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第51夜 境界の向こうへ
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「境界ランプよ……その魔力を持って我と使い魔ドラゴンルルを魔導王の玉座に誘い給え!」
光に包まれて誘われた先は真紅の絨毯が敷かれた細い細い廊下だった。
どうやらどこかの城の中のようだ。
手にした振り子型の天然石に魔力を込めて入り組んだ城内を進んでいく。
壁には明かりが灯っているものの薄暗くて足元が不安である。
ミニドラゴンのルルを肩に乗せ重厚な黒い扉を開けるとそこには巨大な玉座があった。
この玉座の大きさはとてもじゃないが人間が座るサイズとは思えない。
やはり魔導王というのは巨大なドラゴンが相応しいのか……。
「キュー……」
ミニドラゴンのルルがまるで玉座に引き寄せられるかのごとく玉座に向かって飛んでいく。
「ルル!」
オレは自分の使い魔であるミニドラゴンのルルを追いかけようとするが何故か足が動かない。
ルルがちょこんと玉座の上に座るとルルの首飾りから魔力が溢れ出し、ルルの姿は巨大なドラゴンに変化した。
「我が名は魔導王ルフ……若者よ、願い事は何だ?」
どうやら魔導王ルフはミニドラゴンルルの身体を借りてオレに語りかけているようだ。
「境界国で悪魔ゴエティア達が魔導師達を殺そうとして……このままじゃ境界国も人間界も悪魔達の魔の手に堕ちてしまう……お願いします魔導王、助けてもらえませんか?」
ふむ……魔導王ルフはしばし考えて
「悪魔という生き物は人間が召喚し初めて人間の世界で活動できるのだ……。もし悪魔から身を守りたければその者達は魔法を捨てなくてはならない……魔力も記憶もすべてな」
魔力も記憶も……?
「じゃあ、どうしたらいいんですか? 魔導王!」
「委ねるのだ……お前と同じく選ばれた境界ランプの持ち主たち……そして世界中にいる魔導師達に……もうこれ以上魔法の世界と関わりたくなければその者達は魔力と記憶を失い、戦う気持ちのある者は魔力を失わずに済む代わりに悪魔達と戦うことになる……お前はどうしたい? すべてはお前次第だ……もう時間のようだ。この身体はもとの持ち主に返すとしよう……」
そう言って巨大なドラゴンである魔導王ルフは姿を消し、いつの間にかミニドラゴンのルルが玉座に座っているのであった。
「キュー……マスター千夜! この玉座に座って願いを言えば叶うキュ!」
オレは手にしたランプを見つめランプを初めて手にしたあの時のように異国の言葉で呪文を唱えた。
あの日から数年が経った。
~ある令嬢のペットの猫の語り~
むかしむかし……と言っては大げさね……。
今から数年前、境界国という国がありました。
境界国は人間界、精霊界、魔導界の境界にある国とされていました。
砂漠地帯にある楽園のような場所で人間と精霊、魔導師達がともに暮らしていたそうです。
伝説のミニドラゴンや羽の生えた不思議な魔法猫もいて、まるでおとぎの国。
けれど、ある日悪魔ゴエティアという古代の悪魔達が蘇り、古代ソロモン王の子孫で生まれ変わりと言われていたハザード王を殺してしまいました。
そして、悪魔達は境界国の魔導師達を全員殺して魔法を使うことのできる人間をこの世から消し去ろうとしたのです。
そこで高名な錬金魔導師は弟子である若者と彼の使い魔であるミニドラゴンを魔導国に送ります。
若者は茶色い髪に黒い目でクールな外見に似合わずちょっとぼんやりしたところのある……でもとても好奇心旺盛で優しい若者、ミニドラゴンは小さくて可愛いけれど勇敢で赤い鱗に澄んだ青い目をしていました。
ごめんなさい……いっしょにいたはずなのに私の手元には彼らの写真が一枚もないの。
でも私の心には今でも彼らの勇姿がハッキリと焼き付いているわ……。
錬金魔導師は弟子の若者を魔導王と呼ばれる魔法の世界の王様にして世界を平和にしようと考えたの。
なぜなら悪魔達は魔導王の命令には逆らうことができないのです……これは悪魔達の意外な弱点ね。
心優しい若者に魔導王になってもらえば悪魔達も若者の命令を聞き、悪さをしなくなると考えたのです。
錬金魔導師の考えは当たり、この世界から悪魔達はみな消えていなくなりました。
境界国だけではなく、ありとあらゆるすべての国から悪魔達がいなくなったのです。
魔導師達はみんな最初はとても喜びました。
ですがそれは自分たちも魔法が使えなくなることを意味していたのです。
『魔法』というものはすべて悪魔や精霊のチカラを借りて行うもの。
ですから悪魔達をすべてこの世界から追い出したら魔導師達もこの世界から消えるのは当たり前。
結局、魔導師達はみんな魔法が使えない普通の人になりました。
次に起きた異変は精霊達が人間達から認識できなくなったことです。
悪魔達は実は悪さをするようになった精霊達のことを言うのです。
似た種族である悪魔が人間達の世界にいられなくなったということは精霊達もこの世界にはいられなくなりました。
美しいランプの精霊の少女も、物知りな錬金魔導師も、化石好きの大尉もみな精霊の世界に帰ってしまいました。
じゃあ、何故私がまだ人間の世界にいるのかですって?
答えは簡単……私、精霊ではなく普通の猫になってしまったの。
おかげで元々普通の猫だったんじゃないかって疑う人までいるわ。
『ニャア』としか鳴けなくなった今でも私は自分の飼い主である少女に彼らのことを語りかけます。
私の飼い主の少女も昔は魔法使いだったのだけど、今ではそのことを覚えているのかすら分かりません。
けれど私はいつの日かあの優しい若者と勇敢なミニドラゴンが目の前に戻ってくる日が来る……。
そんな風に考えています。
もう一度彼らに会えるその日まで……。
~夜明けのリミニス団のその後~
魔導師貴族の令嬢シャルロットは魔導のチカラを完全に失い、コチラ側の人間ではなくなってしまった。
他の境界ランプの持ち主達も何人かは魔力を失ってしまったため記憶操作してまるで何もなかったかのように暗示をかけた。
長いことランプの精霊を務めていた魔法猫は記憶はあるものの今では魔力を持たない普通の猫だ。
だが今でもまるで精霊のように少女を優しく見守っている。
少し感傷的になってしまったな。
オレは境界ランプを使ってミニドラゴンのルルと一緒に魔導王の玉座に向かいすぐに悪魔ゴエティア達が人間界から撤退するように命じた。
しかしオレの命令の仕方がちょっと大げさだったのか、この世のありとあらゆる悪魔が人間界から撤退し悪魔も魔法もまるで存在しないかのような扱いになってしまった。
オレが魔導王の玉座に座っていられた時間はわずか5分程度であとは魔力が尽きてミニドラゴンルルの首飾りの魔力で人間界に戻ってきたのだから仕方がない。
オレはあの時、オレなりによく頑張った。
「千夜君……大学の講義が終わったらアルバイトをお願いしたいのだが……」
大学の構内でひと休みしていると、銀髪の端正な顔立ちの男がオレに声を掛けてきた。
アルバイトという名の調査任務。
オレの直属上司であるカラス大尉はいつも無理なアルバイトを寄越してくるがこれも魔導結社『夜明けのリミニス団』の活動の一環だ。
すっかり以前よりもさらにマイナーな国となってしまった境界国だがごく一部の人間たちにはまだ存在が認識されていて、オレは境界国にほど近い人間界の大学に留学するという形で境界国に暮らしており大学生活と魔導師の修行生活中だ。
相変わらず商売を楽しんでいるリー店長の骨董店で下宿させてもらい、リー店長や精霊セラ、魔導師のアティファ……そしてパートナーのミニドラゴンルルとともに暮らしている。
境界ランプの持ち主達はシャルロットをはじめ何人かは魔力を失ったが、近所に住む双子踊り子姉妹や飛び級で同じ大学に通うネット魔導師のユミル少年は同じ組織『夜明けのリミニス団』の一員として付き合いが続いている。 シルクロードで魔法のチカラを得た考古学クーロン博士は境界国付近の大学に赴任しており、今ではオレのゼミの先生だ。
オレは結局魔導王にはならず、考古学者にもまだなれていないが、世界を見てみたいという夢は叶ったようだ。
リミニス団の任務は異世界、現実世界問わず、様々な場所に散らばっている魔法アイテムの調査や回収である。
「キュー! マスター千夜、早く行きましょう……キュ!」
目の前に広がる青い青い景色は既に異世界の境界線の入り口……。
ミニドラゴンのルルが首飾りの魔力で巨大なドラゴンへと姿を変えた。
オレはルルの背中に乗り次の調査任務先に飛び立った。
広い広い境界の空の向こうへ。
光に包まれて誘われた先は真紅の絨毯が敷かれた細い細い廊下だった。
どうやらどこかの城の中のようだ。
手にした振り子型の天然石に魔力を込めて入り組んだ城内を進んでいく。
壁には明かりが灯っているものの薄暗くて足元が不安である。
ミニドラゴンのルルを肩に乗せ重厚な黒い扉を開けるとそこには巨大な玉座があった。
この玉座の大きさはとてもじゃないが人間が座るサイズとは思えない。
やはり魔導王というのは巨大なドラゴンが相応しいのか……。
「キュー……」
ミニドラゴンのルルがまるで玉座に引き寄せられるかのごとく玉座に向かって飛んでいく。
「ルル!」
オレは自分の使い魔であるミニドラゴンのルルを追いかけようとするが何故か足が動かない。
ルルがちょこんと玉座の上に座るとルルの首飾りから魔力が溢れ出し、ルルの姿は巨大なドラゴンに変化した。
「我が名は魔導王ルフ……若者よ、願い事は何だ?」
どうやら魔導王ルフはミニドラゴンルルの身体を借りてオレに語りかけているようだ。
「境界国で悪魔ゴエティア達が魔導師達を殺そうとして……このままじゃ境界国も人間界も悪魔達の魔の手に堕ちてしまう……お願いします魔導王、助けてもらえませんか?」
ふむ……魔導王ルフはしばし考えて
「悪魔という生き物は人間が召喚し初めて人間の世界で活動できるのだ……。もし悪魔から身を守りたければその者達は魔法を捨てなくてはならない……魔力も記憶もすべてな」
魔力も記憶も……?
「じゃあ、どうしたらいいんですか? 魔導王!」
「委ねるのだ……お前と同じく選ばれた境界ランプの持ち主たち……そして世界中にいる魔導師達に……もうこれ以上魔法の世界と関わりたくなければその者達は魔力と記憶を失い、戦う気持ちのある者は魔力を失わずに済む代わりに悪魔達と戦うことになる……お前はどうしたい? すべてはお前次第だ……もう時間のようだ。この身体はもとの持ち主に返すとしよう……」
そう言って巨大なドラゴンである魔導王ルフは姿を消し、いつの間にかミニドラゴンのルルが玉座に座っているのであった。
「キュー……マスター千夜! この玉座に座って願いを言えば叶うキュ!」
オレは手にしたランプを見つめランプを初めて手にしたあの時のように異国の言葉で呪文を唱えた。
あの日から数年が経った。
~ある令嬢のペットの猫の語り~
むかしむかし……と言っては大げさね……。
今から数年前、境界国という国がありました。
境界国は人間界、精霊界、魔導界の境界にある国とされていました。
砂漠地帯にある楽園のような場所で人間と精霊、魔導師達がともに暮らしていたそうです。
伝説のミニドラゴンや羽の生えた不思議な魔法猫もいて、まるでおとぎの国。
けれど、ある日悪魔ゴエティアという古代の悪魔達が蘇り、古代ソロモン王の子孫で生まれ変わりと言われていたハザード王を殺してしまいました。
そして、悪魔達は境界国の魔導師達を全員殺して魔法を使うことのできる人間をこの世から消し去ろうとしたのです。
そこで高名な錬金魔導師は弟子である若者と彼の使い魔であるミニドラゴンを魔導国に送ります。
若者は茶色い髪に黒い目でクールな外見に似合わずちょっとぼんやりしたところのある……でもとても好奇心旺盛で優しい若者、ミニドラゴンは小さくて可愛いけれど勇敢で赤い鱗に澄んだ青い目をしていました。
ごめんなさい……いっしょにいたはずなのに私の手元には彼らの写真が一枚もないの。
でも私の心には今でも彼らの勇姿がハッキリと焼き付いているわ……。
錬金魔導師は弟子の若者を魔導王と呼ばれる魔法の世界の王様にして世界を平和にしようと考えたの。
なぜなら悪魔達は魔導王の命令には逆らうことができないのです……これは悪魔達の意外な弱点ね。
心優しい若者に魔導王になってもらえば悪魔達も若者の命令を聞き、悪さをしなくなると考えたのです。
錬金魔導師の考えは当たり、この世界から悪魔達はみな消えていなくなりました。
境界国だけではなく、ありとあらゆるすべての国から悪魔達がいなくなったのです。
魔導師達はみんな最初はとても喜びました。
ですがそれは自分たちも魔法が使えなくなることを意味していたのです。
『魔法』というものはすべて悪魔や精霊のチカラを借りて行うもの。
ですから悪魔達をすべてこの世界から追い出したら魔導師達もこの世界から消えるのは当たり前。
結局、魔導師達はみんな魔法が使えない普通の人になりました。
次に起きた異変は精霊達が人間達から認識できなくなったことです。
悪魔達は実は悪さをするようになった精霊達のことを言うのです。
似た種族である悪魔が人間達の世界にいられなくなったということは精霊達もこの世界にはいられなくなりました。
美しいランプの精霊の少女も、物知りな錬金魔導師も、化石好きの大尉もみな精霊の世界に帰ってしまいました。
じゃあ、何故私がまだ人間の世界にいるのかですって?
答えは簡単……私、精霊ではなく普通の猫になってしまったの。
おかげで元々普通の猫だったんじゃないかって疑う人までいるわ。
『ニャア』としか鳴けなくなった今でも私は自分の飼い主である少女に彼らのことを語りかけます。
私の飼い主の少女も昔は魔法使いだったのだけど、今ではそのことを覚えているのかすら分かりません。
けれど私はいつの日かあの優しい若者と勇敢なミニドラゴンが目の前に戻ってくる日が来る……。
そんな風に考えています。
もう一度彼らに会えるその日まで……。
~夜明けのリミニス団のその後~
魔導師貴族の令嬢シャルロットは魔導のチカラを完全に失い、コチラ側の人間ではなくなってしまった。
他の境界ランプの持ち主達も何人かは魔力を失ってしまったため記憶操作してまるで何もなかったかのように暗示をかけた。
長いことランプの精霊を務めていた魔法猫は記憶はあるものの今では魔力を持たない普通の猫だ。
だが今でもまるで精霊のように少女を優しく見守っている。
少し感傷的になってしまったな。
オレは境界ランプを使ってミニドラゴンのルルと一緒に魔導王の玉座に向かいすぐに悪魔ゴエティア達が人間界から撤退するように命じた。
しかしオレの命令の仕方がちょっと大げさだったのか、この世のありとあらゆる悪魔が人間界から撤退し悪魔も魔法もまるで存在しないかのような扱いになってしまった。
オレが魔導王の玉座に座っていられた時間はわずか5分程度であとは魔力が尽きてミニドラゴンルルの首飾りの魔力で人間界に戻ってきたのだから仕方がない。
オレはあの時、オレなりによく頑張った。
「千夜君……大学の講義が終わったらアルバイトをお願いしたいのだが……」
大学の構内でひと休みしていると、銀髪の端正な顔立ちの男がオレに声を掛けてきた。
アルバイトという名の調査任務。
オレの直属上司であるカラス大尉はいつも無理なアルバイトを寄越してくるがこれも魔導結社『夜明けのリミニス団』の活動の一環だ。
すっかり以前よりもさらにマイナーな国となってしまった境界国だがごく一部の人間たちにはまだ存在が認識されていて、オレは境界国にほど近い人間界の大学に留学するという形で境界国に暮らしており大学生活と魔導師の修行生活中だ。
相変わらず商売を楽しんでいるリー店長の骨董店で下宿させてもらい、リー店長や精霊セラ、魔導師のアティファ……そしてパートナーのミニドラゴンルルとともに暮らしている。
境界ランプの持ち主達はシャルロットをはじめ何人かは魔力を失ったが、近所に住む双子踊り子姉妹や飛び級で同じ大学に通うネット魔導師のユミル少年は同じ組織『夜明けのリミニス団』の一員として付き合いが続いている。 シルクロードで魔法のチカラを得た考古学クーロン博士は境界国付近の大学に赴任しており、今ではオレのゼミの先生だ。
オレは結局魔導王にはならず、考古学者にもまだなれていないが、世界を見てみたいという夢は叶ったようだ。
リミニス団の任務は異世界、現実世界問わず、様々な場所に散らばっている魔法アイテムの調査や回収である。
「キュー! マスター千夜、早く行きましょう……キュ!」
目の前に広がる青い青い景色は既に異世界の境界線の入り口……。
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