」
この世界に降臨して三ヶ月。ようやくスレクスィオ国の街並みを見ることができて、ヒナリは感激に胸を高鳴らせた。
街の人を観察する。立派な馬車から着飾った貴族が下りてくる一方で、聖女邸で働く中年の庭師や女中と似たような素朴な服装の人が歩いていたりして、様々な身分の人たちが混在していた。
不意に、ガラス越しに叫び声が聞こえてくる。
「え、あれ聖女様じゃない?」
「きゃー! ヒナリ様だ!」
「聖女ヒナリ様がいらしたぞ!」
口々に叫ぶ声に驚いて、咄嗟に窓から顔を離す。すると後ろから伸びてきた手が素早くカーテンを閉めた。
「すみません、気が効かなくて」
「ううん、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ……」
ヒナリが顔を振り向かせると、思いの外すぐそばにクレイグの顔があった。カーテンを閉めるためにクレイグがヒナリに覆い被さるような体勢となったせいで、距離が近付いてしまっていたのだった。
ヒナリがどきっとした瞬間、赤くなったクレイグが素早く飛び退いた。
「す、すみません、本当に」
「ううん、気にしないで」
クレイグは反対側の窓際まで後ずさりすると、そちら側のカーテンも開けたままだったことに気付き、乱暴にカーテンを引いた。
その動揺する様子を見て、ヒナリは思わず笑い声を洩らしてしまった。
「クレイグって、わりと照れ屋さんだよね」
「なんです? その子供に対するみたいな言い草は」
クレイグがむっとした顔をする。
ヒナリとしては、先ほどのようなまるでキスするような距離感でいても構わなかった。既に幾度も肌を合わせた仲なのだから――。
それなのに離れて行かれてしまい、ヒナリの方こそ唇を尖らせてみせる。
「さっきくらい近くても、私は全然構わないんだけどな」
「……私を誘っていらっしゃるのですか?」
「さそっ……!?」
思いがけない返答に、ヒナリは馬車の室内に声を響かせた。
「違うよ! ただあなたとぴったりくっついていても嫌じゃないというか何というか……」
最後の方はごにょごにょと呟いていると、クレイグが溜め息をつき、眼鏡を上げ直した。
「それは私も同じです。ですが、今は職場に向かっているところですので頭を切り替えてあるのです。邸宅内でしたら遠慮せず貴女に寄り添いますよ」
「あっ、そういうことか。ごめん、変なこと言っちゃって」
「いえ」
クレイグはそれきりヒナリの方を見ることなく、分厚い難しそうな本に目を落とし続けていたのだった。
王立薬学研究所に到着する。
扉が開かれて、クレイグが先に降りていく。
外の様子が見えた瞬間、建物の前に大勢人が集まってきていることに気付いた。聖女様だ、本物だ、とざわめきの中に感激した風な言葉が聞こえてくる。誰もが白衣を着ている。研究所の人たちのようだ。
地面に降り立ったクレイグが手を差し出しながら、気難しげな表情を浮かべた。
「ヒナリ、野次馬に反応しなくて結構ですからね。さっさと建物内に入ってしまいましょう」
「うん」
クレイグの手に手を乗せて馬車から降りると、一段とざわめきが大きくなった。
「聖女様!」
「ヒナリ様ー!」
近い距離から名を叫ばれると、どうしてもそちらに目を向けたくなってしまう。ヒナリが声の方に視線を投げて口元を微笑ませると、大歓声が上がった。
先を行くクレイグが、振り返らずに呆れ声をこぼす。
「無視しろと言ったのに」
「ごめん、無反応なのは申し訳ない気がして」
「まったく貴女は……」
クレイグは溜め息混じりにそう言ったきり、振り向くことなく歩き続けたのだった。
研究所に入ってからも大勢の視線を浴びる中を移動し、クレイグの個室に通される。
いくつかの広い机には、たくさんの調剤器具が並べられていた。壁一面の本棚には、分厚い本がほぼ隙間なく詰め込まれている。
ヒナリが室内を見回す間にクレイグは白衣に着替え始めたのだが、それをひとりの女性が手伝っていた。
クレイグより少し年下と思しきその女性はさすが王立研究所の研究員と言うべきか、聡明そうな面立ちをしている。
白衣を着たクレイグがヒナリに向き直り、並び立つ女性を手で指し示した。
「ヒナリ。こちらは私の助手、モニーク・デランネンです」
「はじめまして聖女ヒナリ様。お目に掛かれて光栄です」
と言って頭を下げた。すぐに顔を上げてまっすぐにヒナリを見る。その眼差しには、やけに力がこもっているように見えた。
どことなく挑発的にも思える視線にヒナリは笑みを浮かべてみせた。
「今日は世話になります。どうぞよろしく」
(クレイグの助手って女性だったんだ。すごく頭が良さそう)
などと心の中で呟いた途端、ヒナリは重大なことに気が付いた。
「ねえクレイグ、この研究所の所長さんにはご挨拶しないくていいの?」
「そういう煩わしいやり取りは全て省かせていただきました。貴女に挨拶したがる人にいちいち会わせていたら、それだけで日が暮れてしまいますので」
クレイグがそう言い終わったそばから助手のモニーク・デランネンが淀みなく説明を添えてくる。
「クレイグ様は、所長より切望されて当研究所の特別顧問に就かれたため、所長もクレイグ様には頭が上がらないのです」
納得の理由にヒナリが小さく頷いていると、クレイグが淡々とした口調で助手をたしなめた。
「モニーク。余計なことは言わなくてよろしい」
「大変失礼致しました」
助手もまた、至極冷静な口振りで応じる。短いやり取りの中にも気安さを感じ取れて、ヒナリは思わずふたりから目を逸らしてしまった。
ヒナリが図書館から借りてきた旅行記を自室で読んでいると、クレイグが部屋を訪ねてきた。
ソファーの向かいに腰掛けたクレイグが、表情を引き締める。
「ヒナリ。もしよろしければ魔法薬学研究所にご同行願えませんか?」
「もちろんいいけど。急にどうしたの?」
「貴女とは既に三回儀式をおこなわせていただき、その度に私の調合した薬を試させていただいておりますが。毎度、私の想定より薬効が強いことは、貴女も身をもって感じていらっしゃいますよね」
「う、うん」
クレイグいわく、儀式の際に使う魔法薬は少しずつ薬効を弱めていっているとのことだった。しかしなぜか、どうしてもクレイグの想定を越えてしまうらしく、魔法薬で高ぶったヒナリの方からクレイグに襲い掛かる形となってしまっている。
前回もまたクレイグの上に跨がり淫らに腰を振ってしまったことを思い出してしまい、瞬時に顔が燃え上がる。
クレイグもそれを思い描いているのか頬が赤らんでいる。しかしすぐに顔を逸らして咳払いすると、正面に向き直った。
「魔法薬学研究所には、魔法薬を使用した際どの程度人体に魔力が作用しているかを測定できる、特別な魔道具があるのです。それを使い、薬の持つ魔力がどの程度貴女の体に働いているかを調べさせていただきたいと思いまして。しかし測定器は希少な魔道具のため、持ち出し禁止となっているのです」
「なるほど。それで私が行く必要があるんだね」
「ええ。さらに申しますと、貴女は三度目の祈りの儀で魔力を放出したあとまだ賢者の誰とも儀式をおこなっていませんから、今がまさに測定に適した時期なのです。ご協力願えますか?」
「もちろんだよ。それに、クレイグがお仕事をしてるところって見てみたかったし」
眼鏡の向こう側の目が見開かれる。
しかしクレイグはすぐさま表情を引き締め直すと、ぶっきらぼうに言い放った。
「そんな大したことはしていませんよ」
一週間後の午後。ヒナリは聖騎士団の騎士ふたりを伴い、クレイグと共に馬車に乗り込み王都の中心地へと向かった。
ダリオの実家に同行した際は、騒ぎになるからとカーテンを開けさせてもらえなかった。しかしこの日は何も言われなかったため、カーテンを開けた状態で王都入りしたのだった。
城下町に入った途端、前世の旅行動画で見たような歴史を感じさせる街並みが広がった。
「わ、素敵……!」
この世界に降臨して三ヶ月。ようやくスレクスィオ国の街並みを見ることができて、ヒナリは感激に胸を高鳴らせた。
街の人を観察する。立派な馬車から着飾った貴族が下りてくる一方で、聖女邸で働く中年の庭師や女中と似たような素朴な服装の人が歩いていたりして、様々な身分の人たちが混在していた。
不意に、ガラス越しに叫び声が聞こえてくる。
「え、あれ聖女様じゃない?」
「きゃー! ヒナリ様だ!」
「聖女ヒナリ様がいらしたぞ!」
口々に叫ぶ声に驚いて、咄嗟に窓から顔を離す。すると後ろから伸びてきた手が素早くカーテンを閉めた。
「すみません、気が効かなくて」
「ううん、大丈夫。ちょっとびっくりしただけ……」
ヒナリが顔を振り向かせると、思いの外すぐそばにクレイグの顔があった。カーテンを閉めるためにクレイグがヒナリに覆い被さるような体勢となったせいで、距離が近付いてしまっていたのだった。
ヒナリがどきっとした瞬間、赤くなったクレイグが素早く飛び退いた。
「す、すみません、本当に」
「ううん、気にしないで」
クレイグは反対側の窓際まで後ずさりすると、そちら側のカーテンも開けたままだったことに気付き、乱暴にカーテンを引いた。
その動揺する様子を見て、ヒナリは思わず笑い声を洩らしてしまった。
「クレイグって、わりと照れ屋さんだよね」
「なんです? その子供に対するみたいな言い草は」
クレイグがむっとした顔をする。
ヒナリとしては、先ほどのようなまるでキスするような距離感でいても構わなかった。既に幾度も肌を合わせた仲なのだから――。
それなのに離れて行かれてしまい、ヒナリの方こそ唇を尖らせてみせる。
「さっきくらい近くても、私は全然構わないんだけどな」
「……私を誘っていらっしゃるのですか?」
「さそっ……!?」
思いがけない返答に、ヒナリは馬車の室内に声を響かせた。
「違うよ! ただあなたとぴったりくっついていても嫌じゃないというか何というか……」
最後の方はごにょごにょと呟いていると、クレイグが溜め息をつき、眼鏡を上げ直した。
「それは私も同じです。ですが、今は職場に向かっているところですので頭を切り替えてあるのです。邸宅内でしたら遠慮せず貴女に寄り添いますよ」
「あっ、そういうことか。ごめん、変なこと言っちゃって」
「いえ」
クレイグはそれきりヒナリの方を見ることなく、分厚い難しそうな本に目を落とし続けていたのだった。
王立薬学研究所に到着する。
扉が開かれて、クレイグが先に降りていく。
外の様子が見えた瞬間、建物の前に大勢人が集まってきていることに気付いた。聖女様だ、本物だ、とざわめきの中に感激した風な言葉が聞こえてくる。誰もが白衣を着ている。研究所の人たちのようだ。
地面に降り立ったクレイグが手を差し出しながら、気難しげな表情を浮かべた。
「ヒナリ、野次馬に反応しなくて結構ですからね。さっさと建物内に入ってしまいましょう」
「うん」
クレイグの手に手を乗せて馬車から降りると、一段とざわめきが大きくなった。
「聖女様!」
「ヒナリ様ー!」
近い距離から名を叫ばれると、どうしてもそちらに目を向けたくなってしまう。ヒナリが声の方に視線を投げて口元を微笑ませると、大歓声が上がった。
先を行くクレイグが、振り返らずに呆れ声をこぼす。
「無視しろと言ったのに」
「ごめん、無反応なのは申し訳ない気がして」
「まったく貴女は……」
クレイグは溜め息混じりにそう言ったきり、振り向くことなく歩き続けたのだった。
研究所に入ってからも大勢の視線を浴びる中を移動し、クレイグの個室に通される。
いくつかの広い机には、たくさんの調剤器具が並べられていた。壁一面の本棚には、分厚い本がほぼ隙間なく詰め込まれている。
ヒナリが室内を見回す間にクレイグは白衣に着替え始めたのだが、それをひとりの女性が手伝っていた。
クレイグより少し年下と思しきその女性はさすが王立研究所の研究員と言うべきか、聡明そうな面立ちをしている。
白衣を着たクレイグがヒナリに向き直り、並び立つ女性を手で指し示した。
「ヒナリ。こちらは私の助手、モニーク・デランネンです」
「はじめまして聖女ヒナリ様。お目に掛かれて光栄です」
と言って頭を下げた。すぐに顔を上げてまっすぐにヒナリを見る。その眼差しには、やけに力がこもっているように見えた。
どことなく挑発的にも思える視線にヒナリは笑みを浮かべてみせた。
「今日は世話になります。どうぞよろしく」
(クレイグの助手って女性だったんだ。すごく頭が良さそう)
などと心の中で呟いた途端、ヒナリは重大なことに気が付いた。
「ねえクレイグ、この研究所の所長さんにはご挨拶しないくていいの?」
「そういう煩わしいやり取りは全て省かせていただきました。貴女に挨拶したがる人にいちいち会わせていたら、それだけで日が暮れてしまいますので」
クレイグがそう言い終わったそばから助手のモニーク・デランネンが淀みなく説明を添えてくる。
「クレイグ様は、所長より切望されて当研究所の特別顧問に就かれたため、所長もクレイグ様には頭が上がらないのです」
納得の理由にヒナリが小さく頷いていると、クレイグが淡々とした口調で助手をたしなめた。
「モニーク。余計なことは言わなくてよろしい」
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