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帝の代替わり編
58 なんとか終わったかな
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体が落ち着いた頃、鏡の部屋の隣にお茶の用意がされて、どうぞと通された。
「お疲れ様でございました。ここがこんなにも爽やかなのは初めてです。お庭も本当に美しい」
「まあな。俺はここが綺麗だったのを薄っすら覚えてるんだ。荒神がほとんど来てなかった時代をな」
「へえ。今と同じ?」
「まだ屋敷は小さくて、そうだな。あの池から向こうはなかったんだよ。その頃は麗様と時々来てたんだ」
人の少ないところの方が暴れるのにいいだろうと、年頃の近い子供たちと来ていたそうだ。夕陽様は当然いた。
「ここは騒いでも迷惑にならないんだ。田んぼも畑も近くにないし、誰かの屋敷もないから」
懐かしい景色になってよかったと翠は外を見ながら呟いた。
「でもすぐ来なくなったな。来れなくなったが正解だけどさ」
「しょうがないね」
「まあな」
荒神ばかりじゃなくて、育って父君の屋敷に移ったのもあるからと、翠は何かを思い出しているのかゆっくりお茶を飲む。
「ここの獣は中身の成長は遅いが、体自体は数年で人の十五くらいになるんだよ。そこから繁殖できる年齢までが長い」
「そうなんだってね。見た目じゃ子どもかどうかわかりにくいよね」
元々動物は成長が早い。猫ですら一年で見た目は大人だ。当然この世界もそうなる。だから丁稚奉公なんてのが残ってるんだ。見た目子供はいないけど、完全に大人になるのに何十年もかかる。
「お……お腹痛いかも。女中さんトイレは?」
「出て右です」
僕は猛ダッシュ。お腹がゴロゴロいってるよ。怖かった反動でしゃべりながらお菓子をパクパク食べてたんだ。少なめに食べてたのに満腹近くまで食べてて、まだお腹はックソッ
「どこだトイレ!」
走ってるとあった!急ぎ個室に駆け込みセーフ。急いで紐を解き袴を降ろした。漏れるかと……胸がバクバクする。
「お腹痛いぃ……食べ過ぎたあ」
静かなトイレ。窓があるから小鳥のさえずりが聞こえるけど僕の額からは玉の汗。苦しいぃ
なんとか落ち着いてからトボトボと部屋に戻った。
「お前ねえ」
「言わなくていい。反省してるから」
「あ、うん……」
翠は言いかけた口を閉じてくれた。
「ごめん」
「いい。翠の役に立ててるから」
そろそろお昼になりますし、時雨様はとうに戻られてます。こちらで召し上がりますか?と聞かれ翠はまだ帰らないから、ここで食べて昼寝して夕方戻ろうと提案。僕も迷惑でなければと承諾した。
「迷惑なんてありませんよ。では支度を頼んでいますからゆっくりしてて下さいませ」
女中さんは部屋を下がって二人だけになった。僕は障子戸を少し開けて誰もいないことを確認。ピシッと閉めた。
「すい~怖かったんだ。お腹も痛かったんだ抱っこぉ」
駆け寄って腰に抱きついた。ふふっと微笑むと抱いてくれた。
「自分から甘えるようになって」
「うん……いつしか言えるようになってた。なんだろね」
「ここに本当の意味で慣れたんだろ」
「そうかな」
なら嬉しいかな。でも心が弱々になっているのも確か。来たばかりでこの仕事をしろと言われたら、多分だけど震えながらも「できますします」と断言して恐怖にも立ち向かい……ぶっ倒れる、かな。変に僕は男なんだから、翠に甘えるばかりじゃダメだと気負ってやり遂げようとしたはずだ。二階で「ムリ」なんて甘えたことは言わなかったはずだ。それをしなくなっただけでも上出来だよ。奥さんらしくなってきたってことだろうから。
「でもね……」
「なんだよ」
「こうして甘えることを覚えてさ。弱さに磨きがかかってさ。せっかく男でもいいって言われたのにこれじゃ意味なくない?」
「そこ?」
なら改めていうが、この世界では異性が伴侶になるのが当然ではない。好きになった人がたまたま同性な時がある、それだけだなんだ。世の中の三割くらいが同性の伴侶や妾を持つ。何らおかしなことはないと言う。知ってますがね。
「その伴侶に妻の役割は求めるが、その性別に伴うことを求めはしない」
「しないの?全く?」
「しません」
全くとは思ってなかった。男なら勇気というか、闘争心みたいのも欲しいのかと思っていた。女性なら優しさとか、女性ならではの強さとか欲しいのかとどこか思っていた。本当にいらないの?ともう一度聞いてみたけどいらないと一言。
「その夫婦の強い方に勇気や闘争心は任せればいいんだ。わがままで甘えてくれた方が俺は嬉しい」
「そう……」
「だいぶできては来てるけどさ」
「まだたまに問題ではと考えてしまうんだよ」
かわいいだけでいい。こうして仕事も手伝ってくれるし、他は望まないと翠は優しく僕の背中を擦る。
「考えなくていい。エサは俺が運ぶから堂々と食ってればいい。抱いて欲しければ言えばいい。いくらでも応じるし、欲しい物は言え」
麗様くらいわがままで、自分本位くらいがかわいいよと額にチュッとしてくれる。翠はマザコン気味であるからなあ。麗様は育ての親と言っていいから、あれを見本にすると……そこまでは無理かな。
「今日はエッチ無理。疲れたのとお尻痛い」
「知ってる。落ち着いたらでいい」
「ありがと」
この日は昼食後部屋の戸を開け放しお昼寝。静かでおうちに帰ったみたいな心地よさだった。僕は人の多さにも慣れたと思っていたけど気のせいだった。この静かな小鳥の声と、頬をなでる優しい風が落ち着く。翠の胸に乗ってうつらうつらしてるのも気持ちいい。ふかふかの尻尾が体を擦ってくれてお腹を温めてくれる。
「すい……」
「なに?」
「なんでもない。寝る」
「ああ」
心地のいい風に吹かれ、柔らかな日差しが庭に注ぐ。僕はゆっくりと眠りに落ちた。そして少し風が冷たくなった頃起きた。
「よく眠れたか?」
「うん」
うちに帰りたいと思ってしまう。ここに帰って来いと言われたら辛いなあ。あの父君が残した翠のお家がいい。わんわんとマオやイオたちと他愛もないおしゃべりしてさ。
「帰りたい……」
「ああ。明日帰ろう」
つい出た僕の言葉に「まだ」とは言わなかった翠。本当に帰れるかは分からない。帝はいないし留守を預かる時雨様がなあ。それに二人の側近の侍従たちは獣とは思えない、銀行員みたいなキリッとした目つきでスケジュール管理してた。それもモバイルパットで。でも帰ろうって言ってくれたのは嬉しかった。
「ここに泊まるか?」
「いいならここにいたい。人と会わない時間が欲しい。なんか疲れたんだ」
「うん」
タイミングよく来た女中さんにここに泊まれる?と翠は聞いてくれた。ええ構いませんよ。連絡はこちらでしますし、夕食だけあちらに行くことも可能ですが、どうされますかと。
「明日の朝までここにいちゃだめですか?」
「どうぞいらして下さい。荒神がいなくても我らはここにいますから同じなんですよ」
荒神がいない時、この毒みたいなものを綺麗にしてもらい管理をする、それも中居さんたちの仕事。夜は人が代わる(夜目がよく利く人に代わるらしい)人が代わっても同じだから心配ない。ゆっくりどうぞと言ってもらえた。
「お泊りの部屋はここにしますか?それとも二階もいいですよ」
「じゃあ寝るのは二階で、食事まではここで」
「かしこまりました。怖くて見ていないでしょうが、二階からの眺めもいいのですよ。庭が一望できて」
「そうなの?」
「ああ。山の隙間から都が見えてな。かすみがかってると幻想的だな」
「へえ」
てなことでここにお泊り決定。夕飯までまだ少しかかるから好きに過ごして待っててと女中さんは下がった。
「ならもう少し抱っこされていたいかな」
「ほら」
翠は横になってくれて僕はその上に乗る。胸に頬をつけた。
「寝るなよ。そこまで時間ないと思う。外が暗くなってきてるから」
「はい」
ただくっついてたいだけだから寝ません。ふかふかな翠の尻尾を自分にたぐり寄せて抱く。
「好きだよな」
「うん。翠は姿変えたい?」
「どっちでもいいかな。今は姿にグダグダ言う人いないし」
「そう」
ギリギリまで翠には狐でいて欲しい。そんな言葉が口から出そうだったけど、流石に言えなかった。わがままが過ぎるだろ。翠のタイミングでね。僕は夕食が運ばれてくるまで翠の胸に張り付いていた。安心できるんだよね。
「お疲れ様でございました。ここがこんなにも爽やかなのは初めてです。お庭も本当に美しい」
「まあな。俺はここが綺麗だったのを薄っすら覚えてるんだ。荒神がほとんど来てなかった時代をな」
「へえ。今と同じ?」
「まだ屋敷は小さくて、そうだな。あの池から向こうはなかったんだよ。その頃は麗様と時々来てたんだ」
人の少ないところの方が暴れるのにいいだろうと、年頃の近い子供たちと来ていたそうだ。夕陽様は当然いた。
「ここは騒いでも迷惑にならないんだ。田んぼも畑も近くにないし、誰かの屋敷もないから」
懐かしい景色になってよかったと翠は外を見ながら呟いた。
「でもすぐ来なくなったな。来れなくなったが正解だけどさ」
「しょうがないね」
「まあな」
荒神ばかりじゃなくて、育って父君の屋敷に移ったのもあるからと、翠は何かを思い出しているのかゆっくりお茶を飲む。
「ここの獣は中身の成長は遅いが、体自体は数年で人の十五くらいになるんだよ。そこから繁殖できる年齢までが長い」
「そうなんだってね。見た目じゃ子どもかどうかわかりにくいよね」
元々動物は成長が早い。猫ですら一年で見た目は大人だ。当然この世界もそうなる。だから丁稚奉公なんてのが残ってるんだ。見た目子供はいないけど、完全に大人になるのに何十年もかかる。
「お……お腹痛いかも。女中さんトイレは?」
「出て右です」
僕は猛ダッシュ。お腹がゴロゴロいってるよ。怖かった反動でしゃべりながらお菓子をパクパク食べてたんだ。少なめに食べてたのに満腹近くまで食べてて、まだお腹はックソッ
「どこだトイレ!」
走ってるとあった!急ぎ個室に駆け込みセーフ。急いで紐を解き袴を降ろした。漏れるかと……胸がバクバクする。
「お腹痛いぃ……食べ過ぎたあ」
静かなトイレ。窓があるから小鳥のさえずりが聞こえるけど僕の額からは玉の汗。苦しいぃ
なんとか落ち着いてからトボトボと部屋に戻った。
「お前ねえ」
「言わなくていい。反省してるから」
「あ、うん……」
翠は言いかけた口を閉じてくれた。
「ごめん」
「いい。翠の役に立ててるから」
そろそろお昼になりますし、時雨様はとうに戻られてます。こちらで召し上がりますか?と聞かれ翠はまだ帰らないから、ここで食べて昼寝して夕方戻ろうと提案。僕も迷惑でなければと承諾した。
「迷惑なんてありませんよ。では支度を頼んでいますからゆっくりしてて下さいませ」
女中さんは部屋を下がって二人だけになった。僕は障子戸を少し開けて誰もいないことを確認。ピシッと閉めた。
「すい~怖かったんだ。お腹も痛かったんだ抱っこぉ」
駆け寄って腰に抱きついた。ふふっと微笑むと抱いてくれた。
「自分から甘えるようになって」
「うん……いつしか言えるようになってた。なんだろね」
「ここに本当の意味で慣れたんだろ」
「そうかな」
なら嬉しいかな。でも心が弱々になっているのも確か。来たばかりでこの仕事をしろと言われたら、多分だけど震えながらも「できますします」と断言して恐怖にも立ち向かい……ぶっ倒れる、かな。変に僕は男なんだから、翠に甘えるばかりじゃダメだと気負ってやり遂げようとしたはずだ。二階で「ムリ」なんて甘えたことは言わなかったはずだ。それをしなくなっただけでも上出来だよ。奥さんらしくなってきたってことだろうから。
「でもね……」
「なんだよ」
「こうして甘えることを覚えてさ。弱さに磨きがかかってさ。せっかく男でもいいって言われたのにこれじゃ意味なくない?」
「そこ?」
なら改めていうが、この世界では異性が伴侶になるのが当然ではない。好きになった人がたまたま同性な時がある、それだけだなんだ。世の中の三割くらいが同性の伴侶や妾を持つ。何らおかしなことはないと言う。知ってますがね。
「その伴侶に妻の役割は求めるが、その性別に伴うことを求めはしない」
「しないの?全く?」
「しません」
全くとは思ってなかった。男なら勇気というか、闘争心みたいのも欲しいのかと思っていた。女性なら優しさとか、女性ならではの強さとか欲しいのかとどこか思っていた。本当にいらないの?ともう一度聞いてみたけどいらないと一言。
「その夫婦の強い方に勇気や闘争心は任せればいいんだ。わがままで甘えてくれた方が俺は嬉しい」
「そう……」
「だいぶできては来てるけどさ」
「まだたまに問題ではと考えてしまうんだよ」
かわいいだけでいい。こうして仕事も手伝ってくれるし、他は望まないと翠は優しく僕の背中を擦る。
「考えなくていい。エサは俺が運ぶから堂々と食ってればいい。抱いて欲しければ言えばいい。いくらでも応じるし、欲しい物は言え」
麗様くらいわがままで、自分本位くらいがかわいいよと額にチュッとしてくれる。翠はマザコン気味であるからなあ。麗様は育ての親と言っていいから、あれを見本にすると……そこまでは無理かな。
「今日はエッチ無理。疲れたのとお尻痛い」
「知ってる。落ち着いたらでいい」
「ありがと」
この日は昼食後部屋の戸を開け放しお昼寝。静かでおうちに帰ったみたいな心地よさだった。僕は人の多さにも慣れたと思っていたけど気のせいだった。この静かな小鳥の声と、頬をなでる優しい風が落ち着く。翠の胸に乗ってうつらうつらしてるのも気持ちいい。ふかふかの尻尾が体を擦ってくれてお腹を温めてくれる。
「すい……」
「なに?」
「なんでもない。寝る」
「ああ」
心地のいい風に吹かれ、柔らかな日差しが庭に注ぐ。僕はゆっくりと眠りに落ちた。そして少し風が冷たくなった頃起きた。
「よく眠れたか?」
「うん」
うちに帰りたいと思ってしまう。ここに帰って来いと言われたら辛いなあ。あの父君が残した翠のお家がいい。わんわんとマオやイオたちと他愛もないおしゃべりしてさ。
「帰りたい……」
「ああ。明日帰ろう」
つい出た僕の言葉に「まだ」とは言わなかった翠。本当に帰れるかは分からない。帝はいないし留守を預かる時雨様がなあ。それに二人の側近の侍従たちは獣とは思えない、銀行員みたいなキリッとした目つきでスケジュール管理してた。それもモバイルパットで。でも帰ろうって言ってくれたのは嬉しかった。
「ここに泊まるか?」
「いいならここにいたい。人と会わない時間が欲しい。なんか疲れたんだ」
「うん」
タイミングよく来た女中さんにここに泊まれる?と翠は聞いてくれた。ええ構いませんよ。連絡はこちらでしますし、夕食だけあちらに行くことも可能ですが、どうされますかと。
「明日の朝までここにいちゃだめですか?」
「どうぞいらして下さい。荒神がいなくても我らはここにいますから同じなんですよ」
荒神がいない時、この毒みたいなものを綺麗にしてもらい管理をする、それも中居さんたちの仕事。夜は人が代わる(夜目がよく利く人に代わるらしい)人が代わっても同じだから心配ない。ゆっくりどうぞと言ってもらえた。
「お泊りの部屋はここにしますか?それとも二階もいいですよ」
「じゃあ寝るのは二階で、食事まではここで」
「かしこまりました。怖くて見ていないでしょうが、二階からの眺めもいいのですよ。庭が一望できて」
「そうなの?」
「ああ。山の隙間から都が見えてな。かすみがかってると幻想的だな」
「へえ」
てなことでここにお泊り決定。夕飯までまだ少しかかるから好きに過ごして待っててと女中さんは下がった。
「ならもう少し抱っこされていたいかな」
「ほら」
翠は横になってくれて僕はその上に乗る。胸に頬をつけた。
「寝るなよ。そこまで時間ないと思う。外が暗くなってきてるから」
「はい」
ただくっついてたいだけだから寝ません。ふかふかな翠の尻尾を自分にたぐり寄せて抱く。
「好きだよな」
「うん。翠は姿変えたい?」
「どっちでもいいかな。今は姿にグダグダ言う人いないし」
「そう」
ギリギリまで翠には狐でいて欲しい。そんな言葉が口から出そうだったけど、流石に言えなかった。わがままが過ぎるだろ。翠のタイミングでね。僕は夕食が運ばれてくるまで翠の胸に張り付いていた。安心できるんだよね。
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