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第四章.魔法学園
26.前途多難な魔法学
しおりを挟む錬金術科は魔法の授業も受ける。
今日は地の魔法を使うべく外で行われるのだが。
「今日は花壇で行います、法則の原理は理解しましたね?種から花を咲かせてください」
「「「はい!」」」
一人ひとり花壇の前に立ち手をかざし、教師が植えた種に眼をださなくてはならないのだが。
ボコボコ!
「マリー様?」
「あれ?」
土がボコボコ動く程度だった。
「サンチェストさん、土を動かせとは…」
「はっ、はい。おかしいな」
手をかざしてもう一度集中するも変わらなかった。
「サンチェストさん」
「はい!」
ギロリトと睨まれる、もう一度挑戦する。
今度はもっと気合を入れようとしたが。
「きゃああ!キャタピラーが!」
「サンチェストさん!貴女は何を掘ったんですか!」
「えっ…ああ!」
ボコボコ!!
花壇とは別の場所に無数の穴ができる。
まるでモグラ叩きの穴だったが、そこから沢山のキャタピラーが出て来た。
「マリー様、キャタピラーの巣に穴を空けてますわ」
「早く閉じてください」
「えっ…うん!えい!」
今度は穴を塞ごうとしたが…
「きゃああああ!」
「わぁぁぁ!先生!」
教師の足元に巨大な落とし穴ができてしまった。
「間違えました!」
「先生ぇぇぇ!」
今度は蟻地獄となり穴が塞がるも生き埋めになりかける。
「風よ、吹け」
「草木よ我が声を聞け!」
「地よ轟け」
同時刻に、三つの魔力が発動した。
そこには隣で乗馬の授業を受けていた三人が魔力を発動していた。
「アレクシス殿下!」
「きゃああ!フィリップ様よ!」
「チャールズ様ぁぁ!わが校の王子様達よ!」
黄色い悲鳴が響き渡る中、フィリップは穴を塞ぎ、チャールズは教師を助け。
キャタピラーを宥めるアレクシス。
三人とも優秀さを発揮している。
「マリー、少しばかり間違えているぞ」
「え…そうなんですか」
「正確には魔法陣はこうだぞ」
アレクシスに指摘され、間違えた魔法陣をチャールズに修正される。
「間違うことは恥じることじゃない。次に生かせばいいんだ」
「お兄様!ナイスフォローですわ!」
離れた位置でリーゼリットがエールを送っていた。
「君は魔力が少ないが、極端に発動するからな。気を付けた方が良い」
「すいません」
「何、すぐに慣れれるよ」
頭を優しくなでながら、公衆の面前であることにも気づかない。
「殿下、人前ですわよ」
「げっ、ジョアンナ嬢」
「何です?失礼ですわね」
ジョアンナがいたことに気づき嫌な顔をする。
相変わらず二人の関係は変わらずじまいで、無言のにらみ合いをするも、周りはさらに黄色い悲鳴を上げるのだった。
そんな中。
「何をしてますの皆さん、授業中ですわよ」
間に割って入って来たのはサングリアだった。
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