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序章電撃婚約発表
3最高のお嬢様
しおりを挟む婚約発表をしてすぐにできるだけ中立的な家柄のパーティーに出るようになったが、偶然か仕組まれたのか、敵対する貴族令嬢が噛みついて来た。
「アンジェリカ様、婚約おめでとうございます。まさか貴女が再び婚約をされるとは思いませんでしたわ」
「えっ…ええ」
「婚約者が駆け落ちしてしまったのに…」
「それは!」
標的を最初にアンジェリカにして聞きたくもない事をベラベラと喋る始める。
「リヒト様、ご存じでした?彼女はお金で無理矢理婚約を無心で婚約者は真実の愛を貫いて学園から去ったんですよ!」
「クスクス…なのに一年も満たない間に婚約だなんて」
「私なら真似できませんわ。本当に尊敬しますわ」
何を言いたいか解る。
だが、第三者の他人に言われるのは不愉快だ。
「そうですか…」
「ええ、ですから」
「アンジェリカは元婚約者の事を大切に思就ていたのですね。だからこそ、耐え忍んで悪役を演じていたのですね」
「「「は?」」」
誰かがなんて言おうと俺のお嬢様…アンジェリカが強く気高いお嬢様であることを知っている。
彼女の婚約者が他の女性と一緒に浮気をして駆け落ちをしたことは聞いている。
それでも悪い噂を流され醜聞と戦い続けていた事も聞いている。
だけど最後まで耐えて、耐えて、耐え続け心を病んだ事も知っている。
「彼女は裁判にかけることもできたのにしなかった。元婚約者は負債をかかえ援助を求めて婚約を申し込まれました。なのに約束を違ったのはどちらでしょうか」
「でもお金で…」
「貴族の婚約は国王陛下の許可の元に行われます。ベルツリー侯爵家は負債を抱えた家と何故婚約したのでしょう」
元婚約者の父親と父上が友人関係故に婚約したことは知っている者は知っている。
「円満な婚約解消をする事ができたはずです。好きな方ができたのならなおさら…なのにこのような不義を働くとは、どちらが悪いか明白なのですが」
「確かに…」
「何を言っているのよ!」
俺の言葉に違和感を感じ始めた令嬢が増えるも、どうしてもアンジェリカを悪女にした令嬢達は叫ぶ。
「婚約者を繋ぎ止めようとして、学園を辞めてすべてを捨てる程この女が嫌いだったの!そんな貴方は生贄にされたのよ」
「それは光栄ですね。彼女と人生を歩めるなら地獄でも楽園になりますよ」
「なっ…」
「彼女を欲したのは私で、先に好きになったのも私なので」
例え目の前に傷ついたお嬢様がいたとしても。
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最高のお嬢様に出会い、俺達は愛を育んだのだから。
挨拶をして会場を去った後、未だに噂を流したりグチグチ嫌味を言う連中はいたが、俺達が参加した舞踏会に新聞記者も参加していたのか。
俺達の事は王都新聞で大きく取り上げられた事で、味方が多くできたのだ。
そして俺達は豪華な結婚式ではなく、身内だけのこじんまりとした結婚式を行うことになった。
結婚式を挙げて三か月。
幸せな生活を送りながら、アンジェリカが二週間邸を開けている間。
厄介な客が訪れた。
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