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番外編~その後の僕等
とある元公爵子爵の末路⑩
オンディーヌがリリーに嫌がらせをしている。
その噂が流れた始めたのは、先日のパーティーで露出度の少ないドレスを着せていた事で信憑性が強くなった。
公の場でも飾りのある豪華絢爛なドレスよりも白のエンパイヤドレスを着るように強く行っている事から聖女に嫉妬心を抱き目立たないように言っていると噂を耳にした。
(やはりあの女、本性を出したか!)
キャルティは度々リリーの元に通うキャルティを咎めているのは嫉妬心と自分の立場が危うくなるからだと判断していた。
「オンディーヌがそんな真似を」
「これで解ったか。所詮貴様は情夫にすぎんのだ」
「何を…」
「知らないのか?お前はあの女の愛人だと噂が流れているのだからな」
フェルリスとオンディーヌの仲を疑う声はあるが、所詮は噂で信憑性がなかった。
少し考えればただの下世話な噂に過ぎないと解るのだが、キャルティは傷つくフェルリスを内心で笑った。
「そもそもあの女はお前などただの騎士としか思っていない。都合がいいだけだ」
「そんな…」
「では何故俺と婚約した?平気で俺を裏切りお前と関係を持とうとした?証拠ではないか」
精神的に参っているフェルリスに追い打ちをかける。
オンディーヌの味方を完全に失えばどうなるかと考えるだけ笑いが止まらない。
(俺に泣き縋るが良い!)
聖女に嫉妬し苛めをしている噂が流れる中、オンディーヌは孤立しながらも態度を変える事はなかった。
勉学も変わらず真面目で、聖女を苛めていること以外は模範優等生だった。
対するキャルティは授業をサボり、成績が落ちてしまった。
元から勉学に真面目ではないキャルティは成績がギリギリだったが、まったく勉強をしなくなってしまい、成績は悲惨な状況になった。
対するオンディーヌは首席を取った事で。
「あの女、今度は権力を使ってカンニングをしたのか!」
キャルティの神経を逆なでることになった。
成績の悪さで担任に呼ばれ、注意されたのだった。
「何処までも最低な女ですね」
「聖女を虐げ、このような手を使うとは」
傍でオンディーヌを口汚く罵倒するのは側近の貴族子息達だった。
「リリーも気の毒です。あんな女に」
「そもそも何故あんな汚い女が聖女の世話係を任せたのか」
「殿下、もはやこれ以上黙ってはいれません!」
側近達はリリーの為に強硬手段に出る事にした。
オンディーヌを断罪する為に。
しかし計画は番狂わせとなる。
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