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第二章
第10話『放課後、日常を知る』
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放課後、なんとか質問攻めイベントから解放された秋兎は桜と校舎の外まで駆けだした。
そして、まさかのセシル・マリー・フォルは校門の外で待機しており、合流して歩き出す。
「それでアキト様、どうしてそちらの女子生徒が同行しているのでしょうか」
と、セシルは圧をかけながら質問をする。
秋兎は、『ほらきた』と言わんばかりに桜へ視線を向け、桜は『本当だ』と軽く頷く。
当然、そのようなアイコンタクトを見逃すようなセシルではない。
アキトとの距離を詰め、肩が触れ合うほど接近し、『あなたはこの人に近づかないで』と無言の威圧をする。
「ほえー、こんな感じになっているのか」
「ここら辺の景色は珍しい?」
「あ、ああ」
少し前までは異世界の風景や景色が日常だったから、なんてことは伝えたとしても信じてもらえるわけがない。
そう咄嗟に判断をして、それっぽい返事だけをしたわけだが……頭を抱える質問が桜から投げかけられてしまう。
「そういえば、黒織くんのことを様ってつけてるのには何か理由があったりするのかな?」
「え」
(なんてこった。全てがあっちの世界基準だったから、そんな簡単なことでさえも気づかずにいた)
「それは……」
「それは?」
「そんなことは簡単なことです。だって、アキト様は――」
「ちょーっと、セシルは一旦静かにしておこうか」
秋兎は咄嗟にセシルの言葉を遮るように、手で口を覆った。
正常な交友関係であれば、そんなことをされたら抵抗するだろう。
しかし、セシルはかなり幸せそうな表情を浮かべ、ましてや秋兎の手の温もりを感じているだけではなく匂いまで一生懸命に堪能している。
ついでにマリーとフォルも羨ましそうに目線を向けているものの、運よく桜だけは一連の流れを感じ取っていなかった。
(ええい、3人には後から説明すればいい。だから、まずは適当な案で乗り切ろう)
秋兎は、「いいから静かにしていてくれ」という意味を込めてセシルの肩をポンッと優しく叩いた。
興奮気味のセシルであったが、さすがに主人である秋兎の意図を察してスッと我に返る。
「実は、俺たちはいろんなゲーム仲間で」
「そうなんだ? じゃあ、もしかしたら黒織くんがリーダー的な立ち位置ってこと?」
「そう、まさにその通りなんだ。普段はちゃんと呼び合っているんだけど、こう、なんていうか……今は慣れない環境で、つい癖が出ちゃってる感じだと思うんだ。いつもは、秋兎くんだよな?」
「っ!」
「っ!」
「っ!」
セシル・マリー・フォルは、その衝撃的な提案に目をカッと開く。
それぞれの出会いでいろいろあったりで呼び捨てにしていた時期はあったが、このような関係性になって以来は敬称は様で固定であったのだから。
「な?」
秋兎から向けられる目線に、『呼びたい!』という気持ちと『後から大丈夫なのか』という気持ちが揺れ動いてどうしようか困惑する3人。
しかし、秋兎の提案を無視するわけにもいかないため、先陣を切って至近距離に近づいてしまっているセシルが返事をする。
「そうですね、ア、アーキトくくくんん」
「おいおい、まだ癖が抜けきっていないんじゃないか? 俺と話をするときは敬語じゃなかっただろ?」
「うっ」
「う?」
桜は、どうにも不自然にしか見えないセシルの様子を伺うため、顔色を窺おうと距離を詰めてきた。
「そうだよねアキトくん。まだ緊張しているから間違っちゃうかもだけど、それは許してね」
「マリーとフォルも、時間がかかってもいいからいつもの口調で話してくれよな」
「う、うん。慣れるまで時間がかかりそうだけど」
「これは一苦労どころの話で済まなそうじゃの」
フォルは、普段の口調そのままでも問題ないが、マリーの心境は山を登ったり谷を下ったりしている。
「へぇ~、いいなぁ。私はずっとゲームとか誰かのとなじしゅみを共有するっていうのはやってこなかったから、そういう関係って羨ましいな」
「まあでも、そんなものじゃないかな?」
「どうかな。私、小学校でも中学校でも部活動とかはやってこなかったの。友達と遊ぶって機会もあんまりなかったし」
「なるほど。何か熱中していることがあったとか?」
「それもどうなんだろう。特に、今までこれを頑張ってきましたーってことはない、かな。勉強はそこそこにやってはいるけど、トップっていうわけでもないし」
「それはそれで、これから熱中できるものを見つけていけばいいんじゃないかな。ほら、今だったら委員長という大役をみんなから任せられているわけだし」
「そうかな、そうだといいな」
学校で話をしていた桜の印象からガラッと変わっているのを感じ、秋兎は少しだけ思う。
(俺ももしかしたら、全く同じ学校生活を送っていたのかもしれない。同族とまでは言わなくても、俺だって異世界に転移させられるまでは同じような感じだった。退屈な毎日に飽き飽きして愚痴を零してはいるものの、自ら何かするわけでもなく、「何か起きないかな」と思いつつも変化なんて望んでいなかったのかもしれない)
と、異世界での生活が始まってすぐに抱いた、現実世界へのホームシックな気持ちを振り返る。
(でも、桜さんが抱いている気持ちこそが、平和な日常というものなのだろう。きっと、こんな気持ちを抱いている人は他にも居るはず)
秋兎は次々に通過していく車や見上げるほど高いビルなどを眺めながら歩き、桜と3人があまりにもぎこちない会話が続いていくうちに目的地へと到着した。
「あ、ここだよ」
「おぉ」
「そうだよね、ここだったらどこでもあると思って」
秋兎がつい関心を示してしまったのは、どこにでもあるハンバーガーチェーン店を目の当たりにしたのではなく、このどこにでもあるような店を随分と久しぶりに訪れたから。
「長居はできないけど、30分を目安にちょこっとだけ勉強会をしよっか」
「俺たちかなり勉強ができないので、よろしくお願いします」
「そ、そんなにかしこまらないで」
誠意を込めて深々と頭を下げる秋兎とそれを追って頭を下げる3人に対し、桜は首と手を小刻みに横へ振った。
「席も結構空いてる感じだから、入ろっか」
そして、まさかのセシル・マリー・フォルは校門の外で待機しており、合流して歩き出す。
「それでアキト様、どうしてそちらの女子生徒が同行しているのでしょうか」
と、セシルは圧をかけながら質問をする。
秋兎は、『ほらきた』と言わんばかりに桜へ視線を向け、桜は『本当だ』と軽く頷く。
当然、そのようなアイコンタクトを見逃すようなセシルではない。
アキトとの距離を詰め、肩が触れ合うほど接近し、『あなたはこの人に近づかないで』と無言の威圧をする。
「ほえー、こんな感じになっているのか」
「ここら辺の景色は珍しい?」
「あ、ああ」
少し前までは異世界の風景や景色が日常だったから、なんてことは伝えたとしても信じてもらえるわけがない。
そう咄嗟に判断をして、それっぽい返事だけをしたわけだが……頭を抱える質問が桜から投げかけられてしまう。
「そういえば、黒織くんのことを様ってつけてるのには何か理由があったりするのかな?」
「え」
(なんてこった。全てがあっちの世界基準だったから、そんな簡単なことでさえも気づかずにいた)
「それは……」
「それは?」
「そんなことは簡単なことです。だって、アキト様は――」
「ちょーっと、セシルは一旦静かにしておこうか」
秋兎は咄嗟にセシルの言葉を遮るように、手で口を覆った。
正常な交友関係であれば、そんなことをされたら抵抗するだろう。
しかし、セシルはかなり幸せそうな表情を浮かべ、ましてや秋兎の手の温もりを感じているだけではなく匂いまで一生懸命に堪能している。
ついでにマリーとフォルも羨ましそうに目線を向けているものの、運よく桜だけは一連の流れを感じ取っていなかった。
(ええい、3人には後から説明すればいい。だから、まずは適当な案で乗り切ろう)
秋兎は、「いいから静かにしていてくれ」という意味を込めてセシルの肩をポンッと優しく叩いた。
興奮気味のセシルであったが、さすがに主人である秋兎の意図を察してスッと我に返る。
「実は、俺たちはいろんなゲーム仲間で」
「そうなんだ? じゃあ、もしかしたら黒織くんがリーダー的な立ち位置ってこと?」
「そう、まさにその通りなんだ。普段はちゃんと呼び合っているんだけど、こう、なんていうか……今は慣れない環境で、つい癖が出ちゃってる感じだと思うんだ。いつもは、秋兎くんだよな?」
「っ!」
「っ!」
「っ!」
セシル・マリー・フォルは、その衝撃的な提案に目をカッと開く。
それぞれの出会いでいろいろあったりで呼び捨てにしていた時期はあったが、このような関係性になって以来は敬称は様で固定であったのだから。
「な?」
秋兎から向けられる目線に、『呼びたい!』という気持ちと『後から大丈夫なのか』という気持ちが揺れ動いてどうしようか困惑する3人。
しかし、秋兎の提案を無視するわけにもいかないため、先陣を切って至近距離に近づいてしまっているセシルが返事をする。
「そうですね、ア、アーキトくくくんん」
「おいおい、まだ癖が抜けきっていないんじゃないか? 俺と話をするときは敬語じゃなかっただろ?」
「うっ」
「う?」
桜は、どうにも不自然にしか見えないセシルの様子を伺うため、顔色を窺おうと距離を詰めてきた。
「そうだよねアキトくん。まだ緊張しているから間違っちゃうかもだけど、それは許してね」
「マリーとフォルも、時間がかかってもいいからいつもの口調で話してくれよな」
「う、うん。慣れるまで時間がかかりそうだけど」
「これは一苦労どころの話で済まなそうじゃの」
フォルは、普段の口調そのままでも問題ないが、マリーの心境は山を登ったり谷を下ったりしている。
「へぇ~、いいなぁ。私はずっとゲームとか誰かのとなじしゅみを共有するっていうのはやってこなかったから、そういう関係って羨ましいな」
「まあでも、そんなものじゃないかな?」
「どうかな。私、小学校でも中学校でも部活動とかはやってこなかったの。友達と遊ぶって機会もあんまりなかったし」
「なるほど。何か熱中していることがあったとか?」
「それもどうなんだろう。特に、今までこれを頑張ってきましたーってことはない、かな。勉強はそこそこにやってはいるけど、トップっていうわけでもないし」
「それはそれで、これから熱中できるものを見つけていけばいいんじゃないかな。ほら、今だったら委員長という大役をみんなから任せられているわけだし」
「そうかな、そうだといいな」
学校で話をしていた桜の印象からガラッと変わっているのを感じ、秋兎は少しだけ思う。
(俺ももしかしたら、全く同じ学校生活を送っていたのかもしれない。同族とまでは言わなくても、俺だって異世界に転移させられるまでは同じような感じだった。退屈な毎日に飽き飽きして愚痴を零してはいるものの、自ら何かするわけでもなく、「何か起きないかな」と思いつつも変化なんて望んでいなかったのかもしれない)
と、異世界での生活が始まってすぐに抱いた、現実世界へのホームシックな気持ちを振り返る。
(でも、桜さんが抱いている気持ちこそが、平和な日常というものなのだろう。きっと、こんな気持ちを抱いている人は他にも居るはず)
秋兎は次々に通過していく車や見上げるほど高いビルなどを眺めながら歩き、桜と3人があまりにもぎこちない会話が続いていくうちに目的地へと到着した。
「あ、ここだよ」
「おぉ」
「そうだよね、ここだったらどこでもあると思って」
秋兎がつい関心を示してしまったのは、どこにでもあるハンバーガーチェーン店を目の当たりにしたのではなく、このどこにでもあるような店を随分と久しぶりに訪れたから。
「長居はできないけど、30分を目安にちょこっとだけ勉強会をしよっか」
「俺たちかなり勉強ができないので、よろしくお願いします」
「そ、そんなにかしこまらないで」
誠意を込めて深々と頭を下げる秋兎とそれを追って頭を下げる3人に対し、桜は首と手を小刻みに横へ振った。
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