傲慢エルフと変態キメラ Vo1

すずひも屋 小説:恋川春撒 その他:せつ

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◇マヤ

教会3

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「それで?」
昨夜夕食を食べた後、マヤ探しで遅れ気味になってしまった定期報告を行う為、久しぶりに遠見魔具を起動させたガルフに、映像の向こうでウロボロス第一諜報部隊指揮官長のザッツは、震える腹筋を心の中で必死に叱咤しながら強面を作り不機嫌そうにガルフに問いかけた。
「二か月も早く目的地に到着していたのに報告を怠った上に、見つけた妙な娼夫にまんまと逃げられたと、抱き込んだ懐から抜け出されたのも寝こけて気づかず?」
ガルフは頑張って取り繕っているが、部下の強気な性格を知り尽くしているザッツには、この傲慢で強気だが、それを組織が見逃してしまう程の戦闘力を誇るガルフが寝こけて懐の娼夫に・・・諜報員とかアサシンなら兎も角として、ただの娼夫に抜け出されてあまつさえ金も盗まれずにツケで食事だけされて逃げられたなんて、どれだけ羞恥と屈辱に苛まれているか、手に取る様に理解できた。
『いかん、早くこの定時報告終わらせないと腹抱えて爆笑しそうだ。』ウロボロス第一諜報部隊指揮官長はある意味必死で苦痛に耐えていた。
「ほうぼう探しているのですが、全く見つかりません。聞き込み情報では街中をウロチョロしてはいるらしいので、居るのだけは確かなのですが、どうにも捕まらず。最近は縄張りにも出て来ない様で・・・・」
ガルフは苦虫を噛み潰す思いで報告を続ける。
ガルフだって分かっている。
毎回自分が無茶な行動をして心労をかけているこの指揮官長が、今のガルフの心境をおもんばかり、表面おもてづらこそ真面目な顔で取り繕ってはいるが、腹の中では自分を指さしてゲラゲラ笑い転げているに違いない。
「同時進行で引き続き珍しい見た目の赤ずきんも探しておりますが、爬虫類系はマヤと純潔の蛇族位でしたね。」
「蛇族がいたのか、それは驚愕だな。鳥類は当たってみたか?」
「始めた所です。今の所、珍しい見目の鳥族ないしは鳥族との混血の噂は有りません。」
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