お祭りの花嫁に強制参加させられたら本当に神様の嫁になってしまった

琴音

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帝の代替わり編

41 そうなの?そーなのかな?

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 翠は黙って僕を抱いていた。そしていい天気だなと一言。

「夏樹はここに来る前、ひとりの時に何してたんだ?」

 穏やかな声で問われた。改めて聞かれて思い出そうとしたけど……うーん。

「そうだなあ。資格の勉強とか、友だちに誘われれば遊びに出かけてた。後は仕事で疲れてたから寝てたり、服とか買い物かな」
「本当に予定がない時は?」
「うーん……見るでもなしにテレビつけてたり、スマホを眺めてたりかな」
「人のぼんやりは何かしながらか」

 ならば手持ち無沙汰にもなるよなと僕の背中をポンポンと叩く。知ってはいたが、目の前で言われるとは思わなかった。翠は遠くの山を見つめながら楽しそうに笑う。すみません。

「夏樹が嫌でなければ俺についてくるか?」
「どこに?」
「全てに。都でも会合でも何もかもだ」
「え?……それは嫌かな」
「なんで?」

 なんでって。人と会うのは嫌いじゃないけど、自分が呼ばれてないところに行くほどのメンタルは持ち合わせていない。なら家にいるの方がいい。

「わがままだな」
「あなたの妻なんで」

 そうだなと笑う。なら興味があることは何だと問われた。

「実はね。ペットを飼うとか考えたけど、周りを見ていらねとなりました」
「ペット……みたいな見た目の使用人だよな」
「失礼だけどね」

 しゃべるし怒るし飯も用意してくれる万能なペット、見た目だけね。もしペットがしゃべれたらこんなかも?と思うとゲンナリしたからいらないとなった。

 使用人のみんなに聞いたら、御子は僕のように暇を持て余す人がいるらしい。なので、才能のある方は能力を生かし仕事をしたりする。本を書いたりもあるし、着物や服飾、アクセサリーを作り売る。力をコントロールすることに情熱を注ぎ、それにより何かするとかね。

 都に住む方は俳優とか、服のモデルをしてる人すらいるらしい。僕には秀でたものは何もない、その他大勢のひとり。そう言うと翠は何もなくはない、俺には必要な人だよって。ありがとう。

「俺も聞いてはいたんだ。人はぼんやりするのに慣れていないとな」
「そう……」

 毎日惰眠(動物の狩りのための体力温存の本能)を貪るとかできないし、何かしらの目的がないと生きていけない。だから仕事を与えるのが一番だと聞いてはいたらしい。

「女性を連れてきた人は聞かないんだが、男の場合はだな」
「ふーん」

 翠は向かいの山を見つめていた。なにを考えてるんだろう。遠くを見つめる瞳の先は……

 この人里離れた屋敷の周りには四方が山しかない。町はここから見えないくらいには遠いんだ。能力はどうやっても攻撃には使えず防御のみ、他はない僕。雨よけとか水の上を歩けるとか、暑さ寒さを防ぐとかしかできなかった。もう少し便利グッズのようにできるかと考えてたけどさ。なんでだよって気分にもなった。完全な役立たずである。

 ああそうだ、神社の参拝者に少しだけ力を授けることはできるらしい。翠の代行的にね。妻になるとできるらしい。翠が使う変な(僕に何かしたとか、空間に景色を出すとか)技的な力は皆無だったんだ。

「仕方ないな。滝までの道を強化するか」
「え?」

 僕は急に話し出した翠を見上げた。彼も僕と視線を合わせ?ふとニコリとする。

「あそこまでの道と、あの辺りに森の危険な動物が入らないようにな。屋敷の者以外が立ち入らない結界を張る。お前はこの生活に疲れたというか、行き詰まったんだ」
「いえ……そんなことはありません」
「いいや。俺はそう考える」

 あの?と見上げたままでいると翠は、お前はひとりの時間を好んでいた。この屋敷では完全なひとりなどない。わんわんは常に近くにいるし、いなけりゃマオが傍にいる。息苦しくて病み始めてるのかもなと。いえいえ、そんな兆候はございません。何言ってんのよ。

「僕は友だちも多くてその家族とも仲良かったよ。人が嫌とかないよ」
「そうか?子供の頃はよく部屋で音楽聴きながら何かしてたじゃないか」
「それ、宿題だろ」

 いや?なんか……熱心に読んでた写真の本とかサイトとかあったぞと翠。僕はビクッとしてカーッと顔が熱くなった。それはアイドルの動画とか眺めてた時かも。健全な男だもの、女性に興味ないはずないだろ。なんてところを覗き見してたんだよ。イヤだもう。僕は恥ずかしさのあまり翠の胸に顔を埋めた。

「どうした?」
「その話はやめて」
「なんで?」
「なんでもッ」

 女性の裸に近い水着の写真もあった気もする。いや?テレビとかスマホにもそんなのが映ってたような……そこまで見てたんか!僕は恥ずかしくて翠を床に押し倒した。なに?と不思議そうな彼を上から見下ろした。

「あのね翠。僕は男で女の人が好きだったのッ」
「知ってるけど、それがなに?」

 シレッと。ムカつく!

「恋人は欲しかったし、エッチしたくないはずないだろ!あなたが邪魔してなければひとりやふたりとッ」
「ふむ、そうだな。あああれ、ひとりでしてたのか」

 いやあああッと僕は翠の胸に落ちた。恥ずかしすぎるだろ。この竜の変幻自在に使える力はもう!クソーッと悶絶していたら、ならもっと見てればよかったなあ。夏樹のそんな姿を見れたのに残念と笑う。笑うな!

「見たかったなあ。今してくれてもいいけど」
「しません!する必要がないくらいエッチしてるでしょ!」
「まあな」

 恥ずかしいったらありゃしない。ひとりエッチは隠れてするものだよ。人に見せるものじゃないッ

「こんな話ししたからしたい」
「ハァハァ……え?」

 翠はムクリと起き上がり、僕の手を引き部屋に連れ込まれた。そして手早くひん剥かれた僕は呆然。

「かわいい……少し勃ってる」
「見るな!」
「こんな話に反応するとは」
「うぬう……」

 そんなこと言うなよと、いつもどおりに責められていると、なぜか僕の手を僕の股間に当てる?

「掴んで擦って」
「へ?」

 まじまじと翠を見てしまった。彼は蕩けるような微笑みを……なんなのその変な反応は。

「入れてあげるからして?」
「はあ?」

 すぐに僕を上にして跨らせる。そしてここに手をと。カーッと顔に熱。受けに慣れすぎてても、翠の期待する展開を理解した。羞恥心に内心ワナワナと震えた。

「ヤダッ」
「気持ちいいよ?」
「知ってるけどッ」

 受け身ばかりも楽しくないだろ?たまにはいいじゃないかと悪い顔になる。それはそうだけど……ほら俺のをここにな?とズブズブと押し込まれた。んあっ熱い彼の股間は気持ちいい。

「ここはするりと入るな。動いて欲しいだろ?」
「それはまあ」

 お尻はは自分が少し動くと擦れ気持ちいい。いいけど……

「恥ずかしいよ……」
「この姿の時点で恥ずかしくないだろ?俺のを咥え込んでヒクヒクさせてるんだから」
「そ、そうだけどさあ」

 ほらほらとゆっくりと動く翠。そのままただゆっくりと動き続ける。中途半端な快感に体は熱くなるのに足りない。もっととねだる気持ちが強くなる。

「ンッ…アッ……意地悪しないでよぉ」
「掴んでよ」

 ゆっくり攻撃に耐えていたけどムズムズするばかり。もっともっとと体は欲しがって、僕の手はついに掴んだ。その刺激だけでお尻はキュッと彼を締め上げる。

「あっ…ああ……クウッ……」
「いい。夏樹かわいいよ。ほら擦って」
「動いてぇ……苦しいよぉ」
「うん」

 この数年、翠に愛されてまくってお尻だけでイケる身体の僕。前は擦ると早くイッてしまうんだ。だから触れられるのがあんまり好きじゃない。長く快感を楽しみたいと思うようになっててさ。ぐうぅッ我慢した分激しく擦ってしまい簡単に吹き出してしまった。

「なんて……なんてかわいいんだ」
「やっ…アアッ……?うん?」

 見つめる先の翠は完全に興奮した目付き。無言でうつ伏せにされ?と激しく腰を振る。待て!

「翠ッイッたから。イッたの!待ってッ待て!」
「待てない。止められない」

 気持ちよさと言うか強い刺激に息ができない。苦しくて声も出ない。いや出てるけど呻いているだけだ。

「何度でも気持ちよくなれ」
「グッアッ……ひゃめてぇ…」
「止めない」

 快感に耐えていると獣臭いような?と振り返ると翠は半分狐。顔に被毛が……マジで?股間も体に合わせ大きくなり僕のお尻はミチミチ。

「す、翠?」
「あんまりかわいくてさ。俺もう」
「え?」

 発情期の種付けセックス突入。新鮮な夏樹がかわいすぎて興奮する、止められないと激しい。この状態だと深く深く押し込まれお腹は熱く、翠の射精の回数も増えて太ももに垂れてくるんだ。

「ヤバッ……死ぬッ気持ちよくて死ぬッ」

 お腹にあるであろう男の秘部と、深く押し込まれる強い快感。これがまたよくて意識は朦朧とする。女性はこうなのかな?と毎回思う。ちんちんではなく、全身の快感で……ああ……もうダメだ。快感が何度も繰り返されて震えるし、自分のを触るとぬるぬるビチョビチョ。お尻も股間も悦んでしまい、突かれるたびにアッうっとしか。

「す…い……もう…やめ……っ」
「かわいいお前が悪い」

 部屋に響く濡れた音。僕の頭を振り向かせ口を塞ぐ翠。触れる手は熱く、どこもかしこも苦しいくらいの気持ちよさ。

「ああああっダメぇーッ」
「うグッ」

 僕は沸き上がる快感に震えながら絶頂を迎えた。全身の激しい快感に、頭真っ白で意識が混濁。苦しいくらいの気持ちよさにそれしか分からない。分からないんだ………


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