95 / 258
アラン王子の悪友
しおりを挟む
ジェシカがマリウスと姿を消して早、5日が経過しようとしている。
かく言う俺も、あの後はすぐに自分の国へ飛行船に乗って帰ってきた。
窓の外を眺めつつ、本日何度目かのため息をつく。
ジェシカに会いたい・・・。これから約1ヶ月もの間、ジェシカに会えない日々が続くなど耐え難い苦痛だ。いかにジェシカの存在が俺にとってかけがえの無い存在となっていたのか、改めて思い知らされた。
「アラン王子、今少しお時間よろしいですか?」
ドアがノックされ、ルークの声がした。
「ああ、入れ。」
するとルークは白い封筒を手に持っている。
「アラン王子、ジェシカの住む国が何処か分かりましたよ。」
「本当か?!ジェシカは何処にいるのだ?」
「はい、ここより西にありますヨルギア大陸のリマ王国にいます。」
「ヨルギア大陸・・・?そういえば、あの国はフリッツのいる国じゃないか?!」
フリッツは俺の遠縁にあたる2歳年上の王子で、まだ幼い頃はよく互いに行き来していた仲だ。今も手紙のやり取りは欠かさない。
「それで、先程フリッツ王子から手紙が届いた所なので、お持ちしました。」
俺はルークから手紙をひったくるように奪うと、すぐに開封して目を通した。
そして読み終えると言った。
「ルークッ!俺は、今すぐヨルギア大陸に向かうっ!すぐに出立の準備を始めてくれっ!」
「え?ええ~っ?!」
ルークの叫び声が辺りに響き渡った・・・。
こうして俺は、周囲の反対を押し切って、再び転移魔法で約4000k離れたヨルギア大陸へ2日かけて転移したのだった・・・。
「ハハハ・・・それにしてもアランが共の者を一人も付けずにこの国へやってくるとは驚きだな?」
2歳年上のフリッツは俺を出迎えると愉快そうに笑った。
「ああ。どうしても緊急の用が出来たからな。」
「ふん・・緊急の用?俺はただもうすぐ俺が始めて参加するウィンターパーティーを開催すると手紙に書いただけだが?」
「その内容が問題だ。この王都に住む独身貴族全員を呼んだらしいな?お前の事だ。周りから結婚を急かされ、このパーティーに招待した適当な独身女性を見つけて、妃に選ぶつもりだろう?」
「それの何処が問題なんだ?」
フリッツは首を傾げた。
「どうせ妃に選ぶなら爵位が高い相手を選ぶ事になる。恐らく伯爵家以上の・・・公爵家とかな。」
「うん、まあそうなるだろうな?」
「問題はそこだ。フリッツ、リッジウェイ家の令嬢だけは選ばせない。彼女は俺のものだ。」
「リッジウェイ家・・・?ああ・・・そういえば、噂は聞いた事があるな。なんでもとんでも無い悪女で、見合い相手からは次々と断わられ、昨年は婚約破棄されたそうだな?彼女を気に入らない女性達から噂で聞いたぞ?何だ、アランはそんな悪女と名高い女に興味があるのか?そもそも何故その女の事を知ってるのだ?」
俺はフリッツの言葉が全く信用出来なかった。ジェシカが悪女だと?そのせいで婚約破棄されていた?嘘だ!そんな噂信じられるはずが無いっ!これはきっとジェシカに嫉妬した女どもが流した音も葉もない噂に決まっている。
「ジェシカは・・・俺の通っているセント・レイズ学院のクラスメイトで、俺の愛する女性だ・・・。」
それを聞いたフリッツは目を見開いて、俺に言った。
「愛する女性だって?!ア、アラン・・・お前、本気で言ってるのか?!」
「ああ、本気だ。だから俺はここに来たんだ。ジェシカに会う為に・・・そしてお前にジェシカを渡さない為にな。」
フリッツは唖然とした顔で俺を見ていたが、やがて可笑しくてたまらないと言わんばかりに大声で笑い始めた。
「こ、これは面白い・・・っ!い、いいだろう。お前も、パーティーに国賓として参加しろよ。是非とも一度、俺にもその女を紹介してくれ。」
「手を・・・出すなよ?」
俺が睨みを利かすと、フリッツは肩をすくめた。
こうして俺は急遽、国賓としてパーティーに出席する事になったのだ・・・。
「どうだ?アラン。お前のお目当ての女は見つかったか?」
ダンスが始まり、着飾った令嬢、令息達が優雅に踊っている。
フリッツと俺は壇上の高い位置から彼等を見渡していた。
「いや・・・見つからない。もしや来ていないのでは・・?」
「いや、来ているようだぞ?受付は済ませてあったからな。」
何処か嬉しそうにフリッツは俺を見ながら言った。
「そ、それよりお前は踊らないのか?元はお前の結婚相手を見つける為のパーティーだろう?ほら、見てみろ。女性達がお前をさっきからチラチラ見ているだろう?お前の誘いを皆待ってるんだ。」
「いや、それよりお前の想い人の方が興味あるな。それに注目を浴びてるのは俺だけじゃない。お前だって令嬢達から熱い視線を送られているぞ?どうだ?アラン。お前が熱を上げている悪女より、彼女達の方がお前の将来を俺は安心して見守る事が出来るがな?」
全く嫌な奴だ・・・。その時、パーティー会場の隅の方で騒ぎが起こった。
「何だ?騒がしいな。うん?あれは何だ?女の取り合いか?」
フリッツの見た先を俺も見て驚きで息を飲んだ。
いた!ジェシカだ―。
今迄見た事もないドレス姿に化粧を施し、緩く巻き上げた髪・・・その姿は周辺の女達の群を抜いて美しかった。
「何だ?女の取り合いか?おや・・・物凄い美女だな?一体あれは誰だ?まあ、あれ程の女なら争いが起きても無理は無い・・・か。」
「ジェシカだ・・・。」
「え?」
「間違いない!あれはジェシカだ。」
3人の男に取り囲まれ、その内の1人はジェシカの腕をにぎりしめている。ジェシカは困惑した表情を浮かべていた。
やめろ!ジェシカに近づくな!
気が付くと、俺は彼等に向かって歩いていた。
「お、おい、アラン?何処へ行くんだっ?!」
俺はフリッツが止めるのも聞かず、
ジェシカの側へと歩み寄っていく。
近付くに連れ、男達はジェシカを巡って争っているのがよく分かった。
くそっ!あいつ等・・・!よくも俺のジェシカを・・・。
心の中で毒づいていると、俺は1人の女がグラスを持って、何かジェシカに喚いている姿を見た。
そして、その女がジェシカに向かっていきなりグラスを投げつけたのだ!
ジェシカッ!
俺は急いでジェシカの前に飛び出し、グラスを腕で受け止めた。
バシャッ!
水が俺の身体にかかり、グラスは床に落ちて派手な音を立てて、粉々に砕け散った。
「ジェシカ・・・大丈夫だったか?
俺は振り返ると言った。
「アラン王子・・・。」
ジェシカは俺を見つめて、信じられないと言わんばかりに声を震わせて名前を呼んでくれた。
その姿は、とても美しかった―。
かく言う俺も、あの後はすぐに自分の国へ飛行船に乗って帰ってきた。
窓の外を眺めつつ、本日何度目かのため息をつく。
ジェシカに会いたい・・・。これから約1ヶ月もの間、ジェシカに会えない日々が続くなど耐え難い苦痛だ。いかにジェシカの存在が俺にとってかけがえの無い存在となっていたのか、改めて思い知らされた。
「アラン王子、今少しお時間よろしいですか?」
ドアがノックされ、ルークの声がした。
「ああ、入れ。」
するとルークは白い封筒を手に持っている。
「アラン王子、ジェシカの住む国が何処か分かりましたよ。」
「本当か?!ジェシカは何処にいるのだ?」
「はい、ここより西にありますヨルギア大陸のリマ王国にいます。」
「ヨルギア大陸・・・?そういえば、あの国はフリッツのいる国じゃないか?!」
フリッツは俺の遠縁にあたる2歳年上の王子で、まだ幼い頃はよく互いに行き来していた仲だ。今も手紙のやり取りは欠かさない。
「それで、先程フリッツ王子から手紙が届いた所なので、お持ちしました。」
俺はルークから手紙をひったくるように奪うと、すぐに開封して目を通した。
そして読み終えると言った。
「ルークッ!俺は、今すぐヨルギア大陸に向かうっ!すぐに出立の準備を始めてくれっ!」
「え?ええ~っ?!」
ルークの叫び声が辺りに響き渡った・・・。
こうして俺は、周囲の反対を押し切って、再び転移魔法で約4000k離れたヨルギア大陸へ2日かけて転移したのだった・・・。
「ハハハ・・・それにしてもアランが共の者を一人も付けずにこの国へやってくるとは驚きだな?」
2歳年上のフリッツは俺を出迎えると愉快そうに笑った。
「ああ。どうしても緊急の用が出来たからな。」
「ふん・・緊急の用?俺はただもうすぐ俺が始めて参加するウィンターパーティーを開催すると手紙に書いただけだが?」
「その内容が問題だ。この王都に住む独身貴族全員を呼んだらしいな?お前の事だ。周りから結婚を急かされ、このパーティーに招待した適当な独身女性を見つけて、妃に選ぶつもりだろう?」
「それの何処が問題なんだ?」
フリッツは首を傾げた。
「どうせ妃に選ぶなら爵位が高い相手を選ぶ事になる。恐らく伯爵家以上の・・・公爵家とかな。」
「うん、まあそうなるだろうな?」
「問題はそこだ。フリッツ、リッジウェイ家の令嬢だけは選ばせない。彼女は俺のものだ。」
「リッジウェイ家・・・?ああ・・・そういえば、噂は聞いた事があるな。なんでもとんでも無い悪女で、見合い相手からは次々と断わられ、昨年は婚約破棄されたそうだな?彼女を気に入らない女性達から噂で聞いたぞ?何だ、アランはそんな悪女と名高い女に興味があるのか?そもそも何故その女の事を知ってるのだ?」
俺はフリッツの言葉が全く信用出来なかった。ジェシカが悪女だと?そのせいで婚約破棄されていた?嘘だ!そんな噂信じられるはずが無いっ!これはきっとジェシカに嫉妬した女どもが流した音も葉もない噂に決まっている。
「ジェシカは・・・俺の通っているセント・レイズ学院のクラスメイトで、俺の愛する女性だ・・・。」
それを聞いたフリッツは目を見開いて、俺に言った。
「愛する女性だって?!ア、アラン・・・お前、本気で言ってるのか?!」
「ああ、本気だ。だから俺はここに来たんだ。ジェシカに会う為に・・・そしてお前にジェシカを渡さない為にな。」
フリッツは唖然とした顔で俺を見ていたが、やがて可笑しくてたまらないと言わんばかりに大声で笑い始めた。
「こ、これは面白い・・・っ!い、いいだろう。お前も、パーティーに国賓として参加しろよ。是非とも一度、俺にもその女を紹介してくれ。」
「手を・・・出すなよ?」
俺が睨みを利かすと、フリッツは肩をすくめた。
こうして俺は急遽、国賓としてパーティーに出席する事になったのだ・・・。
「どうだ?アラン。お前のお目当ての女は見つかったか?」
ダンスが始まり、着飾った令嬢、令息達が優雅に踊っている。
フリッツと俺は壇上の高い位置から彼等を見渡していた。
「いや・・・見つからない。もしや来ていないのでは・・?」
「いや、来ているようだぞ?受付は済ませてあったからな。」
何処か嬉しそうにフリッツは俺を見ながら言った。
「そ、それよりお前は踊らないのか?元はお前の結婚相手を見つける為のパーティーだろう?ほら、見てみろ。女性達がお前をさっきからチラチラ見ているだろう?お前の誘いを皆待ってるんだ。」
「いや、それよりお前の想い人の方が興味あるな。それに注目を浴びてるのは俺だけじゃない。お前だって令嬢達から熱い視線を送られているぞ?どうだ?アラン。お前が熱を上げている悪女より、彼女達の方がお前の将来を俺は安心して見守る事が出来るがな?」
全く嫌な奴だ・・・。その時、パーティー会場の隅の方で騒ぎが起こった。
「何だ?騒がしいな。うん?あれは何だ?女の取り合いか?」
フリッツの見た先を俺も見て驚きで息を飲んだ。
いた!ジェシカだ―。
今迄見た事もないドレス姿に化粧を施し、緩く巻き上げた髪・・・その姿は周辺の女達の群を抜いて美しかった。
「何だ?女の取り合いか?おや・・・物凄い美女だな?一体あれは誰だ?まあ、あれ程の女なら争いが起きても無理は無い・・・か。」
「ジェシカだ・・・。」
「え?」
「間違いない!あれはジェシカだ。」
3人の男に取り囲まれ、その内の1人はジェシカの腕をにぎりしめている。ジェシカは困惑した表情を浮かべていた。
やめろ!ジェシカに近づくな!
気が付くと、俺は彼等に向かって歩いていた。
「お、おい、アラン?何処へ行くんだっ?!」
俺はフリッツが止めるのも聞かず、
ジェシカの側へと歩み寄っていく。
近付くに連れ、男達はジェシカを巡って争っているのがよく分かった。
くそっ!あいつ等・・・!よくも俺のジェシカを・・・。
心の中で毒づいていると、俺は1人の女がグラスを持って、何かジェシカに喚いている姿を見た。
そして、その女がジェシカに向かっていきなりグラスを投げつけたのだ!
ジェシカッ!
俺は急いでジェシカの前に飛び出し、グラスを腕で受け止めた。
バシャッ!
水が俺の身体にかかり、グラスは床に落ちて派手な音を立てて、粉々に砕け散った。
「ジェシカ・・・大丈夫だったか?
俺は振り返ると言った。
「アラン王子・・・。」
ジェシカは俺を見つめて、信じられないと言わんばかりに声を震わせて名前を呼んでくれた。
その姿は、とても美しかった―。
0
あなたにおすすめの小説
断罪まであと5秒、今すぐ逆転始めます
山河 枝
ファンタジー
聖女が魔物と戦う乙女ゲーム。その聖女につかみかかったせいで処刑される令嬢アナベルに、転生してしまった。
でも私は知っている。実は、アナベルこそが本物の聖女。
それを証明すれば断罪回避できるはず。
幸い、処刑人が味方になりそうだし。モフモフ精霊たちも慕ってくれる。
チート魔法で魔物たちを一掃して、本物アピールしないと。
処刑5秒前だから、今すぐに!
《完結》当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
日曜日以外、1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
2025年3月17日 お気に入り登録400人達成 驚愕し若干焦っております!
こんなにも多くの方に呼んでいただけるとか、本当に感謝感謝でございます。こんなにも長くなった物語でも、ここまで見捨てずに居てくださる皆様、ありがとうございます!!
2025年6月10日 お気に入り登録500人達成 ひょえぇぇ?!
なんですと?!完結してからも登録してくださる方が?!ありがとうございます、ありがとうございます!!
こんなに多くの方にお読み頂けて幸せでございます。
どうしよう、欲が出て来た?
…ショートショートとか書いてみようかな?
2025年7月8日 お気に入り登録600人達成?! うそぉん?!
欲が…欲が…ック!……うん。減った…皆様ごめんなさい、欲は出しちゃいけないらしい…
2025年9月21日 お気に入り登録700人達成?!
どうしよう、どうしよう、何をどう感謝してお返ししたら良いのだろう…
ぽっちゃり女子の異世界人生
猫目 しの
ファンタジー
大抵のトリップ&転生小説は……。
最強主人公はイケメンでハーレム。
脇役&巻き込まれ主人公はフツメンフツメン言いながらも実はイケメンでモテる。
落ちこぼれ主人公は可愛い系が多い。
=主人公は男でも女でも顔が良い。
そして、ハンパなく強い。
そんな常識いりませんっ。
私はぽっちゃりだけど普通に生きていたい。
【エブリスタや小説家になろうにも掲載してます】
【完結】乙女ゲーム開始前に消える病弱モブ令嬢に転生しました
佐倉穂波
恋愛
転生したルイシャは、自分が若くして死んでしまう乙女ゲームのモブ令嬢で事を知る。
確かに、まともに起き上がることすら困難なこの体は、いつ死んでもおかしくない状態だった。
(そんな……死にたくないっ!)
乙女ゲームの記憶が正しければ、あと数年で死んでしまうルイシャは、「生きる」ために努力することにした。
2023.9.3 投稿分の改稿終了。
2023.9.4 表紙を作ってみました。
2023.9.15 完結。
2023.9.23 後日談を投稿しました。
攻撃魔法を使えないヒーラーの俺が、回復魔法で最強でした。 -俺は何度でも救うとそう決めた-【[完]】
水無月いい人(minazuki)
ファンタジー
【HOTランキング一位獲得作品】
【一次選考通過作品】
---
とある剣と魔法の世界で、
ある男女の間に赤ん坊が生まれた。
名をアスフィ・シーネット。
才能が無ければ魔法が使えない、そんな世界で彼は運良く魔法の才能を持って産まれた。
だが、使用できるのは攻撃魔法ではなく回復魔法のみだった。
攻撃魔法を一切使えない彼は、冒険者達からも距離を置かれていた。
彼は誓う、俺は回復魔法で最強になると。
---------
もし気に入っていただけたら、ブクマや評価、感想をいただけると大変励みになります!
#ヒラ俺
この度ついに完結しました。
1年以上書き続けた作品です。
途中迷走してました……。
今までありがとうございました!
---
追記:2025/09/20
再編、あるいは続編を書くか迷ってます。
もし気になる方は、
コメント頂けるとするかもしれないです。
お兄様、冷血貴公子じゃなかったんですか?~7歳から始める第二の聖女人生~
みつまめ つぼみ
ファンタジー
17歳で偽りの聖女として処刑された記憶を持つ7歳の女の子が、今度こそ世界を救うためにエルメーテ公爵家に引き取られて人生をやり直します。
記憶では冷血貴公子と呼ばれていた公爵令息は、義妹である主人公一筋。
そんな義兄に戸惑いながらも甘える日々。
「お兄様? シスコンもほどほどにしてくださいね?」
恋愛ポンコツと冷血貴公子の、コミカルでシリアスな救世物語開幕!
伯爵家の三男に転生しました。風属性と回復属性で成り上がります
竹桜
ファンタジー
武田健人は、消防士として、風力発電所の事故に駆けつけ、救助活動をしている途中に、上から瓦礫が降ってきて、それに踏み潰されてしまった。次に、目が覚めると真っ白な空間にいた。そして、神と名乗る男が出てきて、ほとんど説明がないまま異世界転生をしてしまう。
転生してから、ステータスを見てみると、風属性と回復属性だけ適性が10もあった。この世界では、5が最大と言われていた。俺の異世界転生は、どうなってしまうんだ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる