【完結】聖女を愛する婚約者に婚約破棄を突きつけられましたが、愛する人と幸せになります!

ユウ

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第二章聖女と勇者と巫女

18首飾り

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巫女と聖女は対となっていた。
聖女は女神の力を与えられた少女であるが巫女は聖女を導くと言われている。

神通力が強く、聖女ともう一人。

勇者と呼ばれる者を導いたと伝説になっている。

平和を願い、祈り続けた巫女。
そのぞんざい無くして世界の秩序を守ることができない。



「巫女様が未だに現れない以上、どうなるか」

「そうですね」


アンジェリークは人はどうしてこうも愚かなのか。
誰かを傷つけ犠牲の上で成り立っている事を嘆き悲しんだ。


「巫女姫様は私達に絶望しているのではないかしら」

「聖女が真の力に目覚めても巫女姫がいらっしゃらなかったら儀式は行えません、神殿の門は鍵が二つ必要です」

「ええ」


巫女、聖女、勇者。
この三人が持つ鍵がなくては神殿の扉は開かない。

しかの儀式に使われる神殿は人間では足を踏み入れることができない。
その理由は神殿を守る森が人を寄せ付けないからだった。

森には言っても幻覚により神殿を見つけることができないからだった。


「聖女が真の力に目覚めても結界を敷くまでには時間がかかりますから」

「同時進行で外交問題にも発展しているでしょうから…」


問題だらけで先が見えない状況下に二人はどうしていいかわからなくなったのだが…


アンジェリークの首飾りが光。

「これは!」

「トランプ王国の秘宝、アリスビーズが!」

アリスビーズ。トランプ王国の秘宝とされる首飾りだった。


「アン王女、これは…」

「聖女が選ばれた時と同じですわ。この輝きは巫女と勇者です」


首輪が光を放ち、もう一つの紋章を表していた。


「この紋章は…」

「ローレライの紋章ともう一つは剣?」

人魚に似た紋章と剣の紋章には見覚えがあった。



「まさか…ローレライが巫女だと言うの」

「しかし、初代巫女は人であり人に非ざる方だったと聞きます」

「すぐに神殿に向かう準備を!誰か!」


アンジェリークは急いで侍女を呼び、聖女のいる神殿に連絡を取るように伝えた。



(どういうこと…ローレライの紋章が何故?)

聖女を選出する時に首輪がリリーを選んだ。
もし間違いでなければ巫女と勇者も首輪が導くだろうが。


(これが女神のお考えだとすれば彼女に厳しすぎるわ!)


聖女の保護をオンディーヌにと命じたのは女神の意思で、そして巫女に選ぶなんてあまりにも酷すぎる。

何処までもオンディーヌを翻弄し、苦しめれば気が済むのかと憤りを感じていた。




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