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クリスマスの夜にー2
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決めたことだから。ラルト様を婚約者として無視するというのは一番最初に決めたから。それにラストを終わらせるのも決めたことだから。だから私はラルト様とマリがうまくいってても私は邪魔しないといけない。自分から断罪の火種を蒔きたくないんだけど。
「エミリー、ごめんね。」
「ううん。メアリーはアカト様と楽しんできて!」
「うん、お土産買ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
メアリーはクリスマスの誓いに行ってしまった。寂しくないといえば嘘になる。クリスマスを寂しくすごすでもそれをいうとメアリーが幸せになれないから。どうせ私は乙女ゲームのラストを終わらせてそのままどこかへやられるんだ。なのに寂しがってバカみたい…
「一人を選んだのは私だしね…」
「エミリー!」
「エドワード…」
「一人で何してるんだ?」
「雪を見てたの。」
「そうか…」
「ねぇエドワード?」
「なんだ?」
「エドワードは私がどこかに行ってもいい?」
「急に何言い出すんだ。」
「なんとなく。カトリーナの件もあって私って忘れてたけど公爵令嬢なんだな~って。」
「まぁな。ただお前がどこかに行ったら俺たちは寂しいな。お前は他の女みたいに擦り寄ってこないし何なら冷てえからな。」
「そう。ありがとう。ごめんね。よかったらお菓子食べてく?」
「お!いいねえ食べてく食べてく!」
「エミリー、ごめんね。」
「ううん。メアリーはアカト様と楽しんできて!」
「うん、お土産買ってくるね!」
「行ってらっしゃい!」
メアリーはクリスマスの誓いに行ってしまった。寂しくないといえば嘘になる。クリスマスを寂しくすごすでもそれをいうとメアリーが幸せになれないから。どうせ私は乙女ゲームのラストを終わらせてそのままどこかへやられるんだ。なのに寂しがってバカみたい…
「一人を選んだのは私だしね…」
「エミリー!」
「エドワード…」
「一人で何してるんだ?」
「雪を見てたの。」
「そうか…」
「ねぇエドワード?」
「なんだ?」
「エドワードは私がどこかに行ってもいい?」
「急に何言い出すんだ。」
「なんとなく。カトリーナの件もあって私って忘れてたけど公爵令嬢なんだな~って。」
「まぁな。ただお前がどこかに行ったら俺たちは寂しいな。お前は他の女みたいに擦り寄ってこないし何なら冷てえからな。」
「そう。ありがとう。ごめんね。よかったらお菓子食べてく?」
「お!いいねえ食べてく食べてく!」
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