転生したら王女だった!

みゆ

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5歳になった!

分かったこと

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あれから5年ほど経ち、私は5歳になった。

今日は私の誕生日ということで盛大なパーティーが行われるらしい。
面倒なことに貴族は5歳から誕生日になるとパーティーを開かなくてはならないみたい。
私的にはそんな大人数に祝われるのは恥ずい。

祝われること自体は良いんだよ?
でもね、私って王女じゃん?
だからいっぱいの人が来るじゃん?
それで大人数の人の前で紹介されるじゃん?
恥ずい!
恥ずい!
大事なことだから2回言ったよ!


まあ、この5年で色々なことがわかったからいいんだけどさ……………

とりあえず、まとめるか。

ここは、ステファニー王国。
この大陸の中心にあって一応大国として知られている。

ステファニー王国は、商業が盛んな国。
王都にはたくさんの商人が来る。
そのため、ステファニー王国には珍しいものが入ってきたりする。
それを狙って他の国が攻めてくる時もあるが、ステファニー王国は大国というだけあって軍力も高い。
なので、負けることは無い。
そして、攻めてきた国には賠償金を貰える。

そう!
ステファニー王国は、たくさんの金を持っているのだ!
簡単に言ってしまえばお金持ちなのだ!

皆さん、お金持ちだよ?お金持ち。
誰もが1度は憧れるお金持ち!

ふふふ。お金持ち♪
お金持ちお金持ちお金持ちお金持ち………………………………………

はっ!
なぜかお金持ちという言葉を呪いのように呟いてた!

私ってお金への執着がやばいのかな?

まあ、そのへんは置いとこう!

えーと、ステファニー王国についてだったよね?

そして、ステファニー王国には、公爵が4つある。
スナリー公爵家、テミール公爵、ファリシオ公爵家、ニーチャミル公爵家。

お気づきの人もいるかもしれないが、全ての頭文字はステファニーからきている。

スナリー公爵家のス、
テミール公爵家のテ、
ファリシオ公爵家のファ、
ニーチャミル公爵家のニー。
合わせると、ステファニー、になる。

この4つの公爵家は、それぞれの家に特徴があり、
スナリー公爵家は代々魔力の多い子供が生まれていて、
テミール公爵家は代々武力の高い子供が生まれていて、
ファリシオ公爵家は代々王宮の侍女長か執事長が輩出されていて、
ニーチャミル公爵家は代々国の宰相が輩出されている。

この中だと、ファリシオ公爵家があまりすごそうに思えないが、大事なことである。

侍女は常に王宮にいる。
まあ、当たり前のことだよね。
でも、常にいるってことは王宮での出来事、つまり国のことについての情報に詳しくなります。
例えば、国で何かが起こったとする。そこで情報が漏洩しないようにしてもいつかは漏れる。
その情報を1番早く知るのは?
もちろん王宮で働いているものである。
つまり、王宮の侍女長や執事長はそうした情報が手に入りやすいということ。
そんな侍女長や執事長が代々輩出されているってことは、国の情報を1番持っていると言っても過言ではないことが分かる。

そんなことを考えてみたら、公爵家の中で1番凄いのがファリシオ公爵家と言えるんじゃないかと思える。

でもまあ、他の公爵家も魔力とか武力とか宰相とか国に関わることもあるからどれが1番ってことは無いんだけどね。

国についてはこんな感じかな?

そしたら家族のことかな?

まずお父さん。

ハルト・ステファニー
ステファニー王国の国王。
ハルトが国王になってから国の財政が向上したり、国民が暮らしやすくなったりして、
「賢王」と呼ばれ、貴族や国民に人気がある。

ローズ・ステファニー
ステファニー王国の王妃。
孤児院の設立などを行い、国民から人気がある。
もしかしたらハルトよりも人気かもしれないほどに。
貴族会では「社交界の華 」と呼ばれて、貴族にも人気がある。

レオン・ステファニー
ステファニー王国の第1王子。
幼いながらも武力に優れていて、貴族の男の子から人気がある。
それとは別にイケメンなので貴族の女の子からも人気がある。

こんな感じかな?


お兄ちゃんは自他ともに認めるシスコン。
毎日、サラ好きだよ、と言ってくる。
習慣のように。
まあ、私も自他ともに認めるブラコンだから、
お兄ちゃん大好き、と言っているが。

それを毎日侍女に暖かく見守られている。

恥ずい。

この一言に限る。
でもなんか習慣みたいになっちゃったからやめられないんだけどね。

この5年でわかったことはこれくらいかな?


これからは定期的にまとめていこうかな?
その方が整理しやすいだろうし。
うん、そうしようかな。

トントン

「どうぞ。」

「失礼します。
サラ様、お支度の方をさせて頂きに来ました。」

あ、もうそんな時間?

「分かりました。お願いします。」

「畏まりました。」

はあー。
まあ、やれることはやったし大丈夫なはず!
もうそこは信じるしかない!

とりあえず、時間が来るギリギリまで練習はしとこうかな。









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