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な、なんだ。寝ぼけてただけか……。
寝ぼけて人に中出ししちゃうのもどうなんだって感じだけど、何かあの言葉が寝言だったことへの落胆の方が大きい。
そりゃ、僕を襲ってまで僕が親なことを否定しようとするリーベが僕を好きなわけないんだけどさ。
うぅ、悲しくなってきた。
「おい、大丈夫か?」
「え?」
「その……体。関節とか痛いなら……。」
「だっ、大丈夫だよ!お父さんけっこう丈夫だし。心配してくれてありがとね。」
慌てて体を起こして両手をグルグル回してみせる。
「あっそ。」
義理で聞いただけだったのか、リーベは素っ気なく言ってベッドから降りた。
そのまま部屋の隅に置いていたらしい自分の鞄に向かう。
「お父さんすぐご飯作るから待ってて。……わっ…」
僕も着替えるためにベッドから降りようとして、尻から流れ出てくるどろりとした感触に体が固まった。
流石にこのまま服着れないな。先に流さないと……
「中の、綺麗にするから待ってなよ。」
こちらの状況はお見通しみたいで恥ずかしくて顔が熱くなる。
言われたとおり座って待ってると、リーベが自分の肩掛け鞄を手に戻ってきた。
ベッドに置かれたそれは半年前に僕がプレゼントした革製の丈夫な旅行鞄で、冒険の中でついた汚れやシワが少しずつ風合いを出してきている。
リーベはまず、そこから片手で持てるくらいの瓶を取り出した。
瓶の中には透明な液体と薄く光る半透明の球が一つ入っている。
「それ、スライム?」
「そ。聖属性のスライムで、いろいろ綺麗にしてくれるから。」
聖属性の魔物ってすごく珍しいんじゃなかったっけ。
そんな魔物まで使役してるなんて、リーベはさすが勇者だなぁ。
呑気に感心しているとリーベが瓶からスライムを取り出した。
液体に見えた体は案外しっかりした弾力がありリーベの手のひらでおとなしくしている。
「ほら、横になって膝立てて。」
裸ではだいぶ恥ずかしい格好を要求される。
躊躇ったけど、リーベから感じる圧力に負けてベッドに寝そべって膝を立てた。
膝頭に手を置かれて押され、さらに足を開かされる。
晒した股間にスライムを落とされた。
「ひゃっ……」
お尻に冷たい感触がして、透明な体が穴を押し広げて中に入り込んでくる。
圧迫感はなくて、柔らかいものが広がる感覚があるだけだった。
「これ、綺麗にするのどれくらいかかる?」
「もう終わってると思う。」
「そっか。じゃあご飯作るね。」
起き上がろうとした所をリーベが肩を押さえつけて邪魔する。
あっと思う間に両手首を掴まれてロープでひとまとめに縛られた。
「何逃げようとしてんの?言っただろ。俺に帰って来てほしくて仕方なくするって。」
僕の手を戒めたロープの端がベッドヘッドの木枠に結ばれて、両手を挙げた形で拘束されてしまった。
「えっ、待って、これじゃごはんが……」
必死に腕を引っ張ってみてもベッドはビクともしない。
「腹減ったならこれ食いなよ。」
僕を見下ろすリーベが小袋からオリーブみたいな実を取り出して僕の口に入れた。
その後すぐ手で口を塞がれて吐き出すこともできず、仕方なく噛んで飲み込む。
味は少しエグみがあるけど仄かな甘さと油分があっった。
リーベも同じ実をぽいっと自分の口に放り込む。
しばらくすると一食ちゃんと食べたくらいの満腹感に満たされた。
「こ、これ何?」
「豊穣樹の実。一つ食べれば3日は飲み食いなくても大丈夫。」
「そんなすごいもの僕が食べちゃって大丈夫!?」
「いくらでも精霊がくれるし。」
さすが勇者だなぁ。
「あとは……」
寝ぼけて人に中出ししちゃうのもどうなんだって感じだけど、何かあの言葉が寝言だったことへの落胆の方が大きい。
そりゃ、僕を襲ってまで僕が親なことを否定しようとするリーベが僕を好きなわけないんだけどさ。
うぅ、悲しくなってきた。
「おい、大丈夫か?」
「え?」
「その……体。関節とか痛いなら……。」
「だっ、大丈夫だよ!お父さんけっこう丈夫だし。心配してくれてありがとね。」
慌てて体を起こして両手をグルグル回してみせる。
「あっそ。」
義理で聞いただけだったのか、リーベは素っ気なく言ってベッドから降りた。
そのまま部屋の隅に置いていたらしい自分の鞄に向かう。
「お父さんすぐご飯作るから待ってて。……わっ…」
僕も着替えるためにベッドから降りようとして、尻から流れ出てくるどろりとした感触に体が固まった。
流石にこのまま服着れないな。先に流さないと……
「中の、綺麗にするから待ってなよ。」
こちらの状況はお見通しみたいで恥ずかしくて顔が熱くなる。
言われたとおり座って待ってると、リーベが自分の肩掛け鞄を手に戻ってきた。
ベッドに置かれたそれは半年前に僕がプレゼントした革製の丈夫な旅行鞄で、冒険の中でついた汚れやシワが少しずつ風合いを出してきている。
リーベはまず、そこから片手で持てるくらいの瓶を取り出した。
瓶の中には透明な液体と薄く光る半透明の球が一つ入っている。
「それ、スライム?」
「そ。聖属性のスライムで、いろいろ綺麗にしてくれるから。」
聖属性の魔物ってすごく珍しいんじゃなかったっけ。
そんな魔物まで使役してるなんて、リーベはさすが勇者だなぁ。
呑気に感心しているとリーベが瓶からスライムを取り出した。
液体に見えた体は案外しっかりした弾力がありリーベの手のひらでおとなしくしている。
「ほら、横になって膝立てて。」
裸ではだいぶ恥ずかしい格好を要求される。
躊躇ったけど、リーベから感じる圧力に負けてベッドに寝そべって膝を立てた。
膝頭に手を置かれて押され、さらに足を開かされる。
晒した股間にスライムを落とされた。
「ひゃっ……」
お尻に冷たい感触がして、透明な体が穴を押し広げて中に入り込んでくる。
圧迫感はなくて、柔らかいものが広がる感覚があるだけだった。
「これ、綺麗にするのどれくらいかかる?」
「もう終わってると思う。」
「そっか。じゃあご飯作るね。」
起き上がろうとした所をリーベが肩を押さえつけて邪魔する。
あっと思う間に両手首を掴まれてロープでひとまとめに縛られた。
「何逃げようとしてんの?言っただろ。俺に帰って来てほしくて仕方なくするって。」
僕の手を戒めたロープの端がベッドヘッドの木枠に結ばれて、両手を挙げた形で拘束されてしまった。
「えっ、待って、これじゃごはんが……」
必死に腕を引っ張ってみてもベッドはビクともしない。
「腹減ったならこれ食いなよ。」
僕を見下ろすリーベが小袋からオリーブみたいな実を取り出して僕の口に入れた。
その後すぐ手で口を塞がれて吐き出すこともできず、仕方なく噛んで飲み込む。
味は少しエグみがあるけど仄かな甘さと油分があっった。
リーベも同じ実をぽいっと自分の口に放り込む。
しばらくすると一食ちゃんと食べたくらいの満腹感に満たされた。
「こ、これ何?」
「豊穣樹の実。一つ食べれば3日は飲み食いなくても大丈夫。」
「そんなすごいもの僕が食べちゃって大丈夫!?」
「いくらでも精霊がくれるし。」
さすが勇者だなぁ。
「あとは……」
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