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22伝説の魔鳥
しおりを挟む可愛い雛鳥に頬ずりをする。
ふわふわのモコモコですごく可愛い。
「鶏じゃないけど、可愛いからいいか」
なんかこの雛鳥、水色と白で雪の妖精さんみたい。
少し冷たくて気持ちいいな。
「ピー!」
「可愛いな」
泣き声も可愛いと来た。
うんうん、今日から私がママだからしっかりお世話をしなくては。
そう思った時だ。
「ピィィィ!」
「わぁ!」
サイレンに近しい程の泣き声を放たれた。
その瞬間、足元の氷が砕け、噴水のように迸った。
「へ…」
「なんて威力なんだ」
足場の氷のいたるところに穴が開きそこから水が迸る。
モグラの穴から水が噴き出した光景だ。
「大量だ。魚が雨のように落ちて来る。拾わないと」
「いや、そういう問題じゃ…というか、風魔法を発動していたな」
「そうなの?」
「雛鳥の状態で風魔法を使う魔獣…魔鳥…しかも氷属性もある」
「アレクすごいね!」
そんなことも解るなんて。
私は魔法を使った事すらわからなかったな。
「アンリ、非常に言いにくいんだが」
「なぁに?」
「その雛鳥は…成体になると非常に大きくなる」
「どれぐらい?」
「巨人族と言われてるからな…」
ようするにすごく大きくなると言うことだ。
「じゃあ大きくなったら私を乗せてくれるかな」
「いや、もっと大きくなる。フレースベルグは成体になれば羽ばたくだけで猛吹雪を起こし大災害を起こす。君など蟻のようなものだ」
「そんなに大きくなるんだ…」
「だが、俺の知るフレースベルグと異なっているな」
「そうなんだ」
魔物事情に詳しくないけど、大きくなるまで私が責任をもって育てないと。
「アンリ、本当に解っているのか」
「まぁ、なんとかなるでしょ!」
旅は道ずれっていうし。
それに鳥は成長が早いから成体になったら独り立ちする。
それまでは私が大切に育てよう。
「とりあえずご飯の確保を」
「ピィ」
「えっ?氷を食べているの?」
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