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おい! まだやるのか?
しおりを挟むもうね、ミイちゃんと、これだけ長く一緒に裸でいたら、恥ずかしいって思わなくなった。
腰に巻いているタオルがいつの間にか外れていたけど、もうそんな事は全く気にせずにいた。
そもそも僕はロリコンじゃないし……ミイちゃんの裸を見てもなんとも思わないしね。
そうなんだ、もう僕にとってミイちゃんは妹みたいなものなんだよ。
ほら、僕は得意だからね、妹作るの、1年で二人も妹が出来るなんて僕とどこかの妹狂いの小説家くらいのものだよ。
もう隠す事もなくミイちゃんに身体を洗って貰い、そして返す刀で僕もミイちゃんの身体をくまなく洗う。
「お兄ちゃんくすぐっていですうう」
「ほら、ミイちゃん、脇上げて」
「きゃきゃきゃあああ」
楽しいなあ……結婚して子供が出来たらこんな感じなんだろうなあ……。
そんな事を思いながら泡だらけのミイちゃんを見つめていた。
勿論泡だらけなのでコンプライアンス的にも問題なし!
ミイちゃんをシャワーで洗い流し、二人で再度湯船に浸かる。
そして親子や兄妹で入浴した時のお決まりの様な遊び、顔にピューっと……お湯の掛け合いをしたり、タオルを沈めて泡をブクブクさせたりをしたり、顔を付けて息止め競争をしたりした。
こんなに楽しいお風呂なんて今まで無かった……そもそも母さんは勿論の事、父さんとも一緒に入った記憶は殆んど無かった。
ミイちゃんもそうなんだろうか? 僕達はそんな共通点があった為か、楽しさを貪り合うようにお風呂で遊びまくってしまった。
「お兄ちゃんのぼせそうですう」
「ああ、そうだね、そろそろ出ようか」
僕達は一緒に浴槽から出る。そして脱衣場に用意されていた服に着替えた。
って、ミイちゃんの下着となんでか僕の下着まで用意されていた。
多分凛ちゃんがどこかで買って来たのだろうか? その用意してあった下着をミイちゃんに履かせ……(いや、ほら袋に入って丸まっていてミイちゃんがわからないかと思って……)凛ちゃんの物だろうか? ちょっと大きいシャツを着せ、これも凛ちゃんの物だろうか? 僕様に用意してあったスエットを着た。
それらに着替えた僕達は仲良くお風呂場から出ると、リビングに向かう。
そしてそこには、リビングのテーブルで頬杖を付きジトーーっとした目付きで僕を見る凛ちゃんが……。
「お姉ちゃんお風呂気持ちよかったですう」
「へーー気持ちいい……こんなに長く何をしてたのやら……」
「えええ! お湯がって意味だよ! ね? ミイちゃん」
「はいですうう、お兄ちゃんに洗って貰ったですう」
「へーーーー……どこを?」
「か、髪! 髪の毛だよね? ミイちゃん!?」
「お兄ちゃんとっても上手でしたあ」
「へーー……上手なんだあ」
「いや、えっと……ミイちゃんはほら、もうなんか妹みたいな物だから」
「その妹に最近までぞっこんだった癖に」
「いや、それは……」
「お兄ちゃん顔にピュッピゅして上手でしたああ」
のぼせる寸前まで入ってた為か、メイちゃんは赤い顔でそんな意味深な事を言う……だから違ううううううう、わざとか? わざとなのか?。
「お湯だよ! お湯! ほら水鉄砲でやるでしょ?」
僕は両手で銃の形を作って凛ちゃんに見せた。
「……このロリコン……」
「だから違ううううううう」
「ロリコンって何ですか?」
「この人の事よ、さて私も入ってくるから……」
「あ、凛ちゃん……その……下着……ありがとう……あと服も」
「ううん、私が急に言ったから……買うのはちょっと恥ずかしかったけどね、服は私の大きめの物を用意したけど、サイズ大丈夫そうね」
凛ちゃんがそう言って笑った……頬を赤く染めて少し恥じらう様に……ああ、凛ちゃん……可愛い……。
「はい、ロリコンお兄ちゃん、ゲームしましょう」
そう言うとミイちゃんは笑顔で僕にコントローラを渡す。
「だから違ううううううう、僕はロリコンじゃないいいい」
本当に勘弁してくれえええ……。
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