理想の妹とエッチな願望(性の対象として妹の事を見てしまった兄の葛藤の物語)

新名天生

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妹としたいと想像するのはいけない事ですか?

第13話 re:お風呂場から始まる僕達の関係

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 ペロリと舌なめずりする妹、そのサキュバスの様な表情に僕はドキドキしてしまう。

「お兄ちゃん……これってどうして出たの? エッチしたら出るんじゃないの?」
 学校での知識しか知らないと思われる妹。
 このまま僕が妹に性的な知識を教えてもいいんだろうか?
 前に読んだ同人誌を思い出す。

 性知識の乏しい妹に実戦で教えていく兄、あの同人の様に、あの同人みたいに……僕も教えるの?
 
 なんて……とんでもない事が頭を過る。

 いや、違う……ここは兄として妹にちゃんとした性知識を教える! のはよくある? 事だ……よね?。
 とりあえず僕は身体が冷えない様に、一度妹の肩を掴むと一緒に湯船に浸かった。

「あ、あのね詩音……あの……むやみにここを触っちゃだめなんだ……」
 小学生に教える様に僕はそう言う……。

「だって……お兄ちゃんが私の嫌がる事をしたから」

「……うん……ごめん」

「そ、それで、触ると精子が出るの? エッチしたらでるんじゃないの? お兄ちゃん今出る?」
 興味津々で聞いてくる妹……、僕とお風呂に入っていた頃から全く変わっていない、そういえば『ちんちんちんちん』とよく騒いでいたっけ……。
 
「いや……えっと……その、興奮しないと出ないんだよ」

「興奮? お兄ちゃん興奮したの? なんで?」

「なんでって……」
 妹の裸を見て、胸を触り、妹に大事な所を握られたら、大好きな妹にそんな事されたら、そりゃ興奮も果てもする。

「お兄ちゃん……ひょっとして……私で興奮したの?」

「いや……えっと……うん」

「──そうか……えへへへへ」
 嬉しそうに笑う妹、その顔を見て治まっていた僕の物が再び起き上がる。
 さっき出したばかりなのに……思えば、妹とお風呂に入らなくなった最大の理由はこれ……僕の物が勃ってしまい、それを見た妹が興味深々で聞いて来たから。

 妹の前で勃ってしまた僕はその時に、もう一緒には入れないって、そう思ったからだった。

 お兄ちゃんの大きくなった、何で何で?
 無邪気に笑いながら僕の物を見る妹……僕はどうすればいいのか? 
 悩んだ末に僕は正直に言う決心をした。

 あの時ちゃんと言わなかったから……正直に言わなかったから、僕達の仲がーは悪くなった。
 もうあんな関係嫌だ、戻りたくない……理想の妹に、僕の理想の妹が帰ってきたのだから。

「詩音の事が……好きだから……詩音の裸に……興奮してるから……だよ」

 僕は正直にそう言った……すると詩音は一瞬真顔になると、目から大粒の涙がこぼれ落ちてくる。

「──お兄ちゃん……本当に? 」
 泣きながらそう言う妹……でも僕は妹が何で泣いているのか一瞬わからなかった。
 しかし……思った……妹は苦しかったんだろうって、ずっと僕に避けられて苦しかったんだろう……元々は僕が悪い……妹をそう言う目でてしまった僕が……。
 僕は妹に近づき妹の頭をそっと抱いた。

「ごめんね……今までごめんね……」
 僕は妹の頭を抱く、そっと抱いて耳元でそう言った。

「……お兄ちゃん……おにいいちゃんんん」
 妹は僕の事を呼びながらそう泣きじゃくる……僕達の時間が、止まっていた時間が動き出す。
 
 僕と妹の関係が、今、お風呂場から再び動き始めた。


 
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