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第四章幸福と不幸は紙一重
23.最高のプレゼント
フレイアの登場に状況は悪化した。
以前から犬猿の仲だった二人だが、そんな可愛い言い回しでは済まなかった。
「ふぅー、いい仕事をしたわ」
本人は一仕事したのでとっても爽やかな表情をしているが、された方は悲惨だった。
「私の…私の髪が…」
地面に散らばる無数の髪の毛。
ちいが気を利かせ、巨大な鏡を立てるとそこには。
「いやぁぁぁぁ!」
丸坊主にされたアイシャの姿を映る。
しかもドアップで移され悲鳴を上げるながら逃げようとするも。
「それからもう一つ」
パチンと指を鳴らすと、背後に控えていた熊達が箱を運んでくる。
「何をするの!」
「ギャアギャア煩いわね?ナルシスとな貴女にとびっきりの贈り物よ。本当はケニー陛下のお誕生日の祝のかくし芸大会に使う予定だったんだけど」
「いや、何でかくし芸?」
「フレディー、突っ込むところ違うだろ…鏡の箱?」
一同は訳が解らなかったが、フレディーは仕掛けに気づいた。
「フレイア…お前」
「もう解ったかしら?」
「鬼だろ!」
「やぁだ?小悪魔?嬉しいわ」
「お前は大魔王レベルだ!」
フレディーはフレイアが何をしようとしているか気づき、憐れみの視線を向けた。
「最高のプレゼントではなくて?」
「最高じゃなくて最悪って言うんだよ」
この後アイシャがどんな目に合うか安易に想像がつく。
「フレイ…それは」
「大丈夫よ?ハイジ。私に任せなさい。肉体的打撃よりも精神的打撃の方がこういう連中には効果的なのよ」
何所を安心しろというのか。
「そこの紳士さん、手伝ってくださる?」
「「「カタカタ!!」」」
「何するのよ!無礼者!」
スケルトン軍団はアイシャを一斉に持ち上げ箱の中に入れる。
「上からも蓋をしてね?」
「カタカタ!!」
合図をするスケルトンの御者は合図を送り、アイシャの地獄が本格的にスタートし。
一時間後、アイシャは口から泡を吹いたまま気絶していたのだった。
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