【完結】転生地味悪役令嬢は婚約者と男好きヒロイン諸共無視しまくる。

なーさ

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魔力査定

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魔力査定の日が近づいてきた。魔力査定は二年生と、四年生に実施するもので自分がどの魔力クラスなのか判定するものだ。魔力クラスには6段階あり、一番上がA二番目がBと決まっている。基本的に王族や公爵家などの貴族は魔法の遺伝子が強いので大抵Aクラス。まぁ例外もある。伯爵家などは大抵BかC。そして平民や男爵家子爵家がD、E、Fクラス。魔力査定はとても大事でこれで婚約が考え直しになったり王太子が決まったりする。そしていよいよ魔力査定の日がやってきた。身分順で呼ばれていく。水晶に手をかざすとクラスの色がうつる。Aクラスは紫。Bクラスは水色。Cクラスは青。Dクラスは黄色。Eクラスは緑。Fクラスはピンク。私はAクラス。ラルト様もメアリーもシルクもリオンもエドワードも。マリはFクラスだったらしい。ラルト様は舞踏会の日から話していない。まぁ婚約者に望んでいた婚約破棄を言い出してもらえて嬉しかったのだろう。いや~行動って大事だよね~
「酷いですっ不正をしてまでAクラスになりたかったんですか?」
「?」
「おまけに私をFクラスにして!横暴にも程があります!」頭悪いヒロイン登場。当然無視ですね!ってか盗作の一件でこれ以上変なことしたら退学ってわかんないのかな。
「マリ!何をしているんだ!」
「ラルト様…。ひっくひっくエミリー様が私の魔力を不正してFクラスにしてきたんです!」
「可哀想なマリ。エミリー。後で生徒会執務室に来てもらえるかな。これはお願いじゃない。この意味君はわかるはずだよ。」
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