【R18/短編】政略結婚のはずなのに夫がめちゃくちゃ溺愛してくる

ナイトウ

文字の大きさ
5 / 5

5(エロ)(終)

しおりを挟む
後ろの刺激だけでもおかしくなりそうなのに、更に追い詰めるように勃起した前を握り込まれてぬちぬちと擦り上げられた。

ぐちゅぐちゅっ、ぐりりりりっ

「んん゛あ゛あああっ……あ゛っ……」

一気に溜められた快感が弾け飛んで頭に突き抜けていく。
背中が反って体が痙攣するのに合わせてセレスの手に捕らえられたペニスが震えてびゅくびゅくと精液を吐き出した。

「はぁ、はぁ……すご……」

波が引いた後もふわふわした感じが続いてる。

「気持ちよかった?」

「うん……」

あやふやな頭で聞かれたとおりにこっくりと頷く。
満足そうなため息をセレスが漏らした。

「じゃあもう一回しようか。」

ぐちっ、と中に入ったままの指がまた動き始める。
俺が吐き出した液体を搦めとるように性器を握っていた方の手も蠢き出した。

「いっ……いい!大丈夫、もういいから。」

こんな気持ちがいいこと繰り返されたら変になってしまう。
そう思って慌てて手を伸ばしてセレスの腕を掴んだ。

「それはもう、私を受け入れてくれるってことかい?」

「え?……んっ」

ずるりと入っていた指が抜けていった。
まだきちんとシャツとズボンを身につけていたセレスが乱暴に服を脱ぎ捨てる。
思ったより鍛えられた体が現れて息を呑んだ。
更に釘付けになったのが彼の股間だった。

綺麗な顔に似合わない凶悪な棒がそそり立っている。
赤黒くて血管が浮いていて、比べたら俺のなんておもちゃみたいだろう。
何故か口の中に唾液が溜まって、コクンと無意識に飲み込んだ。

「これを、リオのここに入れていい?」

見せつけるように何度かまだ俺の精液がついた方の手で自分のを擦り、さっきまで俺の中を暴れまわっていた方の手がまた尻に触れる。
はあ、と吐かれた息がすごく熱そうだと思った。

「な、何で……?」

さっきから何でセレスはわざわざ俺の汚いところに色々入れたがるんだろう。
目を丸くする俺に、少し冷静になったのかセレスが微笑んで言った。

「リオ、君は思ったより箱入りだね。そういう所もかわいいけど。」

「そう、かな。」

確かにあまり男同士の結婚生活については教えてもらってない。
普通に友達か家族みたいになればいいと思ってた。

「うん。でもちゃんと知ろうね。男同士でセックスする時はアナルを使うんだよ。」

な、なんだって。

「セックス……?」

「そうだよ。私たちは夫婦になったんだから、これから沢山セックスするんだ。」

セレスが啄ばむように肩や首に軽いキスを降らせながら言う。

「え……ちょ、ダメでしょ……」

「大丈夫、リオはちゃんとお尻で気持ちよくなれてるから。」

「なっ、そうじゃなくて!セックスってつまり、夫婦の営みのことだろ?」

しつこく体を弄ってくる手を退けて体を起こした。

「可愛い言い方だね。」

「じゃあ、しちゃダメだろ。離婚出来なくなる。」

「離婚?」

ワントーン低くなった声が俺の言葉を繰り返した。
今までの話し方からは想像もつかないような冷たい声色に少したじろぐ。

「だ、だって、これはそういう結婚だろ。そりゃ、一緒にいる間は俺も仲良くしたいと思ってる。でもセレスだって直ぐに後継が必要になるかもしれないし、俺だって……」

フルドールが他国より弱くなったらあんたを見切って出戻らなくちゃいけない、とは酷い言い草過ぎて言えなかった。
でもそうするしかない。
弱い国と組んでいたら、うちの国は直ぐに強い国に征服されてしまう。
後に残るのは焼け落ちた街と露頭に迷う市民だって、なんども聞かされてきた。

「……リオは、私とセックスしたくないのかい?」

しょんぼりした声音に絆されそうになる。
自分より大きな体が小さく見えた。
なんだか懐いている大型犬に意地悪をした気分になってくる。
いや、だめだ。ここで甘くみたら。
国のみんなのためなんだから。

「っ、だから……シちゃダメなんだって。」

「……そう、わかったよ。リオが嫌がる事はしたくないからね。」

わかってくれたか、と思った直後視界が反転した。
起こしていた体が、セレスに押し倒されてまたベッドに沈んでいる。

「ちょ、セレス!」

「大丈夫だよ。リオがダメって言ううちはしないから。」

両手を頭の横で抑え込まれて耳をぬるりと舐められる。

「ひぁっ……しないって……」

「今までしてた事は夫婦の営みに入らないんだろう?だったらそれはしても大丈夫じゃないか。」

そ、そうか……そうか?

「それに、リオはセックスしちゃダメって言うけどしたくないとは言わなかったよね。つまりしたいけどしちゃダメってことだろう?」

「それは飛躍じゃ……」

「だから、したいがしちゃダメを上回ればいいんじゃないかな。」

俺の反論を無視したセレスは花が咲くような笑顔で笑って、チュっとキスをされる。

「もう入れてってお願いしてくれるまで、いっぱい気持ちよくしてあげるね。」

楽しそうに言われた言葉に凄く嫌な予感がして、直ぐに自分の予感が当たっていた事を思い知らされた。

(おわり)




よろしければ他の作品も投稿一覧の短編集からご覧下さい。
しおりを挟む
感想 1

この作品の感想を投稿する

みんなの感想(1件)

penpen
2021.02.17 penpen

最後までしないんですかぁ〜((o(。>ω<。)o))期待してたのに〜(*¯艸¯)

2021.02.18 ナイトウ

コメントありがとうございます。
本作初コメ頂いて非常に嬉しいです(*´꒳`*)。

と同時に、期待に応えられず何の申し開きもできません_:(´ཀ`」 ∠):

アホエロで本番無しとは画竜点睛を欠くこと甚だしいですよねΣ੧(❛□❛✿)

penpenさんの顔文字付きの文が可愛かったので真似してみましたが……恥の上塗りでした。

どうかこれに懲りずまた是非お越しください。

解除

あなたにおすすめの小説

夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い

青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。 神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。 もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。 生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。 過去世と同じ轍を踏みたくない……

魔王に飼われる勇者

たみしげ
BL
BLすけべ小説です。 敵の屋敷に攻め込んだ勇者が逆に捕まって淫紋を刻まれて飼われる話です。

騙されて快楽地獄

てけてとん
BL
友人におすすめされたマッサージ店で快楽地獄に落とされる話です。長すぎたので2話に分けています。

冤罪で堕とされた最強騎士、狂信的な男たちに包囲される

マンスーン
BL
​王国最強の聖騎士団長から一転、冤罪で生存率0%の懲罰部隊へと叩き落とされたレオン。 泥にまみれてもなお気高く、圧倒的な強さを振るう彼に、狂った執着を抱く男たちが集結する。

鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる

結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。 冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。 憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。 誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。 鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。

悪役令嬢の兄、閨の講義をする。

猫宮乾
BL
 ある日前世の記憶がよみがえり、自分が悪役令嬢の兄だと気づいた僕(フェルナ)。断罪してくる王太子にはなるべく近づかないで過ごすと決め、万が一に備えて語学の勉強に励んでいたら、ある日閨の講義を頼まれる。

身代わりにされた少年は、冷徹騎士に溺愛される

秋津むぎ
BL
第13回BL大賞奨励賞頂きました! 最終17位でした!応援ありがとうございます! あらすじ 魔力がなく、義母達に疎まれながらも必死に生きる少年アシェ。 ある日、義兄が騎士団長ヴァルドの徽章を盗んだ罪をアシェに押し付け、身代わりにされてしまう。 死を覚悟した彼の姿を見て、冷徹な騎士ヴァルドは――? 傷ついた少年と騎士の、温かい溺愛物語。

希少なΩだと隠して生きてきた薬師は、視察に来た冷徹なα騎士団長に一瞬で見抜かれ「お前は俺の番だ」と帝都に連れ去られてしまう

水凪しおん
BL
「君は、今日から俺のものだ」 辺境の村で薬師として静かに暮らす青年カイリ。彼には誰にも言えない秘密があった。それは希少なΩ(オメガ)でありながら、その性を偽りβ(ベータ)として生きていること。 ある日、村を訪れたのは『帝国の氷盾』と畏れられる冷徹な騎士団総長、リアム。彼は最上級のα(アルファ)であり、カイリが必死に隠してきたΩの資質をいとも簡単に見抜いてしまう。 「お前のその特異な力を、帝国のために使え」 強引に帝都へ連れ去られ、リアムの屋敷で“偽りの主従関係”を結ぶことになったカイリ。冷たい命令とは裏腹に、リアムが時折見せる不器用な優しさと孤独を秘めた瞳に、カイリの心は次第に揺らいでいく。 しかし、カイリの持つ特別なフェロモンは帝国の覇権を揺るがす甘美な毒。やがて二人は、宮廷を渦巻く巨大な陰謀に巻き込まれていく――。 運命の番(つがい)に抗う不遇のΩと、愛を知らない最強α騎士。 偽りの関係から始まる、甘く切ない身分差ファンタジー・ラブ!

処理中です...
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。

このユーザをミュートしますか?

※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。