【完結】「運命」と番わなくても、死なない

はいじ@書籍発売中

文字の大きさ
33 / 37

番外編5:ジル君、はじめてピロートーク(ジル×三久地)

しおりを挟む
番外編5:ジル君、はじめてピロートーク(ジル×三久地)
※会話文のみ


ジルの部屋で色々致した後のベッドの中


ジル(三久地先輩は……どう考えても、恋愛経験が豊富だ。ベータは異性と付き合う事が多いらしいが、三久地先輩はどうだったんだろう…)ジッ
三久地「ん、どうしたの?ジル」にこ
ジル「三久地先輩はこれまでの交際経験について聞きたいのだが!」どーん!


三久地「あ、えっと(ど直球…さすがジルだな…ピロートークに持ってくる内容じゃないけど…)」
ジル「三久地先輩」ウズウズ
三久地「(ジルにとっては、こういうのも初めてなんだろうなぁ)つまり、何が知りたいの?」
ジル「あ…えっと。付き合ってきた人数とか、相手が男か女かとか…交際期間。相手の性格、あとは…」



ジル「何で別れたのか…とか」どーん!

三久地「……ほんと。容赦ないなぁ、ジルは」
ジル「不愉快にさせたか?別れたいと思っ…」
三久地「こんな事でイチイチ別れたいなんて思わないよ!」
ジル「じゃあ教えて欲しい、ちなみに俺は番以外と付き合った事はない!」ばーん!
三久地「…そっか(だろうね)」


ジルは三久地から過去の恋愛について聞いてみたよ、

ジル「付き合ったのは今まで俺を含め3人?嘘だ!」カッ
三久地「いや、嘘じゃないし…ジルは俺を何だと思ってるの?俺ってどこにでも居る普通のベータなんだから。そんなにモテないよ」
ジル「そんな事はない!三久地先輩は素晴らしい!それに…」


ジル「セックスが凄く上手いし知識が豊富じゃないか!」
三久地「…あのさ、ジル?」
ジル「なっ、なんだ」
三久地「さっき言ったよね?俺は普通なんだ…ジルが思ってる程、経験豊富でも何でもない。ただ…」
ジル「ただ?」
三久地「ジルが何をすれば喜ぶか、ずっと考えてるだけだよ」


ジル「っ!」
三久地「そしたら、ジルが凄く喜んでくれるじゃない?…それが嬉しいから。がんばっ…へっ!?」

三久地はジルに押し倒されたよ!

ジル「三久地先輩!もう一回ヤりたい!!」にこーー!
三久地「で、出来るの?」
ジル「分からない!無理かもしれない!でも!ヤりたい!」にこーー!


三久地「(”嬉しい”とか”好き”の表し方がコレしか知らないんだろうなぁ…ほんとに、可愛い)よし、ジル?」
ジル「どうした?」
三久地「今日はこのままベッドの中で手を繋いでお喋りしようか?」
ジル「え?」
三久地「無理にシなくていいんだよ。だって俺達は、そうやって仲良くなったんだから」にこ


ジル「…手を繋いで、おしゃべり」
三久地「そう、イヤ?物足りない?」にこ
ジル「良いね!なかなか良い催しだ。初心にも返れるし……素晴らしい!さすがは三久地先輩だ!」
三久地「良い催し…(ジルの辞書にピロートークの文字は無いか)」


ジルはさっそく三久地の手を握ったよ!強くね!

ジル「なぁ、三久地先輩…」
三久地「ん?」
ジル「もし、この催しの時にシたくなった場合はどうすれば良いんだ…」ジッ
三久地「…お好きにどうぞ?」にこ
ジル「よし、では早速始めよう!」にこー!


この後、ジルは初めてのピロートークを楽しんだよ!途中、元気を取り戻して1回だけヤったよ!


ジル「三久地先輩、またアレは素晴らしかった!是非またやろう!」にこーー!
三久地「いいよ(ただのピロートークなんだけどなぁ……かわいい)」

ジルはピロートークを気に入った!


※補足説明
ちなみに、三久地の交際人数が少ないのは、大学時代の同級生(♂)と別れたり付き合ったりを繰り返していたからです。

三久地とジルの過去の交際人数(お互い含む)

三久地:三人(男二人、女一人)
ジル:二人(男二人)

三久地は見た目からすると「まぁ、そのくらいが妥当だよね」みたいな人数です。
ただ、大学時代に友達→恋人になった(♂)と、付き合ったり別れたりしてるので経験年数は長い。


ブブッ

三久地「ん?あ、またアイツだ。最近よく連絡よこしてくるようになったなぁ。なになに?今度二人でメシ行こ……って、この流れ。またヨリ戻そうとか言われそう。うーん……ひとまず、無視しとこ!」

※復縁要請は向こうから来るけど、別れようって言ってくるのも向こうから。


しおりを挟む
感想 19

あなたにおすすめの小説

〈完結〉【書籍化・取り下げ予定】「他に愛するひとがいる」と言った旦那様が溺愛してくるのですが、そういうのは不要です

ごろごろみかん。
恋愛
「私には、他に愛するひとがいます」 「では、契約結婚といたしましょう」 そうして今の夫と結婚したシドローネ。 夫は、シドローネより四つも年下の若き騎士だ。 彼には愛するひとがいる。 それを理解した上で政略結婚を結んだはずだったのだが、だんだん夫の様子が変わり始めて……?

やっと退場できるはずだったβの悪役令息。ワンナイトしたらΩになりました。

毒島醜女
BL
目が覚めると、妻であるヒロインを虐げた挙句に彼女の運命の番である皇帝に断罪される最低最低なモラハラDV常習犯の悪役夫、イライ・ロザリンドに転生した。 そんな最期は絶対に避けたいイライはヒーローとヒロインの仲を結ばせつつ、ヒロインと円満に別れる為に策を練った。 彼の努力は実り、主人公たちは結ばれ、イライはお役御免となった。 「これでやっと安心して退場できる」 これまでの自分の努力を労うように酒場で飲んでいたイライは、いい薫りを漂わせる男と意気投合し、彼と一夜を共にしてしまう。 目が覚めると罪悪感に襲われ、すぐさま宿を去っていく。 「これじゃあ原作のイライと変わらないじゃん!」 その後体調不良を訴え、医師に診てもらうととんでもない事を言われたのだった。 「あなた……Ωになっていますよ」 「へ?」 そしてワンナイトをした男がまさかの国の英雄で、まさかまさか求愛し公開プロポーズまでして来て―― オメガバースの世界で運命に導かれる、強引な俺様α×頑張り屋な元悪役令息の元βのΩのラブストーリー。

【完結】愛されたかった僕の人生

Kanade
BL
✯オメガバース 〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。 今日も《夫》は帰らない。 《夫》には僕以外の『番』がいる。 ねぇ、どうしてなの? 一目惚れだって言ったじゃない。 愛してるって言ってくれたじゃないか。 ねぇ、僕はもう要らないの…? 独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。

アルファのアイツが勃起不全だって言ったの誰だよ!?

モト
BL
中学の頃から一緒のアルファが勃起不全だと噂が流れた。おいおい。それって本当かよ。あんな完璧なアルファが勃起不全とかありえねぇって。 平凡モブのオメガが油断して美味しくいただかれる話。ラブコメ。 ムーンライトノベルズにも掲載しております。

毒/同級生×同級生/オメガバース(α×β)

ハタセ
BL
βに強い執着を向けるαと、そんなαから「俺はお前の運命にはなれない」と言って逃げようとするβのオメガバースのお話です。

こじらせΩのふつうの婚活

深山恐竜
BL
宮間裕貴はΩとして生まれたが、Ωとしての生き方を受け入れられずにいた。 彼はヒートがないのをいいことに、ふつうのβと同じように大学へ行き、就職もした。 しかし、ある日ヒートがやってきてしまい、ふつうの生活がままならなくなってしまう。 裕貴は平穏な生活を取り戻すために婚活を始めるのだが、こじらせてる彼はなかなかうまくいかなくて…。

こわがりオメガは溺愛アルファ様と毎日おいかけっこ♡

なお
BL
政略結婚(?)したアルファの旦那様をこわがってるオメガ。 あまり近付かないようにしようと逃げ回っている。発情期も結婚してから来ないし、番になってない。このままじゃ離婚になるかもしれない…。 ♡♡♡ 恐いけど、きっと旦那様のことは好いてるのかな?なオメガ受けちゃん。ちゃんとアルファ旦那攻め様に甘々どろどろに溺愛されて、たまに垣間見えるアルファの執着も楽しめるように書きたいところだけ書くみたいになるかもしれないのでストーリーは面白くないかもです!!!ごめんなさい!!!

Ωの不幸は蜜の味

grotta
BL
俺はΩだけどαとつがいになることが出来ない。うなじに火傷を負ってフェロモン受容機能が損なわれたから噛まれてもつがいになれないのだ――。 Ωの川西望はこれまで不幸な恋ばかりしてきた。 そんな自分でも良いと言ってくれた相手と結婚することになるも、直前で婚約は破棄される。 何もかも諦めかけた時、望に同居を持ちかけてきたのはマンションのオーナーである北条雪哉だった。 6千文字程度のショートショート。 思いついてダダっと書いたので設定ゆるいです。

処理中です...