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第二章 小さな白竜との出会い
第30話 お姉ちゃん
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チュッ
「だから私もワタルお兄ちゃんと仮契約する」
「へ?何をやってるん・・・」
「な、なにを・・・」
俺とウェンディがいつもの調子で言い合っていると、ユキナが俺の頬に口づけをした。
パァー
俺の右手の甲が白く輝く。
ウェンディの時とは違う竜の文様が浮かび上がりそのまま消えた。
「ユ、ユキナ?どうして・・・」
「これで契約完了。いつでも私はワタルお兄ちゃんと一緒」
「あ、あなた何を・・・」
「これからも守ってくれんでしょ?違うのワタルお兄ちゃん?」
「おう!そうだな!違わないぞユキナ!仮契約すれば守りやすくなるな!」
ヘブッ!
「いったーーー!何すんだよウェンディ!」
俺がユキナに宣言したと同時にウェンディは俺にドロップキックを食らわせてきた。
「何が守りやすくなるよ!ワタルはユキナに何をしたか分かってるの?」
「何って仮契約だろ?ウェンディと一緒だろ?」
「うっ!・・・確かに私と同じだけど・・・」
「ユキナは俺の魔力を使えるし、俺はユキナの魔法が使える。戦力アップだな!」
(・・・そうだった。ワタルは妖精との契約の本当の意味を知らないわ)
「今更遅いけどユキナはそれでいいの?デュトロ様やお兄様達になんて説明するの?」
「ん?そのままワタルお兄ちゃんと契約したって言う」
「そ、そうなのね・・・はぁ~。この先思いやられるわ。ワタル頑張んなさい」
「お、おう!全力でユキナを守るよ」
「ワタルお兄ちゃん!」
ユキナは俺に抱きついてきた。
・・・・・・・・・
「ところで・・・その封魔の首輪が厄介ね」
「どうやっても外れない」
「全く魔法が使えないのか」
「うん・・・なにもできない。ごめんねワタルお兄ちゃん・・・役に立たない」
ユキナうつむき申し訳無さそうに言った。
「気にするなユキナ!俺が外す方法を探してやる。・・・そうだな~ウェンディの風魔法でどうにかならないか?」
「おバカ!ユキナの首が吹っ飛ぶわよ!」
「ヒッ!」
「コラコラ。ウェンディ怖いこと言うなよ。ユキナが怯えているだろ?」
「ワタルが言ったんでしょーが!」
ギャーギャーワーワー!
言い合うことしばし・・・
「とりあえず魔力を込めて触ってみるわね」
「大丈夫か?気をつけろよ」
「魔法は使わないわよ。ユキナじっとしてて・・・」
「う、うん」
恐る恐るウェンディは封魔の首輪に触れる。
手にはうっすら青い魔力が光っている。
小さな両手で首輪を引っ張るウェンディ。
ポロッ
「ええ~!!!外れたわ~~!!!」
「ほんとうだ!やるなウェンディ!さすがエアロ様の眷族だな」
「あ・・・ほ、ほんとうに外れてる・・・」
封魔の首輪をしばらくいじっていたウェンディ。突然首輪が外れたことを一番驚いている。
「な、なんで~~!!・・・・・・あっ」
「なぁどんな事したんだよ?」
〈トレーラー〉
快適空間(LV・1 1/10)・・・リラックス効果。体力回復、魔力回復、状態異常回復、解呪、デコレーションなどなど
(・・・解呪・・・間違いないわ。この荷台にそんな機能があったはず・・・)
「あ、いや、そのね・・・これは・・・」
「あれだな!秘密の風の魔法で外したんだろ?それの方法を俺にも教えてくれよ!」
「いや違うの・・・」
「ありがとう・・・本当にありがとう・・・エグッ・・・グズッ」
ユキナは感謝のあまり泣き出している。よっぽど嬉しかったんだな。
「あ、あのねユキナ・・・これはね・・・」
「エグッ・・・本当にありがとうウェンディお姉ちゃん」
「え?」
ありがとうウェンディお姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん
(いつも年上の妖精達に子供扱いされていた私をこの子はお姉ちゃんって言ったの・・・?なんて可愛いのユキナ・・・)
「もう一回言ってみてユキナ」
「ウェンディお姉ちゃん!」
「ほ、ほほほ!いいわ!あなたを私の妹にしてあげる!これからお姉ちゃんと呼ぶ事を許してあげる」
「おい!俺と一緒じゃねーか!」
「何かいったかしらワタル!私は気分が良いから全てを許すわ!」
「だめだこりゃ・・・」
・・・・・・・・・
ユキナと仮契約したことによって、俺は二人の妖精と契約したことになる。
ウェンディはエアロ様に言われて、ユキナは俺に守ってもらうため。
果たしてこれは普通の事ではない気がするな。
・・・まぁ考えても仕方ない。
「とりあえずこいつを解体するか。このまま放置はまずいよな」
「さぁ!ワタル!風の魔法で解体しなさい!」
なんだかウェンディが気合い入ってるな。お姉ちゃんと呼ばれたのがよっぽど嬉しかったようだ。
「ワタルお兄ちゃん、ウェンディお姉ちゃん。ここは私にまかせて」
「ユキナは怖い思いしたんだから無理しなくて良いんだぞ」
「そうよ。汚い作業はワタルに任せなさい」
「おい。ウェンディ」
ギャーギャー!!
ワーワー!
「違うよ。待っててね」
そういうユキナが魔力を練り上げ始めた。
一瞬体が白く輝く
「これはすごいな」
「本物初めてみたわ」
そこには真っ白く輝く白竜の姿があった。
「だから私もワタルお兄ちゃんと仮契約する」
「へ?何をやってるん・・・」
「な、なにを・・・」
俺とウェンディがいつもの調子で言い合っていると、ユキナが俺の頬に口づけをした。
パァー
俺の右手の甲が白く輝く。
ウェンディの時とは違う竜の文様が浮かび上がりそのまま消えた。
「ユ、ユキナ?どうして・・・」
「これで契約完了。いつでも私はワタルお兄ちゃんと一緒」
「あ、あなた何を・・・」
「これからも守ってくれんでしょ?違うのワタルお兄ちゃん?」
「おう!そうだな!違わないぞユキナ!仮契約すれば守りやすくなるな!」
ヘブッ!
「いったーーー!何すんだよウェンディ!」
俺がユキナに宣言したと同時にウェンディは俺にドロップキックを食らわせてきた。
「何が守りやすくなるよ!ワタルはユキナに何をしたか分かってるの?」
「何って仮契約だろ?ウェンディと一緒だろ?」
「うっ!・・・確かに私と同じだけど・・・」
「ユキナは俺の魔力を使えるし、俺はユキナの魔法が使える。戦力アップだな!」
(・・・そうだった。ワタルは妖精との契約の本当の意味を知らないわ)
「今更遅いけどユキナはそれでいいの?デュトロ様やお兄様達になんて説明するの?」
「ん?そのままワタルお兄ちゃんと契約したって言う」
「そ、そうなのね・・・はぁ~。この先思いやられるわ。ワタル頑張んなさい」
「お、おう!全力でユキナを守るよ」
「ワタルお兄ちゃん!」
ユキナは俺に抱きついてきた。
・・・・・・・・・
「ところで・・・その封魔の首輪が厄介ね」
「どうやっても外れない」
「全く魔法が使えないのか」
「うん・・・なにもできない。ごめんねワタルお兄ちゃん・・・役に立たない」
ユキナうつむき申し訳無さそうに言った。
「気にするなユキナ!俺が外す方法を探してやる。・・・そうだな~ウェンディの風魔法でどうにかならないか?」
「おバカ!ユキナの首が吹っ飛ぶわよ!」
「ヒッ!」
「コラコラ。ウェンディ怖いこと言うなよ。ユキナが怯えているだろ?」
「ワタルが言ったんでしょーが!」
ギャーギャーワーワー!
言い合うことしばし・・・
「とりあえず魔力を込めて触ってみるわね」
「大丈夫か?気をつけろよ」
「魔法は使わないわよ。ユキナじっとしてて・・・」
「う、うん」
恐る恐るウェンディは封魔の首輪に触れる。
手にはうっすら青い魔力が光っている。
小さな両手で首輪を引っ張るウェンディ。
ポロッ
「ええ~!!!外れたわ~~!!!」
「ほんとうだ!やるなウェンディ!さすがエアロ様の眷族だな」
「あ・・・ほ、ほんとうに外れてる・・・」
封魔の首輪をしばらくいじっていたウェンディ。突然首輪が外れたことを一番驚いている。
「な、なんで~~!!・・・・・・あっ」
「なぁどんな事したんだよ?」
〈トレーラー〉
快適空間(LV・1 1/10)・・・リラックス効果。体力回復、魔力回復、状態異常回復、解呪、デコレーションなどなど
(・・・解呪・・・間違いないわ。この荷台にそんな機能があったはず・・・)
「あ、いや、そのね・・・これは・・・」
「あれだな!秘密の風の魔法で外したんだろ?それの方法を俺にも教えてくれよ!」
「いや違うの・・・」
「ありがとう・・・本当にありがとう・・・エグッ・・・グズッ」
ユキナは感謝のあまり泣き出している。よっぽど嬉しかったんだな。
「あ、あのねユキナ・・・これはね・・・」
「エグッ・・・本当にありがとうウェンディお姉ちゃん」
「え?」
ありがとうウェンディお姉ちゃん・・・お姉ちゃん・・・お姉ちゃん
(いつも年上の妖精達に子供扱いされていた私をこの子はお姉ちゃんって言ったの・・・?なんて可愛いのユキナ・・・)
「もう一回言ってみてユキナ」
「ウェンディお姉ちゃん!」
「ほ、ほほほ!いいわ!あなたを私の妹にしてあげる!これからお姉ちゃんと呼ぶ事を許してあげる」
「おい!俺と一緒じゃねーか!」
「何かいったかしらワタル!私は気分が良いから全てを許すわ!」
「だめだこりゃ・・・」
・・・・・・・・・
ユキナと仮契約したことによって、俺は二人の妖精と契約したことになる。
ウェンディはエアロ様に言われて、ユキナは俺に守ってもらうため。
果たしてこれは普通の事ではない気がするな。
・・・まぁ考えても仕方ない。
「とりあえずこいつを解体するか。このまま放置はまずいよな」
「さぁ!ワタル!風の魔法で解体しなさい!」
なんだかウェンディが気合い入ってるな。お姉ちゃんと呼ばれたのがよっぽど嬉しかったようだ。
「ワタルお兄ちゃん、ウェンディお姉ちゃん。ここは私にまかせて」
「ユキナは怖い思いしたんだから無理しなくて良いんだぞ」
「そうよ。汚い作業はワタルに任せなさい」
「おい。ウェンディ」
ギャーギャー!!
ワーワー!
「違うよ。待っててね」
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