義妹ばかりを溺愛して何もかも奪ったので縁を切らせていただきます。今さら寄生なんて許しません!

ユウ

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侯爵夫人の後ろ盾を得て私は新たな商会を作ることが叶った。
会長は私が行こない、事務的な事や手続きはジョイルが行ってくれることになった。


そこで問題なのは税金対策だった。
現在の住まいを商会にすれば税金がぐんと安くなるし色々経費で落とせる。


カスティージョ家では節税対策をされないからこそ損失が大きかった事を学んだ。
商売には収入を支出を頭に入れなくてはいけない事をプリメーラ商会で学んだ事だ。


そして現在経営不振のお店を救うべく新しい改革が必要だ。


「現在傾いている飲食店だが、元は人気があったが貴族御用達のレストランが並び出した事で売り上げが減っている」

「近くに派手な店が出されたせいもあるわ」

「ふむふむ同じことをしていても面白みがない」

依頼を受けたお店はシチューが美味しいお店でパンも絶品だ。
だけどここ数年で他の貴族がレシピを盗んだ事もあって売り上げが低くなった。


「店の場所も問題なのよ」

「あー…正門から一番遠いな」


貴族街はでは正門を通るのだけど、問題になっているお店は正門から遠く。
特に早朝、昼時、夕食時は馬車が込み合い一方通行なので込み合う時間は通りにくい。


「お店に入るのも馬車を停めないとダメだし」

「じゃあお邸まで持って行ったらどうですか?」

「は?」


そうだ。
別に食べて来てもらえなくてもデリバリーにしたらいんじゃないかな。


「料理を持って行く?」

「そうです。スープなら後で温めればよいし。三回注文してくれたお客様には得点をつけるんです。シチューのお肉を少し大きくしたり。パンをオマケするんです」


オマケがあるとワクワクするわ。
私が領地にいた時はパンをオマケしてもらって嬉しかったな。


「いけるんじゃないか?」

「ええ…こんな事誰もしてませんわ」


食事に行きたくても行けない人がいる。
体が不自由な人や妊婦さんも馬車に乗るのも一苦労だわ。


「そうだわ、出来立ての料理を配達するなら他の消耗品を届けられないかしら?」

「物資をか…」


外に出たくても出られない人。
そんな人の為に美味しい料理を届けて差し上げたい。


「本当なら、お邸で料理を作れたらいいのですが…」

「アリア様…」

「アリア、貴女…」


ん?
何故か皆さんの視線が私に集中する。


「アリア、君はどうしてこうも人が考え付かないアイデアをポンポン思い浮かぶんだ?」

「えっ…」

困った表情をする団長さん。
私はそんなに変な事を言ってしまったのだろうか?


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