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体を起こしたリーベが僕の足の間に座って、痺れて動かない両太腿を自分の腿の上にそれぞれ乗せた。
股を開いて股間をリーベに曝け出す格好になる。
「今から練習しないとな。」
リーベが傍に用意していたらしい透明な液体が入った瓶を手にした。
蓋を外すと、トロトロの液体を手にあける。
そのぬるついた手を、僕の股間の上で返した。
手のひらに溜まっていた液体がつうっと糸を引いて僕の性器や尻に降りかかる。
「んっ……」
胸への刺激で勃ちあがった先端に冷たい感触がして声が漏れてしまう。
「まず、イくときはちゃんとイくって俺に言うこと。」
ぐちゅり、
濡れた手で股間全体に滑る液を広げられる。
「はぁあンッ」
昂ぶった性器を撫でられて、直接的な性感に体が跳ねた。言われたとおりイくって言おうとして、すぐに離れた手に期待を裏切られる。
開いた口がやることを失いハクハク痙攣した。
「それと……」
刺激を求める勃起を袖にした手が、その奥にある穴に触れて表面に粘液を塗り込む。
「っ……そこ、なに……?」
他人に触られる事なんてない場所にリーベの手が入り込んできたことに戸惑った。
「ああ、こっちはまだ掛けてなかったな。」
そう思い出したように呟くリーベ。
ブツブツとまた呪文を口にして、身をかがめ僕のへそあたりに唇を寄せる。
嫌な予感がした。
「だめだっ……リーベっ!」
必死に身をよじっても手足が動かない状態で逃げることもできず、あっけなくへその横にキスがされる。
そこにさっき胸に浮かんだような文様が浮かんで、また体を変にされたのだと察した。
「こら。また言った。駄目とか嫌、止めては言うの禁止。」
つぷっ……
「うっ……」
ぬるぬる滑る穴のしわを伸ばすように動いていた指がゆっくり中に押し込まれる。
濡れているせいで抵抗はなくて、どんどん入っていくのに少しの異物感があるだけだった。
「はぁあっ……え?……な、に……んんっ」
中に入った指がすりすり内壁を擦る。
すると、まるで性器や胸を触られた時のような快感がそこからも生まれた。
予想もしていない感覚に驚く。
するりと指を抜かれて反応していると、また差し込まれた指は太さを増していた。
埋め込まれた2本の指がそれぞれ中の粘膜を擦る。
「あっ、なにっ……はぁ……んぁっ…やだぁ……」
「嫌って言うの禁止だって。気持ちいいだろ。」
じゅぷっ……ぐににぃっ、じゅぷぷ……
「ひぁっ……あぁンッ……あ……ま…、まってっ……」
「待ても禁止。」
指が中を探って広げるように動き回る。
そうすると指が触れたところからジンジンした気持ち良さが湧き上がった。
「あっ……ああぁ……ンッ…、はぁっ……」
「ほら、ちゃんと気持ちいいって言えよ。」
じゅぷ、ぐりっぐりっ……ぢゅぷんっ
責め立てるように指が中を暴れる。
「っ……はぁ、ん……ひ、ひもちぃ……」
「もっとは?」
「やぁ……もっ、いらなっ……」
ぐりゅりゅっ!
「あ゛あ゛んっ!!」
中の丁度性器と同じ高さくらいのところをぐっと揉まれて今までより一際強い快楽が叩きこまれた。
こんなの知らない。
「ジール、もっとは?」
ぐにっぐにっとそこを揉まれて目の前が真っ白になる。
リーベの催促の言葉が耳に届いた。
言わないとずっとこのままなんだろうか。
そんなの気持ちよくて辛すぎる。
「あ゛っ……も、と……もっとぉ……」
指を止めて欲しい一心で従った。
「うん。いいよ。」
ぐににっ、ぐじゅんっ
また感じすぎるところを強く刺激される。
「っん゛ん゛!……あっ、にゃん…でぇ……」
「ん?もっとって言ったろ?」
「あ゛ん゛……ちがっ……ああぁっ……くっ……」
またさっきのような絶頂感が襲ってくる。
リーベの言ったことを守らないとという意識が働いて、必死に言葉を発した。
「あっ、イくっ……イくぅっ……」
散々焦らされた後の体の期待は凄くて、訪れる衝撃を待ちわびている。
なのにまた、すんでのところでずるっと中から指が抜けていった。
股を開いて股間をリーベに曝け出す格好になる。
「今から練習しないとな。」
リーベが傍に用意していたらしい透明な液体が入った瓶を手にした。
蓋を外すと、トロトロの液体を手にあける。
そのぬるついた手を、僕の股間の上で返した。
手のひらに溜まっていた液体がつうっと糸を引いて僕の性器や尻に降りかかる。
「んっ……」
胸への刺激で勃ちあがった先端に冷たい感触がして声が漏れてしまう。
「まず、イくときはちゃんとイくって俺に言うこと。」
ぐちゅり、
濡れた手で股間全体に滑る液を広げられる。
「はぁあンッ」
昂ぶった性器を撫でられて、直接的な性感に体が跳ねた。言われたとおりイくって言おうとして、すぐに離れた手に期待を裏切られる。
開いた口がやることを失いハクハク痙攣した。
「それと……」
刺激を求める勃起を袖にした手が、その奥にある穴に触れて表面に粘液を塗り込む。
「っ……そこ、なに……?」
他人に触られる事なんてない場所にリーベの手が入り込んできたことに戸惑った。
「ああ、こっちはまだ掛けてなかったな。」
そう思い出したように呟くリーベ。
ブツブツとまた呪文を口にして、身をかがめ僕のへそあたりに唇を寄せる。
嫌な予感がした。
「だめだっ……リーベっ!」
必死に身をよじっても手足が動かない状態で逃げることもできず、あっけなくへその横にキスがされる。
そこにさっき胸に浮かんだような文様が浮かんで、また体を変にされたのだと察した。
「こら。また言った。駄目とか嫌、止めては言うの禁止。」
つぷっ……
「うっ……」
ぬるぬる滑る穴のしわを伸ばすように動いていた指がゆっくり中に押し込まれる。
濡れているせいで抵抗はなくて、どんどん入っていくのに少しの異物感があるだけだった。
「はぁあっ……え?……な、に……んんっ」
中に入った指がすりすり内壁を擦る。
すると、まるで性器や胸を触られた時のような快感がそこからも生まれた。
予想もしていない感覚に驚く。
するりと指を抜かれて反応していると、また差し込まれた指は太さを増していた。
埋め込まれた2本の指がそれぞれ中の粘膜を擦る。
「あっ、なにっ……はぁ……んぁっ…やだぁ……」
「嫌って言うの禁止だって。気持ちいいだろ。」
じゅぷっ……ぐににぃっ、じゅぷぷ……
「ひぁっ……あぁンッ……あ……ま…、まってっ……」
「待ても禁止。」
指が中を探って広げるように動き回る。
そうすると指が触れたところからジンジンした気持ち良さが湧き上がった。
「あっ……ああぁ……ンッ…、はぁっ……」
「ほら、ちゃんと気持ちいいって言えよ。」
じゅぷ、ぐりっぐりっ……ぢゅぷんっ
責め立てるように指が中を暴れる。
「っ……はぁ、ん……ひ、ひもちぃ……」
「もっとは?」
「やぁ……もっ、いらなっ……」
ぐりゅりゅっ!
「あ゛あ゛んっ!!」
中の丁度性器と同じ高さくらいのところをぐっと揉まれて今までより一際強い快楽が叩きこまれた。
こんなの知らない。
「ジール、もっとは?」
ぐにっぐにっとそこを揉まれて目の前が真っ白になる。
リーベの催促の言葉が耳に届いた。
言わないとずっとこのままなんだろうか。
そんなの気持ちよくて辛すぎる。
「あ゛っ……も、と……もっとぉ……」
指を止めて欲しい一心で従った。
「うん。いいよ。」
ぐににっ、ぐじゅんっ
また感じすぎるところを強く刺激される。
「っん゛ん゛!……あっ、にゃん…でぇ……」
「ん?もっとって言ったろ?」
「あ゛ん゛……ちがっ……ああぁっ……くっ……」
またさっきのような絶頂感が襲ってくる。
リーベの言ったことを守らないとという意識が働いて、必死に言葉を発した。
「あっ、イくっ……イくぅっ……」
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