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3−16 キリアンの質問
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「おい!キリアンッ!何をしている?!やめろっ!」
すると何故かユベールが物凄い剣幕でキリアンと私の前に割って入り、彼の手をはたき落とし、私の前に立ちはだかった。
「何だよ?ユベール。そんなにカッカする事はないだろう?単にレディーに挨拶しただけなのに」
「挨拶だけなら口ですればいいだけだ。わざわざ今のような挨拶をする必要は全く無いだろう?」
ユベールは何をカリカリしているのだろう?あんな挨拶は騎士の挨拶としては普通の事だと思うけど。
「あ、分かった…さてはお前、妬いてるんだな?」
キリアンがユベールをからかうように言う。まさか、ユベールが私に妬くはずがない。何故なら彼の恋する女性はジュリエッタなのだから。今は彼の好感度を下げないようにするのが精一杯だ。
「違う!彼女はアンリ王子の婚約者候補だ。だから馴れ馴れしい態度を取ってよいべき相手ではない」
「そういうお前はどうなんだ?お前の言葉を借りるなら、自分だってアンリ王子の婚約者相手にいくら買い物の付き合いだからといって2人きりで来ているのはどうかと思うがな?」
キリアンはまるでユベールをからかうかのような言い方をする。
「俺が買い物に付き添っているのは彼女の魔石探しの仲間だからだ。おまけに彼女は他の令嬢達とは違い、本物の魔力を持っているから魔石の隠し場所を当てる事が出来る為に他の令嬢たちから狙われているんだ。だから身を守る為に防御用のアイテムを買いに来ただけだ。何しろ彼女は武器や防具などはまるきり素人だからな。現に今日早速彼女が持っている魔石を奪おうと狙われてしまったんだ。俺が目を離してしまった隙きに」
「何だ?だったらお前が守ってやればいいだけだろう?確か魔石を探す時間は限られていたよな?その時間離れなければいいだけのことだろう?」
キリアンの言うことは最もだ。けれど…。
「ユベール様は元々アンリ王子の専属の騎士です。なので王子に呼ばれればすぐに仲間関係は解消することになっているのです。その為に自分の身を守るアイテムを探し求めに来たのです」
それだけではない。おそらくジュリエッタ嬢に呼ばれてもユベールは彼女の元へ行くだろう。
「!」
ユベールは目を見開いて私を見たが、今私が述べた話は事実なので反論すること無かった。しかし、その話を聞いて驚いたのはキリアンの方だ。彼は驚いたようにユベールを見た。
「おいおい…今の話は本当なのか?」
「…」
しかし、ユベールは視線をそらし、黙っている。
「その様子だと…どうやら本当の話みたいなようだな」
キリアンはため息を付くとユベールに言った。
「おい、お前自分で彼女の仲間だと認めたなら、仮にアンリ王子に命じられたなら断ればいいじゃないか?」
「何を言う?!そんな事出来るはずがないだろう?」
「だったら最後まで責任取れないなら彼女の頼みを引き受けなければ良かっただろう?」
何やら険悪な雰囲気になってしまったので、あわてて私は2人の間に割って入った。
「あの、私なら大丈夫ですから…ユベール様がアンリ王子の専属護衛騎士であることを知っていた上でお願いしたのです」
「そうなのか?しかし、そうなるともしユベールがアンリ王子の護衛騎士になったら君はどうするんだ?本当に後は1人で魔石探しをするつもりだったのかい?いつ奪いに他の誰かに狙われるかもしれないのに?」
「ええ、その為に…自分の身を守るアイテムを探しに来たのです」
「…」
ユベールは何を考えているのか、先程から黙って話を聞いている。
「何故、君は途中で離脱してしまうかもしれないユベールを仲間に望んだんだ?」
「そ、それは…」
とてもではないが理由は話せなかった。過去に置いて12回もの私の死にユベールが関わっているかもしれないこと、彼に殺されない為にユベールの好感度を上げるために近づいているという事を―。
すると何故かユベールが物凄い剣幕でキリアンと私の前に割って入り、彼の手をはたき落とし、私の前に立ちはだかった。
「何だよ?ユベール。そんなにカッカする事はないだろう?単にレディーに挨拶しただけなのに」
「挨拶だけなら口ですればいいだけだ。わざわざ今のような挨拶をする必要は全く無いだろう?」
ユベールは何をカリカリしているのだろう?あんな挨拶は騎士の挨拶としては普通の事だと思うけど。
「あ、分かった…さてはお前、妬いてるんだな?」
キリアンがユベールをからかうように言う。まさか、ユベールが私に妬くはずがない。何故なら彼の恋する女性はジュリエッタなのだから。今は彼の好感度を下げないようにするのが精一杯だ。
「違う!彼女はアンリ王子の婚約者候補だ。だから馴れ馴れしい態度を取ってよいべき相手ではない」
「そういうお前はどうなんだ?お前の言葉を借りるなら、自分だってアンリ王子の婚約者相手にいくら買い物の付き合いだからといって2人きりで来ているのはどうかと思うがな?」
キリアンはまるでユベールをからかうかのような言い方をする。
「俺が買い物に付き添っているのは彼女の魔石探しの仲間だからだ。おまけに彼女は他の令嬢達とは違い、本物の魔力を持っているから魔石の隠し場所を当てる事が出来る為に他の令嬢たちから狙われているんだ。だから身を守る為に防御用のアイテムを買いに来ただけだ。何しろ彼女は武器や防具などはまるきり素人だからな。現に今日早速彼女が持っている魔石を奪おうと狙われてしまったんだ。俺が目を離してしまった隙きに」
「何だ?だったらお前が守ってやればいいだけだろう?確か魔石を探す時間は限られていたよな?その時間離れなければいいだけのことだろう?」
キリアンの言うことは最もだ。けれど…。
「ユベール様は元々アンリ王子の専属の騎士です。なので王子に呼ばれればすぐに仲間関係は解消することになっているのです。その為に自分の身を守るアイテムを探し求めに来たのです」
それだけではない。おそらくジュリエッタ嬢に呼ばれてもユベールは彼女の元へ行くだろう。
「!」
ユベールは目を見開いて私を見たが、今私が述べた話は事実なので反論すること無かった。しかし、その話を聞いて驚いたのはキリアンの方だ。彼は驚いたようにユベールを見た。
「おいおい…今の話は本当なのか?」
「…」
しかし、ユベールは視線をそらし、黙っている。
「その様子だと…どうやら本当の話みたいなようだな」
キリアンはため息を付くとユベールに言った。
「おい、お前自分で彼女の仲間だと認めたなら、仮にアンリ王子に命じられたなら断ればいいじゃないか?」
「何を言う?!そんな事出来るはずがないだろう?」
「だったら最後まで責任取れないなら彼女の頼みを引き受けなければ良かっただろう?」
何やら険悪な雰囲気になってしまったので、あわてて私は2人の間に割って入った。
「あの、私なら大丈夫ですから…ユベール様がアンリ王子の専属護衛騎士であることを知っていた上でお願いしたのです」
「そうなのか?しかし、そうなるともしユベールがアンリ王子の護衛騎士になったら君はどうするんだ?本当に後は1人で魔石探しをするつもりだったのかい?いつ奪いに他の誰かに狙われるかもしれないのに?」
「ええ、その為に…自分の身を守るアイテムを探しに来たのです」
「…」
ユベールは何を考えているのか、先程から黙って話を聞いている。
「何故、君は途中で離脱してしまうかもしれないユベールを仲間に望んだんだ?」
「そ、それは…」
とてもではないが理由は話せなかった。過去に置いて12回もの私の死にユベールが関わっているかもしれないこと、彼に殺されない為にユベールの好感度を上げるために近づいているという事を―。
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