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12.敵意
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王族専用の庭園は不思議な作りになっている。上階のバルコニーを広げ排水設備を整え、そこに土を敷き詰めて、季節を彩る樹木や花々を植えてあるのだ。
数代前の国王が周囲の煩わしさから逃れるために作ったものらしく、そこに通じる廊下はひとつだけ。許可された者しか通ることは出来ない。
「どうぞ、お進みください。王女殿下がすでにお待ちです」
私が名乗らずとも、廊下を塞ぐように立っていた王宮騎士はさっと道を開けてくれた。
彼は狭まった廊下の先にある扉を指し示し「あちらです」と促してくる。どうやら案内はされないようだ。ひとりでそのまま進むと、突き当りにある扉が開いた。
「ご案内いたします」
扉を開けてくれた侍女が樹木に囲まれた小道を歩き始めたので、私もそれに続いた。
その広さと凝った作りに圧倒されてしまう。地上の景色を楽しむことは出来るけど、上手く木々を配置して外からは見えないようになっている。木にとまって囀っている鳥は、ここがバルコニーだとは思っていないだろう。
……まさに空中庭園だわ。
ここで今日、王女はひとりの友人とお茶を楽しむらしい。いいえ、正確には友人ではない。魔法士を呼ぶということは、相手は王女にとって要注意人物なのだ。
私は先を歩く侍女に向かって話し掛ける。
「王女様のご友人はいついらっしゃるのですか?」
「すでに王女様とご歓談中です」
私は眉を顰めた。あまりにも危機感がなさすぎる。普通なら魔法士が来るのを待つべきだ。「では、急ぎましょう」と私は侍女を急き立てた。何かあってからでは遅いから。
少し歩くと侍女は足を止めて恭しく頭を下げた。
「ザラ王女様、魔法士が参りました」
小さいけれど繊細な彫りを施しているテーブルをふたりの女性が囲んでいる。
ひとりはザラ王女だった。
遠くから見て綺麗な人だと思っていたけれど、その美しさは想像を遥かに越えていた。光り輝く金の髪、紫水晶よりも澄んだ瞳、真珠のような肌。周囲からは天使のようだと言われているけど、それはその顔にまだあどけなさが残っているから。あと数年したら女神と称えられるはずだ。
「急な要請にもかかわらず来てくれて感謝しているわ」
私は彼女に向かった黙礼をする。魔法士として任務に就いている時は、名乗らないのが暗黙の了解だった。
王女はにこっと私に笑みを返してくれた。
そして、もうひとりは驚きべきことに私のよく知っている人物だった。
なんでここに……。
シャロンは手にしていたカップをテーブルの上に置くと、私に向かって嬉しそうに小さく手を振ってくる。
詳細は聞かされていないので、王女とシャロンの関係性は知らない。お茶会の前に王女に尋ねようと思っていたけれど、すでにシャロンがいるのでそれは無理だ。
十八歳のシャロンが要注意人物とは思えなかった。……ということは、マーコック公爵家だろうか。政略、陰謀という言葉が頭をよぎる。私は必死に動揺を顔に出さないように努めた。
「シャロンお姉様、お久しぶりですね」
私はザラ王女に向かって「失礼します」とだけ告げると、警護対象である王女の後ろに立った。私の防御範囲は狭いから、こうして側で控えるのだ。
挨拶を無視された形となったシャロンは、手を上げたまま固まっている。
ごめんなさい……。
可哀想だけど声は掛けられない。
王女にとってシャロンは脅威となる可能性があると判断されたから、私が呼ばれた。魔法士としてここにいる私が、要注意人物と言葉を交わすことはない。
敵が魔法士を油断させるために話しかけてくることだってあるのだ。
――任務中の魔法士は無言、無表情を貫くのが基本。
シャロンはゆっくりと手を下げた。膝に置いた手は震えていて、その目には涙が滲んでいる。必死に泣くまいと唇を噛み締めている姿に心が痛む。ごめんなさいと心の中でもう一度謝った。
そんな中、少し離れたところで控えていた若い侍女がシャロンの隣にやって来た。
「シャロン様、これをお使いくださいませ」
「あ、ありがとう……、ハンナ」
ハンナと呼ばれた侍女は、ハンカチで涙を拭うシャロンの背中に優しく手を置きながら、私を睨みつけてきた。……でも、それは彼女だけではなかった。
「酷いわ、あんな態度」
「義理とはいえ妹なのに……」
「無視するなんて。やはり育ちが出てしまうのね」
他の侍女達がひそひそと言葉を交わしている。こんな陰口は初めてではない。でも、慣れるということもない。
私がまだマーコック公爵邸にいた時、何度かお茶会に参加したことがある。みな表向きは優しく受け入れてくれたけど、陰ではこう囁いていた。
『皆さま、あの仕草を見ました?』
『ええ、見ましたわ。音を立てないように必死になって。笑いを堪えるのが大変でした』
『所詮は付け焼き刃ですわね。作法は完璧でも、染み付いた平民の匂いは消せませんもの』
柱の陰で俯いている私がいるのも知らないで、くすくすと笑っていた。
あの時はマーコック公爵家のために耐えていた。今も同じように耐えているけど、でも意味は全然違う。
――王宮の鴉としての矜持。
……そう、私はあの時と違って俯いてもいない。
ぐっと拳を握りしめて任務に集中する。シャロンを疑っているわけではないけど、今は彼女の動きに注視しないと。すると、顔を上げた涙目のシャロンと目が合う。
「……私、なにかお気に触ることでもいたしました……か?」
私の視線の意味を誤解した彼女は、声を詰まらせながら聞いてくる。シャロンの隣にいるハンナも勘違いしたようで、わなわなと唇を震わせている。
お願い、もう諦めて。
願い虚しく、彼女は縋るように言葉を続けてた。
「何か言ってくださいませ、お姉様。……そんなに私が、うぅっ……お嫌いですか?」
「ザラ王女様、この礼儀知らずな魔法士を罰してくださいませ!」
ハンナは強い口調で王女に訴えた。他の侍女達も敵意がこもった眼差しを私に向け、彼女の後押しをする。唯一、ハンナに同調していなかったのは、涙を零す義妹だけ。
異様な雰囲気のなか、突然、私に背を向けていたザラ王女が振り向いた。その目に宿っていたのは喜色。この状況――私の窮地――を楽しんでいるのだ……。
数代前の国王が周囲の煩わしさから逃れるために作ったものらしく、そこに通じる廊下はひとつだけ。許可された者しか通ることは出来ない。
「どうぞ、お進みください。王女殿下がすでにお待ちです」
私が名乗らずとも、廊下を塞ぐように立っていた王宮騎士はさっと道を開けてくれた。
彼は狭まった廊下の先にある扉を指し示し「あちらです」と促してくる。どうやら案内はされないようだ。ひとりでそのまま進むと、突き当りにある扉が開いた。
「ご案内いたします」
扉を開けてくれた侍女が樹木に囲まれた小道を歩き始めたので、私もそれに続いた。
その広さと凝った作りに圧倒されてしまう。地上の景色を楽しむことは出来るけど、上手く木々を配置して外からは見えないようになっている。木にとまって囀っている鳥は、ここがバルコニーだとは思っていないだろう。
……まさに空中庭園だわ。
ここで今日、王女はひとりの友人とお茶を楽しむらしい。いいえ、正確には友人ではない。魔法士を呼ぶということは、相手は王女にとって要注意人物なのだ。
私は先を歩く侍女に向かって話し掛ける。
「王女様のご友人はいついらっしゃるのですか?」
「すでに王女様とご歓談中です」
私は眉を顰めた。あまりにも危機感がなさすぎる。普通なら魔法士が来るのを待つべきだ。「では、急ぎましょう」と私は侍女を急き立てた。何かあってからでは遅いから。
少し歩くと侍女は足を止めて恭しく頭を下げた。
「ザラ王女様、魔法士が参りました」
小さいけれど繊細な彫りを施しているテーブルをふたりの女性が囲んでいる。
ひとりはザラ王女だった。
遠くから見て綺麗な人だと思っていたけれど、その美しさは想像を遥かに越えていた。光り輝く金の髪、紫水晶よりも澄んだ瞳、真珠のような肌。周囲からは天使のようだと言われているけど、それはその顔にまだあどけなさが残っているから。あと数年したら女神と称えられるはずだ。
「急な要請にもかかわらず来てくれて感謝しているわ」
私は彼女に向かった黙礼をする。魔法士として任務に就いている時は、名乗らないのが暗黙の了解だった。
王女はにこっと私に笑みを返してくれた。
そして、もうひとりは驚きべきことに私のよく知っている人物だった。
なんでここに……。
シャロンは手にしていたカップをテーブルの上に置くと、私に向かって嬉しそうに小さく手を振ってくる。
詳細は聞かされていないので、王女とシャロンの関係性は知らない。お茶会の前に王女に尋ねようと思っていたけれど、すでにシャロンがいるのでそれは無理だ。
十八歳のシャロンが要注意人物とは思えなかった。……ということは、マーコック公爵家だろうか。政略、陰謀という言葉が頭をよぎる。私は必死に動揺を顔に出さないように努めた。
「シャロンお姉様、お久しぶりですね」
私はザラ王女に向かって「失礼します」とだけ告げると、警護対象である王女の後ろに立った。私の防御範囲は狭いから、こうして側で控えるのだ。
挨拶を無視された形となったシャロンは、手を上げたまま固まっている。
ごめんなさい……。
可哀想だけど声は掛けられない。
王女にとってシャロンは脅威となる可能性があると判断されたから、私が呼ばれた。魔法士としてここにいる私が、要注意人物と言葉を交わすことはない。
敵が魔法士を油断させるために話しかけてくることだってあるのだ。
――任務中の魔法士は無言、無表情を貫くのが基本。
シャロンはゆっくりと手を下げた。膝に置いた手は震えていて、その目には涙が滲んでいる。必死に泣くまいと唇を噛み締めている姿に心が痛む。ごめんなさいと心の中でもう一度謝った。
そんな中、少し離れたところで控えていた若い侍女がシャロンの隣にやって来た。
「シャロン様、これをお使いくださいませ」
「あ、ありがとう……、ハンナ」
ハンナと呼ばれた侍女は、ハンカチで涙を拭うシャロンの背中に優しく手を置きながら、私を睨みつけてきた。……でも、それは彼女だけではなかった。
「酷いわ、あんな態度」
「義理とはいえ妹なのに……」
「無視するなんて。やはり育ちが出てしまうのね」
他の侍女達がひそひそと言葉を交わしている。こんな陰口は初めてではない。でも、慣れるということもない。
私がまだマーコック公爵邸にいた時、何度かお茶会に参加したことがある。みな表向きは優しく受け入れてくれたけど、陰ではこう囁いていた。
『皆さま、あの仕草を見ました?』
『ええ、見ましたわ。音を立てないように必死になって。笑いを堪えるのが大変でした』
『所詮は付け焼き刃ですわね。作法は完璧でも、染み付いた平民の匂いは消せませんもの』
柱の陰で俯いている私がいるのも知らないで、くすくすと笑っていた。
あの時はマーコック公爵家のために耐えていた。今も同じように耐えているけど、でも意味は全然違う。
――王宮の鴉としての矜持。
……そう、私はあの時と違って俯いてもいない。
ぐっと拳を握りしめて任務に集中する。シャロンを疑っているわけではないけど、今は彼女の動きに注視しないと。すると、顔を上げた涙目のシャロンと目が合う。
「……私、なにかお気に触ることでもいたしました……か?」
私の視線の意味を誤解した彼女は、声を詰まらせながら聞いてくる。シャロンの隣にいるハンナも勘違いしたようで、わなわなと唇を震わせている。
お願い、もう諦めて。
願い虚しく、彼女は縋るように言葉を続けてた。
「何か言ってくださいませ、お姉様。……そんなに私が、うぅっ……お嫌いですか?」
「ザラ王女様、この礼儀知らずな魔法士を罰してくださいませ!」
ハンナは強い口調で王女に訴えた。他の侍女達も敵意がこもった眼差しを私に向け、彼女の後押しをする。唯一、ハンナに同調していなかったのは、涙を零す義妹だけ。
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