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四章 戦とアンジェ
四章 あらすじ
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とうとう人同士の戦いが勃発。クラネルト王国以外は何かときな臭い国ばかりで、それにより稼ぐ国も近隣以外に実はたくさんある。武器や武具、魔石に戦に必要な物資なんかを売る武器商人が儲かっていた。(クルトが知らないので割愛)
クルトは戦に参戦し成果を上げたが、前の世界の物を誰にも相談ぜず使用した。とっさの判断だったが、戻ったクルトにユリアンは驚きのあまり責める口調で説明しろと怒鳴り、クルトは戦の間のアンジェの変な反応もあり「使ったらいけなかった」と自分を責めた。
ならどうすればよかったかを逡巡するうちに、アルテミスの加護を当然と受け取り、この世界で賢く立ち回れると無意識で思っていたことに気がつく。転移後数年でこの世界の人と遜色なく動けると慢心していた事実に、愚かさと傲慢さに打ちのめされた。
ユリアンに責められたクルトは自責の念で、アンジェの顔を見ることが出来なかった。しかしアンジェから見れば捻くれてるようにしか見えていなかった。アンジェにしつこく話せと言われるが、クルトは拒否。外でひとり考え込むが、一人で考え込む時に言葉を口に出す癖と、アンジェの特殊能力でバレる。その告白にアンジェは責めず俺にもあると慰めた。
翌日から気を取り直して頑張るが、アルテミスの予言どおりに我を忘れ暴走。攻撃が尽く防御され頬に敵の矢がかすりパニックを起こしたのだ。クルトはこの世界での滞在期間が短いことで自分の行く末に恐怖を感じたが、白の賢者の特性でなんとか切り抜け帰還する。
クルトはこの戦の反省から、城での訓練に力を入れていた。だが、戦の後から様子がおかしかったアンジェは訓練場にクルトの様子を見に来た時、ハンネスがクルトに触れているのを目撃。とうとう強い嫉妬と嫌悪感にハンネスに攻撃を加える。
「俺のものに触れるな」という気持ちの暴走だった。そこからはアンジェが呆然としているうちに強制的に入院。
アンジェは何が悪いか理解してはおらず、みんなが嫌がらせしていると感じていた。だが、入院中に顔見知りの領民たちと話すうちに、心の中では気が付き、夢で思考を整理し帰宅。
原因は前妻ベルントと現在の妻との違い、自分のクルトへの信頼、信じる心が欠落していることに気がつく。「人は裏切るし自分も裏切る」ということを知っていたからの不調だった。
クルトがティモから聞いたような話は、アンジェは当然知っていた。ベルントとこのような関係なら起こり得ることかもとどこか思っていたから、自分で調べてもいた。自分に降りかかる自分ではどうにもならない不幸に、足掻くことを諦め、人とはそんなもんだと納得し、世捨て人のような気分でいたところにクルトと出会い、クルトに執着してしまっていたのだった。
番外編
クルトと結婚する前の、ベルントとアンジェのお話です。武器の鍛冶職人としての自分にしか興味がないベルントと、早くから才覚を表し、二十歳には独り立ち出来るベルントに尊敬の気持ちを持つアンジェ。自分を奮い立たせてくれる存在で、盲目的にベルントを愛していた。周りの声を無視し結婚したが、やはり不都合は多く発生した。
番の本能の弱さは顕著で、ベルントはその原因を「他の人に抱かれれば分かるかも?」と不貞を働く。そして気がつくが、アンジェを愛しているのは確かで葛藤する。しかし言葉にはせずとも不満は募り、ベッドではアンジェに注文が多くなる。
ふたりとも悶々と過ごしているうちにベルントは病に倒れ余命宣告。後添いは通常妻が亡くなってから探すもので、身内が紹介したりお見合いのお手紙が来るようになる。今回はイレギュラーなため、自分で嫁探しに奮闘するが見つからず。ベルントの嫁への注文「俺より優秀な者」を叶えるのは難しかった。
結局一目惚れのクルトを彼の領地の不幸にかこつけて見合いに持ち込み手に入れた。そこからアンジェはどん底から這い上がって幸せになっていく。
ヘルテル王国
サミュエル・ランスベルク 騎士団長 黒の賢者
ヨルク・マーレー 白の賢者
ラムジー・ロングボトム 第二航空部隊隊長
ギー・ジャージー ラムジーの配下で風属性
クルトは戦に参戦し成果を上げたが、前の世界の物を誰にも相談ぜず使用した。とっさの判断だったが、戻ったクルトにユリアンは驚きのあまり責める口調で説明しろと怒鳴り、クルトは戦の間のアンジェの変な反応もあり「使ったらいけなかった」と自分を責めた。
ならどうすればよかったかを逡巡するうちに、アルテミスの加護を当然と受け取り、この世界で賢く立ち回れると無意識で思っていたことに気がつく。転移後数年でこの世界の人と遜色なく動けると慢心していた事実に、愚かさと傲慢さに打ちのめされた。
ユリアンに責められたクルトは自責の念で、アンジェの顔を見ることが出来なかった。しかしアンジェから見れば捻くれてるようにしか見えていなかった。アンジェにしつこく話せと言われるが、クルトは拒否。外でひとり考え込むが、一人で考え込む時に言葉を口に出す癖と、アンジェの特殊能力でバレる。その告白にアンジェは責めず俺にもあると慰めた。
翌日から気を取り直して頑張るが、アルテミスの予言どおりに我を忘れ暴走。攻撃が尽く防御され頬に敵の矢がかすりパニックを起こしたのだ。クルトはこの世界での滞在期間が短いことで自分の行く末に恐怖を感じたが、白の賢者の特性でなんとか切り抜け帰還する。
クルトはこの戦の反省から、城での訓練に力を入れていた。だが、戦の後から様子がおかしかったアンジェは訓練場にクルトの様子を見に来た時、ハンネスがクルトに触れているのを目撃。とうとう強い嫉妬と嫌悪感にハンネスに攻撃を加える。
「俺のものに触れるな」という気持ちの暴走だった。そこからはアンジェが呆然としているうちに強制的に入院。
アンジェは何が悪いか理解してはおらず、みんなが嫌がらせしていると感じていた。だが、入院中に顔見知りの領民たちと話すうちに、心の中では気が付き、夢で思考を整理し帰宅。
原因は前妻ベルントと現在の妻との違い、自分のクルトへの信頼、信じる心が欠落していることに気がつく。「人は裏切るし自分も裏切る」ということを知っていたからの不調だった。
クルトがティモから聞いたような話は、アンジェは当然知っていた。ベルントとこのような関係なら起こり得ることかもとどこか思っていたから、自分で調べてもいた。自分に降りかかる自分ではどうにもならない不幸に、足掻くことを諦め、人とはそんなもんだと納得し、世捨て人のような気分でいたところにクルトと出会い、クルトに執着してしまっていたのだった。
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番の本能の弱さは顕著で、ベルントはその原因を「他の人に抱かれれば分かるかも?」と不貞を働く。そして気がつくが、アンジェを愛しているのは確かで葛藤する。しかし言葉にはせずとも不満は募り、ベッドではアンジェに注文が多くなる。
ふたりとも悶々と過ごしているうちにベルントは病に倒れ余命宣告。後添いは通常妻が亡くなってから探すもので、身内が紹介したりお見合いのお手紙が来るようになる。今回はイレギュラーなため、自分で嫁探しに奮闘するが見つからず。ベルントの嫁への注文「俺より優秀な者」を叶えるのは難しかった。
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