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エピソード12 現れたのは・・・
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「フフフ・・・でも、これでライバルが3人減ったわ・・てそうか、4人減ってるって事よね?」
フォスティーヌが意味深な目で私を見ながら言う。
「?」
訳が分からずに首を傾げるとフォスティーヌが言った。
「4人っていうのはねえ・・リアンナ、貴女の事も含めてよ。」
「あ、そうか。そうだったわね。私も頭数に入ってるの忘れちゃってた。」
すると何故かフォスティーヌは目を見開いて私を見た。
「え・・?リアンナ・・ま、まさか・・貴女も王子様を狙っていたの・・?」
「えええっ?!そ、そんなはずないでしょう?大体私は・・・。」
そこまで言いかけた時の事。
私達参加者が集められたエントランスホールの中央にある、青い海を思わせるようなカーペットが敷かれたかね折れ階段の中央踊り場に、いつの間にか王子様と付き人のアレクが立っていた。そして手にマイクを持った王子様が語り始めた。
「サマースクールに御集りの皆さん、もうご存知かと思いますが、私が今回サマースクールを開催したレオナード・キャンベル。フランク王国の第一王子です。」
途端に・・・
『 キャ~ッ!! 』
一斉に黄色い歓声を上げるセレブ令嬢達。隣に立つフォスティーヌも例外では無く、歓声を上げている。いや、隣で黄色い声を上げるものだから、耳の痛い事と言ったら・・・。
一方、冷めきった眼で見ているのは頭数合わせ?に集められた令息たち。カップルになった3人のナンパ男たちはさておき・・・残りの5名の男性達は悲壮感というか、哀愁が漂っているように感じられる。彼らは全員恨めしそうな目でキャアキャア騒ぐ令嬢たちを見ては溜息をついているのだから。その様子を見て改めて思う。
う~ん・・・全員、本気度が違うなぁ・・。
そしてそれとは対照的に中間踊り場でにこやかに手を振る王子様と、何を考えているか分らないアレクが傍に立っている。そして・・偶然にもアレクと視線が合ってしまった。そして何故かアレクは私から視線をそらさない。
うう・・・そんなにじっと階段から見つめられても困るんだけどな・・・。
すると隣に立つフォスティーヌもその視線に気付いたのか、私に声を掛けてきた。
「ねえ、あの王子様の隣に立つ男性・・・じっとリアンナの事見つめているじゃない。ひょっとしてリアンナが狙っているのは彼なの?」
「い、いや、そんなんじゃないから。アレクはただの友人で・・・。」
「あら?アレクって言うの?もう名前まで知ってるって事はそれ程親しくなったのね?」
駄目だ・・・完全にフォスティーヌに勘違いされている。そしてまずいことにアレクはフォスティーヌが私の友人だと気が付いたのか、今度はフォスティーヌを鋭い視線で睨み付けてきたのだ。
「あら・・何よ、あのひと。今度は私を睨み付けてきたじゃないの。嫌な感じだわ・・。それに何だか、随分とがさつそうだし・・・気品に溢れた王子様とは正反対ね。彼は何だか野蛮人のように見えるわ。ねえ、リアンナ。悪い事は言わないわ。彼は諦めて選ぶならほかの人たちにしておいた方がいいわよ?あ、でも王子様だけはやめてね?なるべく彼には関わらないようにしてよね?」
さりげなく私を牽制?しつつ、ちゃっかり王子様に手出しをしないようにくぎを刺すフォスティーヌ。だけど・・・私はフォスティーヌに王子様の前で意地悪をするように言われているのに、関わらないでと言うのは少々無理がある気がするのだけども・・。
王子様が私たちを集めて説明した内容は先程フォスティーヌが私に説明してくれた事と寸分違わぬものだった。
仮にカップルがこの島で成立した場合は・・浮気は絶対に許されない。もし、浮気をした場合は、このリゾート島から出て行かなければならないという・・・。
成程、つまりここで仮に王子様と恋人同士になれば将来はフランク王国の王妃になれるかもしれなということか・・これなら令嬢たちが本気になるのも無理はないか。
そこで私は思った。
激しい女の戦いが繰り広げられる事になるかもしれない―と。
フォスティーヌが意味深な目で私を見ながら言う。
「?」
訳が分からずに首を傾げるとフォスティーヌが言った。
「4人っていうのはねえ・・リアンナ、貴女の事も含めてよ。」
「あ、そうか。そうだったわね。私も頭数に入ってるの忘れちゃってた。」
すると何故かフォスティーヌは目を見開いて私を見た。
「え・・?リアンナ・・ま、まさか・・貴女も王子様を狙っていたの・・?」
「えええっ?!そ、そんなはずないでしょう?大体私は・・・。」
そこまで言いかけた時の事。
私達参加者が集められたエントランスホールの中央にある、青い海を思わせるようなカーペットが敷かれたかね折れ階段の中央踊り場に、いつの間にか王子様と付き人のアレクが立っていた。そして手にマイクを持った王子様が語り始めた。
「サマースクールに御集りの皆さん、もうご存知かと思いますが、私が今回サマースクールを開催したレオナード・キャンベル。フランク王国の第一王子です。」
途端に・・・
『 キャ~ッ!! 』
一斉に黄色い歓声を上げるセレブ令嬢達。隣に立つフォスティーヌも例外では無く、歓声を上げている。いや、隣で黄色い声を上げるものだから、耳の痛い事と言ったら・・・。
一方、冷めきった眼で見ているのは頭数合わせ?に集められた令息たち。カップルになった3人のナンパ男たちはさておき・・・残りの5名の男性達は悲壮感というか、哀愁が漂っているように感じられる。彼らは全員恨めしそうな目でキャアキャア騒ぐ令嬢たちを見ては溜息をついているのだから。その様子を見て改めて思う。
う~ん・・・全員、本気度が違うなぁ・・。
そしてそれとは対照的に中間踊り場でにこやかに手を振る王子様と、何を考えているか分らないアレクが傍に立っている。そして・・偶然にもアレクと視線が合ってしまった。そして何故かアレクは私から視線をそらさない。
うう・・・そんなにじっと階段から見つめられても困るんだけどな・・・。
すると隣に立つフォスティーヌもその視線に気付いたのか、私に声を掛けてきた。
「ねえ、あの王子様の隣に立つ男性・・・じっとリアンナの事見つめているじゃない。ひょっとしてリアンナが狙っているのは彼なの?」
「い、いや、そんなんじゃないから。アレクはただの友人で・・・。」
「あら?アレクって言うの?もう名前まで知ってるって事はそれ程親しくなったのね?」
駄目だ・・・完全にフォスティーヌに勘違いされている。そしてまずいことにアレクはフォスティーヌが私の友人だと気が付いたのか、今度はフォスティーヌを鋭い視線で睨み付けてきたのだ。
「あら・・何よ、あのひと。今度は私を睨み付けてきたじゃないの。嫌な感じだわ・・。それに何だか、随分とがさつそうだし・・・気品に溢れた王子様とは正反対ね。彼は何だか野蛮人のように見えるわ。ねえ、リアンナ。悪い事は言わないわ。彼は諦めて選ぶならほかの人たちにしておいた方がいいわよ?あ、でも王子様だけはやめてね?なるべく彼には関わらないようにしてよね?」
さりげなく私を牽制?しつつ、ちゃっかり王子様に手出しをしないようにくぎを刺すフォスティーヌ。だけど・・・私はフォスティーヌに王子様の前で意地悪をするように言われているのに、関わらないでと言うのは少々無理がある気がするのだけども・・。
王子様が私たちを集めて説明した内容は先程フォスティーヌが私に説明してくれた事と寸分違わぬものだった。
仮にカップルがこの島で成立した場合は・・浮気は絶対に許されない。もし、浮気をした場合は、このリゾート島から出て行かなければならないという・・・。
成程、つまりここで仮に王子様と恋人同士になれば将来はフランク王国の王妃になれるかもしれなということか・・これなら令嬢たちが本気になるのも無理はないか。
そこで私は思った。
激しい女の戦いが繰り広げられる事になるかもしれない―と。
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