傲慢エルフと変態キメラ Vo1

すずひも屋 小説:恋川春撒 その他:せつ

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◇マヤ

教会7

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男性器の形に合わせてギリギリの寸法で裁断、縫製された下着では被虐役の勃起を隠す事は出来ず、テントを張ってテラテラとした光沢を放ち、明るい光の中で妙な背徳感を感じさせていた。
被虐役が加虐役の股間を舐めようとする素振りを見せると加虐役は相手の髪を掴んで上向かせてギャグボール風の猿ぐつわを嵌めてしまった。
前の方の列に陣取る観客達が食い入る様に見つめているのがガルフの瞳には滑稽に映る。
「話以上のアダルトっぷりだな。」
誰が聞いているワケで無くとも呟かずにはいられなかった。
加虐役が被虐役の股間を靴底で踏みつけて嬲っている。
被虐役の方は美しいモスグリーンの髪をなびかせながら恍惚とした声で嬌声を上げて自分の腰を勝手に跳ねるに任せ、踏み嬲られている自分の股間を更にパートナーのくず底に擦りつけ、最後は被虐役がメスイキ(まぁフリだろうが)してショーは終わった。
下ろされた下着も猿ぐつわももちろん後ろに入れられた玩具もそのままに、被虐役の赤ずきんはスタッフに首輪に付けた鎖で引かれて四ツン這いで舞台を降りて行く、玩具がいい所に当たるのか数歩歩いては腰を痙攣させ観客の目線を集めながら去っていく。
加虐役の赤ずきんは持っていた鞭で自分のファンと思しき仮面を被った観客の男の顎をスルリと撫でてからかかとを鳴らして相方とは別方向の舞台のそでに歩いて行った。
サービス満点だ。
二人が舞台の袖に引っ込むと、観客達の数名がイソイソと言う感じで中座して教会の入り口へと吸い込まれていった。
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