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『復讐レシピ』の効果は抜群
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『リオナ・ヘッセへの嫌がらせ』なんて言い出すから、一体モモはわたしに何をやらせる気だろう、と戦々恐々としたものだ。
しかしモモの言う『嫌がらせ』とは、わたしが想像したほどには大したことではなかった。
社交界の集まりで、リオナを無視する、というだけのことだ。
『彼女が近寄ってきたら席を外す。話しかけてきたら誰かに助けを求める。アイラさんがするのは、それだけです』
わたしはモモのこの言葉通りに、わたしに話しかけてこようとするリオナを無視し始めた。
彼女がカートと浮気をしていることは周知の事実であったし、彼女がわたしに話しかけてくるときはいつもしらばっくれた顔でカートの話題を出してくるものだから、わたしの行動を訝しむ者も、諫める者もいなかった。
むしろそれが当然である、というようにわたしの行動を受け入れ――
それだけでなく、わたしに追従する人もいた。
一人だけではない。多くの人がわたしと一緒になって、リオナを無視し始めたのだ。
モモに指示されたわけでもないのに、そんなことをする人が、わたし以外にもいるなんて思わなかった。
だからわたしはリオナが来た途端席を立った令嬢たちを相手に「なぜそんなことを?」と聞いたのだ。
すると、リオナを無視し始めた令嬢たちは、善意百パーセントの暖かい感情を込めた瞳をわたしに向けて、こう言った。
「だってずっとアイラ様が耐えてきたことを知っていますもの」
「わたくしたちは、あなたの味方です。それをお伝えするには、行動で示すのが一番だと思ったのですわ」
衝撃を受けた。
モモの言っていた通りになった、と思った。
人は、虐めようと思って人を虐めるわけではない。それが正しい行いだと信じているからこそ人を虐めるのだ、と以前彼女は言っていた。
その通りになったのだ。
わたしがやったのは、カートとリオナを攻撃する理由を、その『正しさ』を用意することだけだ。
それだけで、貴族令嬢や夫人たちは、積極的にリオナを社交界から排除しようと動き始めた。
モモの、思惑通りに。
そして、こうなるとさすがのリオナも、社交界全体から無視されていること、その原因がわたしが広めた噂にあることに気づいたみたいだった。
こんなことになるとは想像もしていなかったのだろう。この期に及んで状況を理解していないカート以外、誰も自分の相手をしてくれないパーティで、激しい怒りを込めた視線をわたしに投げかける彼女を見て、わたしは確信した。
『復讐レシピ』の完成が、近いということを。
しかしモモの言う『嫌がらせ』とは、わたしが想像したほどには大したことではなかった。
社交界の集まりで、リオナを無視する、というだけのことだ。
『彼女が近寄ってきたら席を外す。話しかけてきたら誰かに助けを求める。アイラさんがするのは、それだけです』
わたしはモモのこの言葉通りに、わたしに話しかけてこようとするリオナを無視し始めた。
彼女がカートと浮気をしていることは周知の事実であったし、彼女がわたしに話しかけてくるときはいつもしらばっくれた顔でカートの話題を出してくるものだから、わたしの行動を訝しむ者も、諫める者もいなかった。
むしろそれが当然である、というようにわたしの行動を受け入れ――
それだけでなく、わたしに追従する人もいた。
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モモに指示されたわけでもないのに、そんなことをする人が、わたし以外にもいるなんて思わなかった。
だからわたしはリオナが来た途端席を立った令嬢たちを相手に「なぜそんなことを?」と聞いたのだ。
すると、リオナを無視し始めた令嬢たちは、善意百パーセントの暖かい感情を込めた瞳をわたしに向けて、こう言った。
「だってずっとアイラ様が耐えてきたことを知っていますもの」
「わたくしたちは、あなたの味方です。それをお伝えするには、行動で示すのが一番だと思ったのですわ」
衝撃を受けた。
モモの言っていた通りになった、と思った。
人は、虐めようと思って人を虐めるわけではない。それが正しい行いだと信じているからこそ人を虐めるのだ、と以前彼女は言っていた。
その通りになったのだ。
わたしがやったのは、カートとリオナを攻撃する理由を、その『正しさ』を用意することだけだ。
それだけで、貴族令嬢や夫人たちは、積極的にリオナを社交界から排除しようと動き始めた。
モモの、思惑通りに。
そして、こうなるとさすがのリオナも、社交界全体から無視されていること、その原因がわたしが広めた噂にあることに気づいたみたいだった。
こんなことになるとは想像もしていなかったのだろう。この期に及んで状況を理解していないカート以外、誰も自分の相手をしてくれないパーティで、激しい怒りを込めた視線をわたしに投げかける彼女を見て、わたしは確信した。
『復讐レシピ』の完成が、近いということを。
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