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最終章 僕が来る前に戻った……のか?
7 ティモがおかしくなった
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あのゼェメ戦から二年。正式にティモは戻らないことになった。
「申し訳ございません。私もラングールの領地に戻ることにいたしました。フリッツ様も侯爵になられて忙しく、アルバン様を支えてくれと言われ、歓迎してくれると」
「そう……」
兄様も城勤めに無理が来て、とうに辞めてしまったんだ。父様の後を継ぐまで城の仕事はお休みだそう。
「寂しいけど、ティモとあなたの幸せを願っています」
「ありがとう存じます」
アーノスはこの後ティモがあいさつに来ますと言う。朝カールとお茶をしていた時間に来て、報告してくれたんだ。もう引っ越しの支度も済んで、ティモたちは明日の朝、先に出発するそうだ。
「私たちはあなたを誇りに思っています。お側にいなくても、あなたの家臣であるのは変わりません。何かあれば遠慮なくお声がけをお待ちしております」
「うん。ありがとう」
この二年間の話は直接ティモに聞けと、言葉少なに彼は出て行った。この話は随分前にアンジェから聞いていたけど、とうとうか。
「確定すると寂しいもんだね」
「ええ。私たちもクルト様がお嫁に来てから、彼はずっといるものと思ってましたから」
カールも多少思い込みの強い子でしたが、いい子でしたと。
その日の午後お茶の時間にティモはやって来た。なぜか執務服着てね。その姿に不穏に感じたけど、座ってねと向かいに座らせ、カールにお茶を用意させて席を外させた。
「お久しぶりでございます。クルト様」
「うん。元気だった?」
「ええ。家庭は何ごともありません。子どもも大きくなりました」
なんか雰囲気が怖い。いつもニコニコしてたティモなのに、無表情でニコリともしない。
「そ、それはよかった。明日出発なんだってね」
「ええ。領主様の屋敷近くに家を構えました」
怖えよ!なんでそんなに淡々として睨むようなんだよ!
「ティモどうしたの?僕なんかした?」
「いえ。どうもしていません。僕に対するものは当然ですから」
スンとして怖いまま。はあ……言いたいことでもあるのかな。二年もここに来させなかったから恨んでるのかも。屋敷に立ち入りさえ禁じたからね。
「ティモはきっと僕に怒ってるんだよね。でもね、ティモを僕の側に置いておくのはよくないと思ったんだ。あなたは僕のことで段々感情的になってたし、不安が見えるようでね」
「それは申し訳ございませんでした。側仕えとして足りていませんでした」
あう……ティモはカールが淹れたお茶に口をつけない。それどころか時々睨んで見つめている。
「ティモ。これから簡単には会えなくなる。あなたもあちらでの付き合いもあるだろうし、領地の仕事もあるだろうからね。言いたいことは言ってよ、僕らの仲じゃない。話して」
ふうと深いため息のように深呼吸すると、ぽろぽろと涙を零した。なんで!
「僕は……あなたを愛してました。この気持ちが側仕えとしてか……なんなのか分かりません」
ごめんなさい。気を張ってないと泣いてしまいそうで……ごめんなさいと両手で顔を覆った。
「だから……離れたくないんです。この二年は辛かった。屋敷にも来るなと言われて、夫にも家で子育てしなさい。クルト様の負担になるって……でも……クッ…ううっ」
そっか、離れたくなくて執務服で来たのか。僕は立ち上がりティモの隣に座った。
「そんなに思ってもらえるなんてとても嬉しいよ。でもさ、アーノスはあなたを僕の側に戻せないと判断したんだ。僕の仕事の理解が出来てないって」
「分かってるんです!アーノスの言うことは正しいと!でも彼と同じくらいあなたが好きなんです!」
好きだから家臣以上に心配するし心が乱れる。僕は膝に握りこぶしで震えているティモの手を取った。
「ティモの僕への愛は家族の愛でしょう?アーノスとは違うよ」
「ああ……それが分からないのです」
「ならさ。僕に情欲を持つの?抱かれたいとか抱きたいとか思う?」
えっ?と僕を見つめた。どうなんだろうと考えるような視線で鼻をすする。僕もティモを見つめ返した。きっと気がつくよね。
「クルト様」
「なに?」
「キスさせて」
「ふえ?ええっなに言って……ティモ?」
僕に顔が近づいて……ティモ!ダメだよ!と震える声と掴まれてる手を解いて彼を押した。
「してみれば分かるかも」
「ティ、ティモ……そんなことしなくても分かるでしょ!」
「いいえ」
鍛えてたのになんの役にも立たず、ふわっと唇が触れた。あー……アンのかたの唇柔らかあ……気持ちいい…じゃねえだろ!なんで力負けすんだよ!体格なんてほとんどないだろ!
「ティモやめて……」
「愛してる番のようなキスを……下さい」
んっ…ねろっと舌が!やーっこれどちらの夫にも言い訳が!ティモ!離して!と暴れたけど腕は解けず、しこたまされてから開放された。ハァハァ……気持ちよかった。この世界の人エッチなこと好きなだけあって上手い。じゃねえよ、なんだその感想。
「抱きたい……あなたを抱きたいと思いました。僕はいけない気持ちを持っていたんですね。これは家臣じゃない……家族でも。僕いつの間にこんな気持ちを……」
僕に覆いかぶさりポロポロと涙が落ちて、苦しそうにティモは微笑んだ。
「これはなんなの?アーノスは愛してます。番を二人は持てないのに、あなたを諦められないのです」
「うん。ありがとう?」
僕はティモの頬に手を当てて涙を拭った。これは番の本能のバグなのか、一緒にいすぎたからか。それともティモの勘違いか。
でも思い込みだろうな、実際僕を抱いたら違うと気がつくだろう。
「同性を好きになることはある。でもね、番がいると起きないと聞いたよ?」
「僕らが知らないだけかもですよ」
涙をこぼし苦しそうに笑うティモ。
「そうかもだけど、ティモのは僕への執着だと思う。遠くに引っ越してしまうからね。これまでのようにすぐ会えないって、寂しい気持ちからなんだよ」
「違う、違います!」
ならなんで今まで僕を襲わなかった?いくらでもチャンスはあったでしょう。お風呂も一緒だし、お昼寝の時はたまに添い寝してくれてたでしょう?本当に情欲を持っていたら、とっくに襲ってるはずだよと話した。
「それは……側仕えだし、迷惑を掛けたりは……」
「なら愛人にしてと言うことだって出来た。僕がするかは別だけど、求めることは可能だよ?」
「なら抱かせて下さい。抱いてみれば分かります」
おいおい……お風呂で抱き合ってても、あなたちんこ勃ったことねえだろ。それが答えだよと穏やかに言葉にした。
「今のキスでちんこ勃った?勃たないでしょう?体は嘘つかないよ」
「勃ちました」
「ええ?嘘つくのはダメだよ!」
「ほら」
僕の手を握り股間へ。うそ~ん硬い。これはますますティモを側には置けない。貞操の危機が大きすぎるし、愛人はいらない。
「側仕えは確実に無理と分かりました。愛人にして下さい」
「ティモ……僕んちは歴代愛人を持たないの知ってるでしょ?アンジェにもいないよ?」
「例外がいてもいいでしょう?あなたは英雄だ。英雄は色を好むと言うじゃありませんか」
ど、ど、とうしよ!目が据わってるし、なんかハァハァしだしたよ?なんかのスイッチが入った?今ので力負けするのは確認済み……怖い。どうしようもなく怖い。僕はティモ大好きだけど、それは家族愛なんだ。大切な兄様のひとりなんだよ!
「ねえ。僕のちんこ受け入れて?子は出来ないけど、楽しませることは出来る」
「いやいや。アンジェで足りてるから」
「僕こう見えて旦那様ぐらい大きいよ?きっと気持ちいいはずだ」
そういうことじゃないんだよ。僕のかわいい兄様でいてよと言うと、気持ちに気がついたら無理ですと妖しい微笑み。とりあえず逃げる!ソファから降りようと体を捻ったけど、ガシッと抑えられた。どこからこんな力が?ねえティモ……落ち着いて?
「落ち着いてます。旦那様は今日はお城ですか?カールも僕だから隙がありますね」
「あ、あのね?その……」
「ああ…僕のクルト様。本当に愛らしく美しい。欲しい……」
首筋にくちびるぅ!誰が助けて!そうだよ叫べ僕!でも人間本当に怖いと声なんか出ない!
「旦那様のように激しくなんて抱きません。優しく、アンだから知る気持ちよさを楽しんで」
「あっ……」
終わった……僕はもう声も体も恐怖で全く動かない。
「愛人は主の欲を満たすのが仕事……僕は上手いよ」
「グッ…」
気持ちのいい触り方で……怖いのに感じちゃう!誰か……ティモを止めて。僕と離れるのが寂して、変な興奮しているだけだから。誰かティモをッ
「申し訳ございません。私もラングールの領地に戻ることにいたしました。フリッツ様も侯爵になられて忙しく、アルバン様を支えてくれと言われ、歓迎してくれると」
「そう……」
兄様も城勤めに無理が来て、とうに辞めてしまったんだ。父様の後を継ぐまで城の仕事はお休みだそう。
「寂しいけど、ティモとあなたの幸せを願っています」
「ありがとう存じます」
アーノスはこの後ティモがあいさつに来ますと言う。朝カールとお茶をしていた時間に来て、報告してくれたんだ。もう引っ越しの支度も済んで、ティモたちは明日の朝、先に出発するそうだ。
「私たちはあなたを誇りに思っています。お側にいなくても、あなたの家臣であるのは変わりません。何かあれば遠慮なくお声がけをお待ちしております」
「うん。ありがとう」
この二年間の話は直接ティモに聞けと、言葉少なに彼は出て行った。この話は随分前にアンジェから聞いていたけど、とうとうか。
「確定すると寂しいもんだね」
「ええ。私たちもクルト様がお嫁に来てから、彼はずっといるものと思ってましたから」
カールも多少思い込みの強い子でしたが、いい子でしたと。
その日の午後お茶の時間にティモはやって来た。なぜか執務服着てね。その姿に不穏に感じたけど、座ってねと向かいに座らせ、カールにお茶を用意させて席を外させた。
「お久しぶりでございます。クルト様」
「うん。元気だった?」
「ええ。家庭は何ごともありません。子どもも大きくなりました」
なんか雰囲気が怖い。いつもニコニコしてたティモなのに、無表情でニコリともしない。
「そ、それはよかった。明日出発なんだってね」
「ええ。領主様の屋敷近くに家を構えました」
怖えよ!なんでそんなに淡々として睨むようなんだよ!
「ティモどうしたの?僕なんかした?」
「いえ。どうもしていません。僕に対するものは当然ですから」
スンとして怖いまま。はあ……言いたいことでもあるのかな。二年もここに来させなかったから恨んでるのかも。屋敷に立ち入りさえ禁じたからね。
「ティモはきっと僕に怒ってるんだよね。でもね、ティモを僕の側に置いておくのはよくないと思ったんだ。あなたは僕のことで段々感情的になってたし、不安が見えるようでね」
「それは申し訳ございませんでした。側仕えとして足りていませんでした」
あう……ティモはカールが淹れたお茶に口をつけない。それどころか時々睨んで見つめている。
「ティモ。これから簡単には会えなくなる。あなたもあちらでの付き合いもあるだろうし、領地の仕事もあるだろうからね。言いたいことは言ってよ、僕らの仲じゃない。話して」
ふうと深いため息のように深呼吸すると、ぽろぽろと涙を零した。なんで!
「僕は……あなたを愛してました。この気持ちが側仕えとしてか……なんなのか分かりません」
ごめんなさい。気を張ってないと泣いてしまいそうで……ごめんなさいと両手で顔を覆った。
「だから……離れたくないんです。この二年は辛かった。屋敷にも来るなと言われて、夫にも家で子育てしなさい。クルト様の負担になるって……でも……クッ…ううっ」
そっか、離れたくなくて執務服で来たのか。僕は立ち上がりティモの隣に座った。
「そんなに思ってもらえるなんてとても嬉しいよ。でもさ、アーノスはあなたを僕の側に戻せないと判断したんだ。僕の仕事の理解が出来てないって」
「分かってるんです!アーノスの言うことは正しいと!でも彼と同じくらいあなたが好きなんです!」
好きだから家臣以上に心配するし心が乱れる。僕は膝に握りこぶしで震えているティモの手を取った。
「ティモの僕への愛は家族の愛でしょう?アーノスとは違うよ」
「ああ……それが分からないのです」
「ならさ。僕に情欲を持つの?抱かれたいとか抱きたいとか思う?」
えっ?と僕を見つめた。どうなんだろうと考えるような視線で鼻をすする。僕もティモを見つめ返した。きっと気がつくよね。
「クルト様」
「なに?」
「キスさせて」
「ふえ?ええっなに言って……ティモ?」
僕に顔が近づいて……ティモ!ダメだよ!と震える声と掴まれてる手を解いて彼を押した。
「してみれば分かるかも」
「ティ、ティモ……そんなことしなくても分かるでしょ!」
「いいえ」
鍛えてたのになんの役にも立たず、ふわっと唇が触れた。あー……アンのかたの唇柔らかあ……気持ちいい…じゃねえだろ!なんで力負けすんだよ!体格なんてほとんどないだろ!
「ティモやめて……」
「愛してる番のようなキスを……下さい」
んっ…ねろっと舌が!やーっこれどちらの夫にも言い訳が!ティモ!離して!と暴れたけど腕は解けず、しこたまされてから開放された。ハァハァ……気持ちよかった。この世界の人エッチなこと好きなだけあって上手い。じゃねえよ、なんだその感想。
「抱きたい……あなたを抱きたいと思いました。僕はいけない気持ちを持っていたんですね。これは家臣じゃない……家族でも。僕いつの間にこんな気持ちを……」
僕に覆いかぶさりポロポロと涙が落ちて、苦しそうにティモは微笑んだ。
「これはなんなの?アーノスは愛してます。番を二人は持てないのに、あなたを諦められないのです」
「うん。ありがとう?」
僕はティモの頬に手を当てて涙を拭った。これは番の本能のバグなのか、一緒にいすぎたからか。それともティモの勘違いか。
でも思い込みだろうな、実際僕を抱いたら違うと気がつくだろう。
「同性を好きになることはある。でもね、番がいると起きないと聞いたよ?」
「僕らが知らないだけかもですよ」
涙をこぼし苦しそうに笑うティモ。
「そうかもだけど、ティモのは僕への執着だと思う。遠くに引っ越してしまうからね。これまでのようにすぐ会えないって、寂しい気持ちからなんだよ」
「違う、違います!」
ならなんで今まで僕を襲わなかった?いくらでもチャンスはあったでしょう。お風呂も一緒だし、お昼寝の時はたまに添い寝してくれてたでしょう?本当に情欲を持っていたら、とっくに襲ってるはずだよと話した。
「それは……側仕えだし、迷惑を掛けたりは……」
「なら愛人にしてと言うことだって出来た。僕がするかは別だけど、求めることは可能だよ?」
「なら抱かせて下さい。抱いてみれば分かります」
おいおい……お風呂で抱き合ってても、あなたちんこ勃ったことねえだろ。それが答えだよと穏やかに言葉にした。
「今のキスでちんこ勃った?勃たないでしょう?体は嘘つかないよ」
「勃ちました」
「ええ?嘘つくのはダメだよ!」
「ほら」
僕の手を握り股間へ。うそ~ん硬い。これはますますティモを側には置けない。貞操の危機が大きすぎるし、愛人はいらない。
「側仕えは確実に無理と分かりました。愛人にして下さい」
「ティモ……僕んちは歴代愛人を持たないの知ってるでしょ?アンジェにもいないよ?」
「例外がいてもいいでしょう?あなたは英雄だ。英雄は色を好むと言うじゃありませんか」
ど、ど、とうしよ!目が据わってるし、なんかハァハァしだしたよ?なんかのスイッチが入った?今ので力負けするのは確認済み……怖い。どうしようもなく怖い。僕はティモ大好きだけど、それは家族愛なんだ。大切な兄様のひとりなんだよ!
「ねえ。僕のちんこ受け入れて?子は出来ないけど、楽しませることは出来る」
「いやいや。アンジェで足りてるから」
「僕こう見えて旦那様ぐらい大きいよ?きっと気持ちいいはずだ」
そういうことじゃないんだよ。僕のかわいい兄様でいてよと言うと、気持ちに気がついたら無理ですと妖しい微笑み。とりあえず逃げる!ソファから降りようと体を捻ったけど、ガシッと抑えられた。どこからこんな力が?ねえティモ……落ち着いて?
「落ち着いてます。旦那様は今日はお城ですか?カールも僕だから隙がありますね」
「あ、あのね?その……」
「ああ…僕のクルト様。本当に愛らしく美しい。欲しい……」
首筋にくちびるぅ!誰が助けて!そうだよ叫べ僕!でも人間本当に怖いと声なんか出ない!
「旦那様のように激しくなんて抱きません。優しく、アンだから知る気持ちよさを楽しんで」
「あっ……」
終わった……僕はもう声も体も恐怖で全く動かない。
「愛人は主の欲を満たすのが仕事……僕は上手いよ」
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