目覚めれば、自作小説の悪女になっておりました

結城芙由奈@コミカライズ3巻7/30発売

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第2章 6 鏡の奥には・・・

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1

ヴォルフが去った後、洞窟の中は急に静まり返った。辺りに響くのはパチパチとはぜる焚き火の音と、時折聞こえてくる水の音。
 私は瞳を閉じた。ヴォルフがシールドをかけていってはくれたのだが、1人きりで魔界の、しかも洞窟の中にいるのはやはり怖い。
 私は横になると焚き火の炎を見つめた。それにしても、ノア先輩は第3階層の何処にいるのだろうか?私の姿はもうヴォルフにばれてしまった。そんな中、ノア先輩を連れて元の世界に逃げきる事なんて・・・。
 でも・・・きっと大丈夫。だって私が今迄見てきた夢は少しずつ状況が異ってはいるものの、全てが悪い意味で現実化している。だからこそ、マシューは・・・。私が夢で見た通りに死んでしまったのだ・・・。
再び胸に熱い物が込み上げてきて、涙が浮ぶ。失ってみて初めて分かった。私はこれ程迄にマシューの事を・・・。
だからこそ、私はマシューとの約束を果さなければ。必ずノア先輩を見つけ出して、2人で一緒に元の人間界へと戻る。
そして私は裁きを受けて、流刑島へと送られて一生を過ごす・・・。
でもこれは私が受けるべき当然の罰なのだ。だって私が巻き込んでしまったせいで優しいマシューを死なせてしまったのだから・・・。
そんな事を考えている内に再び眠気が襲ってきて・・・私は眠ってしまった―。

 何だかいい匂いがするな・・・。
次に目を覚ました時には焚火の側にヴォルフがいて、鍋に何かを入れて焚火の上で煮詰めていた。

「ヴォルフさん。」
起き上がると私は声をかけた。

「ああ、目が覚めたか、ジェシカ。」

ヴォルフは鍋の中にお玉を入れてかき混ぜている。何やら調理をしているようだった。
「何か作っているのですか?」
私は起き上がるとヴォルフの向かい側に座って尋ねた。

「スープを作ってるんだが・・・いいか、ジェシカ。一つ言っておくが・・・これは断じて盗んだわけじゃ無いからな?鍋も食材も町から買って来たんだからな?」

ヴォルフは真剣な眼差しで言って来た。

「ヴォルフさん・・・。」
彼の顔をじっと見つめながら私は言った。

「何だ?」

「ひょっとして・・・私が言った事・・気にしていたのですか?あの、薪の事・・。」

「あ、当たり前だ・・・。お前に言われて・・気付かされたよ。やはり幾ら彼等より優位な立場にいるからと言って・・・搾取する事は悪い事だよな・・・。」

ポツリとヴォルフは言った。
「・・・ありがとうございます。」
私は礼を言った。

「何がだ?」

「こんな・・・弱い立場の私の言う事を聞いてくれた事に対してです。後、色々助けて貰っている事も含めて。」

「べ、別に大したことじゃない。ほら、出来たぞ。これを食べて力を付けるんだ。」

ヴォルフは空中からスープ皿を取り出すと、スープをよそって渡してきた。

「ありがとうございます。」
スープ皿を受けと取った私は笑顔でヴォルフに言った。

「ま、まあ・・・食べて見ろよ。」

若干顔を赤らめたヴォルフが視線を逸らせると言った。

「はい、いただきます。」
早速スープを飲んでみる。
「・・・美味しい・・・。」

「美味いか?」

ヴォルフは私の言葉にぱっと顔を上げて尋ねて来た。

「はい、とっても美味しいです。それに香りもとても良いし・・・。」

「そうか、それは良かった。このスープには魔力を早く回復させる効力のあるハーブが入っているんだ。お前は俺に魔力を与えただけでなく『ナイトメア』の精神攻撃で大分身体が弱っているから、これを飲んで早く良くなれよ?」

「はい、ありがとうございます。あの・・・ところで、一つ伺いたい事があるのですが・・。」

「何だ?」

ヴォルフは金色の瞳で私を見た。

「第1階層はすぐに抜ける事が出来ましたけど、第2階層から第3階層までは随分距離が離れているんですね。」

「ん?ああ、そうか。実は第1階層と第2階層も本当は距離が離れているんだが、随分昔に上級魔族達が力を結集して、あの『鏡の間』で第1階層と第2階層の時空を繋いだんだ。それですぐに第2階層へ移動する事が出来たんだ。そして知性の低い魔族が第2階層へ移動できないように、ある一定の知力が無い魔族は通り抜け出来ないようにしてあるんだ。」

「そうだったんですか・・・。でも、そうしたら何故第2階層と第3階層も時空を繋げなかったのですか?」
そうしたらこんなに苦労して移動する事も無かったのに。

「それはな、第2階層の魔族達が第3階層に容易に侵入する事が出来ないようにする為にわざと時空を繋げていないんだ。」

ヴォルフの意外な答えに私は驚いた。

「え・・ええ?そうなんですか?!」

「ああ、そうだ。実は・・・第2階層に住む魔族の中には俺達第3階層に住む上級魔族のように強い魔力を持っている魔族も中にはいるんだ。ただ、俺とあいつらの違いは・・・お前達人間界でも貴族と平民のように階級社会になっているが、ここ魔界でも階級社会になっているんだ。・・・随分昔の事だが、第2階層にとてつもなく強い魔力を持つ人物がいた。そいつは仲間を率いて、第3階層の魔族達を相手にクーデーターを起こしたことがあったんだが・・・・魔王によってあっという間に鎮静させられた。だから、第2階層の魔族達が容易に第3階層に来れないように、時空を繋げることはしていないんだ。」

ヴォルフは一気に説明をした。

「・・・そうだったんですか・・・。余りにも意外な話でした・・。」

「そうか?まあ・・・とにかくそういう訳だから、第3階層まではもう少し時間がかかるんだ。・・・本当なら空間転移魔法を使いたいところだが・・・多分ジェシカにはその魔法に耐えられるだけの力は無いからな・・・。」

ヴォルフは私をじっと見つめながら言った。

「そう・・・ですか・・・・。」
まあ、確かにヴォルフの言う通りかもしれない。私には魔力があるのかもしれないが全く魔法を使う事が出来ないのだから。

「だから・・ほら、もっと沢山食べろ。そうしないと体力が早く戻らないぞ?」

「は、はい。分かりました。」

ヴォルフに促され、私は残りのスープを飲み干した。・・・結局この日はヴォルフに勧められるまま、スープのお替りを2回もしてしまった。


 その日の夜。
昼寝をしてしまった私はすっかり眠気が覚めてしまい、焚火の側で何度目かの寝返りを打っていた時・・・。

「どうした、ジェシカ。・・・眠れないのか?」

近くで横たわっていたヴォルフが声をかけてきた。

「あ・・・すみません。起こしてしまいましたか?」
ヴォルフの方を向くと言った。

「いや、俺も寝ていなかったから別に謝る事は無い。」

「そうでしたか・・・・。実は昼寝をしてしまったせいで、すっかり目が冴えてしまって。」

「そうか、なら・・・少し俺と話でもするか?」

ヴォルフから意外な事を言って来た。

「え?ええ・・・別に構いませんけど・・?」

「どんな話がいい?」

「どんなって急に言われても・・・困りますねえ・・・。あ、そうだ。それでは魔界の事について教えて下さい。」

「ああ、俺に応えられる範囲でなら構わないぞ。」

てっきり秘密だとか言われて拒否されてしまうかとも思ったが、ヴォルフはあっさりと承諾して来た。

「魔界に住む魔王って・・・・どんな方なんですか?」

「魔王についてか・・?」

ヴォルフが少し戸惑うように聞き返してきた。う~ん・・・やっぱりいきなり魔王についての質問はまずかったかな・・?

「魔王なら・・・もうこの魔界にはいないぞ?」

それは意外な答えだった—。




2

「魔王はもういない・・・?それでは誰がこの魔界を治めているのですか?」
疑問に思い、私はヴォルフに尋ねてみた。

「うん・・・実は上級魔族の中でも特に魔力の強い者が交代で治めているんだ。」

「ええ?!そうなんですか?!」
な、なんと合理敵な・・・。

「ああ、それに独裁的かつ、支配的な思考の持ち主は決して選ばれない。そうしないと魔界を治められないからな。まあ、それでも第2階層以下の魔族達には無慈悲かもしれないがな・・・。」

何処か自嘲気味にヴォルフは言った。

「それなら支配的な思考は排除されると言う事は、人間界を支配しようとする考えは無いって事ですか?」

「ああ、そうだな。」

ヴォルフの答えに私は言葉を無くしてしまった。そ、そんな・・・それではもう魔界の門のを守る必要も聖剣士の必要性も無いのでは?・・・大体アンジュだって、魔界にはもう魔王がいないなんて事は教えてくれなかった。魔族が人間界に現れなくなったのはセント・レイズ学院のお陰だと言っていたし・・・。この事実を学院に伝えたい・・と言うか、ひょっとしたらマシューはこの事を知っていたのでは無いだろうか?

「どうしたんだ?ジェシカ。」

突然黙り込んでしまった私にヴォルフが声をかけてきた。

「い、いえ。ところで何故魔王はもういないのですか?あ、後・・・今の話は重要気密事項ですか?!」

「いや。別に重要気密事項でも無いが?後、魔王がいなくなった訳は・・随分昔に魔王が人間界を支配しようと戦いを仕掛けたらしい。激しい戦いの末に人間界の英雄と相打ちしたらしいが・・・。その時、魔王は再び復活する為に自分の魂を他の器に転移させたらしいんだ。それがいつの時代なのかも全く不明なんだけどな 。でも噂によると、魔王の魂は人間界に転生したとも言われているみたいだが。」

「そうなんですか・・・。」
不思議な事に話を聞いているうちに徐々に眠くなってきて、欠伸を噛み殺しているとヴォルフが言った。

「何だ、ジェシカ。眠くなってきたんだろう?もう寝ろ。明日、朝になったら出発するからな。」

「はい、お休みなさい・・・。」
そしてこの日の夜は、夢も見ずに私は眠りに就いた・・・。


翌朝—。

「ジェシカ、体調の方はもう大丈夫か?」

目が覚めるとヴォルフがすぐに声をかけてきた。

「はい、もう大丈夫です。あの・・・ヴォルフさんはちゃんと休んだのですか?もしかして・・寝ずの番でもしていたのでは・・?」

何となくヴォルフの目の下にうっすらと隈が出来ていたのが気になり、尋ねてみた。

「?何でそう思うんだ?」

不思議そうに尋ねて来るヴォルフ。

「何となく、疲れが取れていないように見えたので・・・・。」

「いや、大丈夫だ。ちゃんと休んだから気にするな。」

「そうですか・・・・。分かりました。」
私はチラリと洞窟の奥を見た。けれど、あそこに見慣れない獣が数匹倒れているけど・・・本当は寝ないで襲って来た魔族を倒していたのでは無いだろうか・・?
うん、でもここは見なかったことにしておこう!


 洞窟の外に出るとヴォルフが言った。

「今日は一気に第3階層まで行く事にする。移動距離が長いから俺はオオカミの姿に変える。ジェシカは俺の背中に乗れ。」

「ええ?いいんですか?!」
何だか自分だけ楽をさせて貰うようで申し訳ない気がする。

「ああ、気にするな。それじゃジェシカ、少しだけ離れていろ。」

ヴォルフに言われて私は距離を取った。するとヴォルフは目を閉じる。その瞬間、彼の身体が眩し光り輝き、私は眩しさのあまり目を閉じた。
やがて、光が治まったので恐る恐る目を開けるとそこには最初に出会った青い巨大なオオカミが立っていたのである。

「ヴォルフ・・・さん?」

<ああ、そうだ。ジェシカ、俺の背中に乗れ>

頭の中でヴォルフの声が響いて来た。そして、オオカミに変身したヴォルフは身体を伏せた。

「は、はい・・・それでは失礼します・・・。」
恐る恐る私はヴォルフの身体によじ登ると言った。
「あの・・・乗りましたけど?」

<よし、ジェシカ。それでは出発するぞ。あまりスピードは上げないで行くが、振り落とされないようにしっかり俺の身体に掴まっていろよ?>

「はい。分かりました。」
しかし・・・何処を捕まればいいのだろう?とりあえず・・私はオオカミの首に腕を回したが・・・太すぎて腕が回らない。
「あの・・・ヴォルフさん。」

<何だ?>

「私とヴォルフさんの身体が離れないように・・紐で縛ってもいいですか?」

<な?何だって?!ひ、紐でし・・・縛るだとっ?!>

何故かかなり焦った様子のヴォルフ。

「駄目でしょうか・・・?」

<う・・・わ、分かった。お前の好きにしろ。>

「はい!ありがとうございますっ!」

私は残りのリネンを細く切り裂くとヴォルフの身体に巻きつけ、さらに自分の身体としっかり固定して結んだ。
よし、これで大丈夫。

「ヴォルフさん、もうこれで大丈夫ですよ?」

<・・・・。>

何故か返事をしないヴォルフ。

「ヴォルフさん?」

<う・・・何だか変な感じがする・・・ま、まあ仕方が無いか。では、行くぞ?>

「はい、お願いします。」

言うとヴォルフは立ち上がり、地面を蹴った。ヴォルフはまるで風のように荒野を走り始めた。最初は私も余裕で周囲の景色を眺める余裕があったのだが、徐々にスピードを上げていくヴォルフ。
は・・・早過ぎる!
まるでジェットコースターに乗っている気分だ。私は恐怖のあまり声も出ず、目も開ける事も出来ずに、必死でますます強くヴォルフの身体にしがみ付き、顔を埋めた。

すると、ピクリとヴォルフが一瞬反応してスピードを落としかけたが、すぐに疾風の如く駆けていく。
そして私はただ必死でヴォルフの身体にしがみ付いているのが精一杯だった―。

 どれくらい走り続けていただろうか・・・。
ようやくヴォルフが走るのをやめた。
<着いたぞ、ジェシカ。>
頭の中にヴォルフが直接話しかけて来た。

「え・・?着いたんですか?」
私は恐る恐る顔を上げると、そこは深い谷底だった。目の前には大きな洞窟が見えている。

<よし、ジェシカ。降りるんだ。>

ヴォルフが地面に伏せた。

「は、はい。」
私は紐をほどいてヴォルフの背中から降りた。するとすぐに元の姿に戻るヴォルフ。

「あの・・・ここが第3階層の入口なんですか?」
洞窟の奥は真っ暗で何も見えない。

「ああ、そうだ。少し待ってろ。」

言うとヴォルフは手のひらから炎を生み出した。途端に周囲は明るく照らし出される。

「よし、足元に気を付けるんだぞ。」

言うとヴォルフは洞窟の奥を進み始めたので、私も慌てて彼の後を追った。
ピチャーン・・・
ところどころ、天井から水が滴って来る。ひょっとすると・・・ここは鍾乳洞なのだろうか?それにしても・・・こんな場所に第3階層への入口があるなんて・・・私一人きりでは絶対にここまでは来る事は出来なかっただろう。
そこで前を行くヴォルフに私は声をかけた。

「ヴォルフさん。」

「何だ?」

振り向きもせずに返事をするヴォルフ。

「本当に・・・ありがとうござました。ここまで連れて来て頂いて・・・。私1人なら絶対にここまで来ることは出来ませんでした。ヴォルフさんには感謝してもしきれない位です。」

「・・・。」

しかしヴォルフは答えない。

「?ヴォルフさん?どうしたのですか?」

「い、いや・・・何でも無い。それより、もうすぐ第3階層への入口が見えて来るぞ。」

「はい!」

やがて目の前が開けると、そこはとても広い空間になっていた。天井は見上げる程高く、周囲の壁も遠くに霞んで見える程の巨大空間であった。
そして目の前には大きな鏡が空中に浮かんでいる。

「この鏡の奥が第3階層になっている。それじゃ・・・入るぞ。」

ヴォルフが鏡に手を触れると、ズブズブと身体が鏡の中に入ってゆき、完全に鏡の中へとヴォルフの姿は消えて行った。
私も慌てて同じように鏡の中へ手を入れてみる。するとスーッと身体が鏡の中へ引き寄せられて・・・気付けば私は何故か・・・・目の前に鉄格子があるのが目に入った。
そして鉄格子の外側にはヴォルフが少し悲し気にこちらを見て立っていた。

「え・・・?」
辺りを見渡して私は愕然とした。
そこは石の牢獄。いつの間にか私は牢獄に捕らえられていたのだった—。
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