愛されない私は本当に愛してくれた人達の為に生きる事を決めましたので、もう遅いです!

ユウ

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閑話10過去編ミレーヌ①





ようやく幸せになれると思った。
この日を何時かと夢に見ていたミレーヌ。


シェリラとリシャールの婚約が破棄となり、正式に婚約を結ぶことになり。
来月には結婚式を挙げられると思いはしゃいでいた。


シェリラが亡くなって三か月だというのに。


「父上、貴方はこんな非常識な真似を許すのですか」


「ラインハルト!」


「見損ないました。貴方もシェリラが死んで邪魔者が消えて良かったと思っているんですか」



怒り任せにライオネルを責めるラインハルト。
周りの使用人が不安そうに見つめる中、ミレアルが咎める。


「ラインハルト、口を慎みなさい」

「他人は黙っててください!」

「他人なんて酷いわお兄様」

「他人だろう…お前もミレアル夫人も」


「え?」

憎しみを込めた瞳で睨みつけるラインハルト。
何故こんな目をしているのかミレーヌは理解できなかった。


「私とミレアル夫人は血が繋がっていない。母親が違うからな」

「えっ…」


「ラインハルト。何を…」

「ふっ…フフッ!まさか気づいていなかったとでも?シェリラだって確信はなくとも気づいてましたよ?貴女と血が一滴たりとも血が繋がっていないことを」


「なっ!」

ミレアルは真っ青な表情をしていた。
ミレーヌは何を言っているか解らないと言う表情をする中、ライオネルは何も言わなかった。


「どう考えても似ていないだろう…私は父上に似ているが、貴方には何もかも似ていない」

「止めなさい…」

「私の外見は父に似ているが考え方は亡き母とそっくりだそうですよ?そしてシェリラも貴女に似通う物が一つもない。社交界のご夫人も皆言ってます」

「嘘よ…そんな」

「別にいいじゃないですか?シェリラは王族との繋がりを持つための道具だったんでしょう?ミレーヌを王妃にしたかったんでしょう…貴女に瓜二つの出来損ないの女を」

「ラインハルト!」

逆上したミレアルは扇でラインハルトを殴ろうとするも。


「止めなさい」

「貴方!」

「ラインハルト、これ以上傷つけあうのは」

「傷つけあう?馬鹿を言わないでください。今まで散々私をシェリラを傷つけておきながら。この女は傷ついていないじゃないですか…なのに庇うんですか」

「そうじゃない」

「私はこの女をこれ以上視界に置くのは不愉快です。今すぐにでも出て行って欲しいぐらいです」


「出て行く?何を言っているの…」


ライオネルは重いため息をつきながら口を開いた。


それはミレアルにとっても信じれない事だった。


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