百姓貴族はお呼びじゃないと言われ婚約破棄をされて追放されたので隣国で農業しながら幸せになります!

ユウ

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閑話女神の怒り①

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恵みと災いは正反対なようで似ていると言われてる。


女神の加護は第三者から見れば素晴らしいと思うだろうが、加護を失った国が待つのは崩壊のみだった。



逆言えば加護に頼り過ぎた国は加護を失えば未来はない。


例でいるならばこの国のように。



「我が国の加護が…魔力が完全に断ち切られました」


「何だと!」


「精霊は我が国から離れ、魔物が既に辺境地で暴れまわっています!」


「植物は枯れてしまい、川から瘴気が溢れています」

「ポーションはどうした」

「既に腐って使い物には…」


加護に頼り切っていたアレンドール王国は、魔法を重宝していた。
怪我をすれば治癒師に頼り、ポーションに頼り切っていた。

その為、王都の民は自己治癒能力が低かった。
少し熱が出ただけで、死に至るのだ。


「既に地方は機能しておりません。辺境地の貴族は不満を爆発させすべての現況は王家にありと革命を起こそうとしているもようです!」

「騎士団は何をしている!」



国王はヒステリックに叫ぶも、既に騎士団は既に崩壊状態だった。
その原因を作ったのが国王なのだが、会えて誰も口にしなかったのは言うだけ無駄だと解っているからだ。



「なんとかせぬか!」

「もう、どうにもなりません。魔法が消えた今…もう」


この国には希望がない。
愚王を守ろうと思う者はいないだろう。

「女神の怒りを買ってしまった以上…待っているのは灰色の時代です」


「ふざけるな!この私の時代で灰色などありえん!ありえんわ!」



この期に及んで認めない国王に侍従も宰相も頭を抱えた。
命が惜しいならば早々に王宮を離れるべきなのに、現実を受け入れられないのか。


もしくは夢だと思っているのか。


「他国に援助を頼めばいいだろう!」

「何所の国に…」

助けてくれる国などいない。
何度も言っているのに王は聞く耳を持たない。

誰かが助けてくれるとおもっているのだ。


「何所かあるだろう!そうだ。王妃の…」

「王妃陛下を見捨てられたではありませんか」

「それ以前に王妃陛下の祖国は既にあってないようなものです」


元より借金大国だった。
今回の一件で国は沈んだと聞かされている。

「こんな時に役に立たん女だ」


舌打ちをする国王に臣下は言わなかったが、万一沈んでなければ国王は殺されてもおかしくないのだ。

現在寝たきりの状態で一度も見舞うこともしていない夫を妻の実家が助けようとは思わないのだから。



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